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日本企業における外国人エンジニアの市場価値は?求人の探し方も紹介

近年日本で働く外国人エンジニアの数は増えており、日本企業における外国人エンジニアの市場価値は高いと言えます。では、どうして外国人エンジニアの市場価値が高いのでしょうか。今回は、日本企業における外国人エンジニアの市場価値について実態や理由について解説していきます。外国人エンジニアが自分にあった求人を探す方法も併せて紹介するので、日本で外国人エンジニアとして働きたいと考えている方は必見です。日本企業における外国人エンジニアの市場価値を知り、自分の価値に見合った就職先を見つけましょう。日本の就職先にお悩みの方は、外国人エンジニアに特化した求人エージェントの『G Talent』をご利用ください。日本企業における外国人エンジニアの市場価値は高い日本ではIT人材の不足が深刻化しており、経済産業省が2019年に発表した「IT人材需要に関する調査」ではIT需要構造が変化したことによりIT人材が不足していると報告されています。報告書によれば、2018年のIT人材不足数は22万人、2019年には26万人、2020年には30万人のIT人材が不足すると報告されており、2030年には約41万人〜79万人のIT人材が不足する見通しです。今後IT化がどのように進むかにもよりますが、日本のIT人材不足は非常に深刻であることが分かります。IT人材不足を補うために注目が集まっているのが、外国人ITエンジニアの採用です。厚生労働省が公開している「外国人雇用状況の届出状況」によれば、外国人エンジニアが日本で就労するために必要なビザである「専門的・技術的分野の在留資格」を取得して働く外国人エンジニアの数は年々増加し、市場価値が高まっているようです。2021年には394,509人が上記のビザを所有して日本で就労しており、前年と比較して9.7%の増加となりました。2014年と2019年の5年間を比較すると、2014年に同じ在留資格で就労していた外国人数は147,296人であったのに対し2019年は329,034人となっており、5年間で2.2倍の増加を記録しています。日本でのIT人材不足は現在も続いている背景から、今後も外国人エンジニアの市場価値が高まると予想できます。参考:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(令和3年 10 月末現在)/厚生労働省日本企業で働く外国人エンジニアの出身国は?厚生労働省の「外国人雇用状況」によれば、IT業界などの情報通信業に占める外国人エンジニアの出身国は東アジア・東南アジアが上位です。1位が中国、2位は韓国と続き、3位ベトナム、4位アメリカと上位3カ国は東南アジアの国が占めます。フィリピンやネパールやインドネシア、ブラジルやペルーから日本企業で働いている外国人ITエンジニアも少なくありません。このことから、国の種類は関係なく世界各国のITエンジニアの市場価値が高いということがわかります。参考:「外国人雇用状況」の届出状況表一覧(令和3年10月末現在)/厚生労働省外国人エンジニアの市場価値が高い理由日本企業において外国人エンジニアの市場価値が高い理由は、以下の5つです。日本企業ではエンジニアが不足している即戦力となる優秀なエンジニアを求めている日本人にはない発想を取り入れられる社内を活性化できる海外進出をサポートしてもらえる市場価値が高い理由①|日本企業ではエンジニアが不足している多くの日本企業では、深刻なエンジニア不足が問題となっています。特に日本ではIT教育の遅れが深刻であり、世界では5〜10年前から導入されているプログラミングやIT教育が、日本では2021年に小学校での必修化が始まりました。つまり、日本のIT教育はほかの国のより5年以上遅れているのです。教育の遅れも、日本人のエンジニアが不足している一つの要因です。日本でのエンジニア不足を解消するために、外国人ITエンジニアの市場価値が高まっています。参考:日本は遅れてる?海外のプログラミング教育の現状!/コエテコ市場価値が高い理由②|即戦力となる優秀なエンジニアを求めている日本の多くの企業では即戦力となる優秀なエンジニアを求めているため、外国人エンジニアの市場価値が高まっています。多くの日本企業では、新卒の学生を大量に採用し自社で時間をかけて育てる仕組みが採用されていました。一方、世界の教育機関では大学卒業と同時に即戦力に引けを取らない優秀な人材が育成されています。たとえば、メルカリでは2019年に採用した新卒エンジニアの9割がインドをはじめとした外国人エンジニアでした。インド出身の学生の中には、インド最高峰の名門IT大学であるITTを卒業後優秀な人材として採用されたエンジニアもいます。ベトナムのように、独自のIT人材育成政策展開している国もあります。 労働力が低下している日本で優秀な人材を奪いあうよりも、世界に目を向けたほうが即戦力となる人材が見つかりやすいのが外国人エンジニアの市場価値が高い理由の一つです。参考:メルカリの新卒エンジニア9割が外国人、インドの次はどの国から採る?/DIAMOND online市場価値が高い理由③|日本人にはない発想を取り入れられる外国人エンジニアは日本人にはない発想やアイデアを持っており、ITトレンドのキャッチアップが速いのも市場価値が高いポイントです。外国人エンジニアが日本企業に持ち込む世界のトレンドや発想があることで、情報網や仕事の選択肢が広がります。海外で当たり前に利用されているシステムがサービスは日本にはまだ存在せず、日本人では思いつかないものもあります。日本人では考えつかない全く別の角度から案を出す可能性があるため、新商品・サービス開発のきっかけになるかもしれません。参考:外国人ITエンジニア採用のメリットと注意点!/MichaelPage市場価値が高い理由④|社内を活性化できる外国人エンジニアと一緒に働くことで、社内の活性化になるのも市場価値が高い理由です。多くの外国人エンジニアは仕事の成果にシビアであり、タイトな納期や開発条件でも優れたパフォーマンスを発揮してくれます。成長意欲が強いエンジニアも多いため、外国人エンジニアと共に働くことで、日本人社員に対する刺激にもなるでしょう。外国人エンジニアは異なる文化や価値観を社内に持ち込んでくれるため、これまで慣習で行っていた非効率な作業をより合理的な方法へシフトチェンジできることもあります。異なる価値観に触れることで、柔軟で多様な組織づくりが可能です。参考:不安だった初めての外国人採用、今は“日本人職員に刺激を与える存在”に。活躍の鍵は「安心して仕事ができる環境づくり」/Touch! PERSOL市場価値が高い理由⑤|海外進出をサポートしてもらえる外国人エンジニアを採用することで、自社のサービスを海外展開する際の架け橋になるといった市場価値の理由もあります。縮小している日本マーケットだけでなく、世界へ進出したいと考える企業は少なくありません。現地を知らない日本人だけでプロジェクトに取り組むのではなく、リアルな市場を知り海外の言葉を理解できる外国人エンジニアの存在は大きな支えとなります。参考:外国人労働者を採用するメリット6つ|採用する時の注意点も紹介/株式会社オープンアップITエンジニア外国人エンジニアが自分に合った求人を探す方法外国人エンジニアが市場価値の高い日本企業で求人を探す方法には、以下の3つがあります。外国人エンジニアに特化した求人サイトを利用する外国人向け求人エージェントを利用する外国人エンジニアを募集している企業を検索する外国人エンジニアに特化した求人サイトを利用する日本にはさまざまな求人サイトがありますが、一般的な求人サイトは企業の掲載数が多いため外国人エンジニアが働ける求人を探すのが難しいです。市場価値の高い外国人エンジニアが働ける求人を効率的に探したい方は、外国人エンジニアの就職に特化した求人サイトを利用してみましょう。優秀な外国人エンジニアを採用したい企業が登録しているため、情報収集の時間と手間を省き多くの企業にリーチが可能です。外国人エンジニアに特化した代表的な求人サイトには、『GitTap』が挙げられます。500以上のグローバル企業の求人が登録されているため、自分の希望にあった仕事内容を見つけることができます。登録すると企業からスカウトが届くこともあるので、まずは無料登録から始めてみましょう。外国人向け求人エージェントを利用する日本で初めて求人活動を行う方は、仕事探しだけでなく日本でのキャリア設計や面談練習、ビザ取得などのサポートが必要になるかもしれません。そのような方には、求人サイトではなくさまざまなサポートを行う求人エージェントの利用がおすすめです。求職者それぞれのスキルや適性を判断し、それにあった企業を紹介してもらうことができます。ほかの国とは違う日本独自の履歴書や面談のサポートもお任せください。外国人エンジニアにおすすめの求人エージェントは、『G Talent』がおすすめです。300社以上の厳選された優良企業のみが登録されており、登録者は日本語面接レッスンを無料で行えます。IT業界に精通したバイリンガルアドバイザーがサポートするので、お気軽にご登録ください。▼『G Talent』への無料登録はこちらから外国人エンジニアを募集している企業を検索する求人サイトや求人エージェントを使わなくても、外国人エンジニアを募集している企業を検索して自分でリーチすることも可能です。日本のIT企業では自社で採用サイトを準備していることもあるので、直接応募すれば転職エージェントを通す手間が省けます。この場合、企業と直接のやりとりをすべて自分で行わなければいけません。