外国人雇用(企業向け/日本語)

世界中の優秀なIT人材が、日本に集まる環境を作っていきたい!株式会社SHIFT

G Talent/GitTapでは、グローバル人材の採用を通じて、多くの企業様を支援させていただいております。エンジニアの採用がますます困難になる中、注目されているのが「グローバル採用」です。しかし初めての取り組みで、なかなか導入まで踏み切れない企業様も多いのではないでしょうか。本特集では「グローバル採用の実情」や「活用のための取り組み」を、グローバル採用の先進企業にインタビュー。グローバル採用をご検討中の企業様に、ご参考いただければ幸いです。第七回目となる今回は株式会社SHIFT 上席執行役員 兼 人事本部 本部長の菅原様にお話を伺います(これまでの記事はこちら) 「国籍に関係なく優秀な人材を採用。成果に対する適正な報酬でしっかり応える」をモットーに、日本のIT業界を変革することをめざして ―貴社の事業内容について教えてください。  SHIFTは、日本の「品質」という強みを世界に届けるべく、ソフトウェアの開発に必要不可欠な「テスト」から事業をスタートし、品質保証を中心にIT全般にサービス領域を拡げている企業です。開発プロジェクトの上流工程におけるコンサルティングから、品質を意識した開発業務、製品リリース直前のテスト業務、さらにはソフトウェアの運用やセキュリティに至る領域まで、安心・安全な製品を世の中に届けするために必要な技術、サービスを幅広い業界、業種のお客様に対して提供しています。 「ソフトウェアテスト(第三者検証)」専門という国内における5.5兆円のブルーオーシャン市場において、他社にはないビジネスモデルを構築、毎年高い売上高成長率を継続しております。さらに、近年中に売上高1,000億円、2030年までには売上高3,000億円を達成することを目標とした中長期成長戦略「SHIFT3000」を掲げています。 近年は、品質保証を軸とした事業で培った技術や業務知見をもとに、さらなる成長を遂げるべく、お客様の「売れるサービスづくり」の推進を支援する、DXの総合サービス企業へと変革をはかろうとしています。DX推進、開発・インフラ、IT・基盤コンサルティング、セキュリティ、運用効率化など、100数十もの独自サービスを提供しており、さまざまな支援を提供しています。 金融、流通などのエンタープライズ領域から、公共、自動車、通信、不動産などの産業、Webやゲームなどのエンターテインメント領域までありとあらゆる産業において、ユーザー企業様との直接取引のもと、多様なプロジェクトに参画しています。 現在、30を超える専門企業がSHIFTグループに所属しており、テスト、コンサルティング、PM/PMO、UI/UX、デジタルマーケティング、SREなど、従業員にとって多様なキャリアが選択できる企業になってきました。テストエンジニアとして入社した方がセキュリティ領域にリキャリアするなど、各自の資質や能力を活かして、グループ内でキャリアチェンジをはかれることも特徴の一つです。 現在SHIFTグループには、9,000人を超える従業員が在籍しており、そのほとんどはITエンジニアです。従業員の広がりと共に国内の各地域に新拠点を次々とオープンしており、ベトナムにも約200人のITエンジニアが集まる拠点として、グループ会社を運営しています。 オフショアというと、コスト削減を目的として海外に低賃金で業務委託するのが一般的ですが、SHIFTのベトナム拠点に所属するITエンジニアは、世界からみても極めて高い技能や経験を有する優秀な方たちばかりです。SHIFTは、国籍に関係なく、優秀な人材に対して適正な報酬をお支払いすることをモットーとしており、ひいては報酬体系を含めてIT業界を変革していくことを目指しています。それゆえ、ベトナムで活躍するITエンジニアに対しても、グローバル水準の年収帯で報酬をお支払いしています。また、SHIFTでは、過去数年にわたり、年間昇給率平均10%超えを維持していますが、今後はグループ全社のすべての従業員に対しても、より一層の「やりがいのある仕事」と成果に対する「報酬」でしっかり応える好循環を生み出していきたいと考えています。  ―外国籍エンジニアを採用するきっかけは何だったのでしょうか?  かねてより国籍に関わらず、当社の業務で能力やスキルを発揮いただける優秀な方を積極採用していきたいという想いがありました。近年は国内だけでなく、グローバルを主戦場として事業展開をはかる企業様をご支援させていただくなど、支援するプロジェクトにも徐々に広がりが出てきました。そのため、外国籍エンジニアの採用を本格的に強化するべく、受け入れ環境の整備を進めると共に、約200名の人事担当者の間では外国籍エンジニアを受け入れるための基礎知識の標準化をはかってまいりました。 ようやく受け入れ環境も整い、採用に関する知識も統一できたことから、満を持して採用の門戸を広げることになりました。昨期(2022年8月期)には、グループ全体としての年間の中途採用人数は約2,500人を数え、今後も、3,000人、4000人と日本で圧倒的No.1の採用力を持った企業となることを目標に、全方位での施策を展開していく予定です。 具体的には、国内の首都圏、地方拠点のITエンジニア採用と並行して、外国籍エンジニアの採用を強化しています。昨期は年間70人程度であった外国籍エンジニアの採用数を、数年後には300人規模にまで増やすことを目指しています。もちろん、先ほどのオフショアに関する給与水準の話と同様、安価な労働力を利用するといったことではなく、SHIFTが外国籍エンジニアの採用数を増やす方向に舵を切った背景にはそれとは一線を画する考えがあります。 最たる目的は、日本のIT業界をさらに活性化させるために、優秀なITエンジニアを増やすことです。日本は、労働人口の現象などにより今後100万人のITエンジニアが不足すると言われている国です。さらに、SHIFTでは、独自の試算によって、今後ITを日本の基幹産業としていくためには、少なくとも400万人のITエンジニアが必要であると考えています。ただし、現実にはアメリカでは人口の約1.5%を占める477万人のITエンジニアがいるのに対し、日本はわずか0.86%の109万人しかいません。 この現状を打破するためには、国内だけではなく海外の人材市場に目を向けることで、より優秀な人材を獲得できる可能性を拡げられると考えています。これまでは日本に在住する外国籍エンジニアを対象に採用活動を行ってきましたが、今年3月より海外から日本への新規入国制限が緩和されたことを受け、海外に在住する外国籍エンジニアの採用も本格的にスタートしたところです。 組織やプロジェクトに広がりを生み出す、外国籍エンジニアのめざましい活躍 ―外国籍エンジニアを採用するメリットはどんな点にありますか? 外国籍エンジニアの方が加わることによって、物事に対する考え方がいい意味で覆されて組織に柔軟性や広がりが生まれてきたと思います。その一例として、国内の大手アパレル企業様のECサイトのグローバル展開をご支援した際、大いに活躍してくれた外国籍エンジニアの話をご紹介させてください。 そのプロジェクトは、特性上、お客様企業の海外支社やITエンジニアなど海外とのコミュニケーションが大半を占めるために英語力が必須でした。しかし当時はまだ英語に強い人材が多くなく、このプロジェクトを遂行するに値するスキル、顧客ナレッジ、英語力を両立できるメンバーを集めるのは難しい状況で、いかにして体制を構築するかということが課題でした。 検討を重ねた末、スキルと顧客ナレッジを兼ね備えた日本人エンジニアのシニアマネージャーをPMに、英語が堪能な外国籍エンジニアをPLとして、タッグを組む形で進めていくことにしました。PMは英語を話せますが、ネイティブと渡り合えるレベルでの流暢さは備えておらず、PLは入社して間もなかったこともあり、スキルや顧客ナレッジが不足していました。しかし、お互いの強みを活かしながら足りない部分を補い合い、二人三脚の体制で進めていくうちに良い化学反応が生まれ、PMの英語力ならびにPLのスキルや顧客ナレッジがおのずと向上し、プロジェクトの推進を無事成し遂げることができました。 中でもPLをけん引した外国籍エンジニアにおいては、はじめはPMの指示や発信を通訳するような役割を担っていましたが、その過程を通じてスキルやナレッジを最速で吸収し、お客様側の様々な国のエンジニアの方々60名に向けたテストキックオフのミーティングを一人で仕切ることができるまでになりました。同時に、入社後わずか9ヶ月でPLからPMへとキャリアアップを果たし、報酬面でも、一年で約20%の昇給を果たすなど、今後ますますの成長が期待されている人材の一人です。この成長ストーリーを候補者の方にお話させていただくと、特にマネジメント希望の外国籍エンジニアの方から、「私も、この会社でそんな風に成長したい」と好意的な意見をいただくことが多いです。 「SHIFTのチームは、これから他国でのロールアウト対応において大変頼りになると確信しています」とお客様からも嬉しいお言葉をいただきました。当初は、1ヶ国での海外展開をご支援していましたが、直近では11カ国以上の展開に携わらせていただいており、外国籍エンジニアの活躍によってプロジェクトにも広がりが出てきています。 現在、SHIFTでは中国、韓国、台湾など、アジア圏を中心とした外国籍エンジニアが在籍していますが、お客様の「売れるサービスづくり」を基点に企業のDX支援に特化したDAAE部では、ヨーロッパやアメリカからのメンバーも活躍しています。この部署は、サービスづくりの企画フェーズからプロジェクトに参画し、「攻めのDX」でお客様のサービス成功を迅速に実現することがミッションです。この事業は昨年から急速に成長しており、外国籍のエンジニアも増えている状況です。  ―その逆に、苦労したことや大変だったことはありますか?  課題としては大きく2つあります。1つ目は日本語力です。先ほどお話したように海外のプロジェクトも徐々に増えつつあるのですが、全体としては日本のお客様が多く社内での公用語は日本語となっていますので、外国籍エンジニアの方にはビジネスレベル以上の日本語力を備えていることが求められます。 日本語力の判断基準としては、採用面接時の日本語でのコミュニケーション能力のほか、当社が独自開発したテストエンジニアの素養を見極めるための検定試験「CAT検定」も受けていただいています。CAT検定は、国籍に関係なく全候補者の方を対象とした、いわば当社に入社するための採用試験のようなものです。すべて日本語で行われますのでかなりハードルが高いとも言えますが、かなり厳しく見させていただいているのが現状です。とはいえ、今後事業を拡大していく中で、英語のみで成立するプロジェクトなどが増えていけば、日本語力に関しては採用基準を見直していくことになると思います。 2つ目は、人事として外国籍エンジニアを受け入れるための知識にばらつきがあったことです。ただし、この課題に関しては先にもお伝えしたとおり、知識の標準化をはかり採用のフローや制度面に関しても整備できたので、本腰を入れて採用を進められる土台を築けた状況にあります。 さらなる採用力の強化にあたって、環境整備の改善点を見出すことができた ―外国籍エンジニアの採用後に得られた効果や変化について教えてください。外国籍エンジニアの積極採用を本格化したことで、さらに改善していくべき点が少しずつ見えてきました。これらを解決することができれば、今後採用力を強化していく上で、会社にとって非常に大きなメリットになると思っています。現在、従業員の多くは日本人ですので、海外から入社した方にとっては文化的な違いから疎外感やストレスを感じてしまうこともあると思います。そういったことが起こらないように配慮する必要がありますし、楽しく働いていただくためにも環境面の整備にはさらに力を入れていく考えです。最近は外国籍エンジニアの方も含めて、毎月100名以上が当社に入社されています。入社直後に、当社代表の丹下や役員陣がオンライン上で、自己紹介を交えたウェルカムランチを開催しているのですが、外国籍エンジニアの方たちと実際にお話すると、日本人と同じでアニメが好きだったり、韓国ドラマを見ていたり、ソロキャンプが趣味の人もいて、非常に面白いです。国籍に関係なく、当社のミッションやビジョンに共感してくれる仲間が増えたことを実感できて、とても嬉しく思います。SHIFTでは「会社経営は街の運営」と考え、やりがい、給与、仲間を大切な3つの柱として捉えています。その1つである仲間においては、部署や業務を超えたつながりや相互理解をはかる意味でイベントの開催や、バスケ部、サッカー部、野球部などの部活動も盛んに行われています。最近では、多様なメンバーが増えてきたこともあり、「英語を身につけよう!」と有志が集まって、英語だけで会話をするEnglish Cafe部も新しく創部されました。仕事も遊びも本気で取り組むところは、SHIFTの特徴といえるかもしれません。そのほか、部署内でのオンライン飲み会など、メンバー間の交流も活発に行われています。 世界中の優秀なIT人材が、日本に集まる環境を作っていきたい ―今後の展望についてお聞かせください。現時点での外国籍エンジニアの採用に関しては日本語が必須となっていますが、今後は海外プロジェクトの獲得にも力を入れ、英語のみ話す人材が活躍できるような環境も整えていきながら、先数年で海外拠点もベトナムだけでなくアメリカやヨーロッパにも拡大し海外での現地採用も進めていきたいと考えています。お客様の機密情報を多く取り扱うSHIFTでは、海外からのリモートワークは難しいのが現状ですが、打てる施策はあると思いますし、IT業界の一端を担うSHIFTの真価が問われるところでもありますので、海外リモートワークの導入にもチャレンジしたいと思っています。そして、世界各国から優秀な人材が集まる企業として成長を遂げ、その方たちがさらにレベルアップできる教育や育成の機会を創出しながら、成果に対する適正な報酬体系を全社に根付かせていきたいと考えています。 ―最後に、外国籍エンジニアの採用を検討されている企業の方にメッセージをお願いします。DX全盛の時代において、国内でITエンジニアを確保し育成していくことはもちろん必要ですが、それと同時に日本は高度なスキルを持つ人材を呼べる国にならなければならないと思います。外国籍エンジニアに「日本で働きたい」「日本に行って活躍したい」と思ってもらうためには、仕事内容の面白さはもちろんのこと、多様なバックグラウンドを持つ人々が働きやすい職場環境を整えていくことも必要です。SHIFTは、世界中から優秀なIT人材が日本に集まる環境を作っていくために、これからも尽力していきたいと思っています。特にITの領域で頑張られている皆様、そうした環境づくりに共に取り組み、日本のIT業界を一緒に盛り上げてまいりましょう! インタビューを終えて 着実に受け入れ環境の整備を進め、満を持して本格的に外国籍エンジニアの採用に取り組み始めた株式会社SHIFT。組織の中長期的な成長のために、外国籍エンジニア採用を検討している企業様は、ぜひ本記事をご参考いただければ幸いです。 G Talent/GitTapでは、企業様のグローバル人材採用をご支援しております。各サービスの詳細は、下記バナーからご覧いただけます。またエンジニア採用の悩み、グローバル採用のコツなどございましたら、お気軽にご相談ください。

