キャリア開発

キャリア開発

専門分野と強みを活かして、理想的な企業への転職を実現【転職成功者インタビュー】

G Talentでは、IT業界に精通しているバイリンガルのキャリアドバイザーが、外国籍ITエンジニアの転職を支援させていただいております。外国籍の方たちの日本でのキャリアにはさまざまな興味深いストーリーがあります。本特集ではそんなストーリーを、G Talentで転職成功した方たちにインタビュー。今回は、G・S様にお話を伺いました。 インフラエンジニアとして経験を積んだのち、来日することに ―これまでのご経歴について教えてください。 ロシアの大学を卒業後、同大学の事務局でインフラエンジニアとして8年間勤務しました。同時に、オランダのバイオテックスタートアップ企業でフリーランスのエンジニアとして働いたほか、地元のスタートアップ企業数社の案件にも参画していました。Linuxエンジニアとして、パイプラインの構築やインフラのさまざまなパーツの自動化、Linuxサーバーの運用・保守を担当しました。その後、より早く成長するために、もっと大きなチームで働きたい、色々な分野に挑戦してみたいという思いから、優秀なSREエンジニアたちのいるホスティング会社で働き始めました。2022年5月に来日するまで、そこで1年間働いたのですが、私にとって有意義な時間でしたね。その間に実に多くのことを学びました。 ―来日するきっかけは何だったのですか? 私の妻は日本人です。私たちはロシアで出会い、長らくロシアに住んでいましたが、他の国での生活も試してみたくなりました。当初はニュージーランドが移住先として候補に挙がっていたのですが、話し合った結果、妻の母国の日本に住んでみることに決めました。 安心して転職活動を進められたのは、親身なサポートがあってこそ ―G Talentにご登録いただいた理由をお聞かせください。2022年5月に来日した当初は、先にお伝えしたオランダのスタートアップ企業の案件に携わっていたので、積極的な転職活動は行っていなかったのですが、日本に住んでしばらくしてから、LinkedInのプロフィールを公開してみることにしました。驚いたことに、さまざまな人材紹介エージェントからすぐにコンタクトがあって、その中にはG Talentからの連絡も含まれていました。G Talentが、外国人ITエンジニアの転職を支援するIT専門の転職エージェントであることは知っていましたが、G Talentに登録しようと思った一番の理由は、連絡をくださったキャリアコンサルタントの方のプロフェッショナルな対応でした。ITに精通したバイリンガルのキャリアコンサルタントとして、持ち得るスキルを活かせる仕事を探すために、私の経験や希望に真摯に耳を傾けながら、私の質問に一つひとつ丁寧に答えてくださいました。親身になってサポートしてくださったおかげで、安心して転職活動を進められましたし、自分にとって理想的な企業を見つけることができました。 入社の決め手は、チームメンバーの情熱&会社が思い描くビジョン ―現在の会社に入社を決めた理由は何ですか?オファーを受けた4社の中から、その分野のリーディングカンパニーであり、情熱を持って仕事に取り組むエンジニチームのいる会社を選びました。実際にお会いして皆さんと話したのですが、とてもフレンドリーで、社内のリラックスした雰囲気も自分に合っていると感じました。また、技術面において会社が目指している方向性と、自身が今後磨いていきたい領域がマッチしていたことも、入社を決めた大きな要因の一つです。新しい技術を学びながら、エンジニアとしてさらに成長できる会社だと思い、2022年9月1日に入社しました。―現在のお仕事や職場環境について教えてください。現在私は、Linuxサーバーエンジニアとして、主にLinuxサーバーの管理・開発を担当しています。また、管理面での追加要望やユーザーからの問題提起があれば、チームメンバーとともに潜在的な問題を洗い出す役割も担っています。この企業では、在宅勤務と出社を組み合わせたハイブリッドなワークスタイルを導入しています。現在、週1回は在宅勤務で、週4日出社していますが、来年からは週3日在宅勤務で、出社は週2日程度となる予定です。社内公用語は、大半のドキュメントも含めて日本語なので、日本語がまだあまり上手ではない私にとっては、少し大変なこともあります。でも、分からないことがあると、周りの人が英語で説明してくれるんです。そのおかげで、スムーズに業務を進めることができていて、ありがたい限りです。入社前に現在のチームメンバーと面談した際、「言語は問題ではありません。日本語が苦手なら、英語でコミュニケーションを取ればいいですから」と言われて、とても安心したことを覚えています。私たちのチームには、自身を含め外国人のメンバーもいます。その時々に合った言語(英語か日本語)で意思疎通を図っています。また、仕事を帰りに一緒に寿司を食べに行くなど、チーム内の交流も活発です。生活面に関しては、日本とロシアとではさまざまな文化の違いがあるので、慣れる必要がありました。新しいことを一つずつ学んでいくのは、楽しいものでしたね。日本に暮らし始めて8ヶ月ほどになりますが、ワークライフバランスを保ちながら充実した毎日を過ごしています。 エンジニアとしてさらなる成長をめざして、一意専心 ―今後の展望についてお聞かせください。ITエンジニアのキャリアパスは、大きく分けて2つあると思います。経験を積んでマネジメントに転向するか、あるいは、エンジニアとして特定の分野に特化してスキルアップを図っていくかです。今後私は、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーとしてチームをけん引するよりも、さまざまな新しいスキルや知識を身につけて、エンジニアとして成長することを目指しています。明確なゴールはありませんが、自動化や仮想化、クラウドのスキルを習得し、ゆくゆくはこれらの領域に精通したエンジニアになりたいと思っています。身につけたいスキルや知識を動画で学べるオンライン学習プラットフォームを会社が提供してくれているので、積極的に活用していこうと思っています。ー最後に、日本での転職を検討されている外国籍ITエンジニアの方にメッセージをお願いします。私の経験から断言できるのは、日本のIT業界で転職するなら、G Talentは最も信頼できる転職エージェントの一つだということです。先ほどもお伝えしたように、キャリアコンサルタントの方は、転職希望者一人ひとりの経験や希望を丁寧にヒアリングし、社風や希望条件など、細かい部分まで見極めた上で、それぞれに最適な企業とのマッチングを実現してくださいます。日本語があまり得意でなくても、ひるむ必要はありません。自分の能力を活かせる選択肢は想像する以上に多くあります。情熱を持って探してみてくださいね! インタビューを終えて いかがでしたでしょうか?新たに日本でのキャリアを目指す人、現在日本で働きながら転職を考えている人、本記事がそういった人たちのご参考になれば幸いです。G Talent/GitTapでは、グローバル人材の転職活動をご支援しております。各サービスの詳細は、下記バナーからご覧いただけます。お気軽にご相談ください。

キャリア開発

念願の転職成就のカギは、 長年培ってきたソフトウェア開発の知見とスキル【転職成功者インタビュー】

G Talentでは、IT業界に精通しているバイリンガルのキャリアドバイザーが、外国籍ITエンジニアの転職を支援させていただいております。外国籍の方たちの日本でのキャリアにはさまざまな興味深いストーリーがあります。本特集ではそんなストーリーを、G Talentで転職成功した方たちにインタビュー。今回は、K・H様にお話を伺いました。 アジアを代表するテクノロジー先進国で、高度なスキルを身につけたい ―これまでのご経歴について教えてください。 バングラデシュの大学を卒業後、2006年5月に来日しました。兵庫県の日本語学校で2年間、日本語を学んだのち、IT専門学校を経て、兵庫県立大学大学院 応用情報科学研究科で学び、2014年に卒業しました。同年4月、同県の企業に就職し、Webディレクターとして約2年間勤めましたが、これまで培ってきたスキルや知識をさらに活かしたいと思い、2016年、茨城県に拠点を構えるシステム開発会社に転職し、6年ほどウェブアプリケーションの開発に携わってきました。2022年10月、技術系人材サービス事業を展開する企業に入社し、現在に至ります。 ―来日するきっかけは何だったのですか? 日本に興味を持った最初のきっかけは、子供の頃に学校で日本文化について学んだ時でした。「どんな国なんだろう?」と、幼心に想像をめぐらせていましたね。来日することを決めた一番の理由は、至ってシンプルです。アジアを代表するテクノロジー先進国の日本で高度なスキルを身につけたいと思ったからです。日本とバングラデシュとでは文化が全く異なるので、慣れるまでは苦心しました。当初、大変だったのは食事です。私はムスリムですので、豚肉は一切食べないですし、アルコールも摂取しません。日本に経つ前に友人から、「日本には、豚肉を使った食べ物がたくさんある」と聞き、最初の3日間は、何も口にすることができませんでした。その後、慣れるまでは牛乳とパンのみで過ごしたのですが、来日17年目の今となっては、懐かしい思い出です。 ITに精通したキャリアコンサルタントから日本語と英語でサポートを受けられるほど、心強いことはない ―G Talentにご登録いただいた理由をお聞かせください。転職を考え始めていた頃にG Talentの存在を知って、ホームページを見てみました。IT業界に精通したバイリンガルのキャリアコンサルタントの方によるサポートが受けられるとのことで、大変興味を持ちました。私は長く日本に暮らしていますが、日本語は母語ではないので、込み入った話になると理解できないこともあります。加えて、英語の方がコミュニケーションを取りやすい場合もあるので、両言語でサポートしていただけるなら、これほど心強いことはありません。早速連絡してみることにしました。G Talentのキャリアコンサルタントは、期待した以上に素晴らしい方でした。私の理解度に応じて、日本語と英語を切り替えながら、丁寧に説明してくださるだけでなく、私が言わんとしていることの行間を読み取り、深く理解を示してくださったのです。驚くと同時に、この方がサポートしてくださるなら、安心して転職活動を進められると思い、登録することに決めました。もう一つ嬉しかったのは、期間が空いても、私のことをちゃんと覚えてくださっていたことです。実を言うと、2021年2月に、コンサルタントの方と最初の面談を行い、いくつかの企業をご紹介いただいて面接まで進んだのですが、折り合いがつかず、その時は見送ることになりました。それからしばらく転職活動をお休みしていたのですが、コンサルタントの方から年末年始のご挨拶メールが届いた時、「2022年はもう一度、転職にチャレンジしてみよう」という気持ちが沸いてきました。その後しばらくしてから電話をかけてみると、最後にお話してから半年以上の時が経っているにも関わらず、名前を伝えただけで、「あのカビルさんですよね!」と言ってくださって感激しました。頑張ろうという気持ちがさらに強くなりましたね。その電話からわずか2ヶ月後に、入社を希望していた会社から内定をいただくことができました。スムーズに事が運んだのは、G Talentキャリアコンサルタントの方がお力添えしてくださったおかげです。 「スキルアップを図れる職場環境」と「勤務地」が入社の決め手に ―現在の会社に入社を決めた理由は何ですか?3社から内定をいただいていましたが、技術系人材サービス事業を主軸とする企業への入社を決めた理由は2つあります。一つは、私が専門とするソフトウェア領域でのスキルや知見を活かしながら、スキルアップを図れる環境が備わっていたことです。もう一つ、決め手になったのは勤務地でした。今回、転職しようと思ったきっかけでもあるのですが、前職の勤務地と自宅の近隣には、5歳になる私の子供が通えるインターナショナルスクールがありませんでした。色々と探してみたところ、神奈川県内に、ぜひ通わせたい学校が見つかりました。できればその近くにある企業に転職したいと思っていたところ、同市内に、私の経歴やスキルにマッチする募集ポジションがあったんです。もちろん、探してくださったのはG Talentのキャリアコンサルタントの方です。色んなご縁と嬉しい偶然が重なって、今の会社に入社するに至りました。―現在のお仕事や職場環境について教えてください。現在私はリバースエンジニアとして、主に2つの役割を担っています。その一つは、既存のデスクトップアプリケーションをウェブアプリケーションに変更することです。そして、もう一つは、デスクトップアプリケーションのプログラムを解読して、基本設計書を日本語で作成することです。基本的には、どんなアプリケーションにも基本設計書があり、エンジニアはそれを元にコーディングなどの作業を行いますが、このデスクトップアプリケーションには、それがありませんでした。まさか自分が担うことになるとは思っておらず、日本語での作成で大変なことも多いですが、大きなやりがいを感じています。これらの業務と並行して、長年携わってきたウェブアプリケーションの知見を他のエンジニアの方たちに教えたりもしています。職場環境には、非常に満足しています。社員の方たちは親切で、分からないことや困ったことがあれば、親身になって丁寧に教えてくださいます。私の上司であるグループリーダーにおいては、入社1日目から私が安心して働けるよう、色々と気遣ってくださって、ありがたいかぎりです。働き方に関しては、会社が決めるのではなく、各自に裁量が委ねられています。オフィスに出社したければ出社し、在宅勤務の方が好ましい時は在宅勤務という風に、柔軟に自分で決めることができる点も気に入っています。 ソフトウェア開発の全行程を一人で完結できるITエンジニアをめざして ―今後の展望についてお聞かせください。一番の目標は、ソフトウェアを専門とするITエンジニアとして、ソフトウェア開発の入り口から出口までのプロセスを一人で完結できるようになることです。もう一つは、先々の話になりますが、グローバル市場に進出している日本企業で働きたいと考えています。私が日本企業に魅力を感じるのは、そこで働く人々が皆、和を尊ぶ心を持って働いていることです。企業それぞれのスタイルがあるので一概にそうとは言えませんが、これまで私が勤めてきた日本企業では、お互いの立場や価値観の違いを尊重しながら、共通の目標のために力を出し合う姿勢が醸成されていました。業務ではもちろんのこと、オフィスの掃除をする時でさえ、社長自ら、社員の方たちと同じように手を動かされていて素晴らしいと思いました。今の会社で職務を全うし、ITエンジニアとして一回り大きく成長することができた暁には、次なるステップを目指していきたいです。その時はまた、G Talentのキャリアコンサルタントの方にご相談させていただけたら嬉しく思います。ー最後に、日本での転職を検討されている外国籍ITエンジニアの方にメッセージをお願いします。風邪を引いたり、体調が優れない時には病院に行きますよね。その際、自分の症状を正しく伝えなければ、医師は原因を突き止めることができません。転職エージェントと求職者の関係もそれと同じで、自分のスキルや経歴について、嘘偽りなく伝えなければ、企業との間でミスマッチが起きるでしょうし、大きな問題に発展してしまうことがあるかもしれません。よく見せようとせず、自分ができることとできないことの線引きをしっかり行い、等身大の自分を伝えることが、転職成功への第一歩だと思います。それと同時に、転職先でやりたいことを明確にして、キャリアコンサルタントの方に伝えることも非常に重要だと思います。 インタビューを終えて いかがでしたでしょうか?新たに日本でのキャリアを目指す人、現在日本で働きながら転職を考えている人、本記事がそういった人たちのご参考になれば幸いです。G Talent/GitTapでは、グローバル人材の転職活動をご支援しております。各サービスの詳細は、下記バナーからご覧いただけます。お気軽にご相談ください。