日本で働くためには就労ビザが必要なので、企業がどの程度サポートをしてくれるのか確認しておきましょう。参考:転職は直接応募が有利なの?メリット・デメリットを知っておこう!/イーキャリアFA 外国人エンジニアが日本企業で働く前に確認すべき3つのこと外国人エンジニアにとって日本企業は市場価値が高いものの、日本企業で快適に働き続けるためには以下のポイントを注意しなければいけません。日本企業で働くためには就労ビザが必要になる基本的な日本語は話せる必要がある価値観や文化の違いを知っておく日本企業で働くためには就労ビザが必要になる外国人エンジニアが日本で働くためには、就労ビザが必要です。就労ビザにはいくつかの種類があり、外国人エンジニアは「高度専門職」や在留資格「技術・人文知識・国際業務」のうち「技術」を取得すると、日本で働くことができます。それぞれのビザを取得するためには条件があります。書類の準備期間や申請してから審査が終わるまでに2〜3ヶ月程度が必要になるため、内定から入社までの時期にビザが取得できるように準備を進めておきましょう。参考:外国人労働者のエンジニア就労ビザ取得/就労ビザ申請サポート大阪基本的な日本語は話せる必要がある日本企業で快適に働くためには、基本的な日本語は習得しておく必要があります。同じチームメンバーとのコミュニケーションや顧客との商談に参加する際に、基本的な日本語が必要となるからです。ITの専門用語やビジネスシーンで良く使われる単語を日本語で覚えておく程度でも、日々の業務で役立ちます。ただし、一部のIT企業では英語が社内公用語になっていたり外国人エンジニアと日本人エンジニアのコミュニケーションを助けるブリッジ人材が雇われていたりと、外国人エンジニアが日本をあまり理解できなくても働ける環境づくりが行われています。心配しすぎることはないですが、最低限の日本語やマナーは学んでおいて損はないです。参考:英語公用語化でエンジニア採用応募者が激増 IT企業が見出した、グローバルに働く秘訣/logmiBiz価値観や文化の違いを知っておく日本と海外では異なる文化や価値観があることを知っておくと、カルチャーショックを受けずに日本で働くことができます。たとえば、海外では積極的に発言や提案をし間違いを恐れずに新しいことに挑む態度が評価されますが、日本ではあまり自分の意見を主張せずに上司の指示に従って業務することを求められる環境もあります。ビジネスシーンにおいて価値観や文化の違いは多くあるため、いちいちショックを受けないように違いを理解しておきましょう。参考:異文化理解のメリットとは?異文化理解の必要性や注意点も紹介/Bizmates Blog外国人エンジニアの市場価値は高い!自分にあう職場を見つけよう本記事では、日本企業における外国人エンジニアの市場価値を解説しました。日本企業における外国人エンジニアの市場価値は上昇傾向にあり、日本で働く外国人エンジニア数も増加しています。外国から優秀なエンジニア人材を雇い入れる動きは今後も加速するでしょう。日本で自分にあった企業を見つけたい外国人エンジニアの方は、外国人エンジニア採用に特化した求人エージェントの『G Talent』がおすすめです。バイリンガルコンサルタントが外国人採用に積極的な日本企業と外国人ITエンジニアのマッチングを支援し、日本でのキャリア・スタートを応援します。日本でのキャリアに興味があるITエンジニアの方は、ぜひ『G Talent』をご利用ください。

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外国人エンジニアとして働くなら大手・ベンチャー企業どっちがおすすめ?

日本には大手企業・ベンチャー企業といったさまざまな規模の企業があり、日本のビジネス文化に詳しくない外国人エンジニアからすればどちらで働くべきか悩むポイントではないでしょうか。大手企業・ベンチャー企業にはそれぞれに違いやメリット・デメリットが存在するので、それぞれの違いを知って自分にあった企業で働くことが大切です。この記事では、日本の大手企業・ベンチャー企業の違いや大手企業・ベンチャー企業それぞれで働くときの注意点について解説していきます。日本での就職を希望する外国人エンジニアは、外国人エンジニアに特化した転職エージェントの『G Talent』を使うと効率的に自分にあった企業を見つけることができます。外国人エンジニアは大手・ベンチャー企業どちらを選ぶべきか?外国人エンジニアが日本で働く際、大手企業かベンチャー企業のどちらで働くべきか迷ってしまう方も多いかもしれません。しかし、外国人エンジニアと一口に言っても個性や特徴は人によって異なるため、一概にどちらが良いかを明言することはできません。大手企業・ベンチャー企業に囚われすぎず、それぞれの外国人エンジニアに合った企業を選ぶことが大切です。ただし、日本の多くの大手企業・ベンチャー企業にはそれぞれの違いや特徴があることも事実です。大手企業・ベンチャー企業の違いや特徴を知っておくことで、外国人エンジニアの入社後のギャップを減らすことができます。今回の記事を参考に、日本の大手企業・ベンチャー企業の違いを把握しましょう。参考:私のキャリア遍歴に基づくマインドセット論〜大企業⇒ベンチャー⇒そしてフリーランスへ〜/Tech Team Journal日本のエンジニア職における大手・ベンチャー企業の違い日本では日本人のIT人材が不足しているため、大手・ベンチャー共に外国人エンジニアの採用に力を入れています。外国人エンジニアが後悔しないためにも、一般的な大手企業・ベンチャー企業の違いを把握しておきましょう。大きな違いを表にまとめると、以下のとおりです。 大手企業ベンチャー企業関わる案件の規模大規模小規模・下請け担当する作業・範囲1年目から設計も可能1年目は単純なプログラミングやシステム構築スピード感遅い速い給与の高さ・上がりやすさ給与が高い昇給しやすい大企業よりは給与が低くなりがち昇給スピードは業績によるキャリアパス制度企業によっては評価されにくい評価されやすい福利厚生の充実度充実企業による人材の育成制度充実企業による労働時間・休暇の取りやすさ労務管理が煩雑な会社や部署では取得しにくいことも企業の制度や雰囲気によるそれぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。大手企業とベンチャー企業の違い①|関わる案件の規模大手企業は大規模な案件を取り扱う場合が多く、ベンチャー企業は大手企業よりも小規模の案件を受注している場合が多いです。大手企業の案件は大手の銀行や証券会社、行政システムなどの案件を受注していることも多く、万が一障害が起こった場合は大規模な影響が出ることもあります。信頼度が高い大手企業だからこそ大規模の案件が多いものの、案件自体が大規模であるぶん関わる人数も多いため一人一人が「自分が関わったシステムだ」と感じにくいかもしれません。一方で、ベンチャー企業は比較的小規模なシステムを少人数で開発しており、大手企業から開発の下流工程を外注されて請け負っているベンチャー企業もあります。参考:大手企業へのエンジニア転職ってどう?中小との違いを解説!/イーデス大手企業とベンチャー企業の違い②|担当する作業・範囲大企業では、早ければ1年目より要件定義やシステムの設計に関わることができます。一部の大手企業では、プログラミングの作業をベンチャー企業に外注し開発の上流工程のみを行うことがあるからです。早い段階から上流工程に関わりたい外国人エンジニアは、大手企業の方がチャンスが掴みやすいと言えます。ベンチャー企業や中小企業の場合、大手企業の下請けの業務が多い場合はプログラミングなどの下流工程の業務が多いです。ただし、プロジェクト全体を俯瞰できる可能性が高いといったメリットがあります。参考:【どちらが良いか】ITベンチャー企業と大手企業のメリット・デメリット比較/IT転職辞書大手企業とベンチャー企業の違い③|スピード感大手企業では社内の部門ごとにコミュニケーションや手続きの壁があるため、業務のスピード感が遅くなりがちです。しかしベンチャー企業では経営者との距離が近く承認を得る手続きがシンプルなため、物事を決定するスピードが速い傾向にあります。チャレンジ精神が旺盛なベンチャー企業だと、提案したアイデアがすぐに会議にかけられで何でもやってみてから考えるという企業もあるようです。参考:大手企業とは? 定義や中小企業との違い、メリット・デメリットを紹介/マイナビ転職大手企業とベンチャー企業の違い④|給与の高さ・上がりやすさ大手企業はボーナスや手当が充実しており、年ごとに昇給するなどのシステムが確立されている傾向があります。そのためベンチャー企業や中小企業と比べると一般的にエンジニアの給料が高く、年収もアップしていきやすいです。ベンチャー企業は、業績によってボーナスが高い年があれば業績不振でボーナスがカットされるなど不安定な傾向があります。給与形態は企業によって大きく異なるため一概には言えませんが、大手企業に比べれば少なくなることが多いです。ただし、ベンチャー企業の場合は実力に応じて給与があがる可能性もあります。参考:年収一挙公開!大手VSベンチャーどっちが給料多い!?/Tech総研大手企業とベンチャー企業の違い⑤|キャリアパス制度大手企業は評価や昇進、研修制度が確立されているぶん、個人の業績が見えづらい傾向にあります。直属の上司が人事評価を行うわけではない場合は、成績が良かったにも関わらず評価につながらなかったという声も少なくありません。ベンチャー企業は経営者や上司との距離が近いため、自分の業績がダイレクトに評価に反映されやすいです。自分のスキルやアイデアを提案したい場合にも、実力を発揮するチャンスが多い環境だと言えます。