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【採用担当者向け】採用ミスマッチを防ぐ!外国籍ITエンジニアが定着する「戦略的採用・育成」の極意

労働人口の減少が加速し、日本国内では「1年間で和歌山県の人口が消滅する」ほどのスピードで人手不足が進んでいます。特にIT・エンジニア領域での人材確保は、企業の存続を左右する最重要課題です。しかし、「採用してもすぐにやめてしまう」「現場でのコミュニケーションがうまくいかない」といった課題を抱えている企業も少なくありません。本ウェビナーでは、外国籍人材採用のプロフェッショナル2名が登壇し、「採用ミスマッチを招く根本原因」から「入社後のパフォーマンスを最大化させる育成戦略」まで、現場のリアルな知見を余すことなくお届けします。このような方におすすめです外国籍エンジニアの採用を検討しているが、何から手を付けなければいいかわからない過去に採用したものの、早期離職や現場での不和に悩んだ経験があるジョブ型雇用や海外人材のキャリア観を正しく理解し、組織変革に繋げたい採用後の日本語教育や定着支援の具体的な手法を知りたいお申し込みはこちらから開催概要オンライン開催:2026年1月21日(水)12:30~13:30アーカイブ配信:2026年1月28日(水)17:00~18:00形式:オンライン・無料ウェビナーの主な内容(全3部構成)【第1部】なぜ採用はうまくいかないのか?~よくある失敗と海外の常識~海外人材のキャリア観とジョブ型のリアル採用ミスマッチが定着を阻む根本原因とは?【第2部】成功に導く「採用戦略」の描き方経営戦略から紐解く採用戦略の構築「離職を防ぐリーダー」に必要なスキル加速する労働人口減への対策【第3部】採用後のパフォーマンスを最大化する「育成戦略」「話せる」だけでは不十分な理由。ビジネス日本語の重要性即戦力化を加速するオンライン日本語研修の活用法日本特有の「情緒的な部分」をどう育成に組み込むかご参加で得られる3つの成果隠れコストの解消育成を怠った場合の「隠れコスト(離職による損失)」を定量的に理解できます。戦略の獲得定着から逆算する採用要件の作り方など、「海外の当たり前」を理解した採用戦略が分かります。即戦力化現場の負担を減らし、パフォーマンスを最大化する「ビジネス日本語」教育の活用法を知ることができます。お申し込みはこちらから登壇者紹介株式会社セレッジ CEO 菅野 直純氏2004年から海外人材採用事業に携わり、中国最大の人材総合サービス企業での駐在経験も持つ。アジア圏からIT・理系高度人材採用支援において豊富な実績を有し、自治体や大学でのセミナー登壇も多数。株式会社ビズメイツ GTalent責任者 大塚 義光氏IT・製造業を中心に、採用戦略の提案から外国人求職者のキャリア支援まで一気通貫で対応。単なる採用にとどまらず、多文化共生を前提とした組織づくりと定着支援の仕組みづくりに注力している。

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【テンプレート付】外国人エンジニア(IT・機電)の履歴書完全ガイド|年収アップとキャリア形成

日本での就職・転職を成功させたい外国人エンジニアにとって、「履歴書(Rirekisho)」と「職務経歴書(Shokumu-keirekisho)」の準備は避けて通れません。 「日本の履歴書はフォーマットが厳しくて面倒だ」と感じていませんか?しかし、この書類は単なる手続きではありません。あなたの技術力を正当に評価させ、年収交渉を有利に進めるための重要な「武器」になります。 この記事では、日本のIT・メーカー企業へ数多くのエンジニアを紹介してきたG Talentが、以下のポイントを解説します。IT・機電エンジニア特化: 採用担当者が見ている評価ポイント無料テンプレート: そのまま使えるExcelフォーマット日本独自の給与事情: ボーナスやみなし残業の仕組みと、年収の上げ方日本語の敬語や形式への不安を解消し、あなたのスキルに見合ったキャリアを手に入れましょう。なぜ日本でのエンジニア転職に「日本式の履歴書」が必要なのか技術力だけでは不十分?日本企業が重視する「信頼性」日本の採用現場において、GitHubのリポジトリやポートフォリオが重要であることは間違いありません。