キャリア開発

iOSアプリの開発からマネジメント、人材採用に至るまで。 転職直後よりマルチに活躍【転職成功者インタビュー】

G Talentでは、IT業界に精通しているバイリンガルのキャリアドバイザーが、外国籍ITエンジニアの転職を支援させていただいております。外国籍の方たちの日本でのキャリアにはさまざまな興味深いストーリーがあります。本特集ではそんなストーリーを、G Talentで転職成功した方たちにインタビュー。今回は、M・H様にお話を伺いました。 持ち得るスキルや能力を発揮し、さらに成長できる場を求めて ―これまでのご経歴について教えてください。 バングラデシュのMawlana Bhashani Science & Technology大学で情報通信技術の理学士号(エンジニアリング)を取得後、2013年から国内の企業でiOSエンジニアとして従事しました。その後、約5年間、国内数社で勤めたのち、日本企業からオファーをいただき、2019年に初来日しました。その会社で約2年間勤めたのち、キャリアアップを図るべく2社目となる日本企業に転職し、福岡に住みながら働いていたのですが、家族の事情により退職し、バングラデシュに一時帰国することになりました。幸いなことに、同時期に別の日本企業からオファーをいただきました。バングラデシュからのリモート勤務が可能な短期間の契約でしたので、約8ヶ月間、その会社で働きました。その後、2022年に日本に戻って再就職することを決め、同年11月に現在勤務している日本のフィンテック企業に転職しました。 ―日本で働こうと思ったきっかけは何だったのですか? そもそも日本を選んだ理由は、ITエンジニアの活躍の場が、母国に比べて圧倒的に多いからです。最近では、日本企業がソフトウェア会社を立ち上げるなど、新しい動きもありますが、バングラデシュのIT業界自体、現時点ではそれほど規模が大きくありません。私が日本での就職を選んだのは、自分が持ち得るスキルや能力を発揮し、さらに成長できる場を求めてのことでした。 キャリアコンサルタントと二人三脚で切り拓く、新しいキャリアへの道 ―G Talentにご登録いただいた理由をお聞かせください。人材紹介エージェントの中には、企業が募集するポジションの詳細を的確に理解していないために、条件がマッチしない相手にコンタクトを送るケースもあると聞きますが、G Talentのキャリアコンサルタントの方は全く違いました。連絡する前に、LinkedInで公開しているプロフィールを吟味し、私の経験やスキルをしっかり把握した上で、それらを存分に活かせる募集ポジションを探してくださったからです。これなら安心してお任せできると思い、すぐにG Talentに登録することを決めました。ちょうど日本に戻ってきたタイミングにメールをいただいたので、運命的なものを感じましたね。コンサルタントの方は、親身になってサポートしてくださり、私が投げかける質問に対しても、タイムリーに回答を返してくださいました。二人三脚で新しいキャリアへの道を切り拓いているような感じで、とても心強かったですし、感謝しています。 一番の魅力は、働きやすい職場環境&成長ポテンシャルを秘めた事業領域 ―現在の会社に入社を決めた理由は何ですか?QRコード決済サービスやモバイルメッセンジャーアプリケーションを取り扱う企業など、3社からオファーを受けました。その中で、仮想通貨を主軸事業とするフィンテック企業を選んだ理由は主に2つあります。1つ目は、面接を担当してくださった方のお人柄を通じて垣間見えた、フレンドリーで働きやすい職場環境です。現在の私の上司にあたる方だったのですが、前向きで親しみやすく協力的で、お話ししていて大変気持ちの良い方でした。そのような姿勢で接してくださったことが純粋に嬉しかったですし、上司の人格が社内の雰囲気を映し出しているようにも感じました。2つ目は、自分の専門知識やスキルを活かして、新しいものを生み出せる可能性に満ちた企業だと思ったからです。近年、急成長を遂げているフィンテック業界の中でも、仮想通貨は強固なセキュリティを確保するために、極めて高度な技術が必要不可欠です。事業の成長性はもちろんのこと、技術面においても飛躍的な進展が期待される分野であり、高いポテンシャルを秘めています。まさか自分が仮想通貨に関わることになるとは想像していなかったのですが、さまざまな難題に取り組むことで、技術力をさらに高められる領域に携わりたいという思いはずっと胸に秘めていました。今回の転職によって、図らずも夢が叶って大変嬉しく思っています。―現在のお仕事や職場環境について教えてください。現在私は、iOSエンジニアとして開発に従事しながら、チームのマネジメントも担っています。また、エンジニアの採用にも携わっており、毎週のように候補者の面接を行っています。さらに、会社として意思決定を行う会議にも参加しています。職場環境は、入社前の期待をはるかに上回る素晴らしいものでした。新しいアイデアを生み出し、試験的に試すことができますし、開発チームのメンバーをはじめ、社員の方々は皆、とても協力的でフレンドリーで、働きやすい職場そのものです。素晴らしいと思うのは、会社と従業員、上司と部下といった関係性を越えて、個人として互いを尊重し、ケアし合う文化が根づいていることです。中でもありがたかったのは、福岡を拠点に働き続けることに対し、快く理解を示してくださった上司の存在です。本社は東京にあるのですが、福岡は、前職の頃から住み慣れた街でしたので、できれば住み続けたいと思っていました。上司に相談したところ、「それなら福岡からリモートワークで働くのはどうですか?」と提案してくださったんです。2022年11月に入社し、最初の1週間は東京に滞在してオフィスで働きました。その後は、福岡から在宅勤務しています。上司やチームメンバーとの日常的なコミュニケーションはSlackで行っています。エンジニアの8割は英語を話しますので、会議などでは英語で意思疎通を図っています。英語があまり得意でない日本人のメンバーもいますので、翻訳ツールを使って意思を伝え合うこともあります。 今の会社で、着実なキャリアアップを図っていきたい ―今後の展望についてお聞かせください。給与などの待遇面を含めて、今の会社で働けることに大変満足しているので、長く勤めたいと思っています。エンジニアとしてスキルアップを図りながら、将来的にはキャリアアップして、管理職に就くことができたら本望です。そう遠くない未来に、仮想通貨は日本円や米ドル、ユーロなどの通貨に比肩する新しいスタンダードになると思います。株式市場でも、多くの人が仮想通貨への投資に興味を持つことになるでしょう。今現在も、私が勤める会社はこの分野で日本屈指の企業といえますが、いずれ国内トップに立つことになると確信しています。チーム一丸となって、明るい未来に向かって邁進していきたいと思います。また、現在はプライベートの時間を使って、バングラデシュの大学に通う学生を対象としたコミュニティをリモートで運営しており、毎週土曜日の1時間、無償でプログラミングを教えています。彼らは大学卒業後、日本をはじめ、ヨーロッパやシンガポールの企業で、ITエンジニアとして働くことを目指しているので、採用面接の心がまえなどについても教えています。日本での就職を希望する優秀な人材には、ぜひG Talentを紹介したいと思います。ー最後に、日本での転職を検討されている外国籍ITエンジニアの方にメッセージをお願いします。専門分野に関わらず、ITエンジニアとしての経験年数は単なる数字であり、誇れるスキルが伴っていなければ意味がありません。学ぶ気持ちを忘れずに、スキルアップの向上に努める気持ちを大切にすることを常日頃から心がけています。もう一つ重要なのは、報酬を追いかけないことです。自分が成長を続けるかぎり、報酬は後からついてくるものであると、私の経験からお伝えできます。新しいことにも前向きにチャレンジして、自分自身を磨いていけば、必ず自分にふさわしい仕事とめぐり合えると思います。 インタビューを終えて いかがでしたでしょうか?新たに日本でのキャリアを目指す人、現在日本で働きながら転職を考えている人、本記事がそういった人たちのご参考になれば幸いです。G Talent/GitTapでは、グローバル人材の転職活動をご支援しております。各サービスの詳細は、下記バナーからご覧いただけます。お気軽にご相談ください。

キャリア開発

転職を機に手にしたのは、公私共に充実の日々【転職成功者インタビュー】

G Talentでは、IT業界に精通しているバイリンガルのキャリアドバイザーが、外国籍ITエンジニアの転職を支援させていただいております。外国籍の方たちの日本でのキャリアにはさまざまな興味深いストーリーがあります。本特集ではそんなストーリーを、G Talentで転職成功した方たちにインタビュー。今回は、H・W様にお話を伺いました。 自然言語処理の研究に打ち込むかたわら、サポートエンジニアに従事 ―これまでのご経歴について教えてください。 中国の大学ではコンピューターサイエンスを専攻していました。卒業後、早稲田大学の修士課程で自然言語処理を学ぶために来日し、2022年3月に修士号を取得しました。自然言語処理の研究では、「どうすれば学術論文などの難解な文章を日常会話で使用するレベルの簡単な文章にできるか」をテーマに取り組み、テキストの生成モデルを開発しました。ITエンジニアとしてのスキルだけでなく、実務で必要なビジネススキルも身につけたいと思い、在学中からの1年間、外資系の通信機器メーカーでサポートエンジニアに従事しました。大手通信キャリアからのルーター故障などの問い合わせから、海外のITエンジニアとの連携のもとに原因を分析・特定し、クライアントに報告するまでの一連の流れを担当しました。チームの先輩方と比肩する案件数を担う中、最も難易度が高かった案件を無事に終えたタイミングで、転職活動をスタートしました。その過程でG Talentとの出会いがあり、日本のAIリーディングカンパニーをご紹介いただき、2022年8月から同社のAIエンジニアに従事しています。 ―来日するきっかけは何だったのですか? 最初のきっかけは語学でした。高校2年の頃、日本語に興味を持つようになって独学で勉強を始めたんです。その後も勉強を続け、大学1年の時に日本語能力試験を受けてみたら、最も難易度の高いN1に合格することができました。語学力を活かしながら日本の大学で自然言語処理を学びたいと思い、来日した次第です。日本に暮らして4年になりますが、中国とは文化や商習慣も違うので、当初は驚くこともありましたね。例えば、日本の企業ではプロダクトやサービスを開発・提供したあとに対価が支払われますが、母国では先払いが一般的です。もし私が日本で会社を経営するとしたら、資金繰りが大変だろうなと想像したこともあります。 わずか2週間での内定、手厚いサポート ―G Talentにご登録いただいた理由をお聞かせください。G Talentの存在は、転職活動を進める中で知りました。ハイキャリア外国籍エンジニアのための転職エージェントとして、注目のベンチャー企業やグローバル企業などの厳選された求人をご紹介いただけるとのことで大変興味を持ち、自分から連絡したのが全ての始まりです。メールを送ってみると、キャリアコンサルタントの方からすぐに返信が届いて驚きました。その後もやりとりを重ねる中、常に迅速なレスポンスを返してくださったので、大変心強かったです。私の経験やスキル、希望を細かくヒアリングした上で、最適な企業をご紹介いただきました。手厚くサポートしてくださったおかげで、2週間という短期間で、入社を希望した企業から内定をいただくことができました。 身につけたあらゆるスキルを活かせる企業との出会い ―現在の会社に入社を決めた理由は何ですか?G Talentにご紹介いただいたAI企業は、私が自然言語処理の研究を通じて得た知見をはじめ、プログラミングのスキル、現場で培ったビジネススキルを活かせる理想的な会社でした。自然言語処理、音声認識、画像解析の技術に、データ構造化技術を融合させるユニバーサルデザインによって、誰もが価値を共有できる未来社会を実現するという会社のビジョンに深く共感しました。前職で身につけた、チームでの働き方やレポート作成能力、顧客対応力などのさまざまなビジネススキルを実務で活かすことができています。最先端AI技術の研究開発を推進する企業で働けることを幸せに思います。―現在のお仕事や職場環境について教えてください。AIエンジニアとして、弊社独自の高精度情報検索サービスの開発に携わっています。例えば、「G Talentは、どのような事業を行っている会社ですか?」といった自然な質問文があるとします。私たちのサービスを使ってこの文章を検索すると、蓄積された知識・知見の中から、類似性の高い情報を収集・加工した回答を得ることができます。AIによって導き出された回答が期待に沿うものと違った場合は、回答順位のプルダウンメニューを操作して、次順候補の回答を探し出すことも可能です。全く新しいサービスですので、新しい知識を習得しながら実務に活かしていくなど、やるべきことは多々ありますが、今後さらに極めていきたい唯一の分野ですので、その大変さも楽しんでいます。働き方に関しては、お客様との打ち合わせを除いて、基本的にリモートワークです。勤務する場所や時間帯も、各自の裁量に委ねられているので、非常に柔軟な働き方ができています。今、日本人の女性とお付き合いしているのですが、彼女は平日休みの仕事に就いています。一緒に過ごす時間をつくるために、平日の午後に休みを取り、週末に稼働することもよくあります。 最たる目標は、自然言語処理スキルの向上 ―今後の展望についてお聞かせください。一番の目標は、自然言語処理技術を磨き上げ、スキルアップを図ることです。ITエンジニアとしてさらに成長できた時には、次なるステージを目指してキャリアアップしていきたいと思います。プライベートの話になりますが、来日してから4年間、中国には帰っていないので、近々、旅行をかねて彼女を連れて戻りたいと思っています。私が日本語に興味を持ったことをきっかけに、日本に留学することを選んだように、彼女も中国語を学んでいて、中国の文化に強い関心を持っている人です。彼女の希望によっては、将来、中国に移り住むことになるかもしれません。人生を共に歩んでいきたいと思える人に出会えたことで、仕事に対するモチベーションもさらに高まり、公私共に、充実した毎日を過ごせています。 インタビューを終えて いかがでしたでしょうか?新たに日本でのキャリアを目指す人、現在日本で働きながら転職を考えている人、本記事がそういった人たちのご参考になれば幸いです。G Talent/GitTapでは、グローバル人材の転職活動をご支援しております。各サービスの詳細は、下記バナーからご覧いただけます。お気軽にご相談ください。