参考:大手とベンチャー、エンジニアの仕事内容とキャリアの違い/assign navi magazine大手企業とベンチャー企業の違い⑥|福利厚生の充実度大企業は福利厚生が整っている場合が多いです。年金や保険制度の充実、社宅や家賃補助の完備など、手厚いサポートがあります。ベンチャー企業のには働きやすい環境づくりに取り組んでいる企業もありますが、大企業に比べると各種手当や福利厚生制度は充実していない傾向があります。参考:スタートアップ企業に福利厚生はあるの?その他企業との違いや具体例を徹底解説/ベンチャー就活ナビ大手企業とベンチャー企業の違い⑦|人材の育成制度大企業は、人材の研修や育成制度が整っている傾向が強いです。語学力を身につけたい社員に向けての資格取得支援や、専門性を伸ばすためのスキルアップ研修などが準備されています。外国人エンジニアの場合、日本語支援を受けられる企業も見つけることができるでしょう。ベンチャー企業の場合、人材育成の制度が充実しているかは会社の業績や経営者の方針に大きく左右される傾向があります。参考:ベンチャーの研修制度ってどうなってるの?研修制度のあるベンチャーの見つけ方を紹介/ベンチャー就活ナビ大手企業とベンチャー企業の違い⑧|労働時間・休暇の取りやすさ大企業でもハードに働いているエンジニアがいますが、労働時間の上限に厳しい企業が多いため規定の残業時間を超える企業は多くありません。しかし、ベンチャー企業はさまざまな試みにチャレンジしている企業が多く、大手企業と比べると労働時間が長くなりやすい傾向にあります。ただし、ベンチャー企業の方がフレックス制度や裁量労働制を採用しているため、自由な働き方が叶いやすいです。大手企業は労働時間だけでなく、休暇も取りやすい傾向にあります。ベンチャー企業と比べると大手企業の方が働く人数が多いため、業務的にも代わりのスタッフを見つけやすいからです。参考:大企業とベンチャーの違い、フィットしやすい人の違いとは?/note外国人エンジニアが日本の大手・ベンチャー企業で働く際の注意点外国人エンジニアが日本の大手・ベンチャー企業で働く際の注意点は、以下の3つです。就労ビザが必要となる日本語力が求められる文化の違いを理解しておく外国人エンジニアが日本で働く注意点①|就労ビザが必要となる日本で外国人エンジニアとして働くためには、就労ビザが必要です。就労ビザにはいくつかの種類がありますが、外国人エンジニアが働くためには在留資格の「技術・人文知識・国際業務」のうち「技術」を取得する必要があります。「技術」の在留資格を取得するためには、「10年以上の実務経験があること」か「従事する職務内容と関連した科目を大学や専門学校で選考していたこと」のうちいずれかの条件をクリアするか、法務省が定める情報技術に関する資格の取得が必須で、ビザ取得のための経験や資格取得、学習時間が求められます。申請書類を提出した後も承認されるまで時間がかかるため、内定をもらったにも関わらず就労ビザが取得できないミスが起きないように就労ビザの準備を進めておきましょう。参考:外国人エンジニアに必要な在留資格や就労可能な職種の種類、注意点[グローバルエンジニア2]/Fellowship外国人エンジニアが日本で働く注意点②|日本語力が求められる外国人エンジニアが不自由なく日本で働くためには、基本的な日本語のスキルや、ビジネスマナーを習得しておきましょう。外国人採用されたエンジニアであっても、上司や同僚とのコミュニケーションや顧客との商談に参加することがあります。日本語力を身につけておくことで、ビジネスマンとして失礼のない受け答えや対応が可能です。日本語でITの専門用語やビジネスシーンでよく使われる単語を覚えておくと、上司・同僚とのコミュニケーションや業務で役立ちます。参考:どうする?外国人労働者の日本語教育問題|教育方法やコミュニケーションに大切なこと/外国人採用サポネット外国人エンジニアが日本で働く注意点③|文化の違いを理解しておく外国人エンジニアとして日本で働く方は、日本と海外では異なる文化や価値観が重要視されることを理解しておきましょう。たとえば、海外では積極的に発言をし間違いを恐れずに挑戦していく態度が評価されますが、日本においては上司の指示に従い自分の意見を表に出さずに業務をするのが良しとされる価値観が残っていることがあります。さらに、自分の業務が終わっているにも関わらず上司がまだ仕事をしているので帰宅できなかったり、就業開始と終了時間が厳しく管理されていたりと、職場によっては外国人が理解できない文化が残っている可能性も低くありません。カルチャーショックを受けないように、日本に残る独特の就業文化を理解することが大切です。参考:日本で働く外国人社員 ヒアリング調査結果『日本語はムズカシイ?日本語だけの問題じゃない?』~日本で働く外国人社員に聞いた、日本語コミュニケーションの課題とは~/PR TIMES外国人エンジニアとして日本の大手・ベンチャー企業で活躍しよう本記事では、大手企業とベンチャー企業の違いや、外国人エンジニアが日本で働く際の注意点いついて解説しました。ちらが良いかを解説しました。大手企業・ベンチャー企業のそれぞれの違いを知った上で、自分が働きたい環境を選びましょう。外国人エンジニアの方は今回紹介した3つの注意点を参考に、日本でのキャリアをスタートさせてください。日本で自分にあった企業を探したい外国人エンジニアの方は、外国人ITエンジニアに特化した転職エージェントの『G Talent』の利用がおすすめです。日本で働きたい外国人エンジニアの就職・転職活動をサポートし、経験や実力にあった企業を紹介します。面接対策やビザ取得のサポートも行っているので、日本の大手・ベンチャー企業で働いてみたい方は、ぜひ『G Talent』をご利用ください。

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外国人エンジニア採用に応募するために必要な資格・申請方法を解説

外国人エンジニアが日本企業の採用に応募する場合、自国での就職活動とは異なる資格や申請方法が必要です。スムーズに採用をもらうためにも、外国人エンジニアが日本で採用をゲットするために必要な資格や申請方法を知っておきましょう。今回は、外国人エンジニアが日本企業での採用に必要な在留資格や申請方法、注意点や日本企業で採用される外国人エンジニアの種類について解説していきます。日本で採用をもらいたい外国人エンジニアの方は、外国人エンジニアに特化した転職エージェントの『G Talent 』を活用することで採用のチャンスが広がります。外国人エンジニアが日本企業での採用に必要な在留資格外国人エンジニアが日本企業で採用をもらうために取得できる在留資格には、以下の4種類が挙げられます。高度専門職技術・人文知識・国際業務特定活動地位又は身分に基づく在留資格それぞれの在留資格の特徴を見ていきましょう。日本企業の採用に必要な在留資格①|高度専門職高度専門職とは、外国から優秀な人材を採用するための在留資格です。日本で働くさまざま職種が認められており、エンジニアとしての就労もできます。高度専門職のビザ取得の審査基準には、「高度人材ポイント制度」が導入されています。学歴や職歴、大学などでの研究実績、年収やその他ボーナスなどが審査の基準に採用されており、ポイントが70を超えるとビザの取得が可能です。有名大学や大学院出身、JLPT N1を取得している、年収が400万円を超えているなどの条件を満たすと、高度人材の対象になる可能性が高くなります。参考:外国人エンジニアを採用するときに必要な在留資格の条件・申請方法/jopus biz日本企業の採用に必要な在留資格②|技術・人文知識・国際業務外国人エンジニアの場合、技術・人文知識・国際業務の在留資格のうち、技術の要件を満たせばエンジニアとして就労できます。技術の在留資格取得をするためには、就労する外国人に対する条件に加えて、外国人労働者を受け入れる企業にも条件が設けられています。それぞれの条件について詳しく解説します。「技術・人文知識・国際業務」の在留資格を取得する条件技術・人文知識・国際業務の在留資格のうち技術の要件を満たすためには、「10年以上の実務経験があること」か「従事する職務内容と関連した科目を大学や専門学校で専攻していたこと」のうち、いずれかの条件をクリアしなければいけません。しかし、法務省が定める情報処理技術に関する試験に合格している場合には、学歴や職歴の要件が免除されることもあります。自国で実施されているITに関する試験のうち、該当するものを取得しておくとビザ取得に役立ちます。法務省が定める情報処理技術に関する試験の項目は、法務省のWebサイトで確認ができます。例えば、ベトナム人エンジニアが日本で採用もをもらうために「技術」の在留資格を取得するには、以下の資格が法務省で認められています。ハイテクインキュベーショントレーニングセンター(HITC)が実施する試験のうち次に掲げるもの(1) 基本情報技術者(ファンダメンタル・インフォメーション・テクノロジー・エンジニア)試験(2) 応用情報技術者(アプライド・インフォメーション・テクノロジー・エンジニア)試験ベトナム情報技術試験訓練支援センター又はベトナム訓練試験センターが実施した試験のうち次に掲げるもの(1) 基本情報技術者(ファンダメンタル・インフォメーション・テクノロジー・エンジニア)試験(2) ソフトウェア開発技術者(ソフトウェア・デザイン・アンド・ディベロップメント・エンジニア)試験(3) 応用情報技術者(アプライド・インフォメーション・テクノロジー・エンジニア)試験また、採用する企業側にも「職務内容の専門性と関連性」、「日本人と同等以上の報酬」、「事業の安定・継続性」といった3つの条件が必要です。