外国人雇用(企業向け/日本語)

グローバルなファンを増やす 株式会社Gaudiy

G Talent/GitTapでは、グローバル人材の採用を通じて、多くの企業様を支援させていただいております。エンジニアの採用がますます困難になる中、注目されているのが「グローバル採用」です。しかし初めての取り組みで、なかなか導入まで踏み切れない企業様も多いのではないでしょうか。本特集では「グローバル採用の実情」や「活用のための取り組み」を、グローバル採用の先進企業にインタビュー。グローバル採用をご検討中の企業様に、ご参考いただければ幸いです。第14回目となる今回は株式会社Gaudiyの杉村様にお話を伺います。(これまでの記事はこちら)「ファンと共に、時代を進める。」 をミッションに掲げ、 生きがいが連鎖する社会の実現を目指すWeb3スタートアップ―貴社の事業内容について教えてください。Gaudiy(ガウディ)は、「ファンと共に、時代を進める。」 をミッションに掲げ、誰もが “好き" や “夢中" で生きていける新しい経済圏「ファン国家」の実現を目指すWeb3スタートアップです。ファン国家とは、私たちが独自に名付けたもので、共通の“好き”や“夢中”を通じて形成されるコミュニティの中で、人々が共創を通じて生み出す新しい価値の貢献に応じて、なめらかな価値分配が循環していく経済圏を指しています。夢中になれることが新しい仲間とのつながりを生み、コミュニティが人の好奇心や創造性をかき立て、また人がコミュニティを育てる――私たちが目指すのは、そうした「好きなこと」を中心に連鎖するコミュニティの好循環を生み出すことです。ブロックチェーンやAI技術をはじめとする先進的なテクノロジーを駆使しながら、“好き”や“夢中”を価値に変え、生きがいが連鎖する社会を実現するべく、日々、力を注いでいます。現在、Gaudiyは、主にエンターテインメント領域において、「Gaudiy Fanlink(ガウディファンリンク)」、「MyAnimeList(マイアニメリスト)」、「Gaudiy Financial Labs(ガウディフィナンシャルラボ)」の3つの事業を展開しています。1つ目のGaudiy Fanlinkは、IP(知的財産コンテンツ)独自のファンコミュニティ構築を支援する、ファン共創型のコミュニティプラットフォームです。ファンの熱量や貢献を評価・還元するエコシステムを構築することで、IPとファンが共創する世界をつくるための支援を提供させていただいています。2つ目のMyAnimeListは、12億件以上の視聴・読書ビッグデータを有する、世界最大級のアニメ・マンガコミュニティサイトです。世界240の国と地域に1950万人以上の会員がおり、日本のアニメやマンガに関する情報、レビュー、ランキングを閲覧・投稿できるほか、各会員が視聴・購読した作品のリストを管理できます。作品を軸に、グローバルのファン同士がつながりを深め、日本発IPの価値を世界に拡げていくために、このコミュニティサイトの運営を担っています。3つ目のGaudiy Financial Labsは、Web3時代の新しい金融インフラサービスです。既存の金融システムでは評価されづらかった、ファンの熱量や貢献を「経済の価値」に変え、あらゆる価値が循環する、持続的なファン経済圏の創出を目指して、リリースに向けた準備を進めているところです。―外国籍社員を採用するきっかけは何だったのでしょうか?2025年9月現在、社員123名のうち、約10%が外国籍メンバーで、スウェーデン、中国、インド、フィリピンなど、出身国はさまざまです。14名体制のAIチームにおいては外国籍メンバーが半数を占めています。社員約12名に1人が外国籍メンバーですが、意識して外国籍メンバーを採用していたわけではありません。どちらかというと、弊社が求める人材像にマッチしたのが、たまたま海外出身の方だったという感じです。2023年の4月に社内でAIチームが立ち上がったことから、LLM(大規模言語モデル)と生成AIにおけるスキル・経験と仕事に対する情熱をあわせ持つ優秀な人材を積極的に採用するようになりました。その結果として、自然な流れで外国籍メンバーが増えてきたというのが現状です。その中には、マンガやアニメなど、「日本ならではのカルチャーが好き!」という方が多くいます。弊社が展開するエンターテインメント領域の事業と親和性が高く、最初の段階で興味を持ってもらいやすい傾向にあったことも、採用がうまく進んだ一因であると感じています。疑問に思うことを言葉にする外国籍メンバーは、多くの気づきを与えてくれる存在―外国籍社員を採用するメリットはどんな点にありますか?外国籍メンバーは、疑問に思ったことをきちんと言葉にして伝えてくれるので、気づきを得る場面がとても多いです。自分たちが当たり前と思ってやってきたことに対して、「なぜ、するのですか?」と聞かれるたびに、改めて考えさせられます。一例として、オンボーディングを担当している日本人メンバーの話をご紹介したいと思います。弊社の勤務形態は、全社的にリモート、フルフレックスとなっていますが、月1回の出社推奨日を設けています。その日は、可能なかぎり、全メンバーで顔を合わせてミーティングを行った後、懇親会を行う流れになっているのですが、「それは、本当に意味があることなのですか?」と、ある外国籍メンバーから聞かれたのだそうです。日本人同士なら、特に説明をしなくても受け入れてもらえる一方、外国籍メンバーに対しては、出社を推奨する意図や背景などをロジカルに伝えた方が、より納得感をもって参加してもらいやすいと感じるとのことでした。「なぜですか?」と咄嗟に聞かれたことに対して、ロジカルに説明するのは、なかなか難しいものだと自身も実感しています。しかし同時に、そうしたコミュニケーションの中で得る学びも多いです。「じゃあ、次からはこんな説明を追加してみよう」といったアイデアを思いつくこともあれば、制度自体を見直す議論に発展するケースもあります。その意味でも、外国籍メンバーが投げかけてくれる率直な疑問や意見は、とてもありがたいですね。