キャリア開発

外国籍エンジニアの転職に役立つ!日本のテック企業ランキング

日本国内では、少子化の影響とIT需要の高まりがあいまって、ITエンジニア不足が深刻になっています。そんななか、大手企業から中小企業まで外国籍エンジニアを採用する企業が増えています。外国籍エンジニアにとって、転職を成功させるチャンスが多い状況です。 しかし外国語を使って、母国と異なる社会システムのなかで転職先を見つけるのは簡単ではありません。そこで本記事では、テック分野の成長企業をランキング形式でご紹介。ランクインしている企業の外国籍人材採用状況も、リサーチしました。各ランキングで上位の企業を見ると、IT業界の潮流も見えてきます。日本での就職・転職先探しに、ぜひご活用ください。 2022年!日本で成長中のテック企業ランキング 国内のIT関連市場は、成長が続いています。下記はデロイトトーマツグループが発表した、成長率が上位10位までのテクノロジー企業です。 成長率が高く事業を拡大している企業には、採用に積極的な企業が多くあります。自分に合った企業にアプローチしてみましょう。 ランク会社名外国籍人材採用状況(※)1株式会社 BE AIRー2株式会社Spartyー3SheepMedical株式会社〇4AI inside 株式会社〇5株式会社ホープー6株式会社ヤマップー7株式会社Crunch Styleー8株式会社ジグザグ〇社員の3割が外国籍、エンジニア組織は英語で会話9株式会社スタメンー10株式会社Amaziaー 参照:デロイト トーマツ グループ、テクノロジー企業成長率ランキング「2021年 日本テクノロジー Fast 50」発表(デロイト トーマツ グループ)(https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20211214.html) ※公式HP上の外国籍人材の採用に関する記載有無を元に掲載(2022年6月時点):SheepMedical株式会社(https://www.sheepmedical.com/recruit) AI inside 株式会社(https://inside.ai/career/) 株式会社ジグザグ(https://www.zig-zag.co.jp/recruit/202201-backendengineer/) 平均年収が高いテック企業ランキング 就職・転職先を選ぶとき、気になるのは年収です。ここではシステムインテグレーター・AI・SaaSの分野で、平均年収が高い企業を紹介します。外国籍人材を積極的に採用している企業も多いので、ぜひ気になる企業にアプローチしてみてください。 システムインテグレーター ランク会社名平均年収(万円)外国籍人材採用状況(※)1野村総合研究所1,225ー2電通国際情報サービス1,047〇18名(2021年12月末)3SRAホールディングス1,033ー4Kudan1,022ー5三菱総合研究所1,009ー6伊藤忠テクノソリューションズ933〇7オービック933ー8日立製作所890〇社員の10%以上が外国籍(2021年4月)。2030年までに30%を目標9富士通865〇475名(2020年)10構造計画研究所860〇39名(2021年6月) 参照:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/) ※公式HP上の外国籍人材の採用に関する記載有無を元に掲載(2022年6月時点): 電通国際情報サービス(https://www.isid.co.jp/sustainability/data.html) 伊藤忠テクノソリューションズ(https://www.ctc-g.co.jp/company/sustainability/reports/document/CTC_CSR_10_all.pdf) 日立製作所(https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2021/04/0420.pdf) 富士通(https://www.fujitsu.com/jp/about/csr/esgdata/social/) 構造計画研究所(https://www.kke.co.jp/corporate/organization/) AI分野 ランク会社名平均年収(万円)外国籍人材採用状況(※)1エクサウィザーズ814〇2AI inside776〇社員の20%が外国籍3メタリアル730〇社員の9%が外国籍4ブレインパッド721ー5PKSHA Technology714ー6FRONTEO705〇グループ従業員の53%が外国籍7ニューラルポケット684〇8シルバーエッグ・テクノロジー677〇9HEROZ668ー10モルフォ666ー 参照:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/) ※公式HP上の外国籍人材の採用に関する記載有無を元に掲載(2022年6月時点):エクサウィザーズ(https://exawizards.com/team/member)AI inside(https://note.inside.ai/n/n7f06a5d87a17)メタリアル(https://www.metareal.jp/recruit/metareal-style/#figure)FRONTEO(https://www.fronteo.com/corporate/locations/)ニューラルポケット(https://www.neuralpocket.com/recruit.html)シルバーエッグ・テクノロジー(https://www.silveregg.co.jp/archives/recruit/2239) SaaS分野 ランク会社名平均年収(万円)外国籍人材採用状況(※)1プレイド887ー2スカラ886〇3アステリア834〇4ユーザベース797ー5チームスピリット757〇6プロパティデータバンク755ー7フリー705ー8HENNGE704〇9SREホールディングス697ー10オービックビジネスコンサルタント686ー 参照:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/) ※公式HP上の外国籍人材の採用に関する記載有無を元に掲載(2022年6月時点): スカラ(https://scalagrp.jp/ir/esg/) アステリア(https://www.asteria.com/) チームスピリット(https://www.teamspirit.com/ja-jp/blog/entry/b-20191125.html) HENNGE(https://hennge.com/jp/ir/images/202011161500.pdf) 売上高が高い日本のテック企業ランキング 就職・転職先を選ぶときに、知っておきたいポイントの一つに企業の業績があります。下記はシステムインテグレーター・AI・SaaSの各分野で、売上高が高い企業のランキングです。 システムインテグレーター ランク会社名外国籍人材採用状況(※)1富士通〇475名(2020年)2NEC〇251名(2020年)3NTTデータ〇社員の約10%が外国籍(2022年)4日立製作所〇社員の10%以上が外国籍(2021年4月)。2030年までに30%を目標5大塚商会ー6野村総合研究所ー7伊藤忠テクノソリューションズ〇8TIS〇155名(2020年)9SCSK〇42名(2020年4月1日)10BIPROGY(旧:日本ユニシス)〇 参照:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/) ※公式HP上の外国籍人材の採用に関する記載有無を元に掲載(2022年6月時点): 富士通(https://www.fujitsu.com/jp/about/csr/esgdata/social/) NEC(https://jpn.nec.com/csr/ja/data/index.html) NTTデータ(https://www.nttdata-gsl.co.jp/recruit/company/vision/) 日立製作所(https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2021/04/0420.pdf) 伊藤忠テクノソリューションズ(https://www.ctc-g.co.jp/company/sustainability/reports/document/CTC_CSR_09_all.pdf) TIS(https://www.tis.co.jp/documents/jp/ir/finance/annual_report/ar2020_05.pdf) SCSK(https://www.scsk.jp/corp/csr/diversity.html) BIPROGY(https://biprogy.disclosure.site/ja/themes/107) AI分野 ランク会社名外国籍人材採用状況(※)1FRONTEO〇グループ従業員の53%が外国籍2Appier Group〇世界17都市に拠点3Preferred Networksー4PKSHA Technologyー5ブレインパッドー6AI inside〇正社員の20%が外国籍7ダブルスタンダードー8アドバンスト・メディアー9メタリアル〇社員の9%が外国籍10ALBERTー 参照:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/) ※公式HP上の外国籍人材の採用に関する記載有無を元に掲載(2022年6月時点):エクサウィザーズ(https://exawizards.com/team/member) AI inside(https://note.inside.ai/n/n7f06a5d87a17) メタリアル(https://www.metareal.jp/recruit/metareal-style/#figure) FRONTEO(https://www.fronteo.com/corporate/locations/) ニューラルポケット(https://www.neuralpocket.com/recruit.html) シルバーエッグ・テクノロジー(https://www.silveregg.co.jp/archives/recruit/2239) SaaS分野 ランク会社名外国籍人材採用状況(※)1Sansan〇2サイボウズ〇3ラクスー4マネーフォワード〇5フリーー6EMシステムズー7Appier Group〇世界17都市に拠点8インフォマートー9オービックビジネスコンサルー10エス・エム・エスー 参照:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/) ※公式HP上の外国籍人材の採用に関する記載有無を元に掲載(2022年6月時点): Sansan(https://jp.corp-sansan.com/mimi/2020/05/ocean-02.html) サイボウズ(https://cybozushiki.cybozu.co.jp/casestudy/oneteam/) マネーフォワード(https://recruit.moneyforward.com/member/interview/0007) Appier Group(https://www.appier.com/ja-jp/about) まとめ 成長率・業績・平均年収のデータは、希望に合った就職・転職先を見つけるのに役立ちます。また外国籍エンジニアをすでに採用している企業なら、就職・転職が成功しやすいので、ぜひアプローチしてみましょう。ビズメイツ株式会社では、外国籍エンジニアを積極的に採用している企業と外国籍エンジニアを結ぶサービスを提供しています。GitTapは、外国籍エンジニア向けの採用プラットフォームです。外国籍エンジニアの採用に積極的な企業のみを掲載しています。平均年収が最も高いAI企業「エクサウィザーズ」をはじめ、あなたのスキルを活かせる日本トップクラスの企業を多数掲載しています。 GitTapで求人をみる またG Talentは外国籍エンジニアを積極的に採用している企業を紹介するサービスです。IT分野に精通したバイリンガルコンサルタントが、あなたの就職・転職をサポートします。相談は無料ですので、ご興味のある方は下記からご登録ください。ご登録後、コンサルタントからご連絡します。 G Talentに登録する

キャリア開発

セキュリティ・クラウド・AI!日本企業が求めるITスキル

日本国内では、年々ITエンジニアが不足しています。なかでもAIや5Gなどに関わる「先端IT人材」、サイバーセキュリティなど高い専門性をもつ人材が深刻に不足しています。エンジニアが特に不足している分野では、外国籍ITエンジニアが高給与・好待遇で転職しやすくなっています。ビジネススキル・日本語スキルより、ITスキルが重視される傾向にあるためです。ご自身の能力を評価してもらいやすいでしょう。本記事では、今後日本企業に必要とされるITスキルを紹介します。転職活動を有利に進め、キャリアアップを目指しましょう。2022年!今、日本企業はこの分野のIT人材を求めているサイバーセキュリティ新型コロナによるオンライン化や世界情勢の影響で、サイバーセキュリティに関するスキルがますます必要とされています。2021年の市場規模は、ツールとサービスを合わせて1兆1357億円。市場成長率は13.4%となっています。セキュリティエンジニアを求める企業は、今後さらに増えていくと考えられます。セキュリティエンジニアには、就職・転職チャンスが多い状況です。セキュリティエンジニアに役立つ資格情報処理安全確保支援士試験(SC)IPAが提供する、情報セキュリティ専門家の資格です。手続きを行うことで「情報処理安全確保支援士」の国家資格を取得できます。情報セキュリティマネジメント試験未経験の方、セキュリティエンジニアを目指したい方に役立つ資格の一つです。情報セキュリティに関する基本的なスキルが問われます。CISSP(ISC)² (International Information Systems Security Certification Consortium)による、情報セキュリティ専門家の資格です。参照:International Information System Security Certification Consortium (https://japan.isc2.org/cissp_about.html)クラウドインターネットサービスはすっかりクラウド化しました。このクラウドに関する分野も、今日本国内で人材需要が急増しているIT分野の一つです。市場規模は2020年に2兆8750億円となり、前年と比べて22%増えました。なかでも、SaaSやIaaSといったパブリッククラウドの普及・成長は急速に広がっています。もはや国内でクラウドサービスを提供する企業のうち、半数以上は「AWS」を利用しています。AWSのほかにも、GCP、Azureなど、Web開発におけるクラウドインフラは、これから需要が高まる一方と言えるでしょう。参照:株式会社MM総研 (https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=500)クラウドエンジニアに役立つ資格AWS認定資格AWSに関する知識やスキルを認定する資格です。クラウド全般の知識を問う種類と、ネットワーク・データ・機械学習など専門分野に特化した種類があります。Google Certified Professionalグーグルクラウドプラットフォームに関するスキルを認定する資格です。機械学習機械学習を活用したプロダクト・サービスも、もはや社会にすっかり浸透しました。あらゆるものがインターネットに繋がり、様々なことが自動化・パーソナライズ化されています。こうした自動化プラットフォームの分野では、売上が著しく増加しています。2019年度には、市場規模が前年と比べて95.0%増加しました。機械学習はあらゆる産業に普及していき、それらに関する求人は、今後ますます増えていくはずです。AIエンジニアに役立つ資格E検定日本ディープラーニング協会(JDLA)が提供する資格です。ディープラーニングの応用スキルを証明できます。Python3エンジニア認定データ分析試験一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が提供する、Pythonの基礎知識やデータ分析に関する資格です。ゲームゲームも近年マーケットが急速に拡大している分野の一つです。新型コロナの影響もあり、ゲームプロダクトの売上も急拡大が続いています。特に成長しているのは、オンラインプラットフォーム上で利用されているプロダクトです。スマホアプリやPCゲームなどの開発分野では、就職・転職チャンスが多い状況がまだまだ続くと言えるでしょう。ゲーム開発に携わるには、C#、C++、Unity、JavaScript、Ruby、Swiftなどがメジャーであり、加えてUnityなどのスキルも求められています。クラウドやアプリ開発など、今後需要が高まる分野のスキルもあると人材価値がより高まっていくはずです。参照:PR TIMES (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008865.000007006.html)5GIDCによると、2020年から2027年までの国内5G市場の年間平均成長率は80.3%と予測されます。今後成長が期待される分野です。5G関連のキャリアとしては、組み込み開発エンジニアやネットワークエンジニア、IoTエンジニア等があります。5G技術や機器の開発に携わるには、組み込みシステム開発や通信に関する知識が欠かせません。開発に携わるために必要なスキルは、下記記事で詳しく解説しています。5G and Its Impact on the IT Industry in Japan参照:IDC(https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ47845921)日本企業が求めるプログラミング言語・開発ツール外国籍ITエンジニア向けの求人を多数掲載している転職プラットフォーム「GitTap」の調査によると、現在募集が多いITスキルとしては以下があげられています。AWSPythonJavaScriptです(2022年1月)。AWS(Amazon Web Services)は、システム開発やサーバ構築などを行うためのクラウドコンピューティングサービスです。日本国内では、クラウドサービスを提供する日本企業の半数がASWを利用しています。クラウド市場は拡大しており、今後さらに需要が高まる言語の一つです。PythonやJavaScriptをはじめとした「学んでおくといいプログラミング言語」については、下記の記事で詳しく解説しているのでご覧ください。プログラミング言語ランキング!日本で高年収の言語はコレ日本企業が求めるITスキルまとめ  日本国内ではIT人材、特に高いスキルをもつ先端IT人材が不足しています。全般的にITエンジニアの需要が高まっているとはいえ、特に需要が高い分野では、より一層スキル重視の採用が多く、外国籍ITエンジニアが高い就業条件で就職・転職しやすくなっています。ハイスキルIT人材向け求人の例 Pythonエンジニア 概要:数理モデルの実装や最適化アルゴリズムの開発、ソフトウェアテスト。大学教授や社外顧問などと連携し、数理モデルを構築/改良。 年収目安:700万~ この求人を詳しく見る プロダクト開発エンジニア(自動化プロダクト)概要:システム運用の自動化プラットフォームの開発・改修。新規プロダクトの開発。 年収目安:700万~この求人を詳しく見る 最高技術責任者概要:金融システム開発の最高技術責任者。年収目安:800万~この求人を詳しく見る GitTapは、ハイスキル外国籍ITエンジニア向けの採用プラットフォームです。セキュリティからAIや5Gまで、高いスキルが求められる求人を豊富に掲載しています。応募・スカウト・カジュアル面談を利用でき、ご自身に合った方法で企業にアプローチできるのが特徴です。サービスの詳細は、下記からご覧ください。 GitTapを見る またG Talentは、外国籍ITエンジニア向けの人材紹介サービスです。バイリンガルITコンサルタントが、あなたにぴったりの求人をご紹介します。サービスの詳細は、下記からご覧ください。 G Talentを見る

