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【ITエンジニア】需要が高まるDevOpsエンジニアになるには?

DevOpsエンジニアとは、アプリケーションやシステムの開発スピード向上とサービスの安定運用の両方を実現するための仕組みづくりをするエンジニアのことを指します。開発と運用の両方に関わることから、アプリケーションやシステムの開発・改善から、クラウドなどのインフラ環境の構築・運用まで、幅広い業務をこなすことが求められます。 そもそも「DevOps(デブオプス)」とは何かというと、「Development(開発)」と「Operations(運用)」を合わせた造語です。端的に言うと、開発側と運用側が協力し、アプリケーションやシステムの開発スピードを担保しつつ、サービスの安定運用も実現させるという考え方です。開発スピードを上げるという点からアジャイル開発と混同されやすい考え方ですが、こちらは後ほど解説いたします。DevOpsエンジニアは、ITエンジニアの職種の1つとして挙げられますが、ITエンジニア未経験からいきなり目指せる職種ではなく、幅広いスキルの獲得や豊富な経験を積む必要があります。その分、年収は500万円~1500万円が相場であり、ITエンジニアの平均年収452万円(※doda社調べ)と比較すると高い傾向があります。今後、システムの複雑化やインフラ環境がクラウドなどへの移行により専門的な分野が増えていくことが予想されるため、ますますDevOpsエンジニアの需要は高まると考えられます。この記事では、今注目されているDevOpsエンジニアの概要に触れつつ、どのようにしたらDevOpsエンジニアになれるのかを解説していきます。DevOpsエンジニアは開発に関わるという点でインフラエンジニアと異なるDevOpsエンジニアは、ITエンジニアの職種の中でもあまり聞きなれない職種ですが、インフラエンジニアと比較されることが多いです。理由としては、どちらもサーバー管理などに携わる職種であるためです。DevOpsエンジニアとインフラエンジニアの違いを簡単に表にまとめましたので、まずは下記を参考にしながら、DevOpsエンジニアのイメージを掴んでください。◆DevOpsエンジニアとインフラエンジニアの違いDevOpsエンジニアとインフラエンジニアの違いを端的に言うと、アプリケーションやシステム開発まで携わるかどうかという点です。DevOpsエンジニアとインフラエンジニアのどちらもネットワークやサーバーに関する業務を行いますが、DevOpsエンジニアはそれにプラスして、アプリケーションやシステム開発まで関わります。つまり、DevOpsエンジニアはインフラエンジニアの先のキャリアだと考えるとイメージしやすいでしょう。そのため、DevOpsエンジニアはインフラエンジニア以上に、知識や経験が求められる職種です。DevOpsエンジニアが担う役割はズバリ自動化!ここからは、DevOpsエンジニアに求められる役割を解説していきます。先ほど解説したように、DevOpsとは、開発の「高速化」とシステムの「安定運用」実現するために生まれ経考え方ですが、実際にそれを実現するDevOpsエンジニアはどんな役割を求められるのでしょうか?ここからは、DevOpsエンジニアの役割について具体的に説明いたします。システムを安定運用させるために必須「インフラのコード化」インフラのコード化とは、コードでインフラ設定を記載しておき、システムやソフトウェアの実行環境や開発環境の構築作業を自動化することです。インフラ構築における、用意した設計書にしたがってコマンドを打っていくという作業は、規模が大きくなればなるほど非常に手間がかかり、莫大なコストと工数が必要になります。また、人の手で作業を行う場合、どうしてもヒューマンエラーが起こりやすいという問題点もあります。仮に、インフラ設定を一度コードで記述してしまえば、あとはコード実行するだけでインフラ環境を自動で構築できます。また、同じコードを実行するので、大量のサーバーを構築する際にもヒューマンエラーもなく、同じ環境を作ることができるのです。複数のサーバーで同じ環境を再現できることとで、インフラ設定の差異に起因した問題が起きづらくなります。システムの「安定運用」を実現させたい、DevOpsエンジニアにとって、インフラ構築時の工数削減とヒューマンエラーをなくすことのできる、「インフラのコード化」は押さえておくべき重要スキルです。ただし、インフラのコード化を行うためには、インフラ構築のためのスキルが必要で、スキル習得などの学習コストがかかります。さらにインフラエンジニアとしての業務経験が必要となる場合があります。開発を高速化させる「CI/CDパイプラインの構築」アプリケーションやシステム開発の「迅速化」を目指すDevOpsエンジニアにとって、CI/CDパイプラインの構築は最重要スキルです。CI/CDパイプラインとは、CI/CDを実践するために必要な一連のステップを自動化したものです。