多様性に富むメンバーと共に働くことで、弊社が掲げるビジョンに対しても、自分たちのあるべき姿をより明確に描くことができるようになったと思っています。―その逆に、苦労したことや大変だったことはありますか?AIチームのみ、英語を話せる日本人メンバーが多いので、英語でコミュニケーションを図り、必要に応じて、日本語で話すという感じになっていますが、基本的に、社内公用語は日本語です。それゆえ、日本在住で日本語を話せる方を採用条件のひとつとして設けさせていただいています。日本企業での就業経験が長い方や日本のカルチャーに馴染みのある方、日本語能力試験のN1を取得された方など、採用に至った外国籍メンバーは、日本語でのコミュニケーションが問題なく行える方ばかりです。とはいえ、「込み入った話になると、日本語での聞き取りが難しく感じることがある」、「会話はできるけれど、読み書きは苦手」というメンバーも中にはいます。言語面においては、やはり会社として整備していく必要があるので、試行錯誤を重ねながら、最善策を少しずつ見出しているところです。例えば、毎週開催している全社の定例ミーティングでは、オンラインコミュニケーションツールの字幕機能を活用しています。この機能を使うと、ミーティング中にリアルタイムで英語字幕を表示させることができますが、ツールによっても、その精度に差があるようでした。そこで、外国籍メンバーに協力を仰ぎ、より精度の高いものを選ぶために見比べてもらいました。普段のコミュニケーションには、Slackを使用しています。ワンクリックでメッセージを自動翻訳できる機能を活用することで、スムーズに意思疎通を図ることができています。一方、全社の定例ミーティングで使うアジェンダや資料については、このミーティングの運営を担うメンバーが旗振り役となって、日本語版、英語版の両方を用意するようにしています。各自メンバーが作成したドキュメントについても、日本語で書いたものは英語に翻訳し、英語で書いたものは日本語に翻訳するという風に、翻訳を徹底して行い、必要なメンバーに共有することを呼びかけ、弊社の文化として少しずつ根づかせているところです。また、これは外国籍メンバーに限らず、全メンバーに対して行っていることですが、語学力のスキルアップを自主的に図りたいという希望者には、学習にかかる費用を一部補助する形で会社が支援しています。日本語のスキルアップに関わる外部の講演に参加したいという外国籍メンバーもいれば、「英語は全く話せないけれど、外国籍メンバーともっと柔軟にコミュニケーションを取れるようになりたいので、英語学習プログラムで学びたい」という日本人メンバーもいて、さまざまです。グローバルな視点からの提案、自然に生まれた協力体制―外国籍社員の採用後に得られた効果や変化について教えてください。外国籍メンバーが疑問に思ったことを言葉で伝えてくれるという、先ほどの話にもつながることをひとつ共有させていただこうと思います。Slackに自動翻訳機能が付加される以前は、アメリカ国旗のスタンプを押すと、英語の翻訳文がスレッドに流れるという仕組みを導入していました。すると、インド出身のメンバーから、「英語を使う国は、アメリカに限らないと思う。英語はグローバルな公用語だから、地球儀のアイコンなどに変えた方がいいのでは?」という意見が寄せられました。細かいことかもしれませんが、確かにその通りだと思い、アイコンを変更しました。このように、グローバルな視点から物事を見つめて、自分たちでは気づけなかったことに気づき、提案してもらえるのは非常に貴重なことだと感じています。―G Talentを導入いただいたご感想をお聞かせください。日本在住の外国籍のLLMエンジニア・生成AI関連のエンジニアを採用することになった時、G Talentのコンサルタントの方が、インサイトの仮説検証を一緒に行ってくださり、大変ありがたかったと、私の前任者から聞いております。「日本に来ているということは日本のエンタメに興味があるのではないか?」、「グローバル展開・グローバルメンバーが多いのは刺さるのではないか?」という2つの仮説を立て、検証を行った結果、概ね仮説は正しかったことが分かったそうです。コンサルタントの方が求職者の方々にヒアリングを重ねてくださる中、「Gaudiyの尖った独特のカルチャーやビジョンは敬遠されるのではなく、興味を持ち、聞いてみないと分からないから聞いてみたい」という予想外の反応があり、カジュアル面談にも繋がりやすかったとのことでした。その結果、2ヶ月で4名もの外国籍メンバーの採用が決まり、そのうち3名はG Talentからのご紹介で、内定承諾も100%という素晴らしい結果となりました。現在、この3名を含む計5名の外国籍エンジニアが、G Talent経由でご縁をいただき、入社に至ったメンバーです。この人数は、弊社に在籍する外国籍メンバーの約3割を占めています。2年にも満たない比較的短い期間に、これだけ多くの優秀な人材を採用できたのは、他ならぬコンサルタントの方のおかげです。特にクロージングの段階で、非常に丁寧に伴走していただけるので、大変助かっています。例えば、採用候補者の方からの条件面に関するご要望に対して、応えられる部分と応えられない部分が出てくることがあります。そうした時にコンサルタントの方は、「こんな風にお伝えすれば、納得していただけると思います」とアドバイスしてくださいます。また、「内定承諾を得るためには、こうした情報がもう少しあるといいと思うので、ご準備いただけませんか?」とご提案していただくこともあります。採用候補者の方ごとに、きめ細やかにサポートしてくださるので、ありがたいかぎりです。大切なのは、国籍ではなく、気の合う仲間として働けるかどうか―今後の展望についてお聞かせください。弊社は、創業時よりエンターテインメントの力と先端テクノロジーを掛け合わせ、グローバル市場に向けた新たな価値創出を目指してまいりました。徐々に外国籍メンバーが増え、組織の規模も拡大する中、組織としてもグローバル化を図っていくことは必然的な流れだと思っています。