外国人雇用(企業向け/日本語)

世界をターゲットにしたビジネスモデルで事業を展開!AnyMind Japan株式会社

G Talent/GitTapでは、グローバル人材の採用を通じて、多くの企業様を支援させていただいております。エンジニアの採用がますます困難になる中、注目されているのが「グローバル採用」です。しかし初めての取り組みで、なかなか導入まで踏み切れない企業様も多いのではないでしょうか。本特集では「グローバル採用の実情」や「活用のための取り組み」を、グローバル採用の先進企業にインタビュー。グローバル採用をご検討中の企業様に、ご参考いただければ幸いです。第六回目となる今回はAnyMind Japan株式会社 HR所属のMaya様、Communications所属のAyaka様にお話を伺います(これまでの記事はこちら) 特定の国籍に絞らず、創業時より、世界中の人材を対象にした採用活動を行う ―貴社の事業内容について教えてください。  AnyMind Groupは「Make Every Business Borderless」をミッションに掲げ、コマース領域でアジアNo.1を目指すテクノロジーカンパニーです。自社開発の9つのプラットフォームを活用し、ブランドコマース事業とパートナーグロース事業を行っています。ブランドコマース事業では、ブランド企業やインフルエンサー・クリエイター向けに、ECやD2C領域を中心としたブランドの設計・企画から、生産管理、ECサイトの構築・運用、マーケティング、物流管理に至るまでをワンストップで支援しています。 パートナーグロース事業では、Webメディアやアプリを運営するパブリッシャーやクリエイター向けに、自社プラットフォームを活用した収益化をはじめとした支援サービスを提供しています。 2016年4月にシンガポールで創業して以来、当社はグローバルな事業拡大を続けており、国内外の1000以上のブランド広告主様、1400以上のクリエイター様、1200以上のパブリッシャー様をご支援しております。 現在は、グループ本社である日本オフィスをはじめ、世界13ヶ国・地域に19拠点を構え、堅調な成長を実現しています。日本に本拠地を置きながら、海外売上比率57%(2021年末時点)のグローバルな収益基盤を構築できていることも、当社の強みの一つであると自負しております。 また当社は、マネジメントメンバーの獲得や新規事業・新規地域への進出、販売チャネルの獲得にも積極的に取り組んでおり、パブリッシャートレーディングデスク事業を行う香港のAqua Media、インド発の動画広告プラットフォームPOKKTを提供するPOKKT Mobile Adsなど、これまでに7社のM&Aを行っています。また、M&Aを行う中で、累計約119億円の資金調達を実施しており、今後も当社との相乗効果が見込まれる企業買収については、国内外問わず積極的に取り組んでいく考えです。  ―外国籍社員を採用するきっかけは何だったのでしょうか?  当社は創業時より日本だけでなく、アジアを中心に世界をターゲットにしたビジネスモデルで事業を展開してまいりました。このスタンスは採用活動にも通じており、採用候補者を特定の国籍に絞らず、世界中のありとあらゆる人材が採用の対象となり得ます。 今後のさらなる事業成長を目指し、アジアでのM&A戦略を含めた海外展開の強化を図っており、当社が求める人材像にマッチする方を世界各国から採用した結果として、多くの外国籍社員が在籍している状況ですので、何か特別なきっかけがあったのではなく自然な流れで現在に至るという感じです。 現在、グループ全体の従業員は約1200名おり、27ヶ国・地域以上からメンバーが集まっています。エンジニアに関してはグループ全体のProduct Developmentチームとして、70名超のエンジニアがおり、さらにPOKKTなど個別のチームも存在しているため、実際のエンジニアの人数はさらに多くなります。日本オフィス在籍のエンジニアに関しては約30名強のメンバーのうち、2/3以上が外国籍のメンバーとなっています。 日本オフィスでは、イギリス、スペイン、フランス、ヨルダン、メキシコ、タイ、インド、ベトナム、フィリピン、バングラデシュなど、さまざまな国のメンバーが活躍しており、元々日本在住の方もいれば、当社への入社をきっかけに来日した方もいます。 社内公用語は、グループ全体では英語、日本オフィスでは日本語がメインとなっていますが、エンジニアの所属するProduct Developmentチームのメンバー間では英語でコミュニケーションを取ることがほとんどです。また、毎月の全社ミーティングや海外拠点とのやりとりが必要な時は、すべて英語で行っています。 一番のメリットは、選りすぐりの人材を集められること ―外国籍社員を採用するメリットはどんな点にありますか? 一番のメリットは、海外の人材市場に目を向けることにより候補者の分母が圧倒的に増えるので、モチベーションや基礎スキルの高い人材を集めやすくなることだと思います。全世界の人材という大きな分母の中で、一人一人の候補者のスキルやポテンシャルをしっかりと見極めることで、当社では各国の優秀な人材を集めることができています。 加えて複数の海外拠点を展開し、外国籍社員の積極採用を行ってきたから、仕事や成長に対するモチベーションはもちろんのこと、高度なITスキルを備えた方々への魅力付けもできているかと思います。 現に、当社を志望してくださる方たちは、応募の時点で「海外で活躍したい」「英語を使ったコミュニケーションでプロダクトを開発したい」といった明確かつ強い意欲を持っている方ばかりです。このように、グループ全体として優秀なメンバーがどんどん集まっていく好循環が生まれることも外国籍社員を採用するメリットだと思います。  ―その逆に、苦労したことや大変だったことはありますか?  最近ですと、一番はやはりコロナウイルスですかね。現在当社では、日本オフィスで外国人IT人材を採用する際、来日するかどうかについては、各国拠点人事担当者と連携を取りながら、本人の希望にできる限り沿えるようにサポートを行う体制で進めていますが、コロナ禍前はリモートワークを可能としながらも基本的には日本に来ることを前提として採用していました。そのため、ロックダウンや渡航制限などにより国境を越えられない状況になった時期は、採用活動や採用した外国籍メンバーの入社が一時的に滞ってしまったことが課題となりました。しかし世界的なパンデミックが長引くことを予見した当社では、早い段階で働き方の再設計に取り掛かり、どの国からでも働くことのできるチーム体制を作っていくことを決めました。具体的には、日本、タイ、インドのいずれかのタイムゾーンに沿って働くことを原則としながら、働く場所などについては個人の裁量に任せることにしました。その結果、先にもお伝えした通り、エンジニアの出身国は15ヶ国を超えるまでに増加しました。未曾有の事態で苦心したこともありましたが、より柔軟な働き方を実現できたという意味で、コロナ禍というピンチをチャンスに変えることができた良い経験になったと思います。 またもう一つの課題としては、言語や異文化間のコミュニケーションが挙げられます。もちろん英語ネイティブもいますが、大半のメンバーは第二言語として英語を使っているので、意図が完璧に伝わるコミュニケーションを取ることは難しいです。そこで、認識の食い違いや誤解が起きないようにするために、「責任範囲」と「何を達成しなければならないか」を明確にするコミュニケーション取るよう意識することを呼びかけています。例えば、口頭で伝える時は要点を絞る、複雑な内容であればすべてをドキュメント化するという風に、より理解しやすくかつ目に見える形で共有・確認を行っています。ただ、必ずしもすべてが思い通りに伝わるかというと、望む結果が得られない時もあります。ですが、当社が掲げる5つのバリュー「Be Open」「Be Bold」「Move Faster」「Stay Updated」「Achieve Together」を各自が体現しながら成長できればチームとして前進することができるという考えのもと、意思決定の権限と責任は思い切って各自に付与する体制を取ることで、メンバーの自立を促すように意識しています。 円滑なコミュニケーションを図るための徹底した言語化& 多様性から生まれるシナジー効果 ―外国籍社員の採用後に得られた効果や変化について教えてください。  各メンバーが第二言語を介して意図を伝える難しさを理解しているからこそ、責任範囲と達成するべきことを明らかにし、何事についてもきちんと言語化して伝えるコミュニケーションが根づいていると思います。ですので、暗黙の了解のようなやりとりは良い意味で発生しませんし、何か疑問に感じることがある時も、確認を取りやすい環境が備わっていると思います。 また、日本人として当たり前に思っていることが他の国のメンバーからするとそうではないことも多くあります。それがアイデアの発見や新たなビジネスの芽につながったり、社内では日々さまざまなシナジー効果が生まれていると共に多様性を受け入れる文化が醸成されています。 ―G Talentを導入いただいたご感想をお聞かせください。 実は、G Talentの担当コンサルタントの方とは、前職で外国籍人材の採用を担当していた頃からのご縁です。人材採用に至った背景やニーズを丁寧に汲み取ってくださり、求める人材像をしっかり把握した上で最適な人材を紹介してくださるので、大変心強い存在のため、当社の人材採用においても、ぜひお力添えいただきたいなと思いました。 G Talentは圧倒的に優秀な人材が多いことに加えて、外国人IT人材に特化した転職エージェントとして信頼性が高いと思います。実際、丹念なスクリーニングを行った状態でご紹介いただけるので、ミスマッチが起こることなく高い内定承諾率を実現することができています。 2021年から2022年にかけては、ML エンジニアとフロントデベロッパーの外国人人材をご紹介いただき、採用・入社に至りました。きめ細やかなサポートで採用活動を全面的にバックアップしてくださるので、ありがたいかぎりです。 国籍を問わず、適材適所を強化した組織づくりに注力していきたい ―今後の展望についてお聞かせください。今後はマネージャー層にも現在より多くの外国籍メンバーを選出する等の、国籍を問わず適性のある人材をより適したポジションに配置する組織づくりに力を注いでいきたいと考えています。この背景には、やはり言語の課題があります。特に日本オフィスのエンジニア部門においては、現状では日本人のマネージャーが多いため、経営陣の意思決定に基づき、日本語で認識のすり合わせを行った後、各チームリーダーに英語で伝える流れとなっています。そのため日本語話者に情報が偏らないようにするためにも、組織の変革を進めていきたいと思っています。 ―最後に、外国人人材の採用を検討されている企業の方にメッセージをお願いします。すでに社内にエンジニア組織がある中で、1人目の外国籍社員を採用する場合、「責任範囲を明確にして採用すること」がやはり一番重要だと思います。例えば、外部ツールとの連携などのサブドメインの開発を任せるというように、タスクが明確であれば、最小限のコミュニケーションであっても、採用時のスキルも合わせやすいと思います。特に初めて採用する場合は、最初はスムーズに進まないこともあると思いますが、採用の段階で責任範囲を明確にしておくと、その後の認識のすり合わせを格段にやり易くなります。そして業務がうまく回るようになってきたら、日本人メンバーを含めた既存メンバーとの交流を段階的に増やし、少しずつ外国籍社員にも既存の日本人にも慣れていってもらいながら必要に応じて外国籍社員をさらに採用するという感じで、目指す体制に近づけていくのが良いと思います。会社の規模が大きくなればなるほど、自社のカルチャーに対する認識は個人によってさまざまになり、ズレが生じやすくなるものだと思います。しかし、文化も言語も異なる人材に理解してもらい、さらに浸透させるためには、社内で改めて明文化する必要が出て来ると思います。そのタイミングで今一度、社内にカルチャーを浸透させ、会社の統一感を図ることができるかと思うので、直接的ではないですが、カルチャーの再浸透の機会となることもメリットになるかと思います。外国人人材の採用は、焦らず着実に進めることで、国籍に関係なく一丸となった素晴らしいチームができると思うので、勇気を振りしぼって、ぜひ採用されてみることをおすすめします。 インタビューを終えて 国籍を問わず、適材適所なポジション配置ができる組織づくりに注力されているAnyMind Japan株式会社。組織の中長期的な成長のために、外国籍人材採用を検討している企業様は、ぜひ本記事をご参考いただければ幸いです。G Talent/GitTapでは、企業様のグローバル人材採用をご支援しております。各サービスの詳細は、下記バナーからご覧いただけます。またエンジニア採用の悩み、グローバル採用のコツなどございましたら、お気軽にご相談ください。