このCI/CDとは、ソフトウェア開発を高速化するため、ビルドやインテグレート、テストなどを自動化し、すぐに本番環境にリリース可能な状態にする手法のことです。CI(継続的インテグレーション)とは、コードに変更があると、ビルドからテストまで自動化する手法。CD(継続的デリバリー)とは、テストを通過したソフトウェアを自動で本番環境にリリースできる状態にする手法。 ◆CI/CDパイプラインつまり、CI/CDパイプラインを構築することで、ビルド → インテグレート → テスト → リリース → デプロイの一連のステップを自動化することができます。コードに変更があると、ビルド~テスト~デプロイまでのステップが自動化されるため、開発プロセスのリードタイムを短くすることができます。このことで、開発側の担当者全員が構築したパイプラインを活用することでソフトウェアのリリースを高速化できます。CI / CDツールにはオンプレミス型とクラウド型があり、オンプレミス型ではJenkins・Drone、クラウド型ではTravis CI・CircleCIなどがあります。DevOpsエンジニアは、用途に合わせてツールを使い分け、CI/CDパイプラインを構築する必要があります。管理コストや作業時間の削減につながる「マネージドサービスの知見」マネージドサービスとは、サーバーの運用管理・保守などの一部をアウトソーシングできるサービスを指します。サーバーを安定的に運用するためには、ハードウェアの調達から、機器・回線の管理、トラブル対応まで非常に幅広い業務が発生しますが、サーバーの運用管理・保守には専門的な知識を要するため、専門人材が必須でコストや負担が多くかかります。この負担を抑えられるのが、マネージドサービスです。マネージドサービスを使いこなすことができれば、障害対応やセキュリティ対策といったことに割く人員を減らすことができるので、業務の効率化が図れるため、結果的にシステムの安定運用につながります。社内にいるエンジニアの全員が、インフラに関する知識が豊富なわけではないので、上手くマネージドサービスを活用して、管理コストや作業時間を削減するというのもDevOpsエンジニアに求められる役割の一つです。DevOpsエンジニアに求められる役割は、自分で手を動かして作業をするというよりは、開発側や運用側が、より業務を遂行できるための仕組みづくりを担うことです。2021年版: DevOpsエンジニアになるためのロードマップここからは、実際にDevOpsエンジニアになるためには何をすべきかを解説していきます。なおこちらで記載する内容は、「2021年版: DevOpsエンジニアになるためのRoadmap」の記事を参考にさせていただきました。ぜひこちらの記事もご覧ください。では早速、DevOpsエンジニアになるためのロードマップを解説していきます。全部で9工程あります。◆DevOpsエンジニアになるためのロードマップ1.プログラミング言語を学ぶシステム開発を行うには、プログラミング言語を習得しておく必要があります。できれば、Java・Python・Rubyのどれか一つは押さえておきましょう。それぞれの言語の特徴として、Javaは基本的にどんな環境でも使える、Pythonは比較的シンプルで理解しやすい、Rubyは日本発祥のプログラミング言語のため、日本語での情報収集がしやすい、コードがシンプルで読みやすいことから初心者でも始めやすいといったことがあります。2.OSのさまざまなコンセプトを理解するこれは「Operations(運用)」の領域です。従来は、OSやハードウェアに関してはシステム運用管理者やサポート担当者だけが責任を持っていましたが、DevOpsエンジニアは、システムやインフラの両方に関わるため、OSなどの分野の知見も要求されます。プロセス管理やメモリストレージとファイルシステムなど重要なシステムについては勉強しておく必要があります。3.サーバー管理を学ぶサービスを安定的に運用するためには、サーバーを構築してシステムや環境を作る必要があります。具体的には、アプリケーションやサービスの稼働状況、CPU やメモリなどリソースの使用状況のモニタリングから、システムのアップデートや、改善すべきプログラムの修正、障害発生時の対応などを行う必要があるため、サーバーに関する全般的な知識を身に付けておく必要があります。4.ネットワークとセキュリティに関して学ぶ技術の進化によりさまざまなものと繋がれるようになった分、昨今はセキュリティ被害も増加の一途にあります。セキュリティ対策が不十分であれば、顧客情報などの重要データの流出につながるため、ネットワークとセキュリティに関しても学んでおきましょう。DNS、FTP、SSLなどの、基本的ですが必要不可欠なものについては必ず押さえておきましょう。5.ミドルウェアを理解しセットアップする方法を学ぶミドルウェアとは、コンピューター内のアプリケーションとOSの中間的な処理を行なうソフトウェアのことです。Webサーバーやアプリケーションサーバー、データベース管理サーバーがミドルウェアに該当します。◆ミドルウェアについてWebサーバーやアプリケーションサーバーの構造を理解し、さらに立ち上げる(セットアップする)方法を学ぶことで、システムについての理解が深まります。