これら全ての条件を満たすことで、外国人エンジニアの受け入れが可能になります。参考:入国管理及び難民認定法第七条第一項第二号の基準を定める省令の技術・人文知識・国際業務の在留資格に係る基準の特例を定める件/出入国在留管理庁日本企業の採用に必要な在留資格③|特定活動特定活動とは、ほかの在留資格に該当しない特定の活動を行う外国人が取得できる就労ビザです。たとえば、ワーキングホリデーや学校を卒業後に就職活動をしている学生、インターンシップで来日中の学生、高度専門職外国人の就労する配偶者、外交官の家事使用人などが該当します。ただし特定活動は半年や1年間の短期滞在用ビザのため、長期で働くためには技術・人文知識・国際業務の在留資格に切り替えるといった対応が必要です。参考:在留資格「特定活動」/出入国在留管理庁日本企業の採用に必要な在留資格④|地位又は身分に基づく在留資格永住権、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者の4種類の在留資格があれば、就労に制限がありません。日本人と同じように働くことができるため、在留資格の申請は不要になります。参考:「就労に制限のある在留資格」と「就労に制限のない在留資格」/行政書士・社会保険労務士永井弘行事務所外国人エンジニア採用に応募するために在留資格を申請する方法外国人エンジニア採用に応募するための在留資格申請をスムーズに進めるために、以下の手順を知っておきましょう。必要書類手続きの流れそれぞれの内容について詳しく解説していきます。必要書類日本で就労できるビザの取得要件を満たしていれば、出入国管理庁に提出する書類を準備しましょう。外国人本人は、卒業証明書・履歴書・パスポートなどの準備が必要です。準備が必要な書類が多いため、余裕を持って作成することが大切です。就労ビザについて悩みや困りごとがある方は、費用は発生しますが行政書士に相談することもできます。受け入れる企業側も、書類の準備が必要です。企業が準備する書類は企業の規模によって異なり、会社の規模が小さくなるにつれて準備する資料が増えます。必要書類の詳細は、法務省のWebサイトで確認ができます。申請するビザによって書類が異なるため、自分の経歴で申請が通りそうな在留資格(高度専門職、又は技術・人文知識・国際業務等)に必要な書類を確認しておきましょう。参考:【2021年版】 図で分かる就労ビザの必須書類一式/jopus biz手続きの流れビザの取得には、書類の準備から申請まで2週間〜1ヶ月の期間が必要です。審査結果が出るまでは、約1〜2ヶ月かかります。在留資格の取得申請やビザを変更しなければならない場合は、上記の在留資格申請期間を加味して入社までの期間を見積もっておきましょう。内定から入社までは、およそ2〜3ヶ月程度の期間が見込まれます。参考:外国人採用するなら知っておくべき就労ビザ取得期間 ビザ申請が間に合わないと国外退去になってしまうの?/Guidable Jobs外国人エンジニアが在留資格を申請する際の注意点外国人エンジニアが在留資格を申請する際は、3つのポイントに注意しましょう。実際の業務内容が在留資格と異なった場合は不法就労となる審査に時間がかかる場合がある学歴・実務経験の代わりとして情報処理技術の資格を取得する方法もある実際の業務内容が在留資格と異なった場合は不法就労となるエンジニアとして入社しても、実際の業務が在留資格の内容と異なるものであれば不法就労とみなされてしまいます。採用前に、業務内容は必ず確認するようにしましょう。たとえば、エンジニアとして採用されたにも関わらず実際の業務が一般事務だったといった場合は、不法就労にあたります。参考:外国人エンジニアに必要な在留資格や就労可能な職種の種類、注意点[グローバルエンジニア2]/Fellowship審査に時間がかかる場合がある就労ビザの申請から審査終了までには、時間がかかる場合があります。エンジニアとして採用されてから入社日までに在留資格が間に合わないことがないように、あらかじめ期間を長めに見積もっておきましょう。採用確定から入社までは、およそ2〜3ヶ月のゆとりを持ってビザの申請を行うことをおすすめします。参考:就労ビザの審査期間はどのくらい?/外国人雇用&就労ビザ相談センター学歴・実務経験の代わりとして情報処理技術の資格を取得する方法もある技術・人文知識・国際業務の在留資格取得のためには、「10年以上の実務経験があること」か「従事する職務内容と関連した科目を大学や専門学校で専攻していたこと」条件が必要です。しかし、実務経験や学校での専攻がなくても、法務省が定めた情報技術に関する試験を取得することで要件が免除となる場合があります。未経験からエンジニアとして日本で働きたいと考えている外国人エンジニアは、資格試験の取得を目指して勉強することで日本での就労が可能となるかもしれません。参考:技術ビザ - IT資格/TN行政書士事務所日本企業で採用がある外国人エンジニアの職種エンジニアといっても、さまざまな種類があります。日本で採用実績がある外国人エンジニアの職種には、以下の種類が挙げられます。プログラマーソフトウェアエンジニアシステムエンジニア(SE)セキュリティエンジニアITコンサルタントプロジェクトリーダープロジェクトマネージャープログラマープログラマーは、システムエンジニアやプロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダー等の上流工程を担うエンジニアが作成した仕様書に基づき、ソフトウェアやシステムのプログラミングを行う職種です。プログラムの不備を調整したり、バグを発見・修正したりと、自分で調べて解決する力や集中力が求められます。参考:プログラマーとは?なり方や仕事内容、将来性を紹介/デジタルハリウッド大学ソフトウェアエンジニアソフトウェアエンジニアは、PCやスマートフォンのアプリケーション、家電や公共交通機関を制御するアプリケーションなどさまざまなソフトウェアの開発を行う職種です。開発・設計・ソフトウェアの運用保守、テストなどの業務があります。開発環境やプログラミングの知識・技術があると同時に、顧客やチームとのコミュニケーション力が必要になる職種です。参考:ソフトウェアエンジニアになるには?必要なスキルや年収を紹介/HiPro Techシステムエンジニア(SE)システムエンジニアは、システム開発の要件定義や設計、テストなどを行う仕事です。要件定義や仕様書の作成のみを行い、実際のプログラミングはプログラマーに任せる場合もあります。関係者とのコミュニケーション力が必要になる仕事です。システム開発を受注する企業で就労する場合もあれば、社内SEとして企業内で必要になるシステムの開発や設計、運用、保守をする就業先など働き方は企業によって異なります。参考:SE(システムエンジニア)とは?SEの仕事内容と年収/IT業界まるわかりガイドセキュリティエンジニアサーバーやインフラ、情報セキュリティに関する業務を行うエンジニアです。サイバー攻撃からシステムを守るための設計や開発を行います。セキュリティに関する情報をいち早くキャッチし、進化するサイバー攻撃に対応していく情報感度の高さが必要になる業務です。ITコンサルタントITコンサルタントは、顧客の企業のIT分野全般に関するアドバイスやシステム開発・改善の提案、導入支援をするコンサルタントです。IT分野に課題を抱えている顧客を対象とし、IT技術による問題解決を提案します。問題の原因を特定し、適切なソリューションの提案や開発を行える思考力と提案力が求められます。参考:【需要増加】ITコンサルタントとは!?具体的な仕事内容や年収、有利な資格まで網羅的に解説!!/Executive Linkプロジェクトリーダープロジェクトリーダーは、プロジェクトマネージャーの管理のもとでプロジェクト全体のうちの1部門のリーダーとして開発の進捗や、品質管理、開発メンバーの管理を行う業務です。プロジェクトリーダーとして就労することで、プロジェクトマネージャーに昇格する道がひらけます。参考:プロジェクトリーダーとは?仕事内容や必要なスキル、おすすめ資格を紹介/株式会社システムインテグレータプロジェクトマネージャープロジェクト全体の管理者として、予算やスケジュール、プロダクトの品質管理、チームメンバーの管理などさまざまな業務を行います。システムエンジニアやプログラマー、ソフトウェアエンジニアが経験を積むことでプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーに昇格します。日本で働きたい外国人エンジニアは『G Talent』で採用をゲットしようこの記事では、外国人エンジニア採用に応募するために必要な資格・申請方法について解説しました。日本でエンジニアとして就労できる在留資格には「高度専門職」や「技術・人文知識・国際業務」が代表的です。必要書類や手続きの流れ、注意点を確認し、申請をスムーズに進めましょう。外国人エンジニアが日本で就労できる職種にはさまざまなものがあります。必要な在留資格を取得して、日本でのキャリア形成に挑戦してみてください。日本での採用をゲットしたい外国人エンジニアは、外国人ITエンジニアに特化した転職エージェント『G Talent』をご利用ください。日本で働きたい外国人ITエンジニアの就職・転職活動を力強くバックアップしており、手厚いビザ取得サポートを受けることもできます。

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外国人エンジニアが日本企業で求められる専門性のレベルとは?