しかし、それらはあくまで「技術力(Hard Skills)」の証明です。日本の企業、特に大手メーカーやSIer(システムインテグレーター)は、技術と同じくらい「信頼性」と「定着性」を重視します。「日本のビジネス習慣に適応できるか?」「長期的に働いてくれるか?」という懸念を払拭するのが、正しくフォーマットされた履歴書(Rirekisho)の役割です。形式を守ることは、単なるマナーではなく、「私は日本のビジネスカルチャーを理解し、尊重しています」という強力なメッセージになります。ITだけでなく「機電(メカ・エレキ)」エンジニアの需要が急増中昨今、日本市場ではWEB・ソフトウェアエンジニアだけでなく、機電(メカニカル・エレクトリカル)エンジニアの需要が急増しています。ロボティクス、自動車、半導体製造装置などの分野で世界をリードする日本のメーカーは、グローバルな知見を持つエンジニアを求めています。こうした伝統ある企業ほど、きちんとした書類選考を重視する傾向があります。正しい履歴書を用意することは、世界的な日本メーカーへのキャリアパスを開く第一歩です。【違いを解説】履歴書と職務経歴書の役割欧米では「Resume」や「CV」一つで済むことが多いですが、日本では役割の異なる2つの書類が必要です。1. 履歴書(Rirekisho)= あなたの「人柄と信頼」を証明する目的: 基本的なプロフィール確認内容: 氏名、住所、学歴、職歴(期間と社名のみ)、資格フォーマット: JIS規格などの定型フォーマット(ほぼ固定)2. 職務経歴書(Shokumu-keirekisho)= あなたの「技術と実績」を証明する目的: 技術スキルのアピール内容: プロジェクト詳細、開発環境(言語・フレームワーク・OS)、チーム規模、担当工程フォーマット: 自由形式(エンジニア特有の書き方がある)エンジニアにとって、職務経歴書はコード(Code)を証明する場所であり、履歴書は人格(Character)を証明する場所だと考えてください。 ※職務経歴書の書き方については、こちらの記事を参照してください。【テンプレート付】外国人IT・機電エンジニアの職務経歴書の書き方完全ガイド|年収アップの秘訣【Excel無料ダウンロード】エンジニア用・履歴書テンプレートまずは、以下のボタンから標準的な履歴書のフォーマットをダウンロードしてください。パソコンで編集しやすいExcel形式です。フォーマットをダウンロードrirekisho_format.xlsx – 31 KB※Excel形式のフォーマットになります。Pro Tip: 履歴書を作成したら、PCの中に眠らせておくのはもったいないです。「GitTap(ギットタップ)」 は、日本で働きたい外国人ITエンジニアに特化したスカウト型転職プラットフォームです。作成したプロフィールや書類をGitTapにアップロードしておけば、日本のテック企業から直接スカウト(面接オファー)が届く可能性があります。採用率を上げる!外国人エンジニアのための履歴書の書き方ここからは、ダウンロードしたテンプレートを使って、各項目の書き方を解説します。1. 基本情報(Basic Information)氏名(Name): 在留カードやパスポートの表記通りに記入します。採用担当者が読みやすいよう、カタカナでのフリガナも必ず付けましょう。写真(Photo): 日本では写真が必須です。自撮り(Selfie)は絶対にNGです。清潔感のあるシャツやジャケットを着用し、無背景の場所で撮影した写真を使いましょう。IT企業やスタートアップではカジュアルでも許容されますが、「清潔感」は必須です。住所・連絡先: 日本在住の場合は現在の住所を都道府県から記入します。ビザ(在留資格): 備考欄などに、現在のビザの種類(例:技術・人文知識・国際業務)と在留期限を明記しておくと、採用担当者が安心します。2. 学歴・職歴(Education & Work History)このセクションは時系列の「タイムライン」です。学歴: 原則として高校卒業以降の履歴を記入します。職歴: 入社・退社の年月を正確に記入します。※エンジニアの場合、ここで細かい技術スタックを書く必要はありません(それは職務経歴書に書きます)。「会社名」「所属部署(開発部など)」「入社・退社」をシンプルに記載してください。