そうすることで、システム運用の効率化やインフラ環境構築の自動化を考えるステップに進んでいくことができます。6.インフラのコード化を学ぶインフラのコード化は、先ほど説明した通り、コードでインフラ設定を記載しておき、システムやソフトウェアの実行環境や開発環境の構築作業を自動化することです。インフラをコード化するメリットとして、「別環境を作る際にまた手動で同じ作業を行う必要がなくなる」「現在のインフラやサーバーの構成を把握することが容易になる」「手順書管理をしなくてもよくなる」というメリットがあります。7.CI/CDパイプライン構築ツールを学ぶこちらも先ほど説明した通り、CI/CDとは、ソフトウェア開発を高速化するため、ビルドやインテグレート、テストなどを自動化し、すぐに本番環境にリリース可能な状態にする手法のことです。CI/CDパイプラインを構築するためのツールは、オープンソースから商用のものまで色々ありますが、CI/CD全てを1つのツールで自動化することは難しく、開発工程に合わせてツールを組み合わせてCI/CDパイプラインを作るのが一般的であるため、複数のツールの使い方を覚える必要があります。8.ソフトウェアとインフラの監視手法を学ぶミドルウェアのセットアップやデプロイメント以外に、ソフトウェアとインフラの監視もDevOpsエンジニアの重要な役割です。監視とは、具体的に、アプリケーションやネットワーク、サーバー、OS、ミドルウェアの機能に異常や問題がないかを常時確認することです。監視を行うためのツールはすでに様々なものが提供されているので、DevOpsエンジニアはその中から適切なツールを、会社のニーズに合わせて選択できるようになる必要があります。9.パブリッククラウドについて学ぶパブリッククラウドとは、企業や個人など不特定多数のユーザーに対し、インターネットを通じて、サーバーやストレージ、データベース、ソフトウェアなどのクラウドコンピューティング環境を提供するサービスのことを指します。具体的には、AWS(Amazon Web Services)やIBM Cloud、GCP(Google Cloud Platform)などが該当します。自社でサーバーを保有する必要がないため、昨今、パブリッククラウドの利用が急速に普及しており、すでに多くの会社が、サーバーをクラウド環境に移行しています。DevOpsエンジニアにとってパブリッククラウドに関する基礎知識を学んでおくことは非常に重要です。有名どころの、AWS、GCPはチェックしておきたいパブリッククラウドです。以上が、2021年版のDevOpsエンジニアになるためのロードマップです。DevOpsエンジニアはITエンジニアの一種であるため、もちろんプログラミング言語を習得しておく必要がありますが、それだけでなく、さまざまなツールの扱い方やインフラ(特にクラウド)の知識が求められます。記事冒頭で説明した通り、DevOpsエンジニアは幅広い知識や豊富な経験が必要となるため、アプリケーションエンジニアやインフラエンジニアの先につながる職種といえます。その分目指しがいのある職種なのではないでしょうか?「DevOps」は仕組み、「アジャイル開発」は開発手法先ほど紹介したように、「DevOps」とは、「Development」と「Operations」を合わせた造語です。開発側のアプリケーションやシステムを迅速に開発したいという目的と運用側のシステムを安定的に稼働させたいという目的が相反するという背景から、DevOpsという考え方が生まれました。つまり、開発側は、システムをより良いものにしていくために、一般的には「新機能の追加、既存機能のアップデートをしていこう」という方針をとります。これに対して、運用側は、ユーザーがいつでも安心してサービスを利用できるようにするため、システムや機能にトラブルが発生することをなるべく避け、「安定して稼働しているものは、なるべくそのままの状態にしておく」という方針をとることが多いのです。この矛盾を解消するために生まれたのが「DevOps」という概念です。そして「アジャイル開発」とは、「素早い」や「機敏な」という意味があり、具体的には、アプリケーションやシステム開発を行う際、「計画→設計→実装→テスト」という開発工程を短い期間で何度も繰り返す手法です。作りたいシステムを大まかに決めた後は「計画、設計、実装、テストの反復(イテレーション)」を繰り返し、比較的早期にシステムをリリースします。システムのリリース後は、ユーザーやクライアントからのフィードバックをもとに、システムの改良を繰り返して行う流れであり、臨機応変・柔軟にシステムを作っていけることがメリットです。このアジャイル開発は、「ウォーターフォール開発」と対をなす開発手法です。ウォーターフォール開発は、「設計→開発→実装→テスト」という開発工程を、各工程に分けて段階的に開発していく手法です。ウォーターフォール開発の大まかな手順は、システムに搭載する機能や細かな仕様をすべて決めてから開発がスタートし、その後、1つひとつの工程をしっかりと完了させながら行う、というものです。