外国人エンジニアが日本で働く場合、専門性のレベルが高ければ高いほうが条件の良い企業に出会うことができます。しかし、求められる専門性のレベルがどれくらいか気になる方も多いのではないでしょうか。今回は、外国人エンジニアが日本企業で働く際に求められる専門性のレベルを解説します。専門性のレベルだけでなく、外国人エンジニアに求められやすいスキルや日本企業で働くために外国人エンジニアがやるべきこと、勉強内容などについても併せて紹介します。専門性を持つ外国人エンジニアが日本で活躍できる場面は多くあるため、高いレベルのスキルや専門性を習得して日本で活躍できるITエンジニアに成長しましょう。希望の条件にあった企業をに転職したい方は、転職エージェントの『G Talent』の利用がおすすめです。ハイキャリアの外国人エンジニアに特化した転職エージェントであり、日本で活躍するためのさまざまなサポートを行います。外国人エンジニアが日本企業で求められるIT専門性のレベルは?まずは、外国人エンジニアが日本企業で求められる専門性のレベルを以下の項目に分けて解説していきます。求められるITの専門性①|プログラミングスキル求められるITの専門性②|業界知識求められるITの専門性③|開発環境ソフトの操作スキル求められるITの専門性④|全般的なITスキルそれぞれの専門性で必要なレベルは、働く企業やポジションによっても異なります。あくまで目安として、日本企業で働く際に必要な専門性のレベルを参考にしてみてください。求められるITの専門性①|プログラミングスキル外国人エンジニアに求められる重要な専門性の一つが、プログラミングのスキルです。プログラムやシステム、アプリの開発現場で、実際に働けるスキルを身につけておく必要があります。学習時間に換算すれば、おおよそ1000時間以上の勉強が必要です。プログラマーやシステムエンジニアとして即戦力として働くためには、実務経験が3年程度あることが望ましいとされています。日本で働き始める前に、自国で最低でも1年〜3年程度の業界経験があることで即戦力として日本企業でも就労が可能です。ただし、日本の有名なIT企業では未経験の外国人エンジニアを新卒として採用する動きもあります。大学時代に実績を残しておくことで、未経験や専門性のレベルが高くなくても日本のIT企業に就職できる可能性はあります。参考:プログラミングの勉強時間はどれくらい?おすすめの勉強方法についても紹介/QUREOプログラミング教室求められるITの専門性②|業界知識IT業界の知識は、技術のトレンドを抑えておく専門性としても必要不可欠です。IT業界はトレンドが移り変わりやすいため、多くの企業が注目度の高い技術を活用するアイデアを日々求めています。日本では海外で流行している新しい技術を取り入れて他社に抜きん出たいと考えている企業も多いため、日本で働く外国人として自国や世界のトレンドを日本企業に持ち込めると喜ばれる可能性が高いです。日本における有名なIT企業の情報をある程度把握し、就職する企業の競合となる企業のサービスなどを学んでおくと入社後に役立つでしょう。参考:ITの知識とは?IT業界へ就職を目指す学生に向けて徹底解説/レバテックルーキー求められるITの専門性③|開発環境ソフトの操作スキルシステム開発技術やソフトウェア開発技術、それぞれの操作方法も、エンジニアが求められやすい専門性の一つです。日本企業がわざわざ外国人のエンジニアを採用するのは、日本に優秀なエンジニアが少なく海外から即戦力となる人材を起用したいからです。そのため、入社後には開発環境ソフトの操作は当然できるものとして、プログラミングやシステム開発の業務を実施する場合が多いです。参考:ITエンジニアに必要な基礎スキル47|おすすめの勉強法を紹介!/.NET Column求められるITの専門性④|全般的なITスキルどんな企業やポジションであっても、エンジニアである以上ITに関する基本的な専門性やPCスキルは習得しておく必要があります。ソフトウェア・ハードウェア、ネットワークやセキュリティといった知識を持っておくと良いでしょう。外国人ITエンジニアは、自分の専門分野に関してかなり高い専門性を持っている反面、自分の専門分野以外の作業や、仕事に関わる前工程・後工程の作業は行えないといったムラがある場合もあります。日本では自分の業務に関わる工程の業務は一通り行わなければならない場合もあるので、ITに関する幅広い知識が役立つ場面もあるでしょう。参考:外国人の雇用やビザ申請でお困りの企業様へ/就労ビザ申請サポート池袋ITスキル標準(ITSS)のレベル評価についてITスキルの証明には、経済産業省が策定したIT人材の専門性を可視化するための体系であるITスキル標準(ITSS)の活用がおすすめです。IT人材が現在保有している専門性やスキルを数値化し、どの専門性やスキルが足りていないのか、今後強化する必要がある専門性やスキルを明確化します。日本の企業によっては、スキル評価だけではなく人事考査にITSSを活用しているケースもあるため、日本での就労を考える外国人ITエンジニアとしてITSSの存在はチェックしておきましょう。ITSSには7段階のレベルがあり、ITパスポート試験(ITSSレベル1)や基本情報技術者試験(ITSSレベル2)、応用情報技術者試験(ITSSレベル3)と紐付けられています。職種はマーケティングや、セールスから、ITアーキテクト、ITスペシャリストなど全11種類の職種に分かれています。参考:ITスキル標準(ITSS)とは?【スキルマップ】職種・レベル一覧/kaonavi外国人エンジニアが日本企業で求められるその他の専門性ITの専門性以外にも日本企業が外国人エンジニアに求める専門性には、以下の3つが挙げられます。コミュニケーションスキル語学スキル論理的思考力コミュニケーションスキルITエンジニアは、開発のメンバーや顧客とのミーティングなどコミュニケーションをとらなければならない場面が多いです。相手の意向を理解したうえで、自分の意見を伝える高度なコミュニケーション能力が求められます。基本的な日本語のスキルやビジネスマナーを習得しておき、上司や顧客に失礼のないようにしておきましょう。日本語でITの専門用語やビジネスシーンで良く使われる単語を覚えておくと、仕事をスムーズに進めることができます。参考:日本で外国人がITエンジニアになるには?必要なスキルや会社の選び方[グローバルエンジニア2]/Fellowship語学スキル日本で就労する労働者として、一定レベル以上の日本語能力は身につけておいて損はないです。働くポジションによっては日本語能力はさほど重視されずITスキルのみが求められるケースもありますが、日本語の能力があることで将来マネジメントのポジションに就くことができたり顧客との商談に参加できたりといったチャンスも広がるでしょう。JLPT(日本語能力テスト)を受験することで、日本語のレベルを可視化することができます。ただし、日本語ができないからといって心配しすぎる必要はありません。現在、日本人のエンジニア不足から多くの中国人や韓国人、ベトナム人エンジニアといったエンジニアがIT企業で外国人採用されています。優良なIT企業では外国人エンジニアと日本人エンジニアの間をつなぐブリッジ人材が雇用されている場合が多く、言語やコミュニケーション面でサポートしてもらえることが多いです。そのような企業では、就労ビザの申請サポートが専門家を通じて行われていることもあります。日本で働くためには、「技術・人文知識・国際業務」の在留資格や高度専門職のビザが必要になるため、ビザサポートがある企業での就労ができると、手厚いサポートが受けられ、申請の手間が省けます。