空白期間(Gaps): 職歴に空白期間がある場合、面接で必ず突っ込まれます。留学や語学学習など、ポジティブな理由があれば準備しておきましょう。3. 免許・資格(Licenses & Qualifications)語学資格: 日本語能力試験(JLPT N1〜N5)、TOEIC、TOEFLなどのスコアと取得年月を記入します。技術資格(IT): AWS認定(Solutions Architectなど)、Google Cloud認定、Cisco(CCNA/CCNP)、Salesforce認定資格、PMPなど。技術資格(機電・ハードウェア): 自動車整備士、機械設計技術者試験、CAD利用技術者試験、電気主任技術者など。 ※母国で取得した資格でも、関連性が高ければ記入しましょう。その際、カッコ書きで(Equivalent to [Japanese License Name])と補足すると親切です。ポイント: 資格名称は必ず「正式名称」で記入してください。略称(例:AWS SAA)ではなく、正式名(AWS Certified Solutions Architect – Associate)を書くことで、プロフェッショナルな印象を与えます。4. 志望動機・本人希望欄(Motivation & Requests)志望動機: 履歴書のスペースは限られています。「なぜ日本なのか」「なぜその会社なのか」を簡潔に2〜3行でまとめましょう。詳細なアピールは職務経歴書や面接で行います。通勤時間: 日本在住の場合は記入します。海外在住の場合は空欄または「N/A」で構いません。本人希望記入欄: 原則として、ここには「貴社規定に従います(I will comply with your company regulations)」と記入するのが日本のビジネスマナーです。給与や待遇への具体的な希望(「年収800万円以上希望」など)をここに書いてしまうと、「扱いにくい候補者」と思われるリスクがあります。条件交渉は、内定直前またはエージェントを通じて行うのが鉄則です。※ただし、「ビザの関係で完全リモートワークが必要」など、どうしても譲れない条件がある場合は記載しても構いません。あなたの市場価値はもっと高いかもしれません履歴書の準備ができたら、次は企業選びです。「自分のスキルで、日本企業ならいくら貰えるのか?」気になりませんか?【選択肢1:企業からスカウトを受け取る】GitTap(ギットタップ) にプロフィールを登録しておけば、あなたの履歴書を見た企業のCTOや採用担当者から直接オファーが届きます。まずは登録して、市場の反応を見てみましょう。 [GitTapに登録する(無料)]【選択肢2:プロに相談して高待遇を狙う】一般の求人サイトには載っていない「非公開求人」や、ハイクラスな案件を探すなら、GTalent のコンサルタントにご相談ください。あなたの希望に合った企業を厳選してご紹介します。[G Talentに転職相談する(無料)]【重要】日本の給与システムと年収交渉の真実日本で働く際、多くの外国人エンジニアが戸惑うのが独自の「給与システム」です。ここを理解していないと、オファー金額を見て「思ったより低い」と誤解したり、損をしてしまうことがあります。1. 月給だけではない?「ボーナス」と「理論年収」日本の正社員の給与は、多くの場合「月給(Monthly Salary)× 12ヶ月」だけではありません。夏と冬の「ボーナス(賞与)」が含まれるケースが一般的です。例: 月給40万円でも、ボーナスが年間4ヶ月分あれば、年収は640万円(40万×16)になります。求人票を見る際は、月給だけでなく「想定年収(Theoretical Annual Income)」を確認することが重要です。2. 「みなし残業代(Fixed Overtime Pay)」とはIT企業でよく見られる制度です。例えば「月給に40時間分の残業代を含む」とある場合、40時間以内の残業であれば追加の支払いは発生しません(給与に含まれているため)。これは「サービス残業(無賃労働)」とは異なり、合法的な制度です。しかし、40時間を超えた分は追加で支払われる契約になっているか、必ず確認しましょう。3. エージェント経由の方が年収交渉しやすい理由日本の文化では、候補者が直接企業に対して「給与を上げてください」と強く主張することは、場合によってはマイナスな印象(協調性がない等)を与えるリスクがあります。