日本で働くITエンジニアの休日の過ごし方

現代社会において、日々急速な進化を遂げているIT業界。その最先端の知識・技術を駆使し、ITエンジニアとして日頃から忙しく働いている方々が、どのような休日の過ごし方をしているのか。また、趣味はあるのかなどを日本でITエンジニアとしての働く外国人エンジニアのみなさんにご紹介していきます。

ITエンジニアの働き方改革は進んでいるのか

一億総活躍社会の実現に向けて、2019年4月から本格的に動き出した「働き方改革」。IT業界においても、働く環境を向上させるべく、労働時間の適正化や、テレワーク、副業・兼業、フリーランスといった柔軟な働き方を取り入れた“ワーク・ライフ・バランス”の実現に注目が集まっています。

とくに近年では、ダイバーシティの促進によって多様な人材の活躍の場が広がっており、既存のワークスタイルとライフスタイルに大きな変化をもたらすターニングポイントを迎えています。

ITエンジニアのお休み事情


大手企業と中小企業とでは、ミッション性や案件の違いもあるため、ITエンジニアの休日に関しては取り方も日数も様々です。そのため、休日の充実度にもまだまだ差があるというのが実情。オンとオフのメリハリを大事にしているので、休日は思いっきりリフレッシュしているという人もいれば、平日だけでは業務が回らずに休日も仕事をしているという人もいます。

休みをちゃんと取れるのか

一般企業に勤めるITエンジニアの基本的な休日は、土曜と日曜(完全週休2日制)が主流となっています。中には、休日が土曜・日曜といった固定の曜日ではなく、シフト制というカタチをとっている企業もあります。

仕事柄、プロジェクトとして稼働している案件の納期が迫っているタイミングや、システムエラーなどのトラブルが発生してしまった場合に、休日出勤を余儀なくされるケースも少なからずあります。ただし、最近では休日出勤を行わないようにスケジュールを改善する企業も増えていますし、本来の休日とは別日に代休を取っているというエンジニアもいます。

休みが取れないときはどんな時?

ITエンジニアは、その人によってプロジェクトや担当する工程の業務内容(ボリューム)が異なるので、繁忙期のタイミングがあらかじめ決まっているわけではありません。そのため、どうしても長い作業時間を要する場合には、残業や休日をつかって対応せざるを得ない時があります。具体的には次のようなケースが挙げられます。

プロジェクトの提案段階での遅延

プロジェクトを進めていくための基盤となる工程が「提案」です。その重要性から、残業になることも多く、納期が迫っている場合はスピードが要求されるため、時間を拘束されることがあります。

設計に則った構築時の不具合

構築を担う工程では、単体テストや結合テストがクリアできなかったり、設計通りに進まなかった際の遅延が大きく影響します。ここでのタイムロスを挽回するために休日出勤をするケースがあります。

運用・監視における問題発生

担当範囲により異なりますが、インフラ全般を担うエンジニアは、運用・監視の中で何らかの問題が発生すると、休日返上またはシフト変更を行って対応しなければならない場合があります。

保守業務でのトラブル

保守は基本的に年中無休で稼働する工程のため、人員不足による対応の遅延やシステム障害が起こった場合は、その回避に労力が掛かり休日に対応することがあります。

ITエンジニアの休日の過ごし方


工程ごとに様々なミッションを抱えるITエンジニア。プロジェクトの進捗状況によっては多忙な日々を過ごしている彼らですが、一体どのような休日を過ごしているのか。独身や既婚など、ライフスタイルの違いはありますが、貴重なオフでの時間の使い方や趣味などについてお伝えしていきます。

休みはどんな過ごし方をしているのか

数ある業界の中でも、日に日に新しい技術が生まれているIT業界。そのスピード感についていけなくなれば、業務に支障をきたします。そのため、仕事以外の時間は通常業務では出来ないプログラミングの勉強をしているエンジニアも多いようです。中には、趣味がプログラミングという方も。

現役のITエンジニアを対象にしたアンケートでは、1日5時間以上をプログラミングの勉強に費やしているという方が全体の約7割を占めるという結果が出ています(ITエンジニアの勉強時間は月20時間以上/「paiza」アンケートより)

どんな趣味を持っているのか

もちろん勉強が趣味というITエンジニアばかりではなく、様々な趣味に没頭しているという方は沢山います。では、具体的にどんな趣味を持っているのか、その例をいくつかご紹介します。

スポーツ

スポーツ鑑賞と思いきや、スノーボードやサッカー、中には弓道やロードバイクでツーリングなど、身体を動かすことを趣味にしている方が多くいるようです。普段はデスクワーク中心なので、アクティブな趣味を持つことは健康維持や精神面でのリフレッシュにも繋がります。

読書・音楽

家でゆっくりとした時間を過ごしたいという方は、読書や音楽を趣味にする傾向にあるようです。中には、コーヒーが好きでバリスタやコーヒー豆の専門書を愛読しており、ゆくゆくは兼業でコーヒーショップを経営することが夢だという20代のITエンジニアもいます。

ブログ

仕事で得た知識や技術を活かして、ITネタを記事にしたブログを趣味にしている方もいます。IT関連の最新ニュースや、ガジェットの使用感レビュー、PC関連の不具合解消法など、自分の強みを活かしたとても素敵な趣味です。

ITエンジニアが休みを作るためにすること


忙しい日々を過ごすITエンジニアが上手に休みをつくるためには、どのような方法があるのでしょうか。職場のマンパワー的な問題で常に忙しいというケースもあると思いますが、実は普段の仕事に対する姿勢や意識を少し変えることで、意外と休める方法が見つかります。

職場・案件の空気を読みすぎない

職場が常に殺伐とした雰囲気であるため、休んではいけないわけではないのですが、周囲に気を遣って休みづらいというケースがあります。このような感覚をもつのは、責任感が強く真面目なタイプの方に多い傾向があります。
精神的なダメージも大きく、働き過ぎによる体調不良を招く原因にもなるので、自分自身の仕事が順調であるなら周りを気にせず健康を優先して休みましょう。

仕事はほどよい量を引き受ける

優秀な人には、周囲からの期待や信頼度が高いため仕事が多く舞い込んできます。とはいえ、当然のことですが一人でこなせる仕事量には限度があります。「期待を裏切りたくない」「がっかりさせたくない」という気持ちも分かりますが、あきらかにキャパシティを超えるような場合は、お断りすることもプロとしての大事な判断力に繋がります。時には、仲間にお願いすることも組織のチーム力を成長させる上で大切です。

上司などに時間を取ってもらって相談する

多すぎる仕事量や、社内の慌ただしい雰囲気などを我慢し続けると、それが当たり前のように常態化してしまい、健全な判断ができなくなってしまいます。忙しそうにしている上司を呼び止めるのは気が引けるという方もいると思いますが、現状抱えている悩みや相談は時間をつくってもらい伝えるようにしましょう。

上司自身がその問題に気付いていないこともあるので、良い結果に繋がる可能性は必ずあります。

まとめ

これからの時代、さらに活躍の場が広がっていくITエンジニア。仕事で新たにチャレンジできることが増えるのは良いことですが、やはり心身を休めることは人生を豊かにする上でとても大切なことです。国としても柔軟な働き方を推進しているので、古くからの体質を改善する企業も増えていくでしょう。

ぜひ、休日は気分をリフレッシュさせて、趣味や将来への自己投資の時間として有意義に使い、素晴らしいITエンジニアライフを楽しみましょう。

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