外国人雇用(企業向け/日本語)

世界中から最高の人材を採用する!株式会社Paidy

G Talent/GitTapでは、グローバル人材の採用を通して、多くの企業様を支援させていただいています。エンジニアの採用がますます困難になる中、突破口として注目される「グローバル人材採用」。しかし前例が少なく、導入まで踏み切れていない企業も多いのではないでしょうか。本シリーズでは、先進企業の「採用の実情」や「人材活用のための取り組み」をご紹介します。第五回目となる今回は株式会社Paidy VP of Corporateの田中様にお話を伺いました(これまでの記事はこちら) 世界中から、募集ポジションに適した最高の人材を採用する BNPLのリーディングカンパニー ―貴社の事業内容について教えてください。 当社は「お買い物に『めんどくさい』はいらない。」をミッションに掲げ、お買い物におけるあらゆる不便やストレスを解決することを目指すBNPLサービス「ペイディ」を提供する企業です。BNPLとは、Buy Now Pay Laterの頭文字をとった略称で、欧米を中心に世界各国で急成長を遂げている、新しい後払い決済サービスです。 後払い決済と言うと、日本では指定された日までに都度支払い用紙を使ってコンビニで支払う、あるいは、指定された銀行口座に購入額を振り込むのが一般的ですが、BNPLは、従来の後払い決済とは一線を画するもので、「スマホだけで完結する」「シンプルでスムーズなUX」「手数料無料で分割払いが可能」といった特徴が、世界のBNPLのスタンダードになっています。当社は、これらの特徴を如実に体現したペイディを国内でいち早く提供し、2014年にサービス提供を開始して以来、AmazonやQoo10といった大手EC事業者から中小店舗まで、約70万の加盟店にご利用いただいています。 このサービスが生まれた根底にあるのは、「夢に自信を、心に余裕を持てる世界を作る」という私たちのパーパスです。人々は夢があっても、さまざまな制約により、今叶えるのをあきらめ、将来に先延ばしすることがありますが、私たちは「人は信頼できる」という信条に基づき、想像を超える金融ソリューションを提供することで、人々の今の夢の実現をサポートしたいと考えています。 ペイディの最たる強みは、翌月一括あと払いまたは分割手数料無料の3回あと払いが可能な利便性です。ペイディを使えば、携帯電話番号とメールアドレスだけで与信が完了するので、クレジットカードを使いたくなくても、お客様は欲しい時にお買い物をすることができます。 近年は、Visaマークのある店舗でクレジットカードとして利用できる独自の「ペイディカード」の提供を開始しました。バーチャルカードとリアルカードの両方があり、これらを使えば、ペイディの加盟店以外のECサイトや店頭でも、スマートにお買い物をしていただけます。 私たちは日本におけるBNPLのリーディングカンパニーとして、革新的なお買い物サービスをお客様に届け続けながら、「お買い物のニュースタンダード」を築いていくべく活動しています。 ―外国籍社員を採用するきっかけは何だったのでしょうか? 創業者のラッセル・カマーがカナダ人ということもあり、当社では創業当初から多様なバックグラウンドを持つ外国籍社員を多く採用してきました。「世界中から最高の人材を採用する」という方針のもと、募集ポジションに適した、そして一緒に働きたい最高の人材を採用してきた結果、多様な国々のメンバーが集まっています。 現在、全従業員204名中、117名は外国籍社員で、アメリカ、カナダ、イギリス、インド、オーストラリア、イタリア、フランス、ロシア、中国、フィリピン、インドネシアなど、36カ国のメンバーが在籍しています。社内公用語は英語と日本語で、ほとんどの社員が在宅勤務、または世界中からのリモート勤務をしています。マネジメントチームも、カナダ、アメリカ、ハンガリー、イギリス、インド、日本など、多彩な面々で構成されています。 世界に目を向けると格段に広がるのは、優秀な外国人人材に出会える可能性 ―外国籍社員を採用するメリットはどんな点にありますか?私たちは、国籍、性別、年齢、信条、居住地などを問わず、最高の人材を求め、探しているため、世界に目を向け、募集ポジションに必要な要件を備えている人材、そのポジションに最もふさわしい人材を採用してきました。その結果として外国籍社員が多いダイバーシティに富む職場環境になっています。世界中から多彩な人材を積極的に採用してきた結果、非常に優秀な人材が集まってくれました。日本で採用が難しいと言われている職種、例えばエンジニアの領域においても非常に優秀な人材に当社に参画してもらうことができています。世界に目を向けることで当社が求める高度な経験・能力・スキルを備えた方と出会える人材プールが格段に広がり、エンジニア職を例にとると、現在、在籍するエンジニア68名の約9割を占める60人が外国籍社員となっています。創業者のラッセル・カマーがよく言う言葉に、“Strength lies in differences, not in similarities. (強みは人と同じであることではなく、人と違うことから生まれる)”があります。Paidyは、異なる背景や価値観を持つ人たちが集まり、お互いに刺激し合うことがイノベーションの核心であると信じており、世界中から参画するメンバーによって育まれてきた、類稀な多様性とユニークな文化、職場環境があります。社内では日々さまざまな化学反応が起きていて、組織としてはもちろんのこと、メンバーたちもダイナミックな進化を続けています。 ―その逆に、苦労したことや大変だったことはありますか? 苦労したことや大変に感じたことは特にないのですが、外国籍社員に限らず、多様な価値観や考え方を持つメンバーが働く会社であるがゆえ、誰もが理解できるような合理性のある仕組みを作り、合理的に説明することを常に心がけています。 例えば、会社から業務を指示・依頼する時、単に「やってください」と言っても納得して行動に移してもらえません。Paidyの場合、国籍によらず(外国籍社員の場合のほうがその傾向は強いですが)、その業務を担う理由だけでなく、それを行うことによって、会社と本人にどのようなベネフィットがもたらされるのか等、本人の納得を醸成するプロセスが必要で、合理的且つロジカルに説明することが求められます。また、会社からの指示と依頼の線引きを曖昧にしてしまうと、誤解が生じるだけでなく、会社側に大きな負担がかかってしまう場合もあるので、指示であるのか、依頼であるのかも含めて、何事も明確に伝えることを意識しています。 もう一つ、会社全体として注意を払っているのは、国籍などによって「この人はこんな人だ」とラベリングしないことです。多様なバックグラウンドを持つ人たちが一緒に働いていますので、互いの違いを受容すると共に、他者をラベリングしない姿勢はカルチャーとして浸透しています。 ちなみに当社は今年、「Best Places to Work in Japan for 2022」に認定されました。これは、企業文化や成長機会、慣習など、8つの要素に関する社員の満足度および人事制度・運用の成熟度を測り、そのスコアが優れた職場を「Best Places to Work」として認定するグローバルなプログラムです。 この認定にあたって、社員の93%が「Paidyでは民族やジェンダー、宗教や年齢などの個々の違いが関係性に影響しない」と回答したほか、86%が「同僚は、私のアイデアや感情をリスペクトしている」と回答しており、主にダイバーシティ&インクルージョン、チームワーク、リーダーシップにおいて高いスコアを獲得し、心理的安全性と透明性を持つ職場であると評価いただきました。 ダイバーシティに富む環境 × 柔軟な働き方の相乗効果で、優秀な外国人人材の採用がさらに活発化  ―外国籍社員の採用後に得られた効果や変化について教えてください。 外国籍社員を対象に、Paidyの魅力について調査を実施したところ、「自国で働くよりも、Paidyの多様性に富んだ環境で、さまざまなバックグラウンドを持つ人々と働く方が断然楽しい」「チャレンジングな目標に向けて、みんなで協力して強みを活かし合う環境がある」「多文化で優秀な人が多く、プロダクトとサービスは、とてもユニークで将来性がある」など、好意的な意見が多く挙がりました。また、リモート勤務やフレックスタイム制などをいち早く導入し、柔軟な働き方を実現できたことで、フレキシブルな働き方を求める人材、例えばエンジニアなど、優秀な外国籍社員をより採用しやすくなっていると思います。 多様な国々の社員がいると、当然ながら言語や文化的な違いはありますが、ネイティブが英語を話すスピードが早くて理解できないならゆっくり話してもらうように頼む、あるいは、文化の違いが原因で意図がうまく伝わらないならその旨を相手にきちんと説明するというように、多様なメンバーがお互いを思いやり、気持ちよく働ける環境を作ろうと努力するかぎり、色んな人がいる方が純粋に楽しいですし、学びも大きいです。 CEOの杉江陸が「1日1回、怖いことをやろう」とよく言います。慣れ親しんだことを繰り返すのではなく、何か一つでも、怖いと思うくらい新しいことをしようという意味で、当社にはこのマインドセットが根付いています。メンバーの好奇心とエネルギーレベルは総じて高く、“楽しんだ者勝ち”というカルチャーが醸成されています。月1回程度、オフィスでメンバーが集まる機会がありますが、話は尽きないですね。 外国人人材の採用で大切なのは、トライアル・アンド・エラーの積み重ね ―G Talentに期待することなども含めて、今後の展望についてお聞かせください。G Talentは、外国人ITエンジニアに特化した転職エージェントですので、当社との相性は抜群であると思っています。コンサルタントの方は、人材のご紹介から採用に至るまで、すべてのプロセスにおいて、スピーディーに対応してくださるのでありがたいです。今後も、募集ポジションに関する情報の透明性を常に保ち、オープンにしてまいりますので、私たちが求める人材像にマッチする方がいれば、ぜひともご紹介いただきたいと思います。 ―最後に、外国人人材の採用を検討されている企業の方にメッセージをお願いします。外国人人材を初めて採用することになった時、さまざまな心配事があると思います。しかし、採用する必要性があるのなら、あれこれ難しく考えずに、まずは採用してみることが大切だと思います。もし何らかの理由でうまくいかなかったとしても、それを失敗と捉えて終わらせるのではなく、そこから学びを得て、もう一度採用してみるという風に、少しずつトライアル・アンド・エラーを積み重ねていけば、自社に最もフィットする外国人人材の採用方法を見出していくことができると思います。当社でも、採用後に当初の期待とは異なる結果になったことが何度かあります。そのために費やした労力やコストを考えれば失敗かもしれませんが、全力で取り組んだ結果としての失敗は決して失敗ではなく、そこで得られた知見は今後に活かせますし、見方を変えればメリットも少なくありません。2〜3回トライしてみて、それでもうまくいかないなら、あきらめるくらいの感覚で、最初の一歩を踏み出してみることをおすすめします。 インタビューを終えて 世界中から集まるメンバーにより育まれた類稀な多様性とユニークな文化、職場環境がある株式会社Paidy。柔軟な採用・就業条件は、多様な価値観をもつグローバル人材の採用を成功に導きます。外国籍人材採用を検討している企業様は、ぜひ本記事をご参考いただければ幸いです。 G Talent/GitTapでは、企業様のグローバル人材採用をご支援しております。各サービスの詳細は、下記バナーからご覧いただけます。またエンジニア採用の悩み、グローバル採用のコツなどございましたら、お気軽にご相談ください。