「前の工程には戻らないこと」を前提に開発が進行するので、すべての工程が完了した後に、晴れてシステムやソフトウェアがリリースされる仕組みです。以前までは多くの企業がこの手法で開発を行っていました。しかし、システムやアプリケーションをリリースした際に、リリース後に改善点を発見したり、ユーザーからもっとこうしてほしいというフィードバックを受けることは日常茶飯事であり、ウォーターフォール開発で時間をかけて開発を行っても、後々、改修作業はどうしても発生します。このことから、「計画→設計→実装→テスト」を短期間で何度も繰り返すアジャイル開発は、ユーザーニーズに対応しやすいという観点から、この開発手法を取り入れる企業が増えています。そしてアジャイル開発は、開発スピード向上とサービスの安定運用の両方を実現する「DevOps」と非常に相性がいいです。アジャイル開発を取り入れることで、DevOpsエンジニアは、「開発スピード向上」させつつ、開発側と運用側が協力できる仕組みを作り「サービスの安定運用」を実現することができるため、現在需要が高くなっているのです。◆アジャイル開発とウォーターフォール開発の違い出典:アジャイルとDevOpsの品質保証と信頼性ちなみに、DevOpsはという言葉が使われるようになったのは、2009年に開催されたオライリー社主催の「O’Reilly Velocity 09」というカンファレンスです。このカンファレンスに登壇した、当時写真共有サービスFlickrのエンジニアであるJohn Allspaw氏とPaul Hammond氏が発表したプレゼンテーション「10 Deploys a Day:Dev and Ops Cooperation at Flickr」の中で、DevOpsが使用されていました。このプレゼンテーションの内容は、「開発側と運用側が共通の目的に向かって協力することで、1日に10回以上デプロイするような高速な開発を実現できる」というものでした。(※デプロイとは、簡単に説明するとプログラムを使える状態にすることです。)ITの進展やDX推進により、ますます需要が高まるDevOpsエンジニアDevOpsエンジニアは現在需要がどんどん高まっている業種です。理由としては、ITの進展やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進とともにシステムなどの開発における開発期間の短縮、変更等への柔軟な対応が求められる傾向が強まっているからです。先ほども解説しましたが、現在はサービスをリリースした後も、ユーザーからのフィードバックを受けながらサービスをより良くしていくことが求められる時代であるため、開発だけでなく改善スピードも「高速化」しつつ運用の「安定化」に貢献できるDevOpsエンジニアの需要は高まっています。こちらの「日立製作所に聞く、大規模開発におけるDevOpsやDevSecOpsの現在地」の記事よると、日立製作所でもDevOpsという考え方が取り入れられることもあるようです。記事によると、DevOpsが注目されている背景として、日本でも多くの企業や組織が取り組み始めたDXがあるとされています。一般的にDXは新規ビジネスが主目的であり、新しいものを作るためにビジネスモデルが明確でなく、システムの仕様も固定的ではありません。そのため、開発後リリースしてからも、浮き彫りになった課題点を改善していき、安定した運用を行う必要があるため、DevOpsという考え方が採用されています。このように昨今では、大手企業・中小ベンチャー企業を問わず、DevOpsという考え方は注目され始めています。今後は、AWSやGCPといったパブリッククラウドの需要も伸びていることからも、そういった分野に精通しつつ、開発側にも関わることのできるDevOpsエンジニアはより一層されることが予測されます。まとめこの記事では、DevOpsエンジニアについて解説してきました。幅広い知識に精通しているかつ、豊富な経験が求められることから、DevOpsエンジニアになるための道のりは険しいです。DevOpsエンジニアになるための方法に正解はありません。しかし、ITエンジニア未経験者がDevOpsエンジニアを目指すのであれば、インフラエンジニアやWEBアプリケーションエンジニアで経験を積んだ後にステップアップするというのが、比較的なりやすい方法でしょう。弊社ではITエンジニアのための転職エージェントサービス「GTalent(ジータレント)」、エンジニアが企業と直接繋がることができるスカウト・求人情報サイト「GitTap」を提供しています。日本で働く外国人ITエンジニア、グローバルな環境を求める日本人ITエンジニアの方のために、さまざまな採用案件を取り扱っていますので、ぜひ「G Talent」「GitTap」のサービスページもご覧ください。外国人ITエンジニアの転職・求人なら G Talent(ジータレント)外国籍ITエンジニアに特化した採用プラットフォーム GitTap(ギットタップ)

その他

ITエンジニアの採用に欠かせない「カジュアル面談」とは?