これまでは日本語が話せて、日本のカルチャーにも理解のある外国籍の方に的を絞って、採用活動を行ってきました。しかし、中長期的には、海外在住のフルリモートで働く外国籍メンバーを迎え入れるフェーズが訪れ、さらなる拡大を図っていくことも予想されます。今後は、そうした多様な人材を受け入れられる文化を醸成しながら、Gaudiyの核をぶらすことなく、組織運営を行える体制を築いていきたいと考えています。直近では、オフィス移転を検討中で、出社方針についても議論を重ねているところです。前半でもお伝えしたように、弊社の勤務形態は全社的にリモート、フルフレックスで、各自のライフスタイルに合わせて柔軟に働ける環境が備わっています。その一方、同じ空間で顔を合わせて働く方が、生産性が向上する場合もあるので、さまざまな要素を加味しながら、今後の方針を決めていく予定です。―最後に、外国人人材の採用を検討されている企業の方にメッセージをお願いします。「結局、国籍ではなく、気の合う仲間として働けるかどうかが重要だ」と、外国籍メンバーの一人が言っていました。これを聞いた時、私は深く共感しました。弊社では、アニメやマンガ、ゲームなど、日本のエンターテインメントが好きという共通点のあることが、国籍を越えたチームワークの基盤になっていることを強く感じています。皆さまの企業においても、“気の合う共通の部分”のようなものがあるとすれば、チームとしてうまくやっていくことができるのではないかと思います。自身の経験から申し上げると、働く環境やツールの整備などは、入社した後からでもできることですし、状況に合わせて改善を図ることができます。「外国籍の方だから、難しいのでは?」と気負わずに、まずは共に働く仲間として受け入れる体制を築いていくことに意識を向けることをおすすめしたいです。インタビューを終えて海外ITエンジニアと気が合う働く仲間として重視していることが印象的だった株式会社Gaudiy。組織の中長期的な成長のために、外国籍人材採用を検討している企業様は、ぜひ本記事をご参考いただければ幸いです。G Talent/GitTapでは、企業様のグローバル人材採用をご支援しております。各サービスの詳細は、下記バナーからご覧いただけます。またエンジニア採用の悩み、グローバル採用のコツなどございましたら、お気軽にご相談ください。

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【見逃し配信】外国籍エンジニア採用の基準を明確に。スキルと日本語の最適バランスとは?

「優秀な外国籍エンジニアを採用したいが、日本語の壁が…」「技術力は高いのに、日本語が理由で採用を見送るのは正しいのか?」多くの人事担当者様や開発責任者様が、外国籍ITエンジニアの採用において、この「スキルと日本語のバランス」という課題に直面しています。この課題に具体的な解決策を提示するため、先日開催し大変ご好評をいただいたウェビナー「外国籍ITエンジニア採用『黄金バランス』の見つけ方」のアーカイブ動画を、この度オンデマンドで限定公開いたします。アーカイブ動画視聴のお申し込みなぜ今、外国籍エンジニア採用の「基準」を見直すべきなのか?経済産業省のデータによると、日本では2030年までにIT人材が最大で80万人不足すると予測されています。その一方で、IT業界で働く外国籍人材はこの10年間で約3倍に増加しており、企業の開発力を強化する上で重要な存在となっています。しかし、採用現場では多くの課題が存在します。日本語のコミュニケーション能力の差報連相など、日本独自の文化や価値観との違いビザ取得・更新の煩雑さ生活やキャリア形成の不安からくる定着率の不安定さこうした課題を乗り越え、採用を成功させるための具体的なヒントがこの動画には詰まっています。この動画で学べること:明日から使える「黄金バランス」の作り方本ウェビナーでは、外国籍人材紹介事業の責任者であるビズメイツ株式会社の大塚 義光さんが、豊富な支援実績を元に、採用のミスマッチを防ぎ、成功確率を上げるための具体的な手法を解説します。採用課題の全体像を把握する日本のIT人材不足の現状と、外国籍エンジニア採用におけるコミュニケーション、文化、定着率といった具体的な課題を整理します。ポジションごとに求める日本語レベルを再設定する全ての職種で画一的に高い日本語レベルを求める必要はありません。例えば、PMや顧客折衝のあるシステムエンジニアは高い日本語力が求められますが、SREやデータサイエンティストは技術を重視し、日本語要件を緩和することが可能です。このようにメリハリをつけることで、採用の母集団を大きく広げることができます。外国籍えンジニアの「本音」を理解する技術職のエンジニアは、「なぜ技術力より日本語力が重視されるのか?」「意味が通じるなら細かい文法は問題ないのでは?」と感じています。このギャップを理解し、技術力を正当に評価する姿勢が採用成功の鍵となります。ミスマッチを防ぐ求人票・面接の具体例を知る「一次面接は英語可、最終面接は日本語」「日本語スキル:JLPT N2以上(ビジネス会話・読み書きが可能)」のように、求人票やエージェントへの依頼文で日本語要件を具体的に明記する方法を解説します。アーカイブ動画視聴のお申し込みこんな方におすすめです外国籍エンジニアの採用基準が曖昧で、評価に悩んでいる人事・採用責任者様日本語能力を理由に、優秀な候補者の採用を見送った経験があるCTO・VPoE様開発チームのグローバル化を推進したいが、採用後のコミュニケーションに不安がある方採用コストや定着率に課題を感じている経営者様まとめ:採用の新たな可能性を見つけるために本ウェビナーは、単なる精神論ではなく、職種ごとの日本語必要レベルの判定や、求人票への具体的な記載例など、すぐに実践できるノウハウが中心です。以下のフォームからお申し込みいただければ、2営業日以内に視聴URLをお送りします。ぜひ、貴社の採用戦略のアップデートにお役立てください。アーカイブ動画視聴のお申し込み

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スキルか、日本語か?外国籍エンジニア採用「黄金バランス」の見つけ方