転職エージェント(G Talent)を利用する最大のメリットは、「あなたの代わりにプロが年収交渉を行える」ことです。「この候補者は他社から○○万円のオファーが出ています」といった客観的な事実に基づき、角を立てずに好条件を引き出すことが可能です。よくある間違い(Common Mistakes)優秀なエンジニアでも、書類の些細なミスで「日本語力が低い」「注意力が散漫」と判断されてしまうことがあります。以下の3点に注意してください。1.西暦と和暦の混在日本には「令和(Reiwa)」などの和暦と、西暦(2025年など)があります。履歴書の中ではどちらかに統一しましょう。外国人エンジニアの場合は、間違いの少ない西暦(2025年など)で統一することをおすすめします。2.パソコン作成 vs 手書きかつて日本は手書き文化でしたが、現在はIT・機電エンジニアであればパソコン(Excel/Word/PDF)作成が推奨されます。PCで作成することで、基本的なITリテラシーや効率性をアピールできます。3.証明写真のクオリティ繰り返しになりますが、スナップ写真や自撮りの切り抜きは避けてください。証明写真アプリを使って背景を白や青にするか、駅にある証明写真機を利用しましょう。まとめ:書類選考を突破して理想のキャリアへ日本の履歴書(Rirekisho)は、形式が多く面倒に感じるかもしれません。しかし、これはあなたが日本のテック業界、あるいは世界に誇る日本のものづくり産業で活躍するための「パスポート」です。正しい書き方をマスターし、テンプレートを活用すれば、決して難しいものではありません。準備が整ったら、次のステップへ進みましょう。「待ち」の転職活動: GitTap に履歴書をアップロードして、企業からのスカウトを待つ。 [GitTap公式サイトへ]「攻め」の転職活動: G Talent に登録して、非公開求人の紹介や、年収・ビザの相談をする。 [G Talent公式サイトへ]あなたの日本でのエンジニアキャリアが、素晴らしいものになることを応援しています。

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外国人エンジニアが日本企業で求められる専門性のレベルとは?

外国人エンジニアが日本で働く場合、専門性のレベルが高ければ高いほうが条件の良い企業に出会うことができます。しかし、求められる専門性のレベルがどれくらいか気になる方も多いのではないでしょうか。今回は、外国人エンジニアが日本企業で働く際に求められる専門性のレベルを解説します。専門性のレベルだけでなく、外国人エンジニアに求められやすいスキルや日本企業で働くために外国人エンジニアがやるべきこと、勉強内容などについても併せて紹介します。専門性を持つ外国人エンジニアが日本で活躍できる場面は多くあるため、高いレベルのスキルや専門性を習得して日本で活躍できるITエンジニアに成長しましょう。希望の条件にあった企業をに転職したい方は、転職エージェントの『G Talent』の利用がおすすめです。ハイキャリアの外国人エンジニアに特化した転職エージェントであり、日本で活躍するためのさまざまなサポートを行います。外国人エンジニアが日本企業で求められるIT専門性のレベルは?まずは、外国人エンジニアが日本企業で求められる専門性のレベルを以下の項目に分けて解説していきます。求められるITの専門性①|プログラミングスキル求められるITの専門性②|業界知識求められるITの専門性③|開発環境ソフトの操作スキル求められるITの専門性④|全般的なITスキルそれぞれの専門性で必要なレベルは、働く企業やポジションによっても異なります。あくまで目安として、日本企業で働く際に必要な専門性のレベルを参考にしてみてください。求められるITの専門性①|プログラミングスキル外国人エンジニアに求められる重要な専門性の一つが、プログラミングのスキルです。プログラムやシステム、アプリの開発現場で、実際に働けるスキルを身につけておく必要があります。学習時間に換算すれば、おおよそ1000時間以上の勉強が必要です。プログラマーやシステムエンジニアとして即戦力として働くためには、実務経験が3年程度あることが望ましいとされています。日本で働き始める前に、自国で最低でも1年〜3年程度の業界経験があることで即戦力として日本企業でも就労が可能です。