Career Development

Rankings of the best tech companies to work in Japan

Because of the rapid growth of the IT industry, as well as population decrease, the demand for IT engineers in Japan is increasing day by day. This means that international engineers who wish to work in Japan are likely to have many job opportunities.Nevertheless, because of the language and cultural barriers, it is often not easy for international engineers to find the right company in Japan. This article will introduce you to the rankings of tech companies in Japan, which will help you find the best companies to work for, as well as help you learn the trends.The tech companies with the highest growth rate in Japan in 2021This is the ranking of the tech companies that have the highest growth rate in 2021 in Japan, according to Deloitte.Many of these companies are actively hiring new employees, and are experienced in international recruitment. If you find a company that interests you, do not hesitate to contact them.RankCompany NameInternational Recruitment History*1BE AIRー2Spartyー3SheepMedical〇4AI inside〇5HOPEー6YAMAPー7Crunch Styleー8zig-zag〇About 30 % of the employees. Official language in the engineering department is English9stmnー10AmaziaーReference:Deloitte(https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20211214.html)※Companies that mention international recruitment on their official websites (June, 2022):SheepMedical (https://www.sheepmedical.com/recruit)AI inside (https://inside.ai/career/)zig-zag (https://www.zig-zag.co.jp/recruit/202201-backendengineer/)The companies offering the highest annual salariesFor many job seekers, salary is one of the most important things to consider when choosing a company to work for.These rankings show the companies offering the highest annual salaries in the system integration sector, the AI sector, and the SaaS sector.System IntegrationRankCompany NameAverage Annual Salary (M)International Recruitment History*1Nomura Research Institute1,225ー2Information Services International-Dentsu1,047〇18 international employees(December, 2021)3SRA Holdings1,033ー4Kudan1,022ー5Mitsubishi Research Institute1,009ー6ITOCHU Techno-Solutions933〇7OBIC933ー8HITACHI890〇About 10 % of the employees (April, 2021)。Aiming to exceed 30%, by 2030.9FUJITSU865〇475 international employees(2020)10KOZO KEIKAKU ENGINEERING860〇39 international employees (June, 2021)Reference:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/)※Companies that mention international recruitment on their official websites (June, 2022):Information Services International-Dentsu(https://www.isid.co.jp/sustainability/data.html)ITOCHU Techno-Solutions(https://www.ctc-g.co.jp/company/sustainability/reports/document/CTC_CSR_10_all.pdf)HITACHI(https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2021/04/0420.pdf)FUJITSU(https://www.fujitsu.com/jp/about/csr/esgdata/social/)KOZO KEIKAKU ENGINEERING(https://www.kke.co.jp/corporate/organization/)AIRankCompany NameAverage Annual Salary (M)International Recruitment History*1ExaWizards814〇2AI inside776〇20% of the employees3MetaReal730〇9% of the employees4BrainPad721ー5PKSHA Technology714ー6FRONTEO705〇About 53% of the employees in the group7Neural Pocket684〇8Silver Egg Technology677〇9HEROZ668ー10Morpho666ー参照:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/)※Companies that mention international recruitment on their official websites (June, 2022):ExaWizards(https://exawizards.com/team/member)AI inside(https://note.inside.ai/n/n7f06a5d87a17)MetaReal(https://www.metareal.jp/recruit/metareal-style/#figure)FRONTEO(https://www.fronteo.com/corporate/locations/)Neural Pocket(https://www.neuralpocket.com/recruit.html)Silver Egg Technology(https://www.silveregg.co.jp/archives/recruit/2239)SaaSRankCompany NameAverage Annual SalaryInternational Recruitment History*1PLAID887ー2SCALA886〇3Asteria834〇4Uzabase797ー5TeamSpirit757〇6Property Data Bank755ー7freee705ー8HENNGE704〇9SRE Holdings697ー10OBIC BUSINESS CONSULTANTS686ーReference:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/)※Companies that mention international recruitment on their official websites (June, 2022)::SCALA(https://scalagrp.jp/ir/esg/)Asteria(https://www.asteria.com/)TeamSpirit(https://www.teamspirit.com/ja-jp/blog/entry/b-20191125.html)HENNGE(https://hennge.com/jp/ir/images/202011161500.pdf)The largest tech companies by revenueRevenue is another important factor when choosing a company to work for. These are the rankings of the companies that have the largest revenue in the field of system integration, AI, and SaaS. System integrationRankCompany NameInternational Recruitment History*1FUJITSU〇475 international employees(2020)2NEC〇251 international employees(2020) 3NTT DATA〇About 10% of the employees in the group(2022)4HITACHI〇About 10% of the employees in the group(April, 2021)。Aiming to exceed 30% by 20305OTSUKA CORPORATIONー6Nomura Research Instituteー7ITOCHU Techno-Solutions〇8TIS〇155 international employees(2020)9SCSK〇42 international employees(April, 2020) 10BIPROGY〇Reference:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/)※Companies that mention international recruitment on their official websites (June, 2022):FUJITSU(https://www.fujitsu.com/jp/about/csr/esgdata/social/)NEC(https://jpn.nec.com/csr/ja/data/index.html)NTT DATA(https://www.nttdata-gsl.co.jp/recruit/company/vision/)HITACHI(https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2021/04/0420.pdf)ITOCHU Techno-Solutions(https://www.ctc-g.co.jp/company/sustainability/reports/document/CTC_CSR_09_all.pdf)TIS(https://www.tis.co.jp/documents/jp/ir/finance/annual_report/ar2020_05.pdf)SCSK(https://www.scsk.jp/corp/csr/diversity.html)BIPROGY(https://biprogy.disclosure.site/ja/themes/107)AIRankCompany NameInternational Recruitment History*1FRONTEO〇About 53% of the employees in the group2Appier Group〇3Preferred Networksー4PKSHA Technologyー5BrainPadー6AI inside〇20% of the permanent employees7Double Standardー8Advanced Mediaー9MetaReal〇9% of the employees10ALBERTー参照:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/)※Companies that mention international recruitment on their official websites (June, 2022):FRONTEO(https://www.fronteo.com/corporate/locations/)Appier Group(https://www.appier.com/ja-jp/about)AI inside(https://note.inside.ai/n/n7f06a5d87a17)MetaReal(https://www.metareal.jp/)SaaSRankCompany NameInternational Recruitment History*1Sansan〇2Cybozu〇3RAKUSー4Money Forward〇5freeeー6EM SYSTEMSー7Appier Group〇8Info Martー9OBIC BUSINESS CONSULTANTSー10SMSーReference:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/)※Companies that mention international recruitment on their official websites (June, 2022):Sansan(https://jp.corp-sansan.com/mimi/2020/05/ocean-02.html)Cybozu(https://cybozushiki.cybozu.co.jp/casestudy/oneteam/)Money Forward(https://recruit.moneyforward.com/member/interview/0007)Appier Group(https://www.appier.com/ja-jp/about)SummaryData of companies’ growth rate, revenue, and the average annual salary helps to find the right company. In addition, you are more likely to land a position by getting in touch with the companies that already have experience in international recruitment.Bizmates, Inc. offers services that connect international engineers and companies that are actively hiring international IT engineers.GitTap is a job platform for international IT engineers who wish to work in Japan. All companies on the platform are actively hiring international IT engineers. Many of the most highly respected companies in Japan are using GitTap, including ExaWizards, which offers the highest salary in the AI sector.Browse jobs on GitTap G Talent is an employment agency for international IT engineers who wish to work in Japan. Bilingual consultants who specialise in the IT sector will introduce you to appropriate jobs that match your skills and experiences. To register the service, please visit the page below. Register on the platform 