ITエンジニア不足が深刻化する中、売り手市場が続いています。ITエンジニアの求人倍率は、2019年12月時点では4.7倍。新型コロナウイルスの流行により、2020年には2.5倍前後に低下したものの、2021年6月には3.1倍と再び上昇しています。ITエンジニアの採用が難しくなる中、SNSやダイレクトリクルーティングなどをはじめとした、企業からアプローチする採用方法が増えています。従来の「待ち」の採用では、候補者を集めにくくなっているためです。企業からアプローチする採用方法の中でも、注目を集めているのがカジュアル面談です。ITエンジニアと接触するまでのハードルが低く、候補者を集めやすいのが特徴です。しかし「本当に採用につながるのか」「進め方がわからない」など、疑問を抱える採用担当者様が多いのではないでしょうか。本記事ではカジュアル面談の基礎知識から具体的な進め方、成功のポイントをご紹介します。参照:【2021年8月】ITエンジニア採用のための最新動向情報!新規求人倍率・転職者の応募状況 (https://topics.type.jp/type-engineer/engineer-job-market-trend/2021-08/)「カジュアル面談」とは?カジュアル面談とは採用担当者とITエンジニアが気軽に参加できる、必ずしも選考を前提としない面談です。カジュアル面談が広まった背景には、ITエンジニアの採用難があります。激しい人材獲得競争の中採用を成功させるには、従来の採用方法だけでは十分ではありません。企業から人材にアプローチする「攻め」の採用方法を取り入れる必要があります。具体的な方法として、SNS採用・ダイレクトリクルーティング・リファラル採用・カジュアル面談などがあります。特にカジュアル面談は「応募まで至らないエンジニア」と接触できたり、職種にとらわれない採用ができるので、候補者を集めやすいのが特徴です。カジュアル面談で注意すること就職意欲が低いITエンジニアに面接同様の質問をすると、「面談なのに選考された」とマイナスな印象を抱かせてしまいます。カジュアル面談に参加するITエンジニアの多くは、社員と話して企業・仕事に関する情報を収集したいと考えています。一方的に質問をするのではなく、会話を通して情報を聞き出すのが重要です。またITエンジニアごとに異なる、参加目的にも留意しましょう。例えば外国籍ITエンジニアには、採用に進むためのネットワークづくり、OB・OG訪問としてカジュアル面談に参加する方が多くなっています。就職意欲が高いITエンジニアならその場で採用したり、特別な選考フローに案内した方が、少ない工数で確実に採用できます。各ITエンジニアに合わせた柔軟な対応が、カジュアル面談では重要です。参考:Background Information About Informational Interviews (https://www.livecareer.com/resources/interviews/prep/information-background)ITエンジニアのカジュアル面談の進め方&ポイント  ここでは準備から面談の流れ、カジュアル面談の成功ポイントを解説します。準備カジュアル面談を成功させるには、ITエンジニアのニーズに合わせた柔軟な対応が欠かせません。まずはカジュアル面談の目的を明確にし、ITエンジニアのニーズを理解することからはじめましょう。1. 目的を明確にする「応募に至っていないITエンジニアに接触する」「カルチャーフィットを見極める」など、カジュアル面談の目的を明確にしましょう。具体的に決めておけば募集がスムーズです。 例)応募に至っていないwebエンジニアを採用するために、SNSの求人投稿に「いいね」したエンジニアの中で、3年以上の経験がある人材とカジュアル面談をする 2. 募集する 求人広告・公式HPなどの応募用フォームや採用プラットフォーム、SNSなど自社に合ったチャネルを選びましょう。 最近は、カジュアル面談機能をそなえた採用プラットフォームが増えています。従来の方法と組み合わせてカジュアル面談を取り入れられ、効果的に採用を進められます。 なかでもGitTapは、外国籍ITエンジニアに特化した採用プラットフォームです。求人広告はもちろん、カジュアル面談・スカウト機能がそろっています。