参考:【外国人ITエンジニアの採用】成功させるために必要なポイントと手続きは何?/就労ビザ申請サポート池袋論理的思考力IT業界は感覚でなく数字やデータに基づく業務が多いため、エンジニアにとって論理的に考える能力は非常に重要です。高い論理的思考力があることで、トラブルの原因を突き詰めて考えることができたり根拠を基に物事を考えたりすることができます。参考:グローバルエンジニアとは?【種類や求められる能力など詳しく解説します】/グローバル採用ナビ必要な専門性のレベルに達するために外国人エンジニアがやるべきこと日本企業で求められる専門性のレベルに達するために、外国人エンジニアがやるべきポイントは以下の3つが挙げられます。プログラミングの勉強をする自分でプログラムやアプリを開発する日本語や英語を勉強する本項目では、それぞれの学習内容について解説します。プログラミングの勉強をする多くの日本企業は外国人エンジニアに即戦力を求めているため、入社後すぐに戦力になるためにもプログラミングを勉強しておきましょう。日本企業が外国人のエンジニアを採用したい理由は、日本国内に優秀なIT人材が少ないためです。高いレベルの専門性を持っていると、採用される確率が高くなります。プログラマーとして就労経験がなくても、学生時代に実績を上げることで外国人エンジニアが新卒採用される例もあります。たとえば、大手IT企業であるメルカリの2019年の新卒採用の社員は、約9割が外国人でした。参考:メルカリの新卒エンジニア9割が外国人、インドの次はどの国から採る?/DIAMOND online自分でプログラムやアプリを開発するプログラミング学習の一環として、自分でプログラムやアプリの開発するのもおすすめです。自分でプログラムやアプリを開発した経験は、就職活動の際にはポートフォリオとして提出することも可能です。参加したプロジェクトの詳細やチームをまとめた経験、開発に使用した言語や環境も記載した作品集を作成しておくことで、自分のスキルや人となりを効率的に企業に伝えることができます。参考:優秀なエンジニアの採用成功に近づける6つのステップをプロが解説!/採用スマートナビ日本語や英語を勉強する日本でエンジニアとして活躍するためには、日本語や英語の学習も欠かさず行っておきましょう。日本でほかのエンジニアや顧客とコミュニケーションを取るには、最低限の日本語は欠かせません。日本の企業でよく使われるIT用語やビジネスで使用するフレーズを覚えておくと、コミュニケーションに役立ちます。日本のIT企業では、外国人の受け入れを促進するために社内公用語を英語に設定している企業があります。英語が母語ではない場合は、日本語だけでなく英語の学習を進めておくと役立つ場面が多いです。参考:【外国人向け】日本で働くために覚えておきたい仕事で役立つ日本語[グローバル2]/Fellowshipハイレベルな専門性を持つ外国人エンジニアは日本で多くの活躍の場があるハイレベルな専門性を持つ外国人エンジニアは、日本で多くの活躍の場があります。特に日本で活躍できる可能性が高いエンジニアの職種には、以下の5種類が挙げられます。システムエンジニアテクニカルサポートITコンサルタントプロジェクトリーダープロジェクトマネージャーシステムエンジニア日本には、外国人エンジニアが働けるシステムエンジニアの就職先が多いです。日本語レベルはビジネスレベル以上を求められる場合もありますが、年収は600万円以上が相場でスキルや経験によっては1,000万以上のオファーがでる開発職もあります。勤務地もさまざまで、東京や大阪の首都圏に加え地方都市やフルリモート・フレックスタイム制で働ける求人もあり、柔軟な働き方ができる職場環境も期待できます。参考:3倍に増えた外国人ITエンジニアの背景や採用状況を解説/G Talent Blogテクニカルサポートテクニカルサポートとは、ITに関するハードウェアやソフトウェアの問い合わせに対応する仕事です。全世界で共通のインフラを使用しているため、日本語と英語に対応できる外国人エンジニアはグローバルに展開するネットワーク事業部やインフラ運用・保守の部門で需要が高いです。テクニカルサポートのレベルにもよりますが、運用や保守ができる初級レベルのITスキルがあれば働ける可能性があります。日本や英語でのコミュニケーション力が問われるだけでなく、ほかの国にもネットワークやインフラが使用されている場合は、中国語や韓国語、ベトナム語やスペイン語といった現地の言語能力があることで高く評価されます。参考:テクニカルサポートの仕事とは? 魅力から厳しい一面まで実態を解説/PORTキャリアITコンサルタントITコンサルタントとは、クライアント企業のIT戦略を行う仕事です。年収は700〜1,000万円以上が相場で、フレックスタイムやリモートワーク制度がある求人もあります。ITコンサルタントとして就労するためには、システム構築やマネジメントの経験、従事する業界での就労経験などが必要です。そのため、ITコンサルタントとしての経験やIT業界に精通していることが求められます。参考:【ITコンサルタントとは】激務?学歴や資格は必要?未経験OK?仕事内容や年収も解説!/CAREER Knockプロジェクトリーダー関わるプロジェクトに必要となるIT技術に関する知識やスキル、業務経験に加え、高いコミュニケーション能力が問われるのがリーダー職の特徴です。職種によっては、日本人のエンジニアを統括したり、見積もりや工数の管理をしなければならなかったりすることもあります。そのため、チームをまとめるスキルだけでなく日本語や英語などの高い語学力も必要です。参考:プロジェクトリーダーとは?仕事内容や必要なスキル、おすすめ資格を紹介/株式会社システムイングレータプロジェクトマネージャープロジェクトマネージャーは、プロジェクトリーダーと同じく開発言語や開発環境の知識やスキルに加え、マネジメント力やコミュニケーション能力が問われる仕事です。顧客の要望を聞き取りプロダクトに落としこむ作業を担当するなど、プロジェクトリーダーより豊富な経験ができます。700〜1,000万円以上の求人があり、フルリモート・フレックスタイムで自立して働ける環境が準備されていることもあります。関わる業界での就労経験や新しい知識に対する好奇心、チーム一眼となって働くのが好きな方は、ぜひ日本でプロジェクトマネジメントの職に挑戦してみてください。参考:外国人エンジニアの給与とは|相場額を把握し適切な金額設定を行おう/SunWellsハイレベルな専門性を持つ外国人エンジニアは『G Talent』を利用しようこの記事では、外国人エンジニアが日本企業で働く際に求められる専門性のレベルについて解説しました。外国人エンジニアは、高いレベルのITスキルに加えて語学のスキルやコミュニケーションスキルも求められます。プログラミングの学習を進め実際にアプリやプログラムを開発することで、日本での就労チャンスを獲得しましょう。日本語や英語の学習も忘れずに行うと、幅広いキャリア形成の機会が広がります。『G Talent 』は、外国人ITエンジニアに特化した転職エージェントです。IT知識が豊富なバイリンガルコンサルタントが、日本で働きたい外国人ITエンジニアの就職・転職活動を力強くバックアップしています。日本でシステムエンジニアやテクニカルサポート、コンサルタント、マネジメント職として働きたい方は、ぜひ『G Talent』の利用をご検討ください。

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日本での外国人エンジニアの給与相場は?海外のケースも紹介!