キャリア開発

外国籍エンジニアの転職に役立つ!日本のテック企業ランキング

日本国内では、少子化の影響とIT需要の高まりがあいまって、ITエンジニア不足が深刻になっています。そんななか、大手企業から中小企業まで外国籍エンジニアを採用する企業が増えています。外国籍エンジニアにとって、転職を成功させるチャンスが多い状況です。 しかし外国語を使って、母国と異なる社会システムのなかで転職先を見つけるのは簡単ではありません。そこで本記事では、テック分野の成長企業をランキング形式でご紹介。ランクインしている企業の外国籍人材採用状況も、リサーチしました。各ランキングで上位の企業を見ると、IT業界の潮流も見えてきます。日本での就職・転職先探しに、ぜひご活用ください。 2022年!日本で成長中のテック企業ランキング 国内のIT関連市場は、成長が続いています。下記はデロイトトーマツグループが発表した、成長率が上位10位までのテクノロジー企業です。 成長率が高く事業を拡大している企業には、採用に積極的な企業が多くあります。自分に合った企業にアプローチしてみましょう。 ランク会社名外国籍人材採用状況(※)1株式会社 BE AIRー2株式会社Spartyー3SheepMedical株式会社〇4AI inside 株式会社〇5株式会社ホープー6株式会社ヤマップー7株式会社Crunch Styleー8株式会社ジグザグ〇社員の3割が外国籍、エンジニア組織は英語で会話9株式会社スタメンー10株式会社Amaziaー 参照:デロイト トーマツ グループ、テクノロジー企業成長率ランキング「2021年 日本テクノロジー Fast 50」発表(デロイト トーマツ グループ)(https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20211214.html) ※公式HP上の外国籍人材の採用に関する記載有無を元に掲載(2022年6月時点):SheepMedical株式会社(https://www.sheepmedical.com/recruit) AI inside 株式会社(https://inside.ai/career/) 株式会社ジグザグ(https://www.zig-zag.co.jp/recruit/202201-backendengineer/) 平均年収が高いテック企業ランキング 就職・転職先を選ぶとき、気になるのは年収です。ここではシステムインテグレーター・AI・SaaSの分野で、平均年収が高い企業を紹介します。外国籍人材を積極的に採用している企業も多いので、ぜひ気になる企業にアプローチしてみてください。 システムインテグレーター ランク会社名平均年収(万円)外国籍人材採用状況(※)1野村総合研究所1,225ー2電通国際情報サービス1,047〇18名(2021年12月末)3SRAホールディングス1,033ー4Kudan1,022ー5三菱総合研究所1,009ー6伊藤忠テクノソリューションズ933〇7オービック933ー8日立製作所890〇社員の10%以上が外国籍(2021年4月)。2030年までに30%を目標9富士通865〇475名(2020年)10構造計画研究所860〇39名(2021年6月) 参照:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/) ※公式HP上の外国籍人材の採用に関する記載有無を元に掲載(2022年6月時点): 電通国際情報サービス(https://www.isid.co.jp/sustainability/data.html) 伊藤忠テクノソリューションズ(https://www.ctc-g.co.jp/company/sustainability/reports/document/CTC_CSR_10_all.pdf) 日立製作所(https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2021/04/0420.pdf) 富士通(https://www.fujitsu.com/jp/about/csr/esgdata/social/) 構造計画研究所(https://www.kke.co.jp/corporate/organization/) AI分野 ランク会社名平均年収(万円)外国籍人材採用状況(※)1エクサウィザーズ814〇2AI inside776〇社員の20%が外国籍3メタリアル730〇社員の9%が外国籍4ブレインパッド721ー5PKSHA Technology714ー6FRONTEO705〇グループ従業員の53%が外国籍7ニューラルポケット684〇8シルバーエッグ・テクノロジー677〇9HEROZ668ー10モルフォ666ー 参照:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/) ※公式HP上の外国籍人材の採用に関する記載有無を元に掲載(2022年6月時点):エクサウィザーズ(https://exawizards.com/team/member)AI inside(https://note.inside.ai/n/n7f06a5d87a17)メタリアル(https://www.metareal.jp/recruit/metareal-style/#figure)FRONTEO(https://www.fronteo.com/corporate/locations/)ニューラルポケット(https://www.neuralpocket.com/recruit.html)シルバーエッグ・テクノロジー(https://www.silveregg.co.jp/archives/recruit/2239) SaaS分野 ランク会社名平均年収(万円)外国籍人材採用状況(※)1プレイド887ー2スカラ886〇3アステリア834〇4ユーザベース797ー5チームスピリット757〇6プロパティデータバンク755ー7フリー705ー8HENNGE704〇9SREホールディングス697ー10オービックビジネスコンサルタント686ー 参照:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/) ※公式HP上の外国籍人材の採用に関する記載有無を元に掲載(2022年6月時点): スカラ(https://scalagrp.jp/ir/esg/) アステリア(https://www.asteria.com/) チームスピリット(https://www.teamspirit.com/ja-jp/blog/entry/b-20191125.html) HENNGE(https://hennge.com/jp/ir/images/202011161500.pdf) 売上高が高い日本のテック企業ランキング 就職・転職先を選ぶときに、知っておきたいポイントの一つに企業の業績があります。下記はシステムインテグレーター・AI・SaaSの各分野で、売上高が高い企業のランキングです。 システムインテグレーター ランク会社名外国籍人材採用状況(※)1富士通〇475名(2020年)2NEC〇251名(2020年)3NTTデータ〇社員の約10%が外国籍(2022年)4日立製作所〇社員の10%以上が外国籍(2021年4月)。2030年までに30%を目標5大塚商会ー6野村総合研究所ー7伊藤忠テクノソリューションズ〇8TIS〇155名(2020年)9SCSK〇42名(2020年4月1日)10BIPROGY(旧:日本ユニシス)〇 参照:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/) ※公式HP上の外国籍人材の採用に関する記載有無を元に掲載(2022年6月時点): 富士通(https://www.fujitsu.com/jp/about/csr/esgdata/social/) NEC(https://jpn.nec.com/csr/ja/data/index.html) NTTデータ(https://www.nttdata-gsl.co.jp/recruit/company/vision/) 日立製作所(https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2021/04/0420.pdf) 伊藤忠テクノソリューションズ(https://www.ctc-g.co.jp/company/sustainability/reports/document/CTC_CSR_09_all.pdf) TIS(https://www.tis.co.jp/documents/jp/ir/finance/annual_report/ar2020_05.pdf) SCSK(https://www.scsk.jp/corp/csr/diversity.html) BIPROGY(https://biprogy.disclosure.site/ja/themes/107) AI分野 ランク会社名外国籍人材採用状況(※)1FRONTEO〇グループ従業員の53%が外国籍2Appier Group〇世界17都市に拠点3Preferred Networksー4PKSHA Technologyー5ブレインパッドー6AI inside〇正社員の20%が外国籍7ダブルスタンダードー8アドバンスト・メディアー9メタリアル〇社員の9%が外国籍10ALBERTー 参照:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/) ※公式HP上の外国籍人材の採用に関する記載有無を元に掲載(2022年6月時点):エクサウィザーズ(https://exawizards.com/team/member) AI inside(https://note.inside.ai/n/n7f06a5d87a17) メタリアル(https://www.metareal.jp/recruit/metareal-style/#figure) FRONTEO(https://www.fronteo.com/corporate/locations/) ニューラルポケット(https://www.neuralpocket.com/recruit.html) シルバーエッグ・テクノロジー(https://www.silveregg.co.jp/archives/recruit/2239) SaaS分野 ランク会社名外国籍人材採用状況(※)1Sansan〇2サイボウズ〇3ラクスー4マネーフォワード〇5フリーー6EMシステムズー7Appier Group〇世界17都市に拠点8インフォマートー9オービックビジネスコンサルー10エス・エム・エスー 参照:業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/) ※公式HP上の外国籍人材の採用に関する記載有無を元に掲載(2022年6月時点): Sansan(https://jp.corp-sansan.com/mimi/2020/05/ocean-02.html) サイボウズ(https://cybozushiki.cybozu.co.jp/casestudy/oneteam/) マネーフォワード(https://recruit.moneyforward.com/member/interview/0007) Appier Group(https://www.appier.com/ja-jp/about) まとめ 成長率・業績・平均年収のデータは、希望に合った就職・転職先を見つけるのに役立ちます。また外国籍エンジニアをすでに採用している企業なら、就職・転職が成功しやすいので、ぜひアプローチしてみましょう。ビズメイツ株式会社では、外国籍エンジニアを積極的に採用している企業と外国籍エンジニアを結ぶサービスを提供しています。GitTapは、外国籍エンジニア向けの採用プラットフォームです。外国籍エンジニアの採用に積極的な企業のみを掲載しています。平均年収が最も高いAI企業「エクサウィザーズ」をはじめ、あなたのスキルを活かせる日本トップクラスの企業を多数掲載しています。 GitTapで求人をみる またG Talentは外国籍エンジニアを積極的に採用している企業を紹介するサービスです。IT分野に精通したバイリンガルコンサルタントが、あなたの就職・転職をサポートします。相談は無料ですので、ご興味のある方は下記からご登録ください。ご登録後、コンサルタントからご連絡します。 G Talentに登録する

外国人雇用(企業向け/日本語)

グローバルメンバーと共にパーパスの実現を目指す! Baseconnect株式会社

G Talent/GitTapでは、グローバル人材の採用を通して、多くの企業様を支援させていただいています。エンジニアの採用がますます困難になる中、突破口として注目される「グローバル人材採用」。しかし前例が少なく、導入まで踏み切れていない企業も多いのではないでしょうか。本シリーズでは、先進企業の「採用の実情」や「人材活用のための取り組み」をご紹介します。第4回目となる今回はBaseconnect株式会社 採用チームの寺尾様にお話を伺いました(第1回目・2回目・3回目はこちら)。 国籍に関わらず、 企業文化や価値観にマッチする、優秀な方と出会いたい。 ―外国籍社員を採用するきっかけは何だったのでしょうか? 元々私たちは、国籍に関わらず、会社の文化や価値観にマッチする優秀な方に出会いたいという想いで採用活動を行ってきました。そのため、グローバルメンバーを採用するきっかけを意識的に設けたというよりは、採用に至ったメンバーの中にグローバルメンバーの方がいらっしゃったという形なんです。現在、開発部門には社員とインターンを含めて、約40名のエンジニアメンバーが在籍しています。そのうち5名の社員がグローバルエンジニアメンバーで、日本に長く暮らしエンジニアに転身した方、日本で働くことを目指して来日した方など、バックグラウンドは様々です。当社では、インターンメンバーも積極的に採用しており、自社で開催しているエンジニア向けBootcampで、突破率約2%の技術課題をクリアした大学生や大学院生が活躍中です。その中にも2名のグローバルメンバーが在籍しており、社員とインターンを合わせると、メンバーの出身国は、イギリス、フランス、ロシア、中国、インドネシア、韓国の6ヶ国となっています。 グローバルメンバーと共に働くことは、世界と繋がること。社内がより明るい雰囲気に。 ―貴社の事業内容について教えてください。Baseconnectは「世界中のデータを繋げることで、ダイレクトに必要な情報にアクセスできる世界を作る」をパーパスに掲げ、2017年に京都で創業したスタートアップ企業です。インターネットの検索や書籍などを通じて、欲しい情報を手軽に手に入れることができる今の時代は、一見便利になったようで、本当に探し求める情報の探し方が分からない、情報にたどり着くまでに時間がかかってしまうなど、情報格差が生まれているのも事実です。私たちはこのことを課題と捉え、「知る」体験を根本から変えていきたいと考えています。本や検索に続く次世代の「知る」インターフェイスとして、世界中のデータをつなぎ合わせ、構造化して整理することで、「Knowledge Base(ナレッジベース)」を創造し、誰もが簡単に、安心して、知りたいことを直感的に、ダイレクトに知ることができる世界を作ることを目指しています。その第一歩として、「Musubu(ムスブ)」というクラウド型の法人営業支援サービスを展開しています。日本国内で企業活動を行う140万件以上の企業情報(事業所を含む)を搭載したデータベースの中から、知りたい情報を簡単に、素早く、的確に収集できるこのサービスを通じて、営業活動の効率化を支援させていただいています。 ―外国籍社員を採用するメリットはどんな点にありますか? 国籍で分けて考えることはないのですが、あえてメリットを挙げるとすると、チームの中によりオープンで明るい雰囲気が醸成されることだと思います。メンバーそれぞれの個性はもちろんありますが、母国を離れて日本にやって来て、この国で働くために異なる文化や環境に適応してきた方なので、オープンマインドな方が多いように感じます。グローバルメンバーの前向きな姿勢に他のメンバーも助けられていると思いますし、多様なバックグラウンドを持つメンバーの考え方やカルチャーが入ってくることによって、互いに良い刺激を受けるだけでなく、違いを受け入れ、認め合う文化が育まれていると思います。また、グローバルメンバーと一緒に働くことは世界と繋がることでもあるので「世界中のデータを繋げる」というビジョンに一つ近付いたようなワクワクするような感覚も芽生えているのではと思います。 お互いの強みを活かし合える文化が生まれてきたこと。 ―その逆に、苦労したことや大変だったことはありますか? 現在、社内公用語は日本語なので、日本語が母国語でない方に対しては、採用の際にJLPT(日本語能力試験)のN2以上という一定の基準を設けています。しかし、私たちは言語はあくまでコミュニケーションを図るためのツールの一つと捉えています。中には流暢な日本語を話し、日本人よりも的確に意図を汲み取ることのできる語学スキルを持ったメンバーもいますが、ツールとしての日本語スキルは人それぞれに違うので、その人に合わせた柔軟なアプローチを心がけています。例えば日本語を母国語とするメンバー同士で話す場合、主語を省いたとしても相手の意図を理解することができますよね? でも、言語スキルの違いによっては、省略することで思わぬ誤解を招いてしまう可能性があります。そのため相手の日本語スキルに合わせて、こうしたことが起きないように、主語、動詞、目的語をきちんと意識して話すよう、心掛けています。また、全社的なミーティングや開発部門全体のミーティングでは、情報量も多く、日本語特有の表現が多く含まれているので、必要に応じて、ミーティングが終わった後に個別に声掛けをするなど、サポートを行っています。 ―外国籍社員の採用後に得られた効果や変化について教えてください。 社内で毎週、エンジニア同士が技術について話し合う技術ミーティングを開催しているのですが、入社して1ヶ月も経たないグローバルエンジニアメンバーが、積極的に発言し、新しい提案を行ってくれました。それに対して、既存メンバーからは、「良い刺激を受けた」「触発された」という声が多く挙がりました。 他にも自国の伝統的なパンを手作りして、オフィスに持って来てくれたことがあります。「良かったら、召し上がってください。ただし、アレルギーの方は、こちらをご覧になってくださいね!」と原材料のリストを付けてもてなしてくれました。アレルギーのことまで考えてくれる細やかな心配りにみんなが感動していました。お互いに異文化を楽しめるきっかけにもなりますし、そうして自らも進んでチームの中に入ってきてくれる積極性がとても素敵だなと思います。 また、イギリス出身のグローバルエンジニアメンバーは、英語の強みを活かして、英語の技術書が読み放題のサービスを見つけてきて、開発チームに導入し、チーム全体に貢献してくれました。この例に限らず、メンバーがそれぞれの強みを生かし合える文化が生まれてきているように思います。 ―G Talent を導入いただいたご感想をお聞かせください。 2021年にはWebアプリケーション開発のグローバルエンジニアを2名、2022年にはインフラエンジニア1名をご紹介いただき、採用に至りました。GTalentのコンサルタントの方は、その採用プロセスを伴走しながら、課題が出てきた時には、共に悩み解決策を考えてくださるので、大変心強いですね。 候補者の方が当社について意思決定をする上で知りたい情報は何か、転職を通じてどのような未来を実現したいと考えているのかなど、私たちが知りたいことについても、先方との丁寧なコミュニケーションを通じてフィードバックをくださいました。コンサルタントの方と二人三脚で取り組めたからこそ、最適なマッチングが実現し、素晴らしいグローバルメンバーと出会うことができたと思っています。 今回ご入社いただいたメンバーの一人はフランスの出身です。母国ではすでにエンジニアとして活躍されていましたが、日本ではまだ就業経験がなく、応募の時点では日本語学校に通っていました。 他社様では日本での就業経験がないと採用が厳しい場合もあるそうですが、私たちが求めるスキルを十分にお持ちでしたし、技術課題も問題なくクリアされました。この方のパーソナリティが当社の文化にマッチしていたことも大きかったですね。ご本人も同じように感じてくれていたようです。 一つ大変だったことを挙げるとしたら、学生ビザから就労ビザへの切り替えでした。初めてのことで、何から手をつけていいのか分からなかったので、コンサルタントの方にすぐに相談しました。提携されている行政書士の方を紹介いただき、一緒になって申請に必要な書類を集めました。想像した以上に大変でしたが、メンバーと一緒にビザを申請するために、入国管理局まで行ったことは良い思い出です。 多様なメンバーが、楽しみながら、 最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を整えていきたい。 ―今後の展望についてお聞かせください。 「世界中のデータを繋げることで、ダイレクトに必要な情報にアクセスできる世界を作る」というパーパスを実現するためにも、グローバルメンバーの採用にはこれからも力を入れていきたいです。今後の方向性については社内で話し合っているところですが、就業条件についてもできるだけ柔軟に対応していきたいと思っています。国を越えて、多様性に富むメンバーと共に、みんなで楽しみながら、最大限のパフォーマンスを発揮できるような環境を整えていけたら理想的だなと思います。 ―最後に、外国籍人材の採用を検討されている企業の方にメッセージをお願いします。 採用とは、相互理解を深めることによって、人と人との繋がりを創造していくことではないかと思います。国籍に関わらず、一人一人が思い描くキャリアや人生に対して、会社側が提供できることや、求める役割がどこまでマッチするかということに、面接などを通じて、どれだけ丁寧に向き合えるかが大切だと思います。初めてグローバルメンバーに入社いただく場合、言語の壁を心配されるケースが多いと聞きますが、お互いに理解し合おうというスタンスで臨めば、それほど大きな障壁は生まれないのではないでしょうか。 インタビューを終えて 「世界中のデータを繋げることで、ダイレクトに必要な情報にアクセスできる世界を作る」というパーパスを実現するために、国籍にとらわれない採用を導入しているBaseconnect株式会社。語学スキルをはじめとした柔軟な採用・就業条件は、多様な価値観をもつグローバル人材の採用を成功に導きます。外国籍人材採用を検討している企業様は、ぜひ本記事をご参考いただければ幸いです。G Talent/GitTapでは、企業様のグローバル人材採用をご支援しております。各サービスの詳細は、下記バナーからご覧いただけます。またエンジニア採用の悩み、グローバル採用のコツなどございましたら、お気軽にご相談ください。