キャリア開発

IT未経験からWEBアプリケーションエンジニアになる方法

WEBアプリケーションエンジニアとは、Webブラウザ上で動作するWEBアプリケーションを設計・開発するエンジニアのことを指します。 具体的なWEBアプリケーション例としては、 ・TwitterやFacebookのようなSNSアプリケーション ・Gmail・Yahoo!メールのようなメールアプリケーション ・ECサイトのようなオンラインショッピングサイト などがあります。WEBアプリケーションエンジニアとは、これらの設計・開発に携わるエンジニアのことです。 また、Webアプリケーションエンジニアの中でも、サーバーサイドを中心に開発する「バックエンドエンジニア(またはサーバーサイドエンジニア)」と、UI/UXを考慮しながらユーザーが実際に使う画面を構築していく「フロントエンドエンジニア(またはクライアントサイドエンジニア)」が存在します。 WEBアプリケーションエンジニアは、現在、ITエンジニアの中でも非常に需要が高まっている職種ですので、もし今この記事を読んでいるあなたがITエンジニアリング未経験なのであれば、目指してみる価値のある職種です。 本記事では、未経験からWEBアプリケーションエンジニアになるためのロードマップを解説いたします。 フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違い 先ほど、WEBアプリケーションエンジニアには、「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」が存在すると紹介しました。 両者の違いをざっくりと説明をすると、 フロントエンドエンジニアの役割:WEBの画面を作る バックエンドエンジニアの役割:WEBの裏側の機能や構造を組む なります。 下記の表に、「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」の特徴をまとめました。 ◆「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」の特徴 フロントエンドは表側に関わるため「デザイン」と深い関わりがあり、バックエンドは裏側であるため「機能や構造」と深い関わりがあります。 「ECサイト」を例に業務を解説するならば、「フロントエンドエンジニア」はユーザーが直接目にするサイトのデザインを作り(UI/UX改善も該当する)、「バックエンドエンジニア」は、サイトの裏側の機能や構造を作るというような違いがあります。 同じWEBアプリケーションエンジニアでも、特性が異なる業務を担当することとなるので、自分はどちらに興味があるのかをしっかりと考えて、キャリアを選択しましょう。 WEBアプリケーションエンジニアの目指すべき道は「管理職」か「専門職」 エンジニアになるためのロードマップを解説する前に、WEBアプリケーションエンジニアのキャリアパスを紹介いたします。キャリアパスについて、下記の図にまとめたので、まずはご覧ください。 ◆WEBアプリケーションエンジニアのキャリアパス例 ① プログラマー(PG):設計書に従い、プログラムを作成する ② システムエンジニア(SE):顧客の要望を聞き、システム開発の提案、設計を行う ③ プロジェクトリーダー(PL):プロジェクトの工数管理や進捗管理を行う ④ プロジェクトマネジャー(PM):プロジェクト全体の責任者としてチームを統括する ※ スペシャリスト(SP):ITやプログラミングの技術的な知識を極めて業務にあたる WEBアプリケーションエンジニアとしてキャリアをスタートする場合、まずはプログラマーになることが多いです。ここで求められることは、設計書に基づき忠実にプログラムを作成することです。プログラマーとして業務をこなしつつ、技術や知識、経験を積んでいきます。 プログラマーとして経験を積んだ後は、システムエンジニアの役割を担えるようになります。システムエンジニアは、要件定義を行いシステムの仕様書を設計することが仕事です。そのため、「仕様書への理解」や「システムなどに関する業務知識」が必要になってきます。 システムエンジニアの次のキャリアとして、プロジェクトリーダーがあります。プロジェクトリーダーは、プロジェクトの工数管理や進捗管理を行う役割があります。また、プログラマーやシステムエンジニアを束ねる役割を求められることもあります。より、「プロジェクトマネジメント能力」が必要になり、責任も重くなってきます。 プロジェクトマネジャーは、プロジェクト全体の責任者のことです。プロジェクト全体の工程を検討しつつ、進捗状況も把握する役割が求められます。プロジェクトにおいてさまざまな場面で判断を求められる役割であるため、幅広い業務・業界知識が必要になります。 スペシャリストは、ITやプログラミングの技術的な知識を極めた専門家的な役割です。高いレベルの知識や技術、過去の様々な経験をもとに、難しいプロジェクトなどに対応できることが求められます。トップレベルの「専門分野や技術の動向についての知識」やさまざまなプロジェクトに対応できる幅広い経験値が求められます。 上記のように、WEBアプリケーションエンジニアとしてキャリアを積んでいく場合、最終的には、「管理職」に進むのか「専門職」に進むのかで分かれるケースが多いです。どちらの道も豊富な開発経験や知識が要求されますが、一般的に、チームとして仕事を進めることにより魅力を感じるのであれば「プロジェクトマネジャー」、プレーヤーとして技術を極めたいのであれば「スペシャリスト」というように考えられています。 企業規模などにもよりますが、キャリア的に、プロジェクトリーダーまでは、目の前のことをコツコツと進めていくことで、ステップアップしていけることが多いです。ただ、プロジェクトリーダーの次のキャリアの「プロジェクトマネジャー」や高水準の知識や技術を持つ「スペシャリスト」になるには大きな壁があります。 その先に進むためには、「マネジメント能力」や「突出した技術的なスキルや知識」、また時には、この人に仕事を任せたいと思われる「人柄」なども必要になってきます。こちらも企業規模にもよりますが、年収的には、プロジェクトリーダーまでは500万円台が上限で、「プロジェクトマネジャー」や「スペシャリスト」になれば700万円以上を目指せるようになるため、ここがキャリアにおける分岐点になります。 IT未経験からWEBアプリケーションエンジニアになるためのロードマップ ここからは、「フロントエンドエンジニア」と「サーバーサイドエンジニア」のキャリア別に、IT未経験から転職を行うまでのロードマップを解説します。 結論から言うと、どちらも最終目標は、「ポートフォリオを作成すること」です。 ポートフォリオ:WEBサイトやWEBサービス、アプリケーションをまとめた作品集 ポートフォリオについてまだイメージがつかない方は、下記の記事を参考にしてみてください。プログラミングスクールに通っていた方が、作成したポートフォリオ作品がまとめられています。 参考記事:Webエンジニア転職に成功した2021年下半期ポートフォリオ5選(GLOCAL MISSON TIMES) ポートフォリオは自分のスキルを紹介する営業資料のようなものです。未経験で実務経験がない人であれば、自分のアピールするための実績を作成する必要があります。また、そもそもポートフォリオがないと面接を受けられない企業も存在します。 WEBアプリケーションエンジニアは技術職であるため、自分には熱意だけではなく確かなスキルがあることを証明するために、自身の実績をまとめたポートフォリオは作成しましょう。クオリティの高いポートフォリオを作成することができれば、転職の成功確率を高められるだけでなく、給与のアップにつながっていきます。 それでは、最終目標であるポートフォリオ作成を行うためのロードマップを見ていきましょう。 フロントエンドエンジニアのロードマップ ◆フロントエンドエンジニアになるための5つのステップ(ロードマップ) ①HTML/CSSについて学習する まずは、HTML/CSSの基礎学習を行いましょう。HTMLは、WEBページに表示される文字や画像を表示させる、ページの骨組みを作るものです。CSSは、文字の色や太さ、ページの背景色など、ページを装飾するものです。 HTML/CSSの知識があれば、簡単なWEBページが作成できるようになります。HTML/CSSの学習を行うのであれば、本を購入して学ぶのも良いですが、「Progate」や「Udemy」などのオンライン学習サービスを利用するのもおすすめです。 ②WEBサイトを模写する HTML/CSSの基礎知識が身についたら、実際に世にあるWEBサイトを模写してみましょう。実際に知識があっても、それが使えなければ意味がないので、学んだ知識を生きたものとするために、模写を行っていくことが有効です。ただ、模写したものは、ポートフォリオとしては提出できないことを念頭に入れておきましょう。 WEBサイトの模写については、下記の記事が分かりやすくまとめられているので、ぜひあわせてご覧ください。 参考記事:【初心者必見】模写コーディングのやり方(Blogly) ③JavaScriptについて学習する JavaScriptは、WEBサイトに動きを付けることができるものです。例えば、数秒ごとに画像がスライドしているものなどが該当します。JavaScriptの学習についても、HTML/CSS同様に、オンライン学習サービスを上手に活用することをおすすめします。 ④開発環境を整える HTML/CSS/JavaScriptを扱えるようになったら、いよいよポートフォリオの作成に移りますが、その前に開発環境を整える必要があります。 まずは下記のツールを用意しましょう。これらをきちんと整えることで効果的な開発環境を作っていくことができます。 Visual Studio Code:プログラミングのコードエディタ Git/GitHub:プログラムのソースコードを管理する(共有する)もの React:フレームワーク(開発するために必要な機能があらかじめ用意された骨組み) Linter:ソースコードが問題ないかを判断してくれるツール npm/webpack/babel:JavaScriptの開発ツール ⑤ポートフォリオを作成する 開発環境を整えることができれば、いよいよポートフォリオの作成に着手していきます。ここでは、模写ではなく、自分で考えたWEBサイトを作りましょう。ポートフォリオを作成する上で重要な点は、「ただ自分の作りたいものを作るのではなく、相手(採用担当者など)に自分のどんなスキルをアピールするか、という観点から作る」ことです。 例えば、技術について興味があるということをアピールしたい場合は、最新のプログラミング技術を使ってWEBサイトを作る必要があります。デザインについて興味があることをアピールしたい場合は、デザインやUI/UXに力を入れたWEBサイトを作ります。 ただ、自分がアピールしたい箇所と、転職したい企業が求めていることが違った場合は、企業が求めている内容をアピールできるWEBサイトを作る必要があります。 いかがでしょう?これがフロントエンドエンジニアになるためのロードマップです。それでは続いて、バックエンドエンジニアになるためのロードマップを見ていきましょう。 バックエンドエンジニアのロードマップ ◆バックエンドエンジニアになるための5つのステップ(ロードマップ) ①HTML/CSSについて学習する まずは、HTML/CSSの基礎学習を行いましょう。HTMLは、WEBページに表示される文字や画像を表示させる、ページの骨組みを作るものです。CSSは、文字の色や太さ、ページの背景色など、ページを装飾するものです。 HTML/CSSの知識があれば、簡単なWEBページが作成できるようになります。HTML/CSSの学習を行うのであれば、本を購入して学ぶのも良いですが、「Progate」や「Udemy」などのオンライン学習サービスを利用するのもおすすめです。 ②WEBサイトを模写する HTML/CSSの基礎知識が身についたら、実際に世にあるWEBサイトを模写してみましょう。実際に知識があっても、それが使えなければ意味がないので、学んだ知識を生きたものとするために、模写を行っていくことが有効です。ただ、模写したものは、ポートフォリオとしては提出できないことを念頭に入れておきましょう。 WEBサイトの模写については、下記の記事が分かりやすくまとめられているので、ぜひあわせてご覧ください。 参考記事:【初心者必見】模写コーディングのやり方(Blogly) ③Python/PHP/Rubyについて学習する こちらについては、全てを学習する必要はなく、どれか一つのプログラミング言語を選択して学習する形で大丈夫です。それぞれの言語の特徴を下記の表にまとめました。 ◆ Python/PHP/Rubyの特徴 選び方は、自分の興味のある企業が扱っている言語か?という観点で選ぶので良いかと思います。これらの言語の学習方法についてもオンライン学習サービスをうまく利用することをおすすめします。 ④開発環境を整える バックエンドエンジニアもフロントエンドエンジニアと同様に、まずは環境開発を整える必要があります。 下記のツールについての知識を付けることができれば、開発環境を整えることができます。 Visual Studio Code:プログラミングのコードエディタ Git/GitHub:プログラムのソースコードを管理する(共有する)もの Rails/Laravel:フレームワーク(開発するために必要な機能があらかじめ用意された骨組み) Linter:ソースコードが問題ないかを判断してくれるツール MySQL/SQL:データベース(データを蓄積するために必要) AWS:クラウドサーバー(ポートフォリオをインターネット上に公開する際に必要) ⑤ポートフォリオを作成する バックエンドエンジニアも、開発環境を整えることができれば、いよいよポートフォリオ作成に着手していきます。こちらについても、フロントエンドエンジニアと同様で、自分はどういう点をアピールしたいのか?企業から求められているものは何なのか?を念頭に置いてポートフォリオを作成しましょう。 以上が、WEBアプリケーションエンジニア未経験から転職するまでのロードマップです。エンジニアとしての転職・就職を目的とする場合、どちらも最終的には、ポートフォリオを作成することを目標とすることが望ましいです。 しかし、ただポートフォリオを作成しただけで、質の低いもの(エラーが出る、デザインが崩れている、コードが汚い)を作成すれば、逆にマイナス評価を受けてしまうので、そういった点は注意しながら作成しましょう。 WEBアプリケーションエンジニアになるためには、まず所属する企業業態を選ぶ 先ほど、ポートフォリオを作成する際は、興味のある企業が求めているものを念頭に置いて作成すると解説いたしました。しかし、そもそも転職する企業はどのように選べばよいのかを悩んでいる方もいると思います。 結論から言うと、WEBアプリケーションエンジニアとしてなりたいのであれば、まずは所属する「企業業態」選びから始めましょう。当たり前のことではありますが、入った企業先によって、その先のキャリアが大きく変わってきますので、この選択は非常に重要です。 ◆WEBアプリケーションエンジニアが所属する主な企業業態 Sler:企業のシステム構築を請け負った業務を行う SES:顧客先の企業に派遣され、そこで業務を行う 自社開発:自社サービスを開発して提供する業務を行う WEBアプリケーションエンジニアが活躍する企業形態を簡単に分けると、上記のようになります。これら各企業業態の特徴をまとめました、下記の表をご覧ください。 ◆WEBアプリケーションエンジニアが所属する主な企業業態の特徴 WEBアプリケーションエンジニアとしてどういったキャリアを進みたいのか、また自分の価値観といった観点から、どこを選択するのかを決めましょう。とりあえず未経験も募集しているからという理由で、企業を決めてしまうと後で後悔する可能性があります。よく考えて選びましょう。 「未経験歓迎」は注意が必要?転職する企業の選び方 入りたい企業の方向性を決め、ポートフォリオを作成すれば、いよいよ転職活動が始まります。しかし、ここで注意が必要なのは、「未経験歓迎」の企業です。一概に言えませんが、「未経験歓迎」の企業は、ふたを開けてみれば、開発のテスト業務や営業の同行といった、プログラミングスキルがあまり求められない業務ばかり対応することになるケースもあります。 プログラミングスキルがいらないからこそ、「未経験歓迎」になっているわけなので、そういった点はしっかりと見極める必要があります。 では、どういった企業がおすすめかというと、狙うべきは「未経験者」を募集していない企業です。そもそも募集していないのに、応募できないのでは?と諦める前に、興味があるのであればまずは応募してみることから道が拓ける場合もあります。 「未経験者」を募集していない企業には、「未経験者」も募集してしまうと応募が多くなり、採用担当者が対応できなくなるから、という理由で行なっていない企業もあります。ですので、実際に応募してみると、評価次第では面接に対応してくれるという企業も一定数存在するのです。 「未経験者」を募集していない企業の方が、開発業務に携われる可能性が高くなるので、気になる企業があるのであれば、臆せずチャレンジしてみましょう。 WEBアプリケーションエンジニアの平均年収は? WEBアプリケーションエンジニアに転職するとなった際に、気になるのは年収ではないでしょうか?人材サービス大手dodaが公表しているデータによると、WEBアプリケーションエンジニアの平均年収は440.4万円です。 ◆WEBアプリケーションエンジニアの年収分布 出典:アプリケーションエンジニア(doda) 年収分布を見ると、300~500万円未満に集中しています。500万円以上になると徐々に割合は減っていき、年収700万円以上の割合は8%となり、1割を切っています。この分布図から分かる通り、500~600万円付近の間に壁があります。 この壁を超えるためには、ただ何となくキャリアを進めていくだけでは難しく、ITの知識やプログラミング能力、マネジメントスキルなどを磨いていく必要があります。 また、一般的には、同じWEBアプリケーションエンジニアでも、「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」では年収の水準が多少異なり、「バックエンドエンジニア」の方が100万円近く年収が変わることも多いため、どちらのキャリアを選ぶかによっても、年収が変わってきます。 フリーランスは、年収が低いか高いかの2極化している? WEBアプリケーションエンジニアとしてのキャリアを考える際、一度は、企業に属するのではなくフリーランスでやっていくということを考えたことがある方も多いのではないでしょうか? 実際に、フリーランスの方が稼げるという声はよく聞きますが、未経験からいきなりフリーランスになっても、そもそも案件を取れずに稼げないことがほとんどではないでしょうか。 下記の図を見てみると、正社員に比べて、フリーランスの方が、「300万円未満」と「1,000万円以上」の割合が高くなっています。 ◆正社員とフリーランスの年収分布 出典:IT業界フリーランス実態調査第1弾を公開(PR TIMES) 正社員の方が、中間地の割合が高くなっているので、「安定した収入が欲しい」「ある程度収入が欲しい」と考えている方は、正社員になった方が無難であるといえます。 もし、「時間に縛られずに自由に働きたい」といった考えが強いのであれば、フリーランスは良い選択ではあります。しかし、「稼ぎたい」と考えてフリーランスになるのであれば、ある一定以上の知識や経験、実績が必要になります。 WEBアプリケーションエンジニアは人材不足!需要が高まっている理由とは 最後に、現在WEBアプリケーションエンジニアの需要が高まっている理由について解説いたします。ここには大きく分けると3つの背景があります。 ①IT技術の進化 ②IT人材の慢性的な不足 ③日本のIT教育の遅れ ①IT技術の進化 現在の社会では、IT人材技術の進化によりどんどんWebサービスが増加しています。身近なWEBサービスで言えば、オンラインバンキングやオンラインチャットといったWEBを介して利用するサービス、家電などのIoT(モノをインターネットでつなぐこと)が例として挙げられます。 IT技術を利用したいという点では企業も同じで、「DX推進」を行いたいと考えている企業が増えてきています。「DX推進」とは、IT技術データやデジタル技術を駆使して事業改革を行うことです。 「DX推進」は以前からよく耳にする機会が多いですが、下記グラフの「東京都の中小企業におけるDX実態」によると、東京都内の57.3%の中小企業が「DXを推進できていない」と回答しています。 ◆DX推進の状況 出典:東京の半数以上の企業「DX推進できていない」 予算不足と人材不足がネックに(Ledge.ai)より筆者加工 また、DX推進が進んでいない理由に、「人材が不足している」との回答が2番目に上がっています。 ◆DX推進が進んでいない理由 出典:東京の半数以上の企業「DX推進できていない」 予算不足と人材不足がネックに(Ledge.ai) このように、IT技術はどんどん進化していますが、それを上手く活用できる人材は不足しているというのが実情です。 ②IT人材の慢性的な不足 人材不足については、上記の話とも繋がってきますが、まずは経済産業省が2019年3月に出した「IT人材需給に関する調査」報告書から引用した下記の表をご覧ください。 ◆2030年にはIT人材が最大79万人不足する! 参考: IT人材需給に関する調査(経済産業省)より筆者加工 この報告書では、2030年にはIT人材が最大79万人不足するとなっています。先ほど「人材が不足している」という回答がありましたが、2030年にはここまでのIT人材が不足する可能性があるのです。 こちらは、やはり少子高齢化による影響が大きいといえます。少子高齢化による労働人口の減少は、ITエンジニア業界にも大きく影響しています。 グラフを見ると、IT人材の供給はほぼ横ばいで推移していますが、不足人数は右肩上がりで上昇しています。日本では労働人口が減少している中、供給数をキープしているため、実質エンジニアなどのIT人材を職種として選ぶ人口の割合は増えていますが、まだまだ供給が追い付いていません。 下記グラフの「doda社」が出している求人倍率の推移をご覧ください。 ◆2021年7月の転職マーケット 出典:転職求人倍率レポート(2021年7月)(doda)より筆者加工 「IT・通信」の求人倍率は群を抜いて高いです。一時期は業界全体で求人倍率が落ちてきているものの、それも徐々に回復傾向にあります。こちらからも分かる通り、IT人材は深刻な人手不足が続いているのです。 ③日本のIT教育の遅れ 下記の内閣府のデータによれば、そもそも15歳の日本人の科学的・数学的リテラシーは欧米諸国よりも高く、ICT(情報通信技術)においては、日本のポテンシャルは低くないといえます。 参考データ:日本の学校教育の課題 内閣府 しかし、学校でICT(情報通信技術)を使う経験が少ないため、日本のIT教育水準は、諸外国に比べて低くなっています。日本人はITの基礎知識となる理数系の能力が高いですが、学生時代にITを使う経験に乏しいために、大人になった時に、ITが使えないという人が多い、というわけです。 ついに2020年から日本の小学校でもプログラミング教育が必須科目となりましたが、そもそも教える教師がICT教育に慣れていないため、日本のIT教育は世界各国と比べると、かなり遅れています。 しかし、進研ゼミ小学講座が実施した「2021年の出来事や将来に関する小学生の意識調査」の結果によると、「小学生がなりたい職業」の第4位に「プログラマー」がランクインしています。教育はまだまだ追いついていない中ですが、ITへの興味関心はどんどん浸透してきているといえるかもしれません。 ◆小学生がなりたい職業ランキング 出典:小学生がなりたい職業ランキング2021、ユーチューバーが総合1位に 僅差で2位は女子で1位のあの職業(ベネッセ 教育情報サイト) WEBアプリケーションエンジニアのまとめ WEBアプリケーションエンジニアは、継続的に非常に需要が高まっている職種です。あらゆる業界がIT人材の確保に乗り出しているため、IT人材の獲得競争が激化しています。このことで、金融業界や医薬品業界などのもともと給与水準が高い企業の採用数も増加しています。中には、年収200万~300万円アップを果たしたITエンジニアの転職事例もあります。 参考記事:転職で年収アップするITエンジニアが増加中、需要拡大が背景に(日経クロステック) しかし、WEBアプリケーションエンジニアとして年収1,000万円以上を目指すのであれば、ITやプログラミングの知識やスキル以外にも、+αのスキルを身に付ける必要があります。年収を上げるためにフリーランスになる、というのも1つの手段ですが、やはり未経験からフリーランスになるのは難しいでしょう。 これはどの職業、職種にも言えることですが、目の前の業務経験をどんどん積んでいくというのが、WEBアプリケーションエンジニアとしてキャリアを進めるうえで重要なことです。何はともあれ、まずはエンジニアとして働くための転職を成功させなければ、キャリアは開けないので、転職を考えている方はぜひこの記事を参考にしていただければ幸いです。 最後に、弊社ではITエンジニアのための転職エージェントサービス「GTalent(ジータレント)」、企業と直接繋がることができるスカウト・求人情報サイト「GitTap」を提供しています。日本で働く外国人ITエンジニア、グローバルな環境を求める日本人ITエンジニアの方のために、様々な採用案件を取り扱っていますので、ぜひ「G Talent」「GitTap」のサービスページもご覧ください。 外国人ITエンジニアの転職・求人なら G Talent(ジータレント) 外国籍ITエンジニアに特化した採用プラットフォーム GitTap(ギットタップ)