ただし、日本の有名なIT企業では未経験の外国人エンジニアを新卒として採用する動きもあります。大学時代に実績を残しておくことで、未経験や専門性のレベルが高くなくても日本のIT企業に就職できる可能性はあります。参考:プログラミングの勉強時間はどれくらい?おすすめの勉強方法についても紹介/QUREOプログラミング教室求められるITの専門性②|業界知識IT業界の知識は、技術のトレンドを抑えておく専門性としても必要不可欠です。IT業界はトレンドが移り変わりやすいため、多くの企業が注目度の高い技術を活用するアイデアを日々求めています。日本では海外で流行している新しい技術を取り入れて他社に抜きん出たいと考えている企業も多いため、日本で働く外国人として自国や世界のトレンドを日本企業に持ち込めると喜ばれる可能性が高いです。日本における有名なIT企業の情報をある程度把握し、就職する企業の競合となる企業のサービスなどを学んでおくと入社後に役立つでしょう。参考:ITの知識とは?IT業界へ就職を目指す学生に向けて徹底解説/レバテックルーキー求められるITの専門性③|開発環境ソフトの操作スキルシステム開発技術やソフトウェア開発技術、それぞれの操作方法も、エンジニアが求められやすい専門性の一つです。日本企業がわざわざ外国人のエンジニアを採用するのは、日本に優秀なエンジニアが少なく海外から即戦力となる人材を起用したいからです。そのため、入社後には開発環境ソフトの操作は当然できるものとして、プログラミングやシステム開発の業務を実施する場合が多いです。参考:ITエンジニアに必要な基礎スキル47|おすすめの勉強法を紹介!/.NET Column求められるITの専門性④|全般的なITスキルどんな企業やポジションであっても、エンジニアである以上ITに関する基本的な専門性やPCスキルは習得しておく必要があります。ソフトウェア・ハードウェア、ネットワークやセキュリティといった知識を持っておくと良いでしょう。外国人ITエンジニアは、自分の専門分野に関してかなり高い専門性を持っている反面、自分の専門分野以外の作業や、仕事に関わる前工程・後工程の作業は行えないといったムラがある場合もあります。日本では自分の業務に関わる工程の業務は一通り行わなければならない場合もあるので、ITに関する幅広い知識が役立つ場面もあるでしょう。参考:外国人の雇用やビザ申請でお困りの企業様へ/就労ビザ申請サポート池袋ITスキル標準(ITSS)のレベル評価についてITスキルの証明には、経済産業省が策定したIT人材の専門性を可視化するための体系であるITスキル標準(ITSS)の活用がおすすめです。IT人材が現在保有している専門性やスキルを数値化し、どの専門性やスキルが足りていないのか、今後強化する必要がある専門性やスキルを明確化します。日本の企業によっては、スキル評価だけではなく人事考査にITSSを活用しているケースもあるため、日本での就労を考える外国人ITエンジニアとしてITSSの存在はチェックしておきましょう。ITSSには7段階のレベルがあり、ITパスポート試験(ITSSレベル1)や基本情報技術者試験(ITSSレベル2)、応用情報技術者試験(ITSSレベル3)と紐付けられています。職種はマーケティングや、セールスから、ITアーキテクト、ITスペシャリストなど全11種類の職種に分かれています。参考:ITスキル標準(ITSS)とは?【スキルマップ】職種・レベル一覧/kaonavi外国人エンジニアが日本企業で求められるその他の専門性ITの専門性以外にも日本企業が外国人エンジニアに求める専門性には、以下の3つが挙げられます。コミュニケーションスキル語学スキル論理的思考力コミュニケーションスキルITエンジニアは、開発のメンバーや顧客とのミーティングなどコミュニケーションをとらなければならない場面が多いです。相手の意向を理解したうえで、自分の意見を伝える高度なコミュニケーション能力が求められます。基本的な日本語のスキルやビジネスマナーを習得しておき、上司や顧客に失礼のないようにしておきましょう。日本語でITの専門用語やビジネスシーンで良く使われる単語を覚えておくと、仕事をスムーズに進めることができます。参考:日本で外国人がITエンジニアになるには?