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グローバル採用で高い技術力を保つ!株式会社エクサウィザーズ

G Talent/GitTapでは、グローバル人材の採用を通じて、多くの企業様を支援させていただいております。エンジニアの採用がますます困難になる中、注目されているのが「グローバル採用」です。しかし初めての取り組みで、なかなか導入まで踏み切れない企業様も多いのではないでしょうか。本特集では「グローバル採用の実情」や「活用のための取り組み」を、グローバル採用の先進企業にインタビュー。グローバル採用をご検討中の企業様に、ご参考いただければ幸いです。第三回目となる今回は株式会社エクサウィザーズ 人事部でエンジニア採用をご担当されている、佐藤様にお話を伺います(第1回目・2回目はこちら)。 技術力重視&より広い視点で人的資源を捉え、 外国人ITエンジニアを積極採用。 ―貴社の事業内容について教えてください。当社は、「AIを用いた社会課題解決を通じて、幸せな社会を実現する」をミッションとして、2016年に設立されたスタートアップ企業です。超高齢社会に代表されるような社会課題を解決するために、AIを使ったソリューションや自社サービスを提供しています。その一つであるAIプラットフォーム事業では、顧客の経営課題解決に向けたAIプラットフォーム「exaBase」を基軸にAI/DXプロジェクトを行っており、国内時価総額トップ100社の半数以上を含む500社超の企業にソリューションを提供してきました。もう一つのAIプロダクト事業では、AIプラットフォーム事業を行う中で抽出した汎用的な業界や社会課題を解決するためのAIプロダクトを開発・提供しています。AIの理解促進から、企画・設計、開発、運用に至るまでワンストップで実行し、さまざまな業種で利用可能なSaaSのAIアプリケーションをはじめ、各業界の課題解決に応用可能なAIアルゴリズム・APIなど、AI/DXに関わる100以上の豊富なアセットを組み合わせることで、迅速なAI導入から共同でのサービス開発まで幅広いニーズに対応しています。2019年では約100名だった社員数も、現在はグループ会社を含め約320名(2021年12月末時点)にまで成長しました。2021年12月23日の東京証券取引所マザーズ市場への上場を機に、当社に集まる多様な人材の力を結集し社会課題解決に向けたさらなる事業拡大に取り組んでいます。 ―外国籍社員を採用するきっかけは何だったのでしょうか? 元々はソフトウェアエンジニアの採用に難易度を感じたことがきっかけです。当社では黎明期より外国籍社員の採用を行っておりましたが、当時は特に日本語能力の要件が強かったため、バイリンガルのエンジニアの採用から開始した経緯があります。現在、外国籍社員の割合は全社員の約20%で、エンジニアのみで見ると35%前後、ソフトウェアエンジニアでは50%を超えている状況です。イギリス、ベルギーをはじめとするヨーロッパ圏や中国、インドなど、優れた技術力を持つさまざまな出身国のエンジニアが活躍しています。国籍や人種に関わらず技術力重視で人材採用を行うという方針は、エクサウィザーズの創業者であり代表を務める石山洸の前職での経験にも基づいています。単身でアメリカに行き、現地でAI研究所を設立した石山は、当初より海外の先端技術分野で活躍する人材をリサーチャーとして積極的に採用していました。高い技術力を守っていくためには日本に限らずより広い視点で人的資源を捉え、求めるスキルを持つ人材を採用することが得策であると考えたためです。こうした経緯のもとに、当社でも設立当初から外国籍社員の採用を行ってきました。 最たるメリットは、技術力の高い状態を保てること。 ―外国籍社員を採用するメリットはどんな点にありますか? 外国籍社員を採用するメリットはさまざまにあると思いますが、一つ挙げるとしたら、国内のみならず海外の人材市場にも目を向けるとおのずとターゲットが広くなるので、より高い技術力を持つ方を採用しやすくなると思います。当社の場合は外国人人材の中でもエンジニアに軸足を置き、募集するポジションに求める技術力を持つ方を採用することで、技術力の高い状態を保つことができています。何をもって技術力の高さを評価するかにも依りますが、コンピューターサイエンスに関する基礎的なリテラシーがしっかり身に付いていて、それを実践できていることを一つの指標として重視しています。 ―その逆に、苦労したことや大変だったことはありますか? 例えば日本と海外における税金の仕組みの違いについて説明するのは採用担当者として苦心する点ではありますが、外国籍社員の採用に関して特に大変に感じたことはあまりないのが現状です。外国籍社員は日本人社員に比べて転職サイクルが早い、給与交渉が激しいという話を聞いたことがありますが、そのようなイメージはありません。また、給与に関しては交渉を前提に設計していないので、文化的背景によっては選考段階で候補者の方にはあらかじめそのようにお伝えしています。理解していただける場合が大半で、それをポジティブに受け取っていただき、採用につながってくるという側面もありました。 外国籍社員の活躍が、 ダイバーシティ&インクルージョンのさらなる意識醸成のきっかけに。 ―外国籍社員の採用後に得られた効果や変化について教えてください。 当社では2019年10月頃から一定数以上の外国籍社員を採用するようになりました。その頃から現在に至る大きな流れとして一つ言えるのは、チームリーダーやマネージャーとして活躍する外国籍メンバーが徐々に増えてきたことです。これは、ひとえに彼らが成果を上げてきたことに依るものですが、こうした変化に伴い、彼らの元にさらにグローバルなメンバーをアサインできる体制になってきたことからも、最近では社内でもダイバーシティ&インクルージョンの意識をさらに高めていこうという機運が高まっています。エンジニアのマネジメントチームや自身を含む人事採用担当者は外国籍社員と関わる機会も多いため、人材の多様性を認めて活かすことにおいてはかねてより意識を持ち、改善すべきことに関しては検討を重ねながら必要な施策を打つよう努めてきました。そして今後も、異文化理解を含めてダイバーシティ&インクルージョンに対する根本的な理解を深めるための取り組みを推進していきたいと考えています。真の意味で多様性を互いに尊重し、認め合い、共に活躍・成長することができる職場環境を実現することは、外国籍社員を含めるすべての社員がより安心して働ける環境を作ることと同義だと考えています。これまで以上に面白い化学反応がいろんな形で起きてくると思うので、尽力していきたいと思います。 ―G Talent を導入いただいたご感想をお聞かせください。 G Talentからは、2019年から現在までに、外国籍のITエンジニア7名をはじめ、人事、セールス2名の計9名をご紹介いただき採用に至りました。そしてこのインタビューを回答している当日、嬉しいことに10人目となるグローバルテックリクルーターの採用が決定したところです。複数のエージェントから外国人人材をご紹介いただいてきましたが、G Talentの成約率は常に上位を占めている状況です。コンスタントにお付き合いさせていただく中で感じているG Talentの強みは、他とは一線を画するユニークなタレントプールが形成されていることです。これまでに当社がG Talent経由で採用したエンジニアを例に挙げると、モバイルエンジニア、ロボットエンジニア、機械学習エンジニア、ソフトウェアエンジニアと、広範にわたり特定の職種に限られていないことが特徴的です。日本国内においてもエンジニアの採用は競争が極めて激しく、引き合いが強い人材の場合は複数社から紹介を受けることもありましたが、G Talentからはその逆に、「一体、どうやってこんな希少な人材を?」とお聞きしたくなるような方をご紹介いただくこともあります。この背景にはエクサウィザーズという企業に対する解像度を高めながら、我々が言語化できていない部分までを丁寧なヒアリングによって汲み取り、最適な人材を選び取ってくださっているコンサルタントの方の存在があるのだと思います。現在ではスキルの掛け合わせが多いようなニッチなポジションを採用する必要がある場合には、すぐにご連絡しています。今後もG Talentならではのタレントプールをぜひ強化していただきたいと思いますし、大きな期待を寄せているところでもあります。 外国人人材の採用も、「会ってみること」からすべては始まる。 ―最後に、外国籍人材の採用を検討されている企業の方にメッセージをお願いします。 企業によって状況はさまざまに違うと思いますが、特に技術サイドにおいてはバイリンガルの人材を採用するなどしてソフトランディングしていく方法もあると思います。初めて外国人人材を採用する場合は気に掛かる点が多いかもしれませんが、実際の採用体験を通じて感触を掴んでみるのも一つのやり方だと思います。募集をかけてみて、求めるスキルや経験を持ち最低限のコミュニケーション能力としての日本語を話せる方が応募してきたら、日本人社員を採用する時と同じように、まずは会ってみることから始まるように思います。当社では日本と海外の両方の人材を採用していきながら全体のバランスを保つことを大切にしてきましたが、外国人人材の採用はさまざまな意味で得るところの多い施策の一つであることを実感しています。その経験から、前向きに検討してみる価値は十分にあるということは胸を張ってお伝えできると思います。 インタビューを終えて 国籍にかかわらず「高い技術力をもつ人材」が集まる企業となられた背景には、バイリンガル人材から採用をはじめ、これまで積み重ねてこられた採用ノウハウがあるとわかりました。前例が少ないからこそ、「実際の採用体験を通じて感触を掴んでみる」ことが大切です。株式会社エクサウィザーズ様の採用ノウハウ、人材活用の取り組みを、グローバル採用をご検討されている企業様にぜひご参考いただければ幸いです。G Talent/GitTapでは、企業様のグローバル人材採用をご支援しております。各サービスの詳細は、下記バナーからご覧いただけます。またエンジニア採用の悩み、グローバル採用のコツなどございましたら、お気軽にご相談ください。