キャリア開発

【ITエンジニア】需要が高まるDevOpsエンジニアになるには?

DevOpsエンジニアとは、アプリケーションやシステムの開発スピード向上とサービスの安定運用の両方を実現するための仕組みづくりをするエンジニアのことを指します。開発と運用の両方に関わることから、アプリケーションやシステムの開発・改善から、クラウドなどのインフラ環境の構築・運用まで、幅広い業務をこなすことが求められます。 そもそも「DevOps(デブオプス)」とは何かというと、「Development(開発)」と「Operations(運用)」を合わせた造語です。端的に言うと、開発側と運用側が協力し、アプリケーションやシステムの開発スピードを担保しつつ、サービスの安定運用も実現させるという考え方です。 開発スピードを上げるという点からアジャイル開発と混同されやすい考え方ですが、こちらは後ほど解説いたします。 DevOpsエンジニアは、ITエンジニアの職種の1つとして挙げられますが、ITエンジニア未経験からいきなり目指せる職種ではなく、幅広いスキルの獲得や豊富な経験を積む必要があります。その分、年収は500万円~1500万円が相場であり、ITエンジニアの平均年収452万円(※doda社調べ)と比較すると高い傾向があります。 今後、システムの複雑化やインフラ環境がクラウドなどへの移行により専門的な分野が増えていくことが予想されるため、ますますDevOpsエンジニアの需要は高まると考えられます。 この記事では、今注目されているDevOpsエンジニアの概要に触れつつ、どのようにしたらDevOpsエンジニアになれるのかを解説していきます。 DevOpsエンジニアは開発に関わるという点でインフラエンジニアと異なる DevOpsエンジニアは、ITエンジニアの職種の中でもあまり聞きなれない職種ですが、インフラエンジニアと比較されることが多いです。理由としては、どちらもサーバー管理などに携わる職種であるためです。 DevOpsエンジニアとインフラエンジニアの違いを簡単に表にまとめましたので、まずは下記を参考にしながら、DevOpsエンジニアのイメージを掴んでください。 ◆DevOpsエンジニアとインフラエンジニアの違い DevOpsエンジニアとインフラエンジニアの違いを端的に言うと、アプリケーションやシステム開発まで携わるかどうかという点です。DevOpsエンジニアとインフラエンジニアのどちらもネットワークやサーバーに関する業務を行いますが、DevOpsエンジニアはそれにプラスして、アプリケーションやシステム開発まで関わります。 つまり、DevOpsエンジニアはインフラエンジニアの先のキャリアだと考えるとイメージしやすいでしょう。そのため、DevOpsエンジニアはインフラエンジニア以上に、知識や経験が求められる職種です。 DevOpsエンジニアが担う役割はズバリ自動化! ここからは、DevOpsエンジニアに求められる役割を解説していきます。先ほど解説したように、DevOpsとは、開発の「高速化」とシステムの「安定運用」実現するために生まれ経考え方ですが、実際にそれを実現するDevOpsエンジニアはどんな役割を求められるのでしょうか? ここからは、DevOpsエンジニアの役割について具体的に説明いたします。 システムを安定運用させるために必須「インフラのコード化」 インフラのコード化とは、コードでインフラ設定を記載しておき、システムやソフトウェアの実行環境や開発環境の構築作業を自動化することです。 インフラ構築における、用意した設計書にしたがってコマンドを打っていくという作業は、規模が大きくなればなるほど非常に手間がかかり、莫大なコストと工数が必要になります。また、人の手で作業を行う場合、どうしてもヒューマンエラーが起こりやすいという問題点もあります。 仮に、インフラ設定を一度コードで記述してしまえば、あとはコード実行するだけでインフラ環境を自動で構築できます。また、同じコードを実行するので、大量のサーバーを構築する際にもヒューマンエラーもなく、同じ環境を作ることができるのです。複数のサーバーで同じ環境を再現できることとで、インフラ設定の差異に起因した問題が起きづらくなります。 システムの「安定運用」を実現させたい、DevOpsエンジニアにとって、インフラ構築時の工数削減とヒューマンエラーをなくすことのできる、「インフラのコード化」は押さえておくべき重要スキルです。 ただし、インフラのコード化を行うためには、インフラ構築のためのスキルが必要で、スキル習得などの学習コストがかかります。さらにインフラエンジニアとしての業務経験が必要となる場合があります。 開発を高速化させる「CI/CDパイプラインの構築」 アプリケーションやシステム開発の「迅速化」を目指すDevOpsエンジニアにとって、CI/CDパイプラインの構築は最重要スキルです。 CI/CDパイプラインとは、CI/CDを実践するために必要な一連のステップを自動化したものです。このCI/CDとは、ソフトウェア開発を高速化するため、ビルドやインテグレート、テストなどを自動化し、すぐに本番環境にリリース可能な状態にする手法のことです。 CI(継続的インテグレーション)とは、コードに変更があると、ビルドからテストまで自動化する手法。 CD(継続的デリバリー)とは、テストを通過したソフトウェアを自動で本番環境にリリースできる状態にする手法。   ◆CI/CDパイプライン つまり、CI/CDパイプラインを構築することで、 ビルド → インテグレート → テスト → リリース → デプロイ の一連のステップを自動化することができます。コードに変更があると、ビルド~テスト~デプロイまでのステップが自動化されるため、開発プロセスのリードタイムを短くすることができます。 このことで、開発側の担当者全員が構築したパイプラインを活用することでソフトウェアのリリースを高速化できます。 CI / CDツールにはオンプレミス型とクラウド型があり、オンプレミス型ではJenkins・Drone、クラウド型ではTravis CI・CircleCIなどがあります。DevOpsエンジニアは、用途に合わせてツールを使い分け、CI/CDパイプラインを構築する必要があります。 管理コストや作業時間の削減につながる「マネージドサービスの知見」 マネージドサービスとは、サーバーの運用管理・保守などの一部をアウトソーシングできるサービスを指します。 サーバーを安定的に運用するためには、ハードウェアの調達から、機器・回線の管理、トラブル対応まで非常に幅広い業務が発生しますが、サーバーの運用管理・保守には専門的な知識を要するため、専門人材が必須でコストや負担が多くかかります。 この負担を抑えられるのが、マネージドサービスです。マネージドサービスを使いこなすことができれば、障害対応やセキュリティ対策といったことに割く人員を減らすことができるので、業務の効率化が図れるため、結果的にシステムの安定運用につながります。 社内にいるエンジニアの全員が、インフラに関する知識が豊富なわけではないので、上手くマネージドサービスを活用して、管理コストや作業時間を削減するというのもDevOpsエンジニアに求められる役割の一つです。 DevOpsエンジニアに求められる役割は、自分で手を動かして作業をするというよりは、開発側や運用側が、より業務を遂行できるための仕組みづくりを担うことです。 2021年版: DevOpsエンジニアになるためのロードマップ ここからは、実際にDevOpsエンジニアになるためには何をすべきかを解説していきます。 なおこちらで記載する内容は、「2021年版: DevOpsエンジニアになるためのRoadmap」の記事を参考にさせていただきました。ぜひこちらの記事もご覧ください。 では早速、DevOpsエンジニアになるためのロードマップを解説していきます。全部で9工程あります。 ◆DevOpsエンジニアになるためのロードマップ 1.プログラミング言語を学ぶ システム開発を行うには、プログラミング言語を習得しておく必要があります。できれば、Java・Python・Rubyのどれか一つは押さえておきましょう。 それぞれの言語の特徴として、Javaは基本的にどんな環境でも使える、Pythonは比較的シンプルで理解しやすい、Rubyは日本発祥のプログラミング言語のため、日本語での情報収集がしやすい、コードがシンプルで読みやすいことから初心者でも始めやすいといったことがあります。 2.OSのさまざまなコンセプトを理解する これは「Operations(運用)」の領域です。従来は、OSやハードウェアに関してはシステム運用管理者やサポート担当者だけが責任を持っていましたが、DevOpsエンジニアは、システムやインフラの両方に関わるため、OSなどの分野の知見も要求されます。 プロセス管理やメモリストレージとファイルシステムなど重要なシステムについては勉強しておく必要があります。 3.サーバー管理を学ぶ サービスを安定的に運用するためには、サーバーを構築してシステムや環境を作る必要があります。 具体的には、アプリケーションやサービスの稼働状況、CPU やメモリなどリソースの使用状況のモニタリングから、システムのアップデートや、改善すべきプログラムの修正、障害発生時の対応などを行う必要があるため、サーバーに関する全般的な知識を身に付けておく必要があります。 4.ネットワークとセキュリティに関して学ぶ 技術の進化によりさまざまなものと繋がれるようになった分、昨今はセキュリティ被害も増加の一途にあります。セキュリティ対策が不十分であれば、顧客情報などの重要データの流出につながるため、ネットワークとセキュリティに関しても学んでおきましょう。 DNS、FTP、SSLなどの、基本的ですが必要不可欠なものについては必ず押さえておきましょう。 5.ミドルウェアを理解しセットアップする方法を学ぶ ミドルウェアとは、コンピューター内のアプリケーションとOSの中間的な処理を行なうソフトウェアのことです。Webサーバーやアプリケーションサーバー、データベース管理サーバーがミドルウェアに該当します。 ◆ミドルウェアについて Webサーバーやアプリケーションサーバーの構造を理解し、さらに立ち上げる(セットアップする)方法を学ぶことで、システムについての理解が深まります。そうすることで、システム運用の効率化やインフラ環境構築の自動化を考えるステップに進んでいくことができます。 6.インフラのコード化を学ぶ インフラのコード化は、先ほど説明した通り、コードでインフラ設定を記載しておき、システムやソフトウェアの実行環境や開発環境の構築作業を自動化することです。 インフラをコード化するメリットとして、「別環境を作る際にまた手動で同じ作業を行う必要がなくなる」「現在のインフラやサーバーの構成を把握することが容易になる」「手順書管理をしなくてもよくなる」というメリットがあります。 7.CI/CDパイプライン構築ツールを学ぶ こちらも先ほど説明した通り、CI/CDとは、ソフトウェア開発を高速化するため、ビルドやインテグレート、テストなどを自動化し、すぐに本番環境にリリース可能な状態にする手法のことです。 CI/CDパイプラインを構築するためのツールは、オープンソースから商用のものまで色々ありますが、CI/CD全てを1つのツールで自動化することは難しく、開発工程に合わせてツールを組み合わせてCI/CDパイプラインを作るのが一般的であるため、複数のツールの使い方を覚える必要があります。 8.ソフトウェアとインフラの監視手法を学ぶ ミドルウェアのセットアップやデプロイメント以外に、ソフトウェアとインフラの監視もDevOpsエンジニアの重要な役割です。 監視とは、具体的に、アプリケーションやネットワーク、サーバー、OS、ミドルウェアの機能に異常や問題がないかを常時確認することです。 監視を行うためのツールはすでに様々なものが提供されているので、DevOpsエンジニアはその中から適切なツールを、会社のニーズに合わせて選択できるようになる必要があります。 9.パブリッククラウドについて学ぶ パブリッククラウドとは、企業や個人など不特定多数のユーザーに対し、インターネットを通じて、サーバーやストレージ、データベース、ソフトウェアなどのクラウドコンピューティング環境を提供するサービスのことを指します。具体的には、AWS(Amazon Web Services)やIBM Cloud、GCP(Google Cloud Platform)などが該当します。 自社でサーバーを保有する必要がないため、昨今、パブリッククラウドの利用が急速に普及しており、すでに多くの会社が、サーバーをクラウド環境に移行しています。DevOpsエンジニアにとってパブリッククラウドに関する基礎知識を学んでおくことは非常に重要です。 有名どころの、AWS、GCPはチェックしておきたいパブリッククラウドです。 以上が、2021年版のDevOpsエンジニアになるためのロードマップです。DevOpsエンジニアはITエンジニアの一種であるため、もちろんプログラミング言語を習得しておく必要がありますが、それだけでなく、さまざまなツールの扱い方やインフラ(特にクラウド)の知識が求められます。 記事冒頭で説明した通り、DevOpsエンジニアは幅広い知識や豊富な経験が必要となるため、アプリケーションエンジニアやインフラエンジニアの先につながる職種といえます。その分目指しがいのある職種なのではないでしょうか? 「DevOps」は仕組み、「アジャイル開発」は開発手法 先ほど紹介したように、「DevOps」とは、「Development」と「Operations」を合わせた造語です。開発側のアプリケーションやシステムを迅速に開発したいという目的と運用側のシステムを安定的に稼働させたいという目的が相反するという背景から、DevOpsという考え方が生まれました。 つまり、開発側は、システムをより良いものにしていくために、一般的には「新機能の追加、既存機能のアップデートをしていこう」という方針をとります。これに対して、運用側は、ユーザーがいつでも安心してサービスを利用できるようにするため、システムや機能にトラブルが発生することをなるべく避け、「安定して稼働しているものは、なるべくそのままの状態にしておく」という方針をとることが多いのです。 この矛盾を解消するために生まれたのが「DevOps」という概念です。 そして「アジャイル開発」とは、「素早い」や「機敏な」という意味があり、具体的には、アプリケーションやシステム開発を行う際、「計画→設計→実装→テスト」という開発工程を短い期間で何度も繰り返す手法です。 作りたいシステムを大まかに決めた後は「計画、設計、実装、テストの反復(イテレーション)」を繰り返し、比較的早期にシステムをリリースします。システムのリリース後は、ユーザーやクライアントからのフィードバックをもとに、システムの改良を繰り返して行う流れであり、臨機応変・柔軟にシステムを作っていけることがメリットです。 このアジャイル開発は、「ウォーターフォール開発」と対をなす開発手法です。ウォーターフォール開発は、「設計→開発→実装→テスト」という開発工程を、各工程に分けて段階的に開発していく手法です。ウォーターフォール開発の大まかな手順は、システムに搭載する機能や細かな仕様をすべて決めてから開発がスタートし、その後、1つひとつの工程をしっかりと完了させながら行う、というものです。「前の工程には戻らないこと」を前提に開発が進行するので、すべての工程が完了した後に、晴れてシステムやソフトウェアがリリースされる仕組みです。以前までは多くの企業がこの手法で開発を行っていました。 しかし、システムやアプリケーションをリリースした際に、リリース後に改善点を発見したり、ユーザーからもっとこうしてほしいというフィードバックを受けることは日常茶飯事であり、ウォーターフォール開発で時間をかけて開発を行っても、後々、改修作業はどうしても発生します。 このことから、「計画→設計→実装→テスト」を短期間で何度も繰り返すアジャイル開発は、ユーザーニーズに対応しやすいという観点から、この開発手法を取り入れる企業が増えています。そしてアジャイル開発は、開発スピード向上とサービスの安定運用の両方を実現する「DevOps」と非常に相性がいいです。 アジャイル開発を取り入れることで、DevOpsエンジニアは、「開発スピード向上」させつつ、開発側と運用側が協力できる仕組みを作り「サービスの安定運用」を実現することができるため、現在需要が高くなっているのです。 ◆アジャイル開発とウォーターフォール開発の違い 出典:アジャイルとDevOpsの品質保証と信頼性 ちなみに、DevOpsはという言葉が使われるようになったのは、2009年に開催されたオライリー社主催の「O’Reilly Velocity 09」というカンファレンスです。 このカンファレンスに登壇した、当時写真共有サービスFlickrのエンジニアであるJohn Allspaw氏とPaul Hammond氏が発表したプレゼンテーション「10 Deploys a Day:Dev and Ops Cooperation at Flickr」の中で、DevOpsが使用されていました。 このプレゼンテーションの内容は、「開発側と運用側が共通の目的に向かって協力することで、1日に10回以上デプロイするような高速な開発を実現できる」というものでした。 (※デプロイとは、簡単に説明するとプログラムを使える状態にすることです。) ITの進展やDX推進により、ますます需要が高まるDevOpsエンジニア DevOpsエンジニアは現在需要がどんどん高まっている業種です。 理由としては、ITの進展やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進とともにシステムなどの開発における開発期間の短縮、変更等への柔軟な対応が求められる傾向が強まっているからです。 先ほども解説しましたが、現在はサービスをリリースした後も、ユーザーからのフィードバックを受けながらサービスをより良くしていくことが求められる時代であるため、開発だけでなく改善スピードも「高速化」しつつ運用の「安定化」に貢献できるDevOpsエンジニアの需要は高まっています。 こちらの「日立製作所に聞く、大規模開発におけるDevOpsやDevSecOpsの現在地」の記事よると、日立製作所でもDevOpsという考え方が取り入れられることもあるようです。 記事によると、DevOpsが注目されている背景として、日本でも多くの企業や組織が取り組み始めたDXがあるとされています。一般的にDXは新規ビジネスが主目的であり、新しいものを作るためにビジネスモデルが明確でなく、システムの仕様も固定的ではありません。 そのため、開発後リリースしてからも、浮き彫りになった課題点を改善していき、安定した運用を行う必要があるため、DevOpsという考え方が採用されています。このように昨今では、大手企業・中小ベンチャー企業を問わず、DevOpsという考え方は注目され始めています。 今後は、AWSやGCPといったパブリッククラウドの需要も伸びていることからも、そういった分野に精通しつつ、開発側にも関わることのできるDevOpsエンジニアはより一層されることが予測されます。 まとめ この記事では、DevOpsエンジニアについて解説してきました。幅広い知識に精通しているかつ、豊富な経験が求められることから、DevOpsエンジニアになるための道のりは険しいです。 DevOpsエンジニアになるための方法に正解はありません。しかし、ITエンジニア未経験者がDevOpsエンジニアを目指すのであれば、インフラエンジニアやWEBアプリケーションエンジニアで経験を積んだ後にステップアップするというのが、比較的なりやすい方法でしょう。 弊社ではITエンジニアのための転職エージェントサービス「GTalent(ジータレント)」、エンジニアが企業と直接繋がることができるスカウト・求人情報サイト「GitTap」を提供しています。日本で働く外国人ITエンジニア、グローバルな環境を求める日本人ITエンジニアの方のために、さまざまな採用案件を取り扱っていますので、ぜひ「G Talent」「GitTap」のサービスページもご覧ください。 外国人ITエンジニアの転職・求人なら G Talent(ジータレント) 外国籍ITエンジニアに特化した採用プラットフォーム GitTap(ギットタップ)