日本における外国人エンジニアの給与相場はプログラマーやシステムエンジニア、プロジェクトリーダーなどといった職種で異なります。職種だけではなく、働く業界や勤続年数、企業形態によって年収が左右されることがありますが、今回は職種ごとの給与相場について解説していきます。後悔しない転職をするためには、給与以外のチェック項目について情報を集めることも必要です。ワークライフバランスや福利厚生、残業時間、ビザ取得へのサポート有無など、給与以外にもチェックしておきたいポイントも併せて見ていきましょう。給与の高い仕事を探したい外国人エンジニアの方は、外国人エンジニアのための転職エージェントである『G Talent』をご利用ください。ビザ取得サポートや給与交渉など、あなたの転職をフルサポートします。日本における外国人エンジニアの給与相場まずは早速、日本における外国人ITエンジニアの給与相場を職種別に見ていきましょう。今回紹介する外国人エンジニアの職種は、以下の4種類です。プログラマーシステムエンジニアプロジェクトリーダープロジェクトマネージャー職種だけでなく経験年数や働く業界によっても年収の相場が異なるため、それぞれ詳しく解説します。プログラマー日本における外国人プログラマーの平均年収は、300〜1000万円が相場です。年収相場に幅があるのは、開発分野や経験年数によって差が生まれるためです。外国人ソフトウェアエンジニアの場合、10年以上の経験があるソフトウェアエンジニアは年収670万円程度が相場です。5年以上の場合は580万円、5年未満で450万円、1年未満で390万円と給与相場が変動します。参考:外国人ITエンジニアの給与水準はどう決める?相場や給与条件を解説/GitTapシステムエンジニア外国人システムエンジニアの年収相場は300〜700万円です。5年以上の経験があるシステムエンジニアの平均年収は432万円が相場ですが、5年未満は338万円が相場となっています。日本におけるシステムエンジニアは、昇給ではさほど大きく年収がアップしないと言われています。その理由は、日本のIT業界が多重構造になっており下請け・孫請け企業が多く、客先に常駐する派遣の就業形態で働いている場合があるからです。その一方で、外資系企業におけるシステムエンジニアには初任給で年収1000万を得ている人もおり、業界や企業間で給与の格差が大きい職種だと言えます。参考:システムエンジニアの年収や給料について詳しく解説します!/平均年収.jpプロジェクトリーダー外国人プロジェクトリーダーの平均年収は、800万円前後が相場です。20代では約468万円、30代では約622万円が相場だとされています。プロジェクトリーダーは、プロジェクトを進捗する上で必要となる一部分を統括する職種です。プロジェクトマネージャーとまではいかないものの、実際に手を動かすプログラマーやエンジニアに比べ高水準の給与が期待できます。参考:【外国籍IT人材採用】ホワイトペーパー『よくある失敗から学ぶ!自社に合った採用のコツ』/GitTapプロジェクトマネージャー外国人プロジェクトマネージャーの平均年収も、プロジェクトリーダーと同じく800万円前後が相場です。10年以上の経験あるプロジェクトマネージャーの平均年収は850万円、5年以上では720万円が相場となっています。外国人エンジニアとして高い専門性や技術力を持っていれば、更に年収が上がる可能性が高い職種です。参考:外国人エンジニアの給与とは|相場額を把握し適切な金額設定を行おう/SunWells【補足】日本語力は外国人エンジニアの給与に影響する?外国人エンジニアは、日本語のスキルを身につけておくことで給与がアップする可能性があります。現在、日本では多くの外国人エンジニアが就労しており、外国人エンジニアと日本人エンジニアの間を取り持つブリッジエンジニアとしての役割を期待できるからです。日本語力を可視化するためには、日本語資格を取得しておきましょう。就職や転職時に提示できる資格として「日本語能力試験」が挙げられます。ただし、日本語ができなくても心配しすぎる必要はありません。しっかりした企業であれば日本人のブリッジ人材を雇っていることが多いため、最低限のコミュニケーションがとれれば問題はないでしょう。参考:【外国人向け】日本で働くエンジニアの給料事情と高収入を得るための方法[グローバルエンジニア2]/Fellowship外国人エンジニアが給与以外にチェックすべき項目外国人エンジニアが後悔のない転職をするためには、給与相場以外にも考慮しておきたいポイントがあります。特に以下の4つのポイントをチェックすることで、納得度の高い転職を叶えることが可能です。自分の経歴をややりたいことと業務内容が一致しているか残業時間の多さが給与に見合っているかワークライフバランスを保てる福利厚生があるかコミュニケーション面がケアされているか自分の経歴ややりたいことと業務内容が一致しているか業務内容に自分の経歴が活かせるかや、自分がやりたい分野の業務と一致しているかは必ずチェックしておきましょう。日本の企業ではジョブ・ローテショーン制度を古くから採用してきた文化があり、従業員の意向に関係なく割り当てられた業務を行い、数年後に別の部署に移動する制度があります。そのため、従業員の経験ややりたい分野が重んじられてきませんでした。そのような体質が残っている企業に就職してしまった場合は、自分のやりたい分野ではない仕事をすることになるかもしれません。自分の経験が活かせる職種かどうかは、自ら必ず確認しておくことが大切です。ITエンジニアにはさまざまな種類があるので、自分が得意なことや好きな分野を改めて見直すことも行っておきましょう。参考:ジョブローテーションとは?【意味を解説】メリット、何年/kaonavi残業時間の多さが給与に見合っているか給与は多くもらっていても、残業時間が多すぎて自分の時間が取れなかったり家族とのイベントに参加できなかったりする仕事だと、時給で換算すると平均以下になってしまいます。日本では残業をすることでたくさん働いていると評価するような企業もあるため、残業を減らすための効率化が進んでいない企業も少なくありません。給与だけで判断して自分の時間が取れなければ本末転倒なので、実際に働く社員の残業時間などを確認してリアルな働き方を知っておきましょう。参考:日本で働く外国人ITエンジニアの給与・年収の相場とは?/G Talent Blogワークライフバランスを保てる福利厚生があるかたくさんの仕事を任されがちなエンジニアであるからこそ、ワークライフバランスが保てる福利厚生が準備されているかを確認しておきましょう。育休制度や時短勤務制度、有休休暇などの休暇を取りやすい企業の場合、ワークライフバランスを意識していることが予測できます。食事の支給や食事補助、フレックスタイム制度、健康診断の負担なども確認するのがおすすめです。参考:ワークライフバランスを転職で実現しよう!企業選びのポイントや注意点をご紹介/Apexコミュニケーション面がケアされているか外国人が日本で働く以上、日本人とのコミュニケーションを取るシチュエーションがほとんどです。企業に日本語をブラッシュアップできる制度があれば、日本語でのコミュニケーションの不安をなくすことができます。日本語を学ぶ制度がなくても、企業に日本人との橋渡し役になるブリッジエンジニアがいれば、日本語能力が乏しくても問題なく働くことが可能です。参考:外国人労働者の日本語教育の方法とは?現状と対策について解説/ウィルオブ採用ジャーナル【参考】ほかの国におけるエンジニアの平均給与相場ここからは、日本だけでなくほかの国におけるエンジニア平均給与相場を見ていきましょう。同じエンジニア職でも、どの国で仕事をするかによって給与相場は変わります。今回の情報を参考にし、自分がキャリアを積む国を選んでみてください。日本:450万円アメリカ:900万円オーストラリア、カナダ、イギリス:550〜600万円シンガポール:370万円中国:240万円最もエンジニアの給与相場が高いのはアメリカで、オーストラリアやカナダ、イギリスでは日本よりもエンジニアが高く評価されています。シンガポールや中国といったアジア諸国では、日本よりも平均給与相場が低く設定されているのが特徴です。特に日本とアメリカを比較してみると、日本の給与相場は管理職やその他の専門職に比べて低いことがわかります。技術人材サービスのテクノプロ・ホールディングス株式会社と同志社大学STEM人材研究センターが協同で行った調査データによれば、2009年から日米のエンジニアの給与格差が拡大しており、日本のエンジニアの給与水準はアメリカ現地に選べて全体的に低くなっているとのことです。アメリカは実力があれば若くして高い年収を獲得できる可能性がありますが、実力がない場合には高年収の獲得が難しくなります。さらに成果が上がらない場合は、最悪の場合解雇される可能性も少なくありません。日本には勤続年数に応じて給与が上がる年功序列のシステムや終身雇用の仕組みが残っているため、技術力を高めて会社に貢献しても給与や待遇に反映されないケースがあります。その一方で、会社の業績が不振の場合にも簡単に解雇されるようなことがありません。そのため、いくらアメリカの給与相場が高くても日本のように永久的に働けることは少ないのです。それぞれの国における雇用システムの長所と短所を理解し、自分の望むキャリアに応じた選択を行いましょう。参考:「エンジニア給与の日米比較」調査 米国と比べエンジニアの給与水準が低い日本 日米格差は過去より拡大/PRWire日本における外国人エンジニアの給与相場を把握し後悔のない転職をしよう!この記事では、日本における外国人エンジニアやIT人材の給与相場をご紹介しました。エンジニアの職種により給与相場が異なりますが、同じ職種として長く務めることで年収アップが期待できます。給与だけではなく、ワークライフバランスを保てる福利厚生や残業時間、コミュニケーション面などを考慮し、後悔のない転職を成功させましょう。日本の給与相場が低いと感じる外国人エンジニアの方は、日本以外で働くことも選択肢の一つです。ただし高収入や高待遇が期待できる国では成果を上げないと解雇される可能性もあるので、給与だけでなく働き方やビジネスにおける文化を理解しておきましょう。日本で希望の条件の企業を探す場合、自分で一から探すのは手間も時間もかかります。そこでおすすめなのが、転職エージェントの利用です。『G Talent』は外国人エンジニアに特化した転職エージェントのため、多くのエンジニアが希望する条件にあった企業を効率よく見つけることができます。IT知識が豊富なバイリンガルコンサルタントが企業とエンジニアのマッチングをサポートするので、日本国内のグローバルな環境で働きたい方は、ぜひ『G Talent』のご利用を検討ください。

外国人雇用(企業向け/日本語)

外国人エンジニアの採用で知っておきたいメリット・デメリットとは?