GTalentとGitTapが主催する無料オンラインウェビナーのお知らせです。【イベント概要】「N2以上は必須」「流暢な日本語が話せること」ーー。外国籍エンジニアの採用において、無意識に日本語レベルのハードルを上げていませんか?その結果、本来採用すべき優秀な技術力を持つエンジニアを、書類選考の段階で見送ってしまっているケースが後を絶ちません。本ウェビナーでは、採用担当者や技術マネージャーが陥りがちな「日本語レベルへの過度な期待」という課題に焦点を当てます。なぜ「スキル」を最優先すべきなのかを論理的に解説し、開発現場で本当に必要とされる日本語レベルと、採用候補者のスキルを的確に見抜くための具体的なフレームワークを提示します。感覚的な採用基準を脱却し、データとロジックに基づいた採用戦略を構築するためのヒントが満載です。お申し込みはこちらから【こんな方におすすめ】・外国籍エンジニアの採用基準(特に語学力)が曖昧な方・書類選考で、日本語レベルを理由に候補者を不採用にした経験がある方・採用した外国籍エンジニアとのミスマッチに悩んでいる技術部門のマネージャー・より多様で強力な開発チームを構築したいと考えている採用責任者 【開催概要】開催日時:9月18日(木)17:00~18:00参加費:無料開催形式:オンラインお申し込みはこちらから【登壇者紹介】GTalentディレクター 大塚 義光2017年にコンサルティングファームに入社。2018年にはチームリーダに昇格し、戦略人事としての採用活動、キャリアカウンセリング、SaaS分野のセールスプロモーションを牽引しました。2020年よりマネージャーとして人事部門を統括。国内の製造業・IT業界の人材支援および事業パートナーとの協業を推進しています。事業戦略に沿った人材戦略の策定から組織開発、インパクトのある人事施策の実行までを一貫して得意としています。 【注意事項】・お申し込みいただいた人数が上限になった場合は、応募終了とさせていただきます。・開催人数は20名程度を予定しています。・同業者や営業目的のイベント参加はご遠慮ください。・身元が分からないまたは参加目的が不適切と判断した場合は、運営側からキャンセルさせていただきます。・当イベントの内容およびスケジュールは、予告なく変更となる場合がありますので、予めご了承ください。・ブログやSNS等で当イベントに関する発信を行う際は、公序良俗に反する内容のないよう、ご協力をお願します。・運営の状況によりスケジュール、内容は変更となる場合があります。・性別/性的指向/障害の有無/人種/宗教/年齢/容姿/体格/技術の選択に関わりなく、誰もが気持ちよく参加できるようにご協力ください。・イベント参加時に入力いただいた情報は、以下に基づき扱います。ビズメイツ株式会社 プライバシーポリシーお申し込みはこちらから

転職・キャリア開発ナレッジ

日本企業における外国人エンジニアの市場価値は?求人の探し方も紹介

近年日本で働く外国人エンジニアの数は増えており、日本企業における外国人エンジニアの市場価値は高いと言えます。では、どうして外国人エンジニアの市場価値が高いのでしょうか。今回は、日本企業における外国人エンジニアの市場価値について実態や理由について解説していきます。外国人エンジニアが自分にあった求人を探す方法も併せて紹介するので、日本で外国人エンジニアとして働きたいと考えている方は必見です。日本企業における外国人エンジニアの市場価値を知り、自分の価値に見合った就職先を見つけましょう。日本の就職先にお悩みの方は、外国人エンジニアに特化した求人エージェントの『G Talent』をご利用ください。日本企業における外国人エンジニアの市場価値は高い日本ではIT人材の不足が深刻化しており、経済産業省が2019年に発表した「IT人材需要に関する調査」ではIT需要構造が変化したことによりIT人材が不足していると報告されています。報告書によれば、2018年のIT人材不足数は22万人、2019年には26万人、2020年には30万人のIT人材が不足すると報告されており、2030年には約41万人〜79万人のIT人材が不足する見通しです。今後IT化がどのように進むかにもよりますが、日本のIT人材不足は非常に深刻であることが分かります。IT人材不足を補うために注目が集まっているのが、外国人ITエンジニアの採用です。厚生労働省が公開している「外国人雇用状況の届出状況」によれば、外国人エンジニアが日本で就労するために必要なビザである「専門的・技術的分野の在留資格」を取得して働く外国人エンジニアの数は年々増加し、市場価値が高まっているようです。2021年には394,509人が上記のビザを所有して日本で就労しており、前年と比較して9.7%の増加となりました。2014年と2019年の5年間を比較すると、2014年に同じ在留資格で就労していた外国人数は147,296人であったのに対し2019年は329,034人となっており、5年間で2.2倍の増加を記録しています。日本でのIT人材不足は現在も続いている背景から、今後も外国人エンジニアの市場価値が高まると予想できます。参考:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(令和3年 10 月末現在)/厚生労働省日本企業で働く外国人エンジニアの出身国は?厚生労働省の「外国人雇用状況」によれば、IT業界などの情報通信業に占める外国人エンジニアの出身国は東アジア・東南アジアが上位です。1位が中国、2位は韓国と続き、3位ベトナム、4位アメリカと上位3カ国は東南アジアの国が占めます。フィリピンやネパールやインドネシア、ブラジルやペルーから日本企業で働いている外国人ITエンジニアも少なくありません。このことから、国の種類は関係なく世界各国のITエンジニアの市場価値が高いということがわかります。参考:「外国人雇用状況」の届出状況表一覧(令和3年10月末現在)/厚生労働省外国人エンジニアの市場価値が高い理由日本企業において外国人エンジニアの市場価値が高い理由は、以下の5つです。