必要なスキルや会社の選び方[グローバルエンジニア2]/Fellowship語学スキル日本で就労する労働者として、一定レベル以上の日本語能力は身につけておいて損はないです。働くポジションによっては日本語能力はさほど重視されずITスキルのみが求められるケースもありますが、日本語の能力があることで将来マネジメントのポジションに就くことができたり顧客との商談に参加できたりといったチャンスも広がるでしょう。JLPT(日本語能力テスト)を受験することで、日本語のレベルを可視化することができます。ただし、日本語ができないからといって心配しすぎる必要はありません。現在、日本人のエンジニア不足から多くの中国人や韓国人、ベトナム人エンジニアといったエンジニアがIT企業で外国人採用されています。優良なIT企業では外国人エンジニアと日本人エンジニアの間をつなぐブリッジ人材が雇用されている場合が多く、言語やコミュニケーション面でサポートしてもらえることが多いです。そのような企業では、就労ビザの申請サポートが専門家を通じて行われていることもあります。日本で働くためには、「技術・人文知識・国際業務」の在留資格や高度専門職のビザが必要になるため、ビザサポートがある企業での就労ができると、手厚いサポートが受けられ、申請の手間が省けます。参考:【外国人ITエンジニアの採用】成功させるために必要なポイントと手続きは何?/就労ビザ申請サポート池袋論理的思考力IT業界は感覚でなく数字やデータに基づく業務が多いため、エンジニアにとって論理的に考える能力は非常に重要です。高い論理的思考力があることで、トラブルの原因を突き詰めて考えることができたり根拠を基に物事を考えたりすることができます。参考:グローバルエンジニアとは?【種類や求められる能力など詳しく解説します】/グローバル採用ナビ必要な専門性のレベルに達するために外国人エンジニアがやるべきこと日本企業で求められる専門性のレベルに達するために、外国人エンジニアがやるべきポイントは以下の3つが挙げられます。プログラミングの勉強をする自分でプログラムやアプリを開発する日本語や英語を勉強する本項目では、それぞれの学習内容について解説します。プログラミングの勉強をする多くの日本企業は外国人エンジニアに即戦力を求めているため、入社後すぐに戦力になるためにもプログラミングを勉強しておきましょう。日本企業が外国人のエンジニアを採用したい理由は、日本国内に優秀なIT人材が少ないためです。高いレベルの専門性を持っていると、採用される確率が高くなります。プログラマーとして就労経験がなくても、学生時代に実績を上げることで外国人エンジニアが新卒採用される例もあります。たとえば、大手IT企業であるメルカリの2019年の新卒採用の社員は、約9割が外国人でした。参考:メルカリの新卒エンジニア9割が外国人、インドの次はどの国から採る?/DIAMOND online自分でプログラムやアプリを開発するプログラミング学習の一環として、自分でプログラムやアプリの開発するのもおすすめです。自分でプログラムやアプリを開発した経験は、就職活動の際にはポートフォリオとして提出することも可能です。参加したプロジェクトの詳細やチームをまとめた経験、開発に使用した言語や環境も記載した作品集を作成しておくことで、自分のスキルや人となりを効率的に企業に伝えることができます。参考:優秀なエンジニアの採用成功に近づける6つのステップをプロが解説!/採用スマートナビ日本語や英語を勉強する日本でエンジニアとして活躍するためには、日本語や英語の学習も欠かさず行っておきましょう。日本でほかのエンジニアや顧客とコミュニケーションを取るには、最低限の日本語は欠かせません。日本の企業でよく使われるIT用語やビジネスで使用するフレーズを覚えておくと、コミュニケーションに役立ちます。日本のIT企業では、外国人の受け入れを促進するために社内公用語を英語に設定している企業があります。英語が母語ではない場合は、日本語だけでなく英語の学習を進めておくと役立つ場面が多いです。参考:【外国人向け】日本で働くために覚えておきたい仕事で役立つ日本語[グローバル2]/Fellowshipハイレベルな専門性を持つ外国人エンジニアは日本で多くの活躍の場があるハイレベルな専門性を持つ外国人エンジニアは、日本で多くの活躍の場があります。特に日本で活躍できる可能性が高いエンジニアの職種には、以下の5種類が挙げられます。