キャリア開発

【2022年版】市場で求められるITエンジニアの5つの職種

ITエンジニアとは、IT「Information Technology(情報技術)」に携わる技術者の総称であり「システムエンジニア」「プログラマー」といった職務が該当します。 ITエンジニアと言っても様々な種類が存在することから、IT関連を目指す方にとっては何を目指していいのか?よくわからない方が多いと思います。これからITエンジニアを目指そうと考えている方はまず、本日紹介するIT市場で「需要の高い5つの職種」を意識するべきです。 なぜなら、ITエンジニアとしてキャリアを重ねるのなら、最新のプログラム言語を習得する、最先端の技術を扱う環境に身を置く、といったことが重要であり、システムエンジニアになるのか?プログラマーになるのか?といった職務のことはその後に考えるべきだからです。 本記事では、今市場で求められているITエンジニアの5つの職種を中心に解説いたします。 需要が高いITエンジニアの5つの職種 ここからは、現在企業からの需要が高いITエンジニアの職種を5つ解説していきます。この表は弊社GTalentの転職エージェントたちと協議して作成した、最新の企業ニーズやトレンドを考慮した独自の表になります。 ◆需要が高いITエンジニア5つの職種 参考データ:ITエンジニアの年収はどのくらい?給料アップを目指す方法と考え方(doda) 企業からの需要別に1~5位の順位をつけましたが、基本的に全職種の需要が非常に高いです。ITエンジニアの平均年収は450万円です。「3位:データサイエンティスト」と「5位:DevOpsエンジニア」はITエンジニアの中でも平均年収が高く、その分高い専門性が求められるため、市場にあまり人材が存在しないのです。 反対に、「1位:Webアプリケーションエンジニア」や「2位:モバイルアプリエンジニア」は企業の需要も高い分、人材が比較的、豊富に存在することから年収は平均値に収束しやすくなっています。 それではそれぞれの職種内容を具体的に解説いたします。 1位:WEBアプリケーションエンジニア WEBアプリケーションエンジニアとは、Webブラウザ上で動作するWEBアプリケーションを設計・開発するエンジニアのことを指します。 具体的なWEBアプリケーションとして、 ・TwitterやFacebookのようなSNSアプリケーション ・Gmail・Yahoo!メールのようなメールアプリケーション ・ECサイトのようなオンラインショッピングサイト などがあります。WEBアプリケーションエンジニアは、これらの設計・開発に携わります。 また、Webアプリケーションの中でも、サーバーサイドを中心に開発する「バックエンドエンジニア(またはサーバーサイドエンジニア)」と、UI/UXを考慮しながらユーザーが実際に使う画面を構築していく「フロントエンドエンジニア(またはクライアントサイドエンジニア)」が存在します。 バックエンドエンジニアには、サーバーやデータベースの知識が求められ、フロントエンジニアには、ユーザーが使いやすいようなサイト設計能力が求められます。年収においては、バックエンドエンジニアの方が、フロントエンドエンジニアよりも高い傾向があります。 WEBアプリケーションエンジニアが開発でよく使用する技術は、バックエンドエンジニアであれば、Python・PHP・Ruby、フロントエンドエンジニアであれば、HTML・CSS・JavaScriptです。 2位:モバイルアプリケーションエンジニア モバイルアプリケーションエンジニアとは、端的に言うと、スマートフォンアプリに対応したアプリを企画・開発・運用するエンジニアを指します。App StoreやGoogle Playのようなアプリケーションストアを経由してスマートフォンやタブレットにインストールするアプリケーションを企画・開発・運用することが仕事となります。 モバイルアプリケーションエンジニアの具体的な業務内容として、 ・アプリケーションの企画・要件定義 → どういったアプリケーションを作るかを企画して、アプリケーションの機能を要件定義をします ・設計・実装・テスト → 要件定義した設計書をもとに、実際にプログラムを組んで実装した後、意図した動作が行われるかのテストを行います ・運用・保守 → アプリケーションをリリースした後に、問題なく利用できているか定期的な運用・保守を行います スマートフォンが普及している現在、開発されるアプリケーションも多種多様であることから、モバイルアプリケーションエンジニアは常に新しい知識や技術を身に付けようとする姿勢が求められます。 また、インターネットが身近になり、スマートフォンアプリの需要が高まっていることから、企業からの需要が高い職種であることも特徴です。 モバイルアプリケーションエンジニアが開発でよく使用する言語は、iOSであればSwift、AndroidであればKotlinです。 3位:データサイエンティスト データサイエンティストは、統計学やアルゴリズムを活用して、大量のデータや情報、いわゆるビックデータを収集・分析する職種のことを指します。職種名に「エンジニア」と付いていませんが、データを収集・加工する際にプログラミングの知識を使用するという点では、1種のエンジニアです。 データサイエンティストと混同される職種に、人工知能に関する開発を行う「AIエンジニア」、人口知能分野の中でもコンピューターに「データ」と「命令」を与えて機械が自動で学習していく仕組みを作る「機械学習エンジニア」、データ解析を行い、解析したデータをもとに課題解決を行う「データアナリスト」などがあります。これらの職種の定義は、企業や組織によっても異なるため職種名だけで判断せずに、具体的にはどんな業務を行う仕事なのか、求人ごとに詳細を理解することが重要です。 データサイエンティストの具体的な業務内容としては、 ・課題の抽出 → 分析対象となる業務にはどういった課題があり、課題を解決するにはどんなデータが必要なのかを考えます ・データの収集・分析 → 収集するデータが決まれば、実際にデータを収集して、収集したデータを加工しながら、分析していきます ・データの活用 → 分析したデータをもとに、課題解決策を考えて、今後の業務に生かします データサイエンティストには、プログラミングやデータベースの知識、統計学やアルゴリズムのような数学的な知識、論理的思考力やマーケティングの知識といった専門性の高い知識が求められます。 また、「画像処理」といった、自動運転などのAIカメラで使われる技術や、「自然言語処理」といった、siriなどの音声認識システムなどで使われる技術を扱うこともあり、データサイエンティストの市場価値は高く、平均年収は520万円となっていますが、この額を大きく超えることも珍しくありません。 しかし、専門的な知識が求められるため、データサイエンティストは未経験から目指すには比較的難易度が高いとも言えます。例えプログラミングを経験していようと統計学などの知識がなければ、簡単に転職できる職種ではありません。 データサイエンティストがよく使用する言語は、Pythonです。 4位:インフラエンジニア インフラエンジニアとは、ネットワークやサーバーなどのIT基盤を支えるエンジニアのことを指します。具体的には、ネットワークやサーバーのようなIT基盤の構築・運用・保守を行います。 インフラエンジニアの幅は広く、 ・サーバーエンジニア → メールサーバーやWEBサーバーの構築や運用、保守を行います ・ネットワークエンジニア → サーバーと端末、サーバー同士を繋ぐネットワークの構築や運用、保守を行います ・セキュリティエンジニア → 企業のネットワークやシステムを外部の攻撃から守る役割をします ・クラウドエンジニア → AWSなどのクラウド環境を利用したシステムの設計や構築、運用を行います など多岐にわたります。 基本的に、運用・保守・監視の経験から始まり、少しずつ上流工程の経験を積むことで、インフラエンジニアとして専門性を高めていくこととなります。 インフラエンジニアに求められるスキルとして、ITインフラに関する専門的な知識はもちろん、企業によってはセキュリティの設定などの業務が発生するため、時には分野横断的な幅広い知識が求められます。 インフラエンジニアは、ITインフラに関する知識が最重要視されるため、よく使われる特定の言語はありませんが、最近はクラウドサービスを活用してインフラを構築することが主流であり、Amazonが提供するAWS、Googleが提供するGCP、Microsoftが提供するAzureなどがポピュラーです。 開発言語で言えば、Java・Python・Shellなど、業務を効率化させるためにも身に付けることも推奨されています。 5位:DevOpsエンジニア 開発スピードの向上やサービスの安定運用を実現するために、幅広い業務をこなすエンジニアのことを指します。まず「DevOps(デブオプス)」とは、「Development(開発)」と「Operations(運用)」を合わせた言葉であり、開発側のソフトウェアを迅速に開発するという目的と運用側のシステムを安定的に稼働させるという目的が相反するという背景から、この言葉が生まれました。 DevOpsエンジニアの役割は、この「開発」と「運用」における対立を解決することです。具体的な業務内容としては、 ・インフラ環境の構築・運用 → サーバーなどのインフラ環境を設計し、適切なネットワーク環境を選定します ・システムの開発・保守・運用 → システムの設計から開発を行い、システム完成後の運用も行います ・「開発」チームと「運用」チームのディレクション → 「開発」チームと「運用」チームの間に立ち、お互いの主張を参考にしながら、両チームの連携を促進します DevOpsエンジニア、開発側の「高速化」と運用の「効率化」を担う役割があることから、業務が多岐にわたります。 DevOpsエンジニアに求められるスキルとしては、IT業界でのツールやテクノロジーへの理解や知識、サーバーの負荷に対してシステムを拡張させる「スケーラビリティ確保」の経験、ネットワークやインフラへの理解、運用側と開発側をつなげることのできる調整力などが求められます。 幅広い知識に精通していることが求められるため、DevOpsエンジニアになるための道のりは大変です。DevOpsエンジニアになるための方法に正解はありませんが、インフラエンジニアやWEBアプリケーションエンジニアで経験を積んだ後にステップアップするというのが、比較的なりやすい方法でしょう。 また規模が小さい会社であれば、人手が少ないためDevOpsエンジニアの役割を求められる可能性があります。 開発が中心の職種ではないため開発言語がスキルの中心ではありませんが、DevOpsエンジニアが開発でよく使う言語を挙げるなら、Java・Python・Rubyなどです。 人材が不足し続けるITエンジニア業界 経済産業省が2019年3月に出した「IT人材需給に関する調査」報告書から引用した下記の表をご覧ください。 ◆2030年にはIT人材が最大79万人不足する! 参考: IT人材需給に関する調査(経済産業省) この報告書によると、2030年にはIT人材が16~79万人不足するとなっています。 このような問題を、外国人採用でITエンジニアを確保することで対応しようとする企業も少なくありません。メルカリや楽天といった大手IT企業などは、外国人採用も行っておりますし、AI技術に関するスタートアップ企業は、ほとんどが外国人で構成されているという企業も存在します。 ITエンジニアの人材不足の背景には 理由①IT技術の進化 理由②少子高齢化 理由③理系離れ の3つが挙げられます。それでは1つずつ解説してまいります。 理由①IT技術の進化 IT技術の進化はめまぐるしいものがあります。身近な事例で言えば、SNSやスマートフォンアプリ、家電などのIoT(モノのインターネット)は次から次へと新しい技術が誕生しています。 これは企業にも言えることで、特に、クラウドやAI、ビッグデータといったIT技術データやデジタル技術を駆使して事業改革を行う「DX推進」を行おうとしている企業が増えてきています。 DXは第4次産業革命(IoTやAI、ビックデータを用いた技術革新)にも関連することから、今後ますます注目されています。IT業界は技術の進化が早く、求められるスキルも時代によって変化するため、その時代に即したIT人材の確保が難ししく、人材不足になっています。下記の記事にもDX人材が不足していることが言及されております。 参考記事:外部採用しても足りないDX人材、2段階の「リスキリング」で社員を育てる 理由②少子高齢化 もう1つは少子高齢化です。少子高齢化による労働人口減少は、IT業界にも影響します。定年の延長や再雇用などの対策を行う企業もありますが、それ以上にエンジニアを目指す若者が少ないため、根本的な解決には至りません。 新卒採用では、未経験者採用や、経験者のみを採用しているところもあり、AIといった高度な技術のスキルを持っている方であれば、新卒採用でいきなり年収が1,000万円を超えるということもあります。 参考記事:年収1000万待遇も、熾烈な「新卒IT人材」争奪戦 理由③日本のIT教育の遅れ 下記の内閣府のデータによると、そもそも日本人の15歳の科学的・数学的リテラシーは欧米諸国よりも高く、ICT(情報通信技術)においては、日本のポテンシャルは低くはないのです。 参考データ:日本の学校教育の課題 内閣府   しかし、学校でICT(情報通信技術)を使った経験が少ないため、日本のIT教育水準は、諸外国に比べても低いです。日本人はITの基礎知識となる理数系の能力が高いですが、学生時代にITを使った経験に乏しいために、大人になってもITへの苦手意識が残ります。   ついに2020年から日本の小学校でもプログラミング教育が必須科目となりましたが、少子化のためにITを支える人材の不足が解消するまでには至りません。 単なる「システムエンジニア」や「プログラマー」を目指すのではなく、「どんな言語や環境のITエンジニア」になるのかが非常に重要! ITエンジニアと聞くと、多くの方が「システムエンジニア(SE※)」や「プログラマー(PG※)」をイメージするのではないでしょうか?※業界ではSE、PGと略されて使われることもあります。 「システムエンジニア」は、主にコンピューターなどのシステムの開発や設計、テストなどシステム全体に関わる技術者のことを指し「プログラマー」とは、システムエンジニアが作成した仕様書をもとに、コードを書いてプログラミングを組んでいく技術者のことを指します。つまりともにITエンジニアです。 しかし、システムエンジニアであっても、プログラマーであっても、ITエンジニアを目指す以上は、最新の言語や環境で仕事を行わないと、キャリアで上を目指すことはできません。 これからITエンジニアを目指す方は「プログラマーを目指す」というよりも、実は「WEBアプリケーションエンジニアを目指す」というように何を扱うITエンジニアになるのか?という方が重要な要素なのです。 なぜなら、プログラマーであっても、30~60年前に主流だったプログラミング言語である「COBOL(コボル)」や「FORTRAN(フォートラン)」を扱うプログラマーになると、キャリアや転職先が限定されて、ITエンジニアとしてキャリアを重ねるのは非常に難しくなります。 ですから、ITエンジニアを目指す方はまずは、「Webアプリケーションエンジニア」や「モバイルアプリケーションエンジニア」といった最新の職種を目指すようにすべきです。 未経験者からITエンジニアになるには、大学やプログラミングスクールに通うべき この記事を読んでいる読者の方は、IT業界は未経験ではあるが、ITエンジニアに興味があるという考えている方が多いのではないでしょうか? IT業界未経験からITエンジニアになるための方法は、大きく分けて2つあります。 ①未経験者を募集しているIT企業に、ITエンジニアとして就職する ②大学や専門学校、プログラミングスクールで専門的な知識やスキルを付ける 筆者としては、②の大学や専門学校、プログラミングスクールで専門的な知識やスキルを身に付けて、ITエンジニアになることをおすすめします。なぜなら、そちらの方がITエンジニアになった後のキャリアが広がるためです。 大学や専門学校、プログラミングスクールに通えば、そこで専門的な知識やスキルを身に付けることができ、ITエンジニアになってからもその知識やスキルを生かして、ステップアップしていくことができます。 反対に、①のように未経験でITエンジニアとして就職してしまうと、たいした知識やスキルが身に付かず、キャリアが広がらない可能性があります。未経験のITエンジニアを募集している企業は多いですが、そこでいざ就職してみても初歩的な業務で経験を積むことが多く、ただ業務をこなすだけでは、その先にステップアップすることは難しいです。 未経験でITエンジニアになっても結局は、業務外に独学で学ぶ必要が出てくるので、はじめに大学や専門学校、プログラミングスクールで専門的なスキルや知識を付けて、経験者としてITエンジニアになった方が、その先にもステップしやすく効率的です。 もし、現在別業界で働いていて、未経験でITエンジニアになろうと考えている方は、働きながら大学や専門学校、プログラミングスクールに通い、知識やスキルを身に付けて、そこからフリーランスなどで案件を受けて経験を積むという方法をおすすめします。 また最近では、独学でプログラミングが勉強できるツールなどもあるため、まずはそちらを使用してみる、または先ほど挙げた職種別に取得推奨されている資格の勉強をしてみるなどして、自分の適性を見定めてみても良でしょう。 ITエンジニアには興味があるが、IT業界未経験からITエンジニアに転職するというのは不安だと感じる方もいると思います。下記の記事によると、「未経験からのエンジニアへの転職した後の仕事への満足度が前職よりも高い人は約8割」というデータが出ているようです。 ◆未経験からエンジニアに転職した感想 参考記事:コロナ禍で需要増!異業種からITエンジニアへの転職で成功する条件(@DIME) 転職した方の声として、「仕事内容が面白い」「やりがいが大きい」「理想に近い働き方ができるようになった」との声があるようです。ITエンジニア不足が深刻な昨今、将来のキャリアとして、ITエンジニアを目指してみるというのも良いのではないでしょうか? ITエンジニアの職種別、取得しておきたい資格 先ほど資格の話が出てきたため、職種別に取得しておくと良い資格を下記の表にまとめましたので、ご覧ください。 ◆職種別の取得しておきたい資格一覧 WEBアプリケーションエンジニアであれば、システム要件定義やシステムに関する知識が試される「システムアーキテクト試験」、ネイティブアプリケーションエンジニアであれば、Androidアプリ開発に関する知識が問われる「Android技術者認定試験」のように、それぞれの職種の業務に必要な知識が問われる試験なので、興味がある方は資格試験の問題だけでも確認してみてください。 ITエンジニアを目指すなら押さえておきたいプログラミング言語 では次にITエンジニアになるために押さえておきたいプログラミング言語を紹介いたします。 下記の表をご覧ください。先ほど紹介した、ITエンジニアの5つの職種の言語をまとめました。 ◆職種別のよく使われるプログラミング言語一覧 こちらを見ると、「Java・Python・Ruby」が多く、この3つの言語は押さえておきたいプログラミング言語です。 まずPythonは、比較的シンプルで理解しやすいプログラミング言語であり、WEBアプリケーション開発や今注目されている機会学習、統計学習に使うことができるので、おすすめです。 Rubyは、国産のプログラミング言語であり、英語力が壁にならない、コードがシンプルで読みやすいことから初心者でも始めやすい言語です。また、使用用途も幅広いので、汎用性は高いです。 Javaは、基本的にどんな環境でも使えるプログラミング言語であり、システム開発からWebアプリケーション開発などあらゆる場面で使用できます。また多くの企業で使用されていることから、Javaが使えると就職に困ることも少ないです。 また、ITエンジニアになるのであれば、プログラミング言語ではないですが、英語ができた方が便利です。最新のプログラミング言語の技術本は英語で表記されているので、英語が読めないと、英語で書かれている技術書を読解するのは困難です。また、現在は外国人エンジニアを雇っている日本企業も少なくないので、そういった方と話す際にも役立ちます。 すでにフィンテック領域や最先端技術系の領域は、外国人だらけなので、そういった領域に興味がある・今後目指したい方は、ぜひとも英語を使えるようになっておくことをおすすめします。 ITエンジニアのまとめ 先ほど外国人エンジニアを雇っている日本企業も少なくないと紹介しましたが、ITエンジニアは世界的に不足しています。しかし、日本は少子高齢化が進み、そもそもの労働人口が減少している関係から、世界的に見てもITエンジニアの不足が深刻な国です。 だからこそ、IT業界未経験でもITエンジニアの採用を募集したり、外国人ITエンジニアを採用したりするという企業が増えています。昔は35歳を超えていると、エンジニアへの転職は難しいという時代もあったようですが、現在は、求職者が持っている技術が企業の採用ニーズとマッチしていれば、年齢は幅広く見てくれる企業が多い状況です。 弊社ではITエンジニアのための転職エージェントサービス「GTalent(ジータレント)」、企業と直接繋がることができるスカウト・求人情報サイト「GitTap」を提供しています。日本で働く外国人ITエンジニア、グローバルな環境を求める日本人ITエンジニアの方のために、様々な採用案件を取り扱っていますので、ぜひ「G Talent」「GitTap」のサービスページもご覧ください。 外国人ITエンジニアの転職・求人なら G Talent(ジータレント) 外国籍ITエンジニアに特化した採用プラットフォーム GitTap(ギットタップ)