スキル・日本語力が共に高いエンジニアが多数登録しており、即戦力エンジニアを採用したい企業に適しています。サービスの詳細は、下記よりご確認ください。 GitTapを詳しく見る 資料請求はこちら 3. 計画する アポがとれたら、まずはITエンジニアの経歴や希望職種を調べます。やり取りする機会があれば、カジュアル面談で知りたいことを聞いておくのも効果的です。 次にプロフィールを元に「誰と」「どこで」「いつ」面談するかを決定します。特にポイントとなるのが、「誰と」面談するかです。ITエンジニアは面談する相手との会話を通して、業務内容はもちろん、 どんな人と働くのか 社員がどんな志をもって仕事をしているか どんなキャリア設計が可能か を判断します。 人格・スキル共に優れた人物に同席してもらいましょう。ITエンジニアは、専門性が高い職種です。ITエンジニアからの質問に十分に回答できる、現場のエンジニアに面談してもらうのがよいでしょう。 次に、面談で聞きたい質問をリストアップしておきます。カジュアル面談では、質問の仕方をITエンジニアに合わせて調整します。すでに応募があったITエンジニアと面談をするなら、志望理由・経歴などを聞いてもOKです。「応募の前に一度会ってみたい」と考えているITエンジニアには、会話を通した魅力付けを優先しましょう。 質問例:働き方・志望理由を知りたい今の仕事のどんなところが好きですか。弊社にご興味をもっていただいたきっかけは何ですか。あなたにとって優秀なITエンジニアとは、どんな人物ですか?どんな人と働いてみたいですか。最近学んだ言語はありますか? 質問例:経歴・実績を知りたい 今どんな仕事をされていますか。 これまで印象に残っているプロジェクトは何ですか。 5年後はどんな仕事をしていたいですか? ○○(プロダクト名)をより良くするには、何が必要でしょうか。 面談をする 次に、面談の進め方をステップごとに解説します。各セッションの順番や時間は、ITエンジニアに合わせて適宜調整しましょう。 アイスブレーク まずは自己紹介からはじめます。会話を通して相手の緊張を解くのが大切です。また「面接ではないのでリラックスして話してほしい」など、面談の方向性を伝えましょう。面談に参加したきっかけや転職・就職活動の状況を聞いておくと、効果的な面談を行えます。 会社説明 ITエンジニアに合わせて会社説明をします。基本的にカジュアル面談では、採用担当者の発話が全体の6割~7割となるのが理想です。 しかし外国籍ITエンジニアをはじめ、積極的な対話・逆質問から情報を得たいITエンジニアには、解説が多くなりすぎると逆効果です。ITエンジニアに合わせて、発話の割合を5:5程度に調整しましょう。この場合魅力付けで重要になるのは、質問への回答や社員の人的魅力です。 逆質問&質問 ITエンジニアによっては、カジュアル面談に際して多くの逆質問を用意しています。こちらからの質問だけでなく、質問の回答も十分に準備しておきましょう。 ITエンジニアからの逆質問例 現在はどんな仕事をされていますか? 開発環境について教えてください 自分の仕事で誇りに思うことは何ですか? このポジションに就くなら、知っておくべきトレンド・課題は何ですか? どんなキャリアプランを描いていますか? このポジションに就きたいITエンジニアに、どんなアドバイスをしますか? 最も重要なスキルは何ですか? これまでのキャリアについて教えてください。 もしこれまでのキャリアで何かやり直せるとすれば、何をしますか? クロージング採用したいITエンジニアには、選考ステップをできるだけ早く案内しましょう。面談を終えるときに「ぜひ正式な選考に進んでいただきたいと思いました。いかがでしょうか?」など、声をかけておくのが理想です。メールで連絡する場合は、できるだけ当日中に送りましょう。双方の意向によってその場で採用を決めたり、特別な選考フローに案内することも可能です。また「今すぐは採用できない」「ITエンジニアの転職意向が高くない」場合は、今後も連絡を取りたい旨を伝えましょう。ITエンジニアの採用に欠かせない「カジュアル面談」とは?まとめ ITエンジニアの採用難が続く中、候補者を集めるには企業からアプローチする「攻め」の採用が欠かせません。カジュアル面談はITエンジニアとのタッチポイントを作りやすく、応募が集まらず悩んでいる企業に適しています。 