システムエンジニアテクニカルサポートITコンサルタントプロジェクトリーダープロジェクトマネージャーシステムエンジニア日本には、外国人エンジニアが働けるシステムエンジニアの就職先が多いです。日本語レベルはビジネスレベル以上を求められる場合もありますが、年収は600万円以上が相場でスキルや経験によっては1,000万以上のオファーがでる開発職もあります。勤務地もさまざまで、東京や大阪の首都圏に加え地方都市やフルリモート・フレックスタイム制で働ける求人もあり、柔軟な働き方ができる職場環境も期待できます。参考:3倍に増えた外国人ITエンジニアの背景や採用状況を解説/G Talent Blogテクニカルサポートテクニカルサポートとは、ITに関するハードウェアやソフトウェアの問い合わせに対応する仕事です。全世界で共通のインフラを使用しているため、日本語と英語に対応できる外国人エンジニアはグローバルに展開するネットワーク事業部やインフラ運用・保守の部門で需要が高いです。テクニカルサポートのレベルにもよりますが、運用や保守ができる初級レベルのITスキルがあれば働ける可能性があります。日本や英語でのコミュニケーション力が問われるだけでなく、ほかの国にもネットワークやインフラが使用されている場合は、中国語や韓国語、ベトナム語やスペイン語といった現地の言語能力があることで高く評価されます。参考:テクニカルサポートの仕事とは? 魅力から厳しい一面まで実態を解説/PORTキャリアITコンサルタントITコンサルタントとは、クライアント企業のIT戦略を行う仕事です。年収は700〜1,000万円以上が相場で、フレックスタイムやリモートワーク制度がある求人もあります。ITコンサルタントとして就労するためには、システム構築やマネジメントの経験、従事する業界での就労経験などが必要です。そのため、ITコンサルタントとしての経験やIT業界に精通していることが求められます。参考:【ITコンサルタントとは】激務?学歴や資格は必要?未経験OK?仕事内容や年収も解説!/CAREER Knockプロジェクトリーダー関わるプロジェクトに必要となるIT技術に関する知識やスキル、業務経験に加え、高いコミュニケーション能力が問われるのがリーダー職の特徴です。職種によっては、日本人のエンジニアを統括したり、見積もりや工数の管理をしなければならなかったりすることもあります。そのため、チームをまとめるスキルだけでなく日本語や英語などの高い語学力も必要です。参考:プロジェクトリーダーとは?仕事内容や必要なスキル、おすすめ資格を紹介/株式会社システムイングレータプロジェクトマネージャープロジェクトマネージャーは、プロジェクトリーダーと同じく開発言語や開発環境の知識やスキルに加え、マネジメント力やコミュニケーション能力が問われる仕事です。顧客の要望を聞き取りプロダクトに落としこむ作業を担当するなど、プロジェクトリーダーより豊富な経験ができます。700〜1,000万円以上の求人があり、フルリモート・フレックスタイムで自立して働ける環境が準備されていることもあります。関わる業界での就労経験や新しい知識に対する好奇心、チーム一眼となって働くのが好きな方は、ぜひ日本でプロジェクトマネジメントの職に挑戦してみてください。参考:外国人エンジニアの給与とは|相場額を把握し適切な金額設定を行おう/SunWellsハイレベルな専門性を持つ外国人エンジニアは『G Talent』を利用しようこの記事では、外国人エンジニアが日本企業で働く際に求められる専門性のレベルについて解説しました。外国人エンジニアは、高いレベルのITスキルに加えて語学のスキルやコミュニケーションスキルも求められます。プログラミングの学習を進め実際にアプリやプログラムを開発することで、日本での就労チャンスを獲得しましょう。日本語や英語の学習も忘れずに行うと、幅広いキャリア形成の機会が広がります。『G Talent 』は、外国人ITエンジニアに特化した転職エージェントです。IT知識が豊富なバイリンガルコンサルタントが、日本で働きたい外国人ITエンジニアの就職・転職活動を力強くバックアップしています。日本でシステムエンジニアやテクニカルサポート、コンサルタント、マネジメント職として働きたい方は、ぜひ『G Talent』の利用をご検討ください。