キャリア開発

IoT開発エンジニアの役割・IoT開発の歴史を解説

COVID-19のパンデミックの中で、ますますモノのインターネットと呼ばれるIoT(Internet of Things)が注目を浴びています。IoTの発展により、あらゆるデバイスがインターネットと繋がることで、自宅にいながらでも問題なく仕事をすることができるようになりました。 IoTではハイテクスマートフォンからウェアラブルデバイスまで、あらゆるタイプの装置を接続します。デバイスが情報を収集して分析し、収集した情報を使うことでデバイスができることが広がり、これまでになかった利便性を提供することができるようになっています。 そして、自動車や家電製品など世界有数のデバイス技術を誇る日本は、IoTシステムを活用した最先端のデバイス開発が行われており、IoT開発エンジニアを目指す人にとって魅力的な国と一つと言えるでしょう。 今回の記事では、モノのインターネット(IoT)の歴史と全体的な影響力、COVID-19の危機下での意義、IoT開発者・エンジニアの具体的な役割について解説します。 IoTの歴史と普及 モノのインターネット(IoT)という概念は70年代からありますが、この用語を最初に作ったのはプロクター・アンド・ギャンブル社のケビン・アシュトン氏(Kevin Ashton)です。 アシュトン氏は、サプライチェーン最適化のために、RFID(無線周波数識別)と呼ばれる新技術についてのプレゼンテーションを行っていました。 アシュトン氏は、RFIDを「モノのインターネット」と呼び、1990年代にはインターネットが大流行していたことから、皆の注目を集めていました。 それ以来、IoTは、グーグルのような技術的大国の辞書の一部となっています。この言葉はフォーブスやワイアードなどのメディアにも取り上げられ、IoTの人気の高さを物語っています。 IoTはどこにでもあり、私たちが知らないうちに、その自動化されたシステムに毎日にアクセスしています。 例えば、ホームセキュリティシステムは、不正侵入などの家の周りの不審な動きをユーザーに伝えるためにIoTを使用します。 さらに目をベースとした識別を介して、所有者の進入を許可します。 自動車では、主に駐車センサーやアダプティブクルーズコントロールにIoTが活用されており、運転をより快適で安全なものにしています。 ヘルスケア業界でさえ、患者の状態を評価して監視することに加えて、健康上の問題を検知することにIoTを利用しています。 さらに、モノのインターネットは、人々の安全と安心だけに留まらず、工場の製造プロセスをより最適化することも可能にします。 IoTによって経営者は、工場がどれだけのエネルギーを使用しているか、どの製品をリサイクルできるか、現在の在庫数はどれくらいか、一日の生産性はどれくらいかを知ることができます。 これらすべてを利用することで、オーナーはコストを効果的に削減し、工場のどの部分を改善する必要があるかを特定することができます。 もっと大きな規模では、都市はコミュニティ全体に高速インターネットを提供することでIoTを活用しています。 IoTは、都市計画部門を発展させ、公衆衛生や交通などの問題に焦点を当てることで、都市が将来に向けてより持続可能なものになることを可能にしています。 サーモスタット(毎月の使用量を追跡する)、目覚まし時計(スマートフォンやコンピュータを介してアラームを設定する)、さらには自動販売機(リアルタイムのデータを使用して最も需要のある製品を特定し、より良い利益のために価格を調整する)のような一般的なものにもIoTは使われています。 モノのインターネットがコロナウイルスとの戦いにどのように役立つか ご存知の通り、COVID-19の危機は世界全体の日常を変えてしまいました。 世界中の人々が「新しい日常」に適応することを余儀なくされており、コロナウイルスの状況というルールの下で日常業務を安全に続けようとする上で、モノのインターネットは重要な役割を果たしています。 IoTは、感染の疑いがある人や感染した人を追跡するために活用されており、公共の安全を確保する上で極めて重要な役割を果たしています。 他の地域では、政府が動きを監視できるように、市民に対応するQRコード付きのリストバンドが配られています。 COVID-19の患者数が世界的に多いため、多くの病院は今、コロナウイルスに関連する問い合わせに答えるためにIoTを活用しています。 そのため、わざわざ医療センターに行って尋ねる必要がありません。 インターネットで、地元の病院のウェブサイトを調べるだけで、自動化されたチャットボットがコロナウイルス関連の質問に答えてくれます。 また、モノのインターネットのおかげで、家から出なくても、コミュニケーションをとり、会いに行くことができます。 遠く離れた家族、友人、同僚、さらにはかかりつけの医師や医師とのビデオ会議を音声コマンドを使って開始することができるようになりました。 IoT開発者・エンジニアの役割と責任 世界の現状があるからこそ、今、IoTの開発者やエンジニアがこれまで以上に必要とされています。 今後の技術の進化は、わたしたちの未来の安全を確保するものになる可能性が非常に高いです。 日本は、昔から技術産業国であるため、こうしたIoTの専門家が求められてきました。では、彼らは具体的に何をしているのでしょうか。 まず、常にロボットを使った実験を行っています。 モノのインターネットのコンセプトは、2つのデバイスを相互に通信させることであるため、IoTの開発者やエンジニアは、人間の手を借りなくても簡単に指示やタスクを処理できるような機械を作り、開発するために最善を尽くしています。 また、日本のIoTエンジニアや開発者は、常に最新の情報を入手し、最新のソフトウェアに精通しておく必要があります。 企業は常に最高のものだけでなく、最先端の技術を生み出す競争をしているので、一般の人には馴染みのない素材を使って製品を作っています。 また、既存の技術の中には、その上に構築してさらに発展させることができるものもあるため、古いソフトウェアに対する知識も必要となります。 さらに、この国のIoTエンジニアや開発者は、データ分析に長けている必要があります。 バッチ並列処理、複雑なイベントの処理、機械学習の実装、データの可視化などの幅広いバックグラウンドが求められます。 日本のIoTエンジニアや開発者は、スマートフォンやタブレット、パソコンを介してIoTを利用するユーザーが増えているため、モバイルやウェブのユーザーアプリケーションに精通しています。 iOSとAndroidはスマートフォン業界のトップ2のOSであるため、iOSとAndroidに精通しています。 また、WebユーザーアプリケーションのためのJava、.NET、HTML、CSS、JavaScript、PHPを深く理解しています。 まとめ IOTの技術は、わたしたちの生活をより便利にしてくれるものであるため、モノのインターネットの人気の高まりは、今後も高まっていくと考えられます。 現在、COVID-19の危機の下では、IoTシステムを搭載したデバイスが危機に対処するための重要なツールであることが証明されています。 IoTエンジニアや開発者の専門知識は、安全対策におけるより多くのイノベーションにつながり、うまくいけばCOVID-19パンデミックを間もなく克服することが可能になるかもしれません。 IoTエンジニアや開発者になることに興味がありますか?あなたの夢の仕事が日本で待っているかもしれません。 Sources: https://www.webopedia.com/TERM/I/internet_of_things.html#:~:text=Examples%20of%20objects%20that%20can,systems%2C%20vending%20machines%20and%20more. https://www.wired.co.uk/article/internet-of-things-what-is-explained-iot https://www.businessinsider.com/internet-of-things-devices-examples https://iot-analytics.com/internet-of-things-definition/#:~:text=But%20the%20actual%20idea%20of,during%20his%20work%20at%20Procter%26Gamble. https://www.iotforall.com/the-growing-role-of-iot-in-covid-19-response/ https://iopscience.iop.org/article/10.1088/1757-899X/263/4/042026/pdf https://builtin.com/internet-things/iot-in-vehicles https://builtin.com/internet-things/iot-examples https://www.persistent.com/industries/industrial/offerings/smart-electronic-appliances-ecosystem/ https://iotdunia.com/smart-thermostat/ https://www.instructables.com/id/IoT-Smart-Alarm-Clock-Open-Source-Project/ https://www.telit.com/industries-solutions/retail/vending-and-kiosk/ https://www.autodesk.com/industry/manufacturing/resources/mechanical-engineer/iot-internet-of-things-essentials-for-engineers https://ncube.com/industries/iot