外国人雇用(企業向け/日本語)

多様性と海外拠点で更なる成長へ!LINE Digital Frontier株式会社

G Talent/GitTapでは、グローバル人材の採用を通して、多くの企業様を支援させていただいています。国内でエンジニアの採用が困難になる中、注目されている「グローバル人材採用」。しかし初めての取り組みで、なかなか導入に踏み切れない企業も多いのではないでしょうか。本シリーズでは、先進企業の「採用の実情」や「人材活用のための取り組み」をご紹介。第二回目となる今回はLINE Digital Frontier株式会社 人材開発チームの太田様、小室様にお話を伺いました。 人材採用とは、共に成長できる仲間との出会い 国籍を問わず、求めるスキルや経験を重視 ―貴社の事業内容について教えてください。当社は、電子コミックサービス「LINEマンガ」の運営を行っています。グローバルでの月間利用者数8,200万、取引額1000億円、作品数10億を超える同市場で圧倒的世界1位の規模を誇るプラットフォームサービスの連合体“WEBTOON GLOBAL”の一員として日本市場で展開しています。「LINEマンガ」はこれまで紙で発展してきた日本のマンガ文化をITの力でリデザインし、日本が誇るマンガの未来をさらに発展させ、これまで以上に世界へと広げていくことを目指しています。特に最近は、LINEマンガから生まれたオリジナル作品をアニメ化・ドラマ化するなど、IPBusinessの展開にも非常に力を入れており、単なる「マンガサービスを運営する会社」ではなく、様々な形でLINEマンガのコンテンツを展開する取り組みを強化しているところです。 ―外国籍社員を採用するきっかけは何だったのでしょうか? 元々弊社では、国籍を問わず、求めるスキルや経験を持ち、それらを活かしてご活躍いただける方という基準で人材採用を行っています。言い換えれば、我々が重要視しているのは生まれ持った属性ではなく、募集しているポジションに求められるスキルや経験を保有し、共に力を合わせながら成長していくことのできる仲間との出会いです。そして、2020年8月に、当社はアメリカのWEBTOON Entertainment Inc.(ウェブトゥーン・エンタテイメント)のグループの一員になりました。グローバル企業として、国籍などの生まれ持った属性に捉われない多種多様な人材の採用は、より加速していくと考えています。また、現在、外国籍社員は全社員の13%程を占めており、アメリカ、韓国、台湾、中国、ベトナム、ポーランドなど、さまざまな出身国の社員が約8人に1人の割合で在籍しています。職種に関しては、サーバーサイド、フロントエンド、iOS、Android、QAなどのITエンジニア職が特に多いですが、それ以外のマーケティング職やマンガ編集職も含め全ての部署に1人以上外国籍社員が在籍しており活躍しています。部署によっては韓国に拠点を置くグループ会社NAVER WEBTOON Corporation(ネイバー・ウェブトゥーン)のメンバーが兼務出向していますので、その意味では先ほど申し上げた13%を超える外国籍社員が就業している状況です。 高い専門性、即戦力、バイタリティをあわせ持つ外国籍社員は、 ポジティブな影響を与えてくれる存在。 ―外国籍社員を採用するメリットはどんな点にありますか? お伝えした通り、当社では国籍を意識した人材採用は行っておらず、求めるスキルや経験が合致して入社された方が結果として外国籍だったということになりますが、その上で、メリットに感じていることはいくつかあります。まず大きなポジティブ要素だと思うのは、自社サービスをより良くしていこうという時に、さまざまな文化的背景や価値観を持つメンバーの多角的な視点を持ち寄りながら、サービス展開や成長を図っていけることです。また、これは当社に限った話ではないと思うのですが、外国籍社員の方は総じてバイタリティの高い方が多いと思います。母国を離れ、日本という外国に身を置き自己実現のために仕事をするということは、そもそも大変な勇気と行動力を伴うことです。当社で働く外国籍社員の方たちは、そのバイタリティと相まって高い専門性と即戦力性を兼ね備えていますので、周りのメンバーたちを巻き込みながらそれぞれの業務を推進してくださっています。その意味でも非常にポジティブな影響を与えてくれる存在だと思っています。 ―その逆に、苦労したことや大変だったことはありますか? 社内公用語は日本語ですので、業務上必要な最低限の日本語スキルは必要としており、若干ではありますが言語の壁があることも事実です。当社では、そうした壁を少しでも取り払えるような取り組みをさまざまな方面で進めているところです。その一つが、日本語、韓国語、英語の語学講座の提供です。全社員を対象に受講希望者が参加できる形を取っており、就業時間中の受講も可能としています。この取り組みと並行してNAVERグループの自社開発翻訳ツールも導入しています。非常に精度が高いツールですので、日本籍社員と外国籍社員間でのメール文のやりとりなども、このツールを使うことで基本的には問題なく行うことができています。また、より円滑なコミュニケーションを図るための仲介役として、専門の通訳翻訳士も自社で採用しています。韓国のグループ会社とやりとりする際や社内ミーティングでも必要な場合は通訳士を介して意思疎通を図っています。また、外国籍社員について配慮すべきことで言うと、ビザの対応や長期間母国に一時帰国する場合の対応などが挙げられます。例えば母国で暮らす家族が病気になってしまい、急遽帰国したいといった緊急を要する場合には、速やかに帰国できるよう人事の方でサポートを行っています。弊社の働き方はリモートワークがベースとなっていますが、緊急対応などで出社が必要だと判断した場合に翌日には出社できるよう、居住地の範囲を定めるルールがあります。しかしながら、先にお伝えしたようにご家庭の事情により海外からのリモートワークが必要な方については長期の一時帰国を認めたり、日本国内であっても同様の理由で遠方からリモートワークをしている実績もあり、弊社は「働く場所や居住地に左右されず、社員の状況や多様な価値観に合わせて働き方を選択できる体制」を取り入れています。 社内に広がる、丁寧なコミュニケーションの輪。 ―外国籍社員の採用後に得られた効果や変化について教えてください。 全体として、日本籍社員が外国籍社員と丁寧なコミュニケーションを取ろうとする姿勢が醸成されていると思います。例えばITエンジニア職の場合、Slackなどのビジネスチャットツールを使って日常的にやり取りをしますが、その中で少し難しい日本語が出てきた時に英語に置き換えて分かりやすく説明してあげるといった具合です。元々彼らが使う専門用語は英語が多いので、日本籍のITエンジニアは自分たちが持ち得る知識をもって、相手の分からない部分を速やかに紐解くことができるようです。テキストでのやり取りに限らず、同様のシチュエーションが会話の中で起きた場合も、必要に応じて日本籍社員が外国籍社員に寄り添うコミュニケーションが行われています。このように、社内のあらゆる場所で良好な関係性を育むことができているのは、温厚で思いやりにあふれる日本籍社員の存在あってこそだと自負しています。コミュニケーションの話で言うと、最近はオンラインでの懇親会やランチ会、飲み会も活発に行われています。飲み物だけでなく料理も楽しんでもらえればと思い、オンラインフードデリバリーの種類も充実させました。金額に上限はあるのですが、費用は当社が全額負担しています。新たに入社したメンバーにとっても、歓迎会や入社月の近い社員同士の懇親会などを通じて親交を深められる場となっています。 ―G Talent を導入いただいたご感想をお聞かせください。 GTalentからは、2021年に外国籍のITエンジニア職2名をご紹介いただき採用に至りました。サーバサイトとiOSのエンジニアで、それぞれベトナムと中国出身の方です。GTalentは外国籍ITエンジニアに特化した転職エージェントであるがゆえに、その他のエージェントではリーチできないような、即戦力となる外国籍IT人材を集めてご紹介くださいます。当社をご担当くださっているコンサルタントの方は、求めるスキルや経験はもちろんのこと、我々のビジョンや社風をしっかり理解した上で最適な候補者を選び取り、採用に至るまでのプロセスを伴走し、全面的にサポートしてくださいました。優秀なITエンジニアの獲得は非常に競争の激しい世界ですが、その中で高い成約率で採用できたのは、我々と候補者の架け橋となるべく、双方との丁寧なコミュニケーションを通じてご尽力くださったコンサルタントの方のおかげです。最適なマッチングを実現していただき、ありがたいかぎりです。 一人一人の個性を大切に、多様な人材が活躍できる環境を今まで以上に整えていきたい。 ―今後の展望についてお聞かせください。 国籍、人種など生まれ持った属性や性の多様性など、一人一人の個性を大切にしながら、多種多様な方たちが活躍できる環境を今まで以上にしっかり整えていきたいと考えています。また、先にもお伝えしたように、当社は親会社がアメリカ、グループ会社が韓国にあり海外拠点とのつながりも強いので、グループ会社間での交流を深めていくことで社員のさらなる成長機会を創出できると思っています。例えば、グローバル単位のプロジェクトを立ち上げて一緒にサービス開発を行ったり、各国で働くエンジニアを集めてグローバルな社内技術カンファレンスを行い、最新技術の活用事例を発表するなどの機会を実際に生み出すことが出来れば面白い展開が期待できると思いますし、ひいては、全社としての成長にもつなげていくことができると思います。実現するためには無論我々の努力が必要ですが、GTalentの皆様にもIT人材市場の潮流などについてご教示いただきながら、共に成長していけたら嬉しく思います。今年度もエンジニアを中心に人材採用を行う予定ですので、引き続きお力添えいただけますと幸いです。 ―最後に、外国籍人材の採用を検討されている企業の方にメッセージをお願いします。 企業によって、外国籍人材の採用を検討するきっかけはさまざまあると思いますが、事業内容を鑑みた時に、外国籍人材を活かせる余地が少しでもあると思うなら、前向きに進めていかれた方が享受できるメリットは多いと思います。とはいえ、初めて採用するとなると懸念事項もいろいろと出てくるのではないかと想像します。そこで一つおすすめしたいのが、日本の文化にも馴染みがあって日本語もある程度堪能な方を、まずは1人採用してみることです。日本での就業経験があるとなお好ましいと思います。我々も、1人目の採用はそうやってスタートしたのですが、ミスマッチがないと思いますし、実際一緒に働いてみたら、国籍の違いで困ることもほとんどありません。もし何か起きたとしても、相互理解を深めることで解決策を見出していくことができます。もう一つ付け加えるとしたら、他社の採用事例を確認することも有用だと思います。人事担当者同士で互いに学び合えることもあると思いますので、何かあれば、ぜひお気軽にご連絡ください。我々の経験からお伝えできることがあれば喜んで共有させていただきますし、逆に、皆様の採用についてもご教示いただきたいです。情報交換を通じて、共に成長していけたら無上の喜びです。 インタビューを終えて 外国籍人材の採用により、経営に多角的な視点を取り入れ、海外とのネットワークを強化しているLINE Digital Frontier株式会社。組織の中長期的な成長のために、外国籍人材採用を検討している企業様は、ぜひ本記事をご参考いただければ幸いです。G Talent/GitTapでは、企業様のグローバル人材採用をご支援しております。各サービスの詳細は、下記バナーからご覧いただけます。またエンジニア採用の悩み、グローバル採用のコツなどございましたら、お気軽にご相談ください。

外国人雇用(企業向け/日本語)