日本企業ではエンジニアが不足している即戦力となる優秀なエンジニアを求めている日本人にはない発想を取り入れられる社内を活性化できる海外進出をサポートしてもらえる市場価値が高い理由①|日本企業ではエンジニアが不足している多くの日本企業では、深刻なエンジニア不足が問題となっています。特に日本ではIT教育の遅れが深刻であり、世界では5〜10年前から導入されているプログラミングやIT教育が、日本では2021年に小学校での必修化が始まりました。つまり、日本のIT教育はほかの国のより5年以上遅れているのです。教育の遅れも、日本人のエンジニアが不足している一つの要因です。日本でのエンジニア不足を解消するために、外国人ITエンジニアの市場価値が高まっています。参考:日本は遅れてる?海外のプログラミング教育の現状!/コエテコ市場価値が高い理由②|即戦力となる優秀なエンジニアを求めている日本の多くの企業では即戦力となる優秀なエンジニアを求めているため、外国人エンジニアの市場価値が高まっています。多くの日本企業では、新卒の学生を大量に採用し自社で時間をかけて育てる仕組みが採用されていました。一方、世界の教育機関では大学卒業と同時に即戦力に引けを取らない優秀な人材が育成されています。たとえば、メルカリでは2019年に採用した新卒エンジニアの9割がインドをはじめとした外国人エンジニアでした。インド出身の学生の中には、インド最高峰の名門IT大学であるITTを卒業後優秀な人材として採用されたエンジニアもいます。ベトナムのように、独自のIT人材育成政策展開している国もあります。 労働力が低下している日本で優秀な人材を奪いあうよりも、世界に目を向けたほうが即戦力となる人材が見つかりやすいのが外国人エンジニアの市場価値が高い理由の一つです。参考:メルカリの新卒エンジニア9割が外国人、インドの次はどの国から採る?/DIAMOND online市場価値が高い理由③|日本人にはない発想を取り入れられる外国人エンジニアは日本人にはない発想やアイデアを持っており、ITトレンドのキャッチアップが速いのも市場価値が高いポイントです。外国人エンジニアが日本企業に持ち込む世界のトレンドや発想があることで、情報網や仕事の選択肢が広がります。海外で当たり前に利用されているシステムがサービスは日本にはまだ存在せず、日本人では思いつかないものもあります。日本人では考えつかない全く別の角度から案を出す可能性があるため、新商品・サービス開発のきっかけになるかもしれません。参考:外国人ITエンジニア採用のメリットと注意点!/MichaelPage市場価値が高い理由④|社内を活性化できる外国人エンジニアと一緒に働くことで、社内の活性化になるのも市場価値が高い理由です。多くの外国人エンジニアは仕事の成果にシビアであり、タイトな納期や開発条件でも優れたパフォーマンスを発揮してくれます。成長意欲が強いエンジニアも多いため、外国人エンジニアと共に働くことで、日本人社員に対する刺激にもなるでしょう。外国人エンジニアは異なる文化や価値観を社内に持ち込んでくれるため、これまで慣習で行っていた非効率な作業をより合理的な方法へシフトチェンジできることもあります。異なる価値観に触れることで、柔軟で多様な組織づくりが可能です。参考:不安だった初めての外国人採用、今は“日本人職員に刺激を与える存在”に。活躍の鍵は「安心して仕事ができる環境づくり」/Touch! PERSOL市場価値が高い理由⑤|海外進出をサポートしてもらえる外国人エンジニアを採用することで、自社のサービスを海外展開する際の架け橋になるといった市場価値の理由もあります。縮小している日本マーケットだけでなく、世界へ進出したいと考える企業は少なくありません。現地を知らない日本人だけでプロジェクトに取り組むのではなく、リアルな市場を知り海外の言葉を理解できる外国人エンジニアの存在は大きな支えとなります。参考:外国人労働者を採用するメリット6つ|採用する時の注意点も紹介/株式会社オープンアップITエンジニア外国人エンジニアが自分に合った求人を探す方法外国人エンジニアが市場価値の高い日本企業で求人を探す方法には、以下の3つがあります。外国人エンジニアに特化した求人サイトを利用する外国人向け求人エージェントを利用する外国人エンジニアを募集している企業を検索する外国人エンジニアに特化した求人サイトを利用する日本にはさまざまな求人サイトがありますが、一般的な求人サイトは企業の掲載数が多いため外国人エンジニアが働ける求人を探すのが難しいです。市場価値の高い外国人エンジニアが働ける求人を効率的に探したい方は、外国人エンジニアの就職に特化した求人サイトを利用してみましょう。優秀な外国人エンジニアを採用したい企業が登録しているため、情報収集の時間と手間を省き多くの企業にリーチが可能です。外国人エンジニアに特化した代表的な求人サイトには、『GitTap』が挙げられます。500以上のグローバル企業の求人が登録されているため、自分の希望にあった仕事内容を見つけることができます。登録すると企業からスカウトが届くこともあるので、まずは無料登録から始めてみましょう。外国人向け求人エージェントを利用する日本で初めて求人活動を行う方は、仕事探しだけでなく日本でのキャリア設計や面談練習、ビザ取得などのサポートが必要になるかもしれません。そのような方には、求人サイトではなくさまざまなサポートを行う求人エージェントの利用がおすすめです。求職者それぞれのスキルや適性を判断し、それにあった企業を紹介してもらうことができます。ほかの国とは違う日本独自の履歴書や面談のサポートもお任せください。外国人エンジニアにおすすめの求人エージェントは、『G Talent』がおすすめです。300社以上の厳選された優良企業のみが登録されており、登録者は日本語面接レッスンを無料で行えます。IT業界に精通したバイリンガルアドバイザーがサポートするので、お気軽にご登録ください。▼『G Talent』への無料登録はこちらから外国人エンジニアを募集している企業を検索する求人サイトや求人エージェントを使わなくても、外国人エンジニアを募集している企業を検索して自分でリーチすることも可能です。