カジュアル面談を成功させるポイントは、ITエンジニアのニーズ理解と柔軟な対応です。ITエンジニアの参加目的に合わせて、面談する社員や質問への回答など、念入りに準備をしましょう。 また採用担当者の負担を抑えてカジュアル面談を導入するには、採用プラットフォームが便利です。求人掲載・カジュアル面談・スカウトなどを組み合わせ、効果的な採用ができます。 GitTapは、ハイスキル外国籍ITエンジニアに特化した採用プラットフォームです。「Let’s talk」ボタンをITエンジニアのプロフィール画面で押すだけで、簡単にカジュアル面談を設定できます。さらに求人広告掲載・スカウト機能もそろっています。完全成果報酬型で、無料でご利用いただけます。今後のITエンジニア採用をスムーズに進めるために、新しいエンジニア採用をはじめてみませんか。 サービスの詳細は、下記よりご覧ください。 GitTapの詳細を見る

転職・キャリア開発ナレッジ

日本企業が求めるITスキルランキングTOP10

外国人ITエンジニアの転職エージェント”GTalent”が多くの日本企業から依頼を受けた求人情報をもとに、今企業が求めるITスキルのTOP10(2020年8月版)を作成しました。現在転職活動をお考えの方や転職市場を知りたい方はぜひご参考にしてください。日本企業が求めるITスキルランキング・ベスト102020年8月時点でGTalentが日本企業から依頼を受けている求人情報データベースから求められるITスキルをランキング化しました。ご自身のイメージとギャップはありましたでしょうか?これからはトップ5のITスキルにおいて、人気の理由を説明いたします。1位 AWS (Amazon Web Services)現在、ITエンジニアの中でも最も採用が難しいと言われているのがインフラエンジニアであり、インフラエンジニアが募集される際にはAWSはほぼ必須で求められる傾向にあります。また、インフラエンジニア出なくても、バックエンド全般に携わるエンジニア、フルスタックのエンジニアにおいても、AWSの知識要件を求められるケースが多く、ITエンジニアの求人の多くにAWSのスキルが求められてきています。2位 PythonAIエンジニアやデータサイエンティストの求人は日々増えてきており、そこで必須スキルがPythonも非常にニーズが高い状態です。また、最近ではデータ関連だけではなく、バックエンドで幅広くPythonが使われていることもこのランキング結果に反映されています。3位 GCP (Google Cloud Platform)昨今のアプリケーションにおいて、Google関連サービスとAPIを繋げていないケースは少なく、GCPが提供する幅広いサービスから状況や用途に応じて適切なもの活用ができるため、どの企業の求人においても高いニーズを集めています。4位 PHPご存知の通り、日本の多くのウェブサイトやアプリケーションのバックエンドはPHPで開発されており、バックエンド開発においては現在でも一番人気があるスクリプト言語と言えるでしょう。ただし、PHPの開発経験者は多く、企業の求人と人材側の需給バランスとしては1位のAWSと比べると低いかもしれません。5位 JavaこちらもPHPと同様、変わらず高いニーズがあります。プラットフォームに依存しないため現在も幅広く使用されており、Android開発においても必須のスキルとなります。しかし、Javaができるエンジニアが優秀なエンジニアであるという考えは変化しつつあり、Javaだけ出来れば期待通りの転職ができるかと言えば、そうではありません。現在では多くのIT企業でAIなど最新技術への取り組みが活発になっているため、Javaのニーズは高いと言っても、Java以外のプログラム言語を習得する必要はあると言えるでしょう。まとめ外国人ITエンジニアの転職エージェント・GTalentでは、自社で保有する求人データベースから、企業からの需要が高いITスキルランキングを毎月発表しております。現在転職活動中やこれから転職活動をするという外国人ITエンジニアの方は、外国人ITエンジニアの転職エージェントG Talent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で日本のテクノロジー企業への転職をご支援いたします。