グローバル採用で組織を拡大!株式会社モンスターラボ

G Talent/GitTapでは、グローバル人材の採用を通して、多くの企業様を支援させていただいています。技術者の採用難が加速する昨今、突破口として注目されている「グローバル人材採用」。感度の高い企業は本格的に導入をはじめ、採用市場の変化に対応することで、事業を拡大させています。本シリーズではグローバル人材採用・活用のヒントをお届けするため、グローバル人材採用の先進企業4社に採用の実情・取り組みを伺いました。第一回目となる今回は、企画・設計・デザイン・開発まで一貫したDX推進支援を提供する「株式会社モンスターラボ」採用チームの金澤様にお話を伺いました。「多様性を活かし、テクノロジーで世界を変える」をミッションに、 設立当初より、外国籍メンバーを積極採用―貴社の事業内容について教えてください。当社は「多様性を活かし、テクノロジーで世界を変える」をミッションに、デジタルコンサルティング事業を主軸とした事業を展開しています。ストラテジー、デザイン、テクノロジー、データをアプローチの4本柱としながら、クライアント企業の業界・サービス領域に関らず最適な課題解決策を見出し、企画から設計・デザイン・開発に至るまで一貫してDX推進のサポートをワンストップで価値提供を行えることを強みとしています。国籍、文化、バックグラウンドに関わらず、志の高い人材がチーム一丸となって、イノベーティブなサービスや事業を生み出すグローバルテックカンパニーとなることを目指しており、2022年4月1日現在で「20の国と地域、32都市」に拠点を構え、1300人以上の従業員が世界中で活躍しています。―外国籍社員を採用するきっかけは何だったのでしょうか?2006年に当社を設立した代表の鮄川(いながわ)は、国籍や人種を問わず、多様な人材が自らの能力を最大限生かせる職場環境を作っていきたいという考えを持っていました。そのため、日本オフィスでは外国人人材の採用を意図的に強化したというよりは、当初から国籍などによって人材を区別することなく、日本人社員と同様に外国籍社員を採用してきたという感じです。現在(2022年4月1日時点)日本オフィスの正社員は200名以上で、外国籍社員の比率は18%、エンジニア部門のみでは56%が外国籍社員です。アイルランド、インド、オーストラリア、スペイン、チェコ、フィリピン、ブラジル、フランス、ベルギーなど、24ヶ国のメンバーが在籍しており、元々日本で就業していた方が大半ですが、バングラデシュで日本語を勉強したのち当社への新卒入社をきっかけに来日した方もいます。最大のメリットは、幅広いアイデアや考えを得て、多くの可能性を見いだせること。―外国籍社員を採用するメリットはどんな点にありますか?多様なバックグラウンドや価値観を持ち、アプローチがそれぞれに異なるメンバーが在籍していることによって、幅広いアイデアや考えを得られますし、多くの可能性を見出せることは大きなメリットだと思っています。技術の発展スピードや普及の状況は国によってさまざまですが、先進的な国からの最新情報やトレンドを掴みやすいこともメリットの一つと言えます。企業文化で言うと、先日外国籍のテックリードと共に採用面接に同席した際ちょっとした発見がありました。外国籍の候補者の方から、「御社の社風は、日本的ですか?それとも、グローバル色が強いでしょうか?」というご質問があった際、テックリードは、「当社は、グローバルな働き方、考え方が根ざしている企業だと思います」と回答していたんですね。「多様性を活かす」ことは当社が創業以来大切にしているグループミッションですので、現場で働く外国籍メンバーがそのように感じてくれていることを嬉しく思いました。―その逆に、苦労したことや大変だったことは何かありますか?技術的なディスカッションを英語で行うことも多く、オフィス内ではさまざまな言語が飛び交っていますが、クライアントは日本企業が中心ですので、やはり日本語でのやりとりが必要不可欠になってきます。JLPT(日本語能力試験)などの資格に基づく基準は設けていませんが、現段階では、日本のクライアントとのコミュニケーションを図れるレベルの日本語スキルを採用の必須条件の一つとしています。とはいえ、言語の壁とカルチャーギャップについてはやはり取り組みが必要で、さまざまな方面で工夫を取り入れているところです。社内ではSlackでコミュニケーションを取ることが多いのですが、重要事項を日本語で掲載する際を含めて、情報の見逃しや思い違いが起きないように、同時翻訳できる仕組みを導入しています。月1回、全社員が集まるミーティングは基本的に日本語で行われますが、日英の同時通訳者を入れるなどして外国籍社員に対するサポートを行っています。そのほか、社内ポータルサイトを日本語、英語の二言語で展開しており、社内ルールや各種申請手続きの手順などを掲載しています。また、外国籍社員がプロジェクトの困りごとなどについて相談できるオンラインミーティングを週1回開催しています。ミーティングと言っても、コーヒーチャットのようなカジュアルな雰囲気の中、ふるさと納税など日本独特の取り組みについてなど業務以外のことも含めて、各自が疑問に思うことを気軽に聞ける場になっています。日本語学習については、福利厚生の一環としてオンラインレッスンを提供しており、JLPTを取得したい方には、合格した場合のみとなりますが、資格取得制度により当社が受験費用を負担する形を取っています。本質をつき、率直なコミュニケーションがはかれる外国籍メンバーの存在は、会社にとっての財産―外国籍社員の採用後に得られた効果や変化について教えてください。外国籍社員を採用するメリットについてのご回答でもお伝えしたように、多様性に富むメンバーが混ざり合うことによって、幅広いアイデアや考えを持ち寄りながら、多くの可能性を見いだせることが一番の効果になっていると思います。外国籍社員の方はコミュニケーションの取り方やアプローチの仕方が率直な傾向にあるので、誤解を生むことなくスムーズな意思疎通を行うことができます。本質を突くがゆえのシンプルなコミュニケーションが図れるという意味でも、彼らの存在は会社にとっての財産になっていると思います。―G Talent を導入いただいたご感想をお聞かせください。当社を担当してくださっているコンサルタントの方は、終始一貫して細やかなコミュニケーションを通じて、採用活動を全面的にサポートしてくださっています。外国人ITエンジニアに特化した転職エージェントならではの強みを活かし、私たちが求める人材像にマッチした素晴らしいITエンジニア6名をご紹介いただき内定まで進めることができました。人材採用の入り口となるスクリーニングや弊社ビシネスやポジション案内を丁寧にコンサルテーションしていただいているが故に採用に至っていると感じております。ささやかではございますが、2021年度上期の社内表彰において特別賞をご用意し、感謝の気持ちを込めて、優良な人材紹介エージェントであるGTalentにお贈りさせていただきました。多様性が生み出す力で世界に挑戦するべく、さらなる成長を目指していきたい。―今後の展望についてお聞かせください。2021年、当社は「Monstarlab」として、グローバルでブランドを統一することで、よりボーダレスな組織へと成長しました。それと同時に、中長期的な視点で当社事業のグローバル化の推進、競争力強化、サービス価値向上のため、ホールディングス体制への移行を図りました。今後は世界各地の拠点間での連携を強化していきながら、多様性が生み出す力で世界に挑戦するべく組織拡大を図り、さらなる成長を目指していく考えです。さまざまなバックグラウンドを持つ全ての社員やポテンシャルのある候補者の方に対して、平等な就業環境を提供していくために、ダイバーシティ&インクルージョン推進の取り組みにも尽力し、グローバルワンファームとしての地盤を固めていきたいと思います。今年度は日本オフィスでも採用人数をさらに増やしていく予定ですので、引き続きGTalentを通じた出会いを期待しています。―最後に、外国人人材の採用を検討されている企業の方にメッセージをお願いします。育った環境や文化の異なる多様な国の方たちと共に働くことは、圧倒的な視野の広がりやイノベーティブなアイデアなど、さまざまなメリットをもたらしてくれると思います。働き方に対する考え方も国によって違うので、学ぶところは大変多いです。仕事の効率化一つとっても、デジタル化が進む今日もなお、紙とハンコの文化は日本特有の文化として根強く残っていますが、海外にはそもそもハンコがなかったりします。意思決定や提案方法などアプローチの仕方も、日本と海外とでは異なる部分が多いです。どちらが良い悪いというのではなく、日本とグローバルの強みと弱みをさまざまに比較・精査しながら、最良の選択をし、組織変更に活かしていけることも、外国人人材を採用するメリットの一つではないかと思います。インタービューを終えて「柔軟な組織づくり」は優秀な人材を惹きつけ、企業競争力を強化します。グローバル人材採用を通じた組織・事業拡大を目指す企業様は、ぜひ本記事をご参考いただければ幸いです。G Talent・GitTapでは、企業様のグローバル人材採用をご支援しております。エンジニア採用の悩み、グローバル採用のコツなど、下記よりお気軽にご相談ください。 G Talentに関するお問い合わせはこちら GitTapに関するお問い合わせはこちら

Career Development

IT skills in demand in Japan

There is a serious shortage of IT engineers in Japan. Engineers needed the most include cyber security, machine learning and cloud engineers. For international IT engineers who wish to work in Japan, there are more opportunities in these sectors.Moreover, language requirements and cultural etiquette are less important in these sectors. Learn IT skills in demand, and land a job that offers attractive working conditions and pays well. Read this article in Japanese. IT skills in demand in Japan in 2022 Cyber security The demand for cyber security engineers is significantly increasing. In 2021, the domestic market value was 1,135.7 billion yen with a growth rate of 13.4%. The growth rate is projected to increase, given the acceleration of remote work and the current social conditions. If you are a security engineer, you are likely to have many job opportunities in Japan.   Useful certifications for security engineersRegistered Information Security Specialist Examination: A qualification to prove your expertise in information security, offered by IPA. After the qualification is obtained, you are eligible to apply for a national certificate for Registered Information Security Specialist.CISSP: A qualification to prove your expertise in information security, offered by (ISC)², International Information Systems Security Certification Consortium. Cloud As more and more internet services shift to cloud, the demand for cloud engineers is increasing. The market value of cloud computing was 2,875 billion yen in 2020 with a growth rate of 22%. In addition, the demand for public clouds, such as SaaS and IaaS, is especially high.More than half of the Japanese companies that provide cloud services use AWS. If you are an AWS engineer, you have many job opportunities in Japan.   Useful certifications for cloud engineersAWS certifications: A certificate to validate cloud expertise. AWS offers several levels: associate, professional and speciality. There are also certificates for those who are specialized in the fields such as network, data and machine learning.Google Certified Professional: A certificate to prove your expertise in Google cloud platform. Machine Learning The use of AI in services and products is now commonplace. The sales in automation services and personalised services are increasing rapidly.In 2019, the market growth rate of machine learning was 95%. As the use of machine learning will increase in the future, machine learning engineers will have many job opportunities in Japan as well. Useful certifications for machine learning engineersDeep Learning for ENGINEER: This is a certificate to validiate your knowledge and implementions skills in deep learning. It is offered by the Japan Deep Learning Association (JDLA). *The exam is available only in Japanese.Python 3 Certified Data Analyst Examination: A certificate to prove your advanced knowledge and skills in deep learning.  5G The market growth rate of 5G is projected to be 80.3% between 2020 to 2027. It is a field that is expected to create many job opportunities in the near future. Jobs related to 5G include embedded engineers, network engineers and IoT engineers. To work with 5G, the knowledge and skills in the development of embedded software and network are required.The article below explains the details of the 5G market in Japan and skills you need to be an engineer who works with 5G.5G market in Japan and skills you need to be an engineer who works with 5G Programming languages and developer tools in demand in Japan According to the research conducted by GitTap, the skills that are most in demand among Japanese companies are AWS, Python and JavaScript (January, 2022).AWS is a cloud computing service offered by Amazon. In Japan, more than half of the companies that provide cloud services use AWS. The market of cloud computing is expanding and the demand for AWS engineers is projected to increase. The article below explains programming languages in demand in Japan in detail. The programming languages in demand in Japan Summary International IT engineers have many job opportunities in Japan since there is a serious shortage of IT engineers. This is especially the case in some fields such as cyber security, cloud and AI. The following  jobs are some of the examples of jobs that are in demand in Japan. Python engineer Job Summary:Implement mathematical models, develop optimization algorithms, conduct software testing while working closely with professors. Salary:7M yen~ Learn More about This Job Automation engineer Job Summary:Develop and maintain automation platforms. Develop new automation products. Salary:7M yen~ Learn More about This Job CTO Job Summary:Chief Technology Officer for a financial system Salary: 8M yen~ Learn More about This Job GitTap is a job matching platform for highly skilled international IT engineers. The platform has many senior level jobs, which leads the average salary range of the advertised jobs to be 6-12M yen. There are also many remote positions available. The platform allows you to find a job efficiently by not only applying for positions but also getting scouted and conducting informational interviews. It is free to use, please feel free to register. Browse Jobs on GitTap G Talent is an employment agency for international IT engineers who wish to work in Japan. Bilingual consultants will assist you to land your dream job! To learn more about the service, please click the link below. Learn more about G Talent