日本のIT企業では自社で採用サイトを準備していることもあるので、直接応募すれば転職エージェントを通す手間が省けます。この場合、企業と直接のやりとりをすべて自分で行わなければいけません。日本で働くためには就労ビザが必要なので、企業がどの程度サポートをしてくれるのか確認しておきましょう。参考:転職は直接応募が有利なの?メリット・デメリットを知っておこう!/イーキャリアFA 外国人エンジニアが日本企業で働く前に確認すべき3つのこと外国人エンジニアにとって日本企業は市場価値が高いものの、日本企業で快適に働き続けるためには以下のポイントを注意しなければいけません。日本企業で働くためには就労ビザが必要になる基本的な日本語は話せる必要がある価値観や文化の違いを知っておく日本企業で働くためには就労ビザが必要になる外国人エンジニアが日本で働くためには、就労ビザが必要です。就労ビザにはいくつかの種類があり、外国人エンジニアは「高度専門職」や在留資格「技術・人文知識・国際業務」のうち「技術」を取得すると、日本で働くことができます。それぞれのビザを取得するためには条件があります。書類の準備期間や申請してから審査が終わるまでに2〜3ヶ月程度が必要になるため、内定から入社までの時期にビザが取得できるように準備を進めておきましょう。参考:外国人労働者のエンジニア就労ビザ取得/就労ビザ申請サポート大阪基本的な日本語は話せる必要がある日本企業で快適に働くためには、基本的な日本語は習得しておく必要があります。同じチームメンバーとのコミュニケーションや顧客との商談に参加する際に、基本的な日本語が必要となるからです。ITの専門用語やビジネスシーンで良く使われる単語を日本語で覚えておく程度でも、日々の業務で役立ちます。ただし、一部のIT企業では英語が社内公用語になっていたり外国人エンジニアと日本人エンジニアのコミュニケーションを助けるブリッジ人材が雇われていたりと、外国人エンジニアが日本をあまり理解できなくても働ける環境づくりが行われています。心配しすぎることはないですが、最低限の日本語やマナーは学んでおいて損はないです。参考:英語公用語化でエンジニア採用応募者が激増 IT企業が見出した、グローバルに働く秘訣/logmiBiz価値観や文化の違いを知っておく日本と海外では異なる文化や価値観があることを知っておくと、カルチャーショックを受けずに日本で働くことができます。たとえば、海外では積極的に発言や提案をし間違いを恐れずに新しいことに挑む態度が評価されますが、日本ではあまり自分の意見を主張せずに上司の指示に従って業務することを求められる環境もあります。ビジネスシーンにおいて価値観や文化の違いは多くあるため、いちいちショックを受けないように違いを理解しておきましょう。参考:異文化理解のメリットとは?異文化理解の必要性や注意点も紹介/Bizmates Blog外国人エンジニアの市場価値は高い!自分にあう職場を見つけよう本記事では、日本企業における外国人エンジニアの市場価値を解説しました。日本企業における外国人エンジニアの市場価値は上昇傾向にあり、日本で働く外国人エンジニア数も増加しています。外国から優秀なエンジニア人材を雇い入れる動きは今後も加速するでしょう。日本で自分にあった企業を見つけたい外国人エンジニアの方は、外国人エンジニア採用に特化した求人エージェントの『G Talent』がおすすめです。バイリンガルコンサルタントが外国人採用に積極的な日本企業と外国人ITエンジニアのマッチングを支援し、日本でのキャリア・スタートを応援します。日本でのキャリアに興味があるITエンジニアの方は、ぜひ『G Talent』をご利用ください。

外国人雇用(企業向け/日本語)

外国人エンジニアの採用で知っておきたいメリット・デメリットとは?

近年、さまざまな理由から外国人エンジニアの採用が注目を集めています。しかし、外国人エンジニアを採用するにはメリットだけでなくデメリットも存在するため、採用後のギャップを防ぐためにもメリット・デメリットを詳しく知っておくことが大切です。今回は、外国人エンジニアの採用が増えている理由や外国人エンジニア採用のメリット・デメリット、後悔なく外国人エンジニアを採用するポイントについて解説していきます。外国人エンジニアの採用を検討している企業の方は、メリット・デメリット以外にも情報収集を行いましょう。外国人エンジニアのための転職サービスである『G Talent』が運営する『G Talent Blog』では、外国人エンジニアを採用した企業の紹介や、外国人エンジニアの採用ポイントについてさまざまな情報が掲載されています。企業のリアルな声を知ることもできるので、今回の記事とあわせてぜひ一度参考にしてみてください。外国人エンジニアが企業から注目されている理由近年、多くの企業から外国人エンジニアの採用が注目を集めている理由には以下の2つが挙げられます。日本人エンジニアの不足グローバルな事業を円滑に展開するためそれぞれの理由を詳しく見ていきましょう。日本人エンジニアの不足日本ではITエンジニアの人材不足が顕著です。優秀な日本人エンジニアが圧倒的に不足しているため、外国から優秀な人材を雇うことで不足を補っています。有名な例をあげれば、楽天やメルカリで働く多くのエンジニアが外国人材です。2018年はメルカリの新卒エンジニアの9割が外国人人材であり、楽天では2012年に社内公用語を英語に設定し、2014年に採用された開発職社員の約8割が外国人でした。参考:メルカリの新卒エンジニア9割が外国人、インドの次はどの国から採る?/DIAMOND onlineグローバルな事業を円滑に展開するためグローバルな事業を円滑に展開するにも、外国人人材の存在は不可欠です。外国人エンジニアと一緒にグローバルなチームを構築できれば、海外の最新技術やITトレンドをいち早くキャッチアップできます。外国人労働者と共に海外進出や、海外の顧客に向けたサービスの構築・展開も狙うことができ、グローバルな事業を円滑に進められます。参考:人材不足を解消!外国人エンジニアの採用方法と採用のメリット・デメリット/採用係長の採用アカデミー外国人エンジニアを採用する企業側のメリット企業側にとって、外国人エンジニアを採用するメリットは以下の3つです。外国人エンジニアの採用メリット①|国籍を問わない優秀なエンジニアの確保外国人エンジニアの採用メリット②|グローバルな開発環境の発展・構築外国人エンジニアの採用メリット③|交流を通して社内の活性化が期待できる外国人エンジニアの採用メリット①|国籍を問わない優秀なエンジニアの確保日本だけでなく世界中に採用のターゲットを広げることで、優秀な人材の採用確率を高めることができます。日本人のエンジニア数は不足しているため、国内の優秀な人材を探すよりも効率的に優秀な人材を確保できるのが大きなメリットの一つです。参考:外国人エンジニアを採用するメリットとデメリットーおすすめの採用手法も/xseeds Hub外国人エンジニアの採用メリット②|グローバルな開発環境の発展・構築外国人エンジニアを採用すれば、社内で展開している事業を海外向けに発展・構築がしやすくなります。外国人エンジニアが海外の最新技術やトレンド、日本人では思いつかないような発想を社内に持ち込んでくれ場合があるからです。将来的に、国内向けに事業展開してきたサービスを海外向けにし、グローバルな事業に乗り出す際にも外国人人材は活躍してくれます。参考:海外エンジニア採用|メリットとデメリット、採用方法をくわしく解説/GALK外国人エンジニアの採用メリット③|交流を通して社内の活性化が期待できる異なる文化や価値観を持つエンジニアと一緒に働けば、チームに新しい刺激が加わります。日本以外で働き、生活してきた経験を聞くことで、チームの好奇心のスイッチもオンになるでしょう。外国人エンジニアとの交流を通じて、同じエンジニアチームだけではなく、社内全体の活性化も期待できます。従業員のやる気やアイデアを引き出すきっかけになるかもしれません。参考:外国人エンジニア採用~メリットから定着まで完全解説~/connect job外国人エンジニアを採用する際のデメリット・注意点外国人エンジニアの採用にはさまざまなメリットがありますが、デメリットも存在するため外国人人材の採用を検討している場合は理解しておきましょう。外国人エンジニアを採用する際のデメリットや注意点は以下の3点です。外国人エンジニアの採用デメリット①|日本文化にマッチしない可能性外国人エンジニアの採用デメリット②|コミュニケーション面のコスト外国人エンジニアの採用デメリット③|就労ビザの取得手続きが必要それぞれの詳しいデメリットの内容を見ていきましょう。外国人エンジニアの採用デメリット①|日本文化にマッチしない可能性外国人エンジニアを採用する大きなデメリットの一つが、文化の違いです。外国人の優秀なエンジニアを採用できても、日本の文化とマッチせず意思疎通がうまくいかなければ仕事が進まず非効率になる場合があります。さらに、日本以外では転職を複数回行いキャリアアップするのが一般的であるため、海外の人材マーケットから日本企業で働いてもらう際には転職や就労の文化の差も理解してもらわなければいけません。外国人エンジニアの場合、魅力的な職場環境やスキルアップができる経験ができなければ別の企業に転職されてしまうかもしれない転職サイクルも理解しておきましょう。参考:外国人技術者とは?取り入れるメリット・デメリットや採用のコツまで徹底解説!/RISE for Business外国人エンジニアの採用デメリット②|コミュニケーション面のコスト外国人エンジニアが日本語を理解できない場合は、外国人エンジニアと日本人エンジニアの間を取り持つ人材の確保が必要になったり、外国人エンジニアに日本語を覚えてもらったりするためのコストが発生します。言語だけでなく異文化理解における対応も必要なケースもあり、日本人エンジニアを採用するよりもコストがかかるのが外国人エンジニアを採用するデメリットの一つです。参考:外国人エンジニア採用時の注意点とは?海外のメンバーを管理できる最新ツールを紹介/VoicePing外国人エンジニアの採用デメリット③|就労ビザの取得手続き外国人が日本で就労するためには就労ビザの取得が必要です。日本で就労可能なエンジニアとして受け入れてもらえるビザ取得には、出入国管理及び難民認定法(入管法)で定められた要件を満たし、申請書類を不備なく揃えて審査を受けなければならないなどの手続きが発生します。ビザの種類も、特定技能1号や2号に加え「エンジニア」として在留資格を取得するものがあります。ビザが無事に発行された後も、就労ビザには活動できる期間が定まっているので、失効してしまわないように手続きが必要です。外国人エンジニアを採用する場合には、就労ビザ取得の手間や、弁護士や行政書士に相談するコストが発生することがデメリットとなります。参考:【永久保存版】特定技能とエンジニアの違い~ベトナム人の受入れや直接雇用する前に~/株式会社Joh Abroad後悔のない外国人エンジニア採用のためのポイントせっかく外国人エンジニアを採用するのであれば、メリットとデメリットを理解した上で後悔なく円滑に採用をすすめたいものです。ここからは、外国人エンジニアの採用を成功させるポイントを3つ紹介します。日本国内ではなく世界規模での業務の賃金を把握する外国人エンジニアと日本人エンジニアの架け橋となる人材も併せて採用する会社側が日本の労働文化にとらわれないようにする日本国内ではなく世界規模での業務の賃金を把握する日本のエンジニアが不足している理由の一つとして、日本におけるエンジニアの賃金が外国と比べて低く設定されていることが挙げられます。特にアメリカやヨーロッパと比較すると2倍程度の格差があるため、外国人エンジニアからすれば日本の企業で働くことはデメリットに感じるかもしれません。外国人エンジニアを採用する場合は、作業内容や技術に見合った報酬を支払うためにも世界水準の賃金を把握しましょう。世界標準の報酬を支払うことができれば、優秀な人材が確保でき、長く働いてくれる理由にもなります。参考:【外国人向け】日本で働くエンジニアの給料事情と高収入を得るための方法[グローバルエンジニア2]/Fellowship外国人エンジニアと日本人エンジニアの架け橋となる人材も併せて採用する日本語の話せない外国人エンジニアを採用することに、積極的でない企業もまだまだ多いです。しかし、それではいつまでたっても優秀な外国人材を雇い入れることはできません。言語の壁が心配であるのならば、英語でコミュニケーションが取れるブリッジ人材を合わせて採用しましょう。ブリッジ人材とは、外国人人材と日本人人材の間に入る橋渡しをする人材のことです。言語だけでなく、日本の就労文化やコミュニケーション方法などさまざまなギャップを埋めてくれる役割があります。参考:ブリッジ人材の役割と必要性|海外進出における課題と人材採用のコツ/Talent Clip Times会社側が日本の労働文化にとらわれないようにするIT業界やエンジニアの労働環境では、出社が必要ないリモートの働き方や複数社と契約して業務をするパラレルキャリアが認められている場合があります。日本古来の労働文化に囚われ、リモート環境の整備や柔軟な働き方への理解が遅れてしまうと、優秀な人材から見放されてしまうかもしれません。優秀な外国人エンジニアの獲得のためには、柔軟な働き方を広げることが大切です。参考:外国人エンジニアを採用するメリットとデメリット【需要と日本語】/グローバル採用ナビ外国人エンジニアを採用する方法外国人エンジニアの採用にはメリット・デメリットどちらも存在しますが、優秀なエンジニアを確保するためにも外国人エンジニアを雇いたいと考える方は多いのではないでしょうか。外国人エンジニアの具体的には採用方法には、以下の4つが挙げられます。自社サイトのリクルートページで募集する外国人エンジニアのSNSからアプローチする外国人エンジニアに特化したエージェントに相談する外国人エンジニアに特化した求人サイトを活用する自社サイトのリクルートページで募集する自社独自の採用サイトを用意することで、リクルートページから外国人の人材を募集できます。ただし、この方法は外国でも名の知れた企業でのみ獲得率が高いです。名の知られていない企業であれば、そもそもリクルートページすら見られない可能性も多くあります。リクルートページで採用活動を行う場合、英語での情報記載や採用の問い合わせに対する返答を英語で回答するなどコミュニケーションコストがかかることも理解しておきましょう。優秀な外国人エンジニアを確保するためには、外国人エンジニアにとって魅力的な待遇を準備することも大切です。参考:【外国人採用】応募者が集まらないときに見直したい自社求人サイト/YOLO WORK外国人エンジニアのSNSからアプローチする外国は日本よりも転職の文化が発達しているため、転職用のSNSであるLinkedInのプロフィールページを充実させているエンジニアが多いです。LinkedInを利用すれば自社が求める人物像にマッチするエンジニアを見つけ、直接アプローチすることが可能です。ただし、この方法でも自社で外国人とのコミュニケーションがとれる人材を用意したり就労ビザの手配をしたりといったコストがかかる点に気をつけましょう。参考:LINKEDINで外国人エンジニアを採用するには?/ONETECH外国人エンジニアに特化したエージェントに相談する外国人エンジニアの採用に特化したエージェントに相談することで、企業にあった外国人エンジニアを効率よく採用することが可能です。ほとんどの転職エージェントは日本で働くことに興味のある外国人エンジニアのデータベースや就労ビザ取得のノウハウを持っているため、これまで外国人採用の実績がない企業は相談することで悩みや問題を解決することができるでしょう。ただし、エージェントを利用する場合には採用が決定した際にエージェントに支払うコストが発生します。採用の予算を考慮し、転職エージェントの利用を検討しましょう。参考:採用手法として転職サイトを使う際のメリット・デメリットとは/株式会社アールナイン外国人エンジニアに特化した求人サイトを活用する採用のための予算が少ない場合には、外国人エンジニアに特化した求人サイトを利用するのがおすすめです。転職エージェントを利用するよりも低コストで採用活動を勧められ、多くの外国人エンジニアにリーチできるといったメリットがあります。『GitTap』は、外国人エンジニアに特化した求人サイトです。グローバル環境で働きたい外国人エンジニアが多く登録しているため、初めての外国人エンジニア採用をお考えの企業様はぜひ一度ご登録を検討ください。専門性のある外国人エンジニア求人なら『G Talent』外国人エンジニアの採用をお考えなら、外国人IT人材に特化した転職エージェントの『G Talent』をご利用ください。『G Talent』はIT技術者やバイリンガルの即戦力外国籍ITエンジニアにフォーカスしているため、効率よく優秀な外国人エンジニアを獲得できます。就労ビザやコミュニケーションのサポートも行なっているため、初めて外国人エンジニアを採用する企業でも安心です。外国人エンジニアを採用するメリット・デメリットを把握し、事業拡大を目指そう!この記事では、外国人エンジニアを採用する際に知っておきたいメリットとデメリットをご紹介しました。外国人エンジニアを採用することで、国籍を問わず世界中から優秀な人材が確保できグローバルな事業展開の架け橋になるなどメリットがあります。しかし、日本文化との違いに気を配ったりコミュニケーションコストがかかったりするなどのデメリットもあるので注意が必要です。今回紹介した外国人エンジニア採用時のポイントを押さえ、後悔のない採用活動をしましょう。 外国人エンジニアの採用を検討している方は、外国人ITエンジニアに特化した転職エージェント『G Talent』をご利用ください。日本で働きたい外国人ITエンジニアの就職・転職活動をバックアップしている『G Talent』では、IT知識が豊富なバイリンガルコンサルタントが企業とエンジニアのマッチングを力強くサポートします。