近年、さまざまな理由から外国人エンジニアの採用が注目を集めています。しかし、外国人エンジニアを採用するにはメリットだけでなくデメリットも存在するため、採用後のギャップを防ぐためにもメリット・デメリットを詳しく知っておくことが大切です。今回は、外国人エンジニアの採用が増えている理由や外国人エンジニア採用のメリット・デメリット、後悔なく外国人エンジニアを採用するポイントについて解説していきます。外国人エンジニアの採用を検討している企業の方は、メリット・デメリット以外にも情報収集を行いましょう。外国人エンジニアのための転職サービスである『G Talent』が運営する『G Talent Blog』では、外国人エンジニアを採用した企業の紹介や、外国人エンジニアの採用ポイントについてさまざまな情報が掲載されています。企業のリアルな声を知ることもできるので、今回の記事とあわせてぜひ一度参考にしてみてください。外国人エンジニアが企業から注目されている理由近年、多くの企業から外国人エンジニアの採用が注目を集めている理由には以下の2つが挙げられます。日本人エンジニアの不足グローバルな事業を円滑に展開するためそれぞれの理由を詳しく見ていきましょう。日本人エンジニアの不足日本ではITエンジニアの人材不足が顕著です。優秀な日本人エンジニアが圧倒的に不足しているため、外国から優秀な人材を雇うことで不足を補っています。有名な例をあげれば、楽天やメルカリで働く多くのエンジニアが外国人材です。2018年はメルカリの新卒エンジニアの9割が外国人人材であり、楽天では2012年に社内公用語を英語に設定し、2014年に採用された開発職社員の約8割が外国人でした。参考:メルカリの新卒エンジニア9割が外国人、インドの次はどの国から採る?/DIAMOND onlineグローバルな事業を円滑に展開するためグローバルな事業を円滑に展開するにも、外国人人材の存在は不可欠です。外国人エンジニアと一緒にグローバルなチームを構築できれば、海外の最新技術やITトレンドをいち早くキャッチアップできます。外国人労働者と共に海外進出や、海外の顧客に向けたサービスの構築・展開も狙うことができ、グローバルな事業を円滑に進められます。参考:人材不足を解消!外国人エンジニアの採用方法と採用のメリット・デメリット/採用係長の採用アカデミー外国人エンジニアを採用する企業側のメリット企業側にとって、外国人エンジニアを採用するメリットは以下の3つです。外国人エンジニアの採用メリット①|国籍を問わない優秀なエンジニアの確保外国人エンジニアの採用メリット②|グローバルな開発環境の発展・構築外国人エンジニアの採用メリット③|交流を通して社内の活性化が期待できる外国人エンジニアの採用メリット①|国籍を問わない優秀なエンジニアの確保日本だけでなく世界中に採用のターゲットを広げることで、優秀な人材の採用確率を高めることができます。日本人のエンジニア数は不足しているため、国内の優秀な人材を探すよりも効率的に優秀な人材を確保できるのが大きなメリットの一つです。参考:外国人エンジニアを採用するメリットとデメリットーおすすめの採用手法も/xseeds Hub外国人エンジニアの採用メリット②|グローバルな開発環境の発展・構築外国人エンジニアを採用すれば、社内で展開している事業を海外向けに発展・構築がしやすくなります。外国人エンジニアが海外の最新技術やトレンド、日本人では思いつかないような発想を社内に持ち込んでくれ場合があるからです。将来的に、国内向けに事業展開してきたサービスを海外向けにし、グローバルな事業に乗り出す際にも外国人人材は活躍してくれます。参考:海外エンジニア採用|メリットとデメリット、採用方法をくわしく解説/GALK外国人エンジニアの採用メリット③|交流を通して社内の活性化が期待できる異なる文化や価値観を持つエンジニアと一緒に働けば、チームに新しい刺激が加わります。日本以外で働き、生活してきた経験を聞くことで、チームの好奇心のスイッチもオンになるでしょう。外国人エンジニアとの交流を通じて、同じエンジニアチームだけではなく、社内全体の活性化も期待できます。従業員のやる気やアイデアを引き出すきっかけになるかもしれません。参考:外国人エンジニア採用~メリットから定着まで完全解説~/connect job外国人エンジニアを採用する際のデメリット・注意点外国人エンジニアの採用にはさまざまなメリットがありますが、デメリットも存在するため外国人人材の採用を検討している場合は理解しておきましょう。外国人エンジニアを採用する際のデメリットや注意点は以下の3点です。外国人エンジニアの採用デメリット①|日本文化にマッチしない可能性外国人エンジニアの採用デメリット②|コミュニケーション面のコスト外国人エンジニアの採用デメリット③|就労ビザの取得手続きが必要それぞれの詳しいデメリットの内容を見ていきましょう。外国人エンジニアの採用デメリット①|日本文化にマッチしない可能性外国人エンジニアを採用する大きなデメリットの一つが、文化の違いです。外国人の優秀なエンジニアを採用できても、日本の文化とマッチせず意思疎通がうまくいかなければ仕事が進まず非効率になる場合があります。さらに、日本以外では転職を複数回行いキャリアアップするのが一般的であるため、海外の人材マーケットから日本企業で働いてもらう際には転職や就労の文化の差も理解してもらわなければいけません。外国人エンジニアの場合、魅力的な職場環境やスキルアップができる経験ができなければ別の企業に転職されてしまうかもしれない転職サイクルも理解しておきましょう。参考:外国人技術者とは?取り入れるメリット・デメリットや採用のコツまで徹底解説!/RISE for Business外国人エンジニアの採用デメリット②|コミュニケーション面のコスト外国人エンジニアが日本語を理解できない場合は、外国人エンジニアと日本人エンジニアの間を取り持つ人材の確保が必要になったり、外国人エンジニアに日本語を覚えてもらったりするためのコストが発生します。言語だけでなく異文化理解における対応も必要なケースもあり、日本人エンジニアを採用するよりもコストがかかるのが外国人エンジニアを採用するデメリットの一つです。参考:外国人エンジニア採用時の注意点とは?海外のメンバーを管理できる最新ツールを紹介/VoicePing外国人エンジニアの採用デメリット③|就労ビザの取得手続き外国人が日本で就労するためには就労ビザの取得が必要です。日本で就労可能なエンジニアとして受け入れてもらえるビザ取得には、出入国管理及び難民認定法(入管法)で定められた要件を満たし、申請書類を不備なく揃えて審査を受けなければならないなどの手続きが発生します。ビザの種類も、特定技能1号や2号に加え「エンジニア」として在留資格を取得するものがあります。ビザが無事に発行された後も、就労ビザには活動できる期間が定まっているので、失効してしまわないように手続きが必要です。外国人エンジニアを採用する場合には、就労ビザ取得の手間や、弁護士や行政書士に相談するコストが発生することがデメリットとなります。参考:【永久保存版】特定技能とエンジニアの違い~ベトナム人の受入れや直接雇用する前に~/株式会社Joh Abroad後悔のない外国人エンジニア採用のためのポイントせっかく外国人エンジニアを採用するのであれば、メリットとデメリットを理解した上で後悔なく円滑に採用をすすめたいものです。ここからは、外国人エンジニアの採用を成功させるポイントを3つ紹介します。日本国内ではなく世界規模での業務の賃金を把握する外国人エンジニアと日本人エンジニアの架け橋となる人材も併せて採用する会社側が日本の労働文化にとらわれないようにする日本国内ではなく世界規模での業務の賃金を把握する日本のエンジニアが不足している理由の一つとして、日本におけるエンジニアの賃金が外国と比べて低く設定されていることが挙げられます。特にアメリカやヨーロッパと比較すると2倍程度の格差があるため、外国人エンジニアからすれば日本の企業で働くことはデメリットに感じるかもしれません。外国人エンジニアを採用する場合は、作業内容や技術に見合った報酬を支払うためにも世界水準の賃金を把握しましょう。世界標準の報酬を支払うことができれば、優秀な人材が確保でき、長く働いてくれる理由にもなります。参考:【外国人向け】日本で働くエンジニアの給料事情と高収入を得るための方法[グローバルエンジニア2]/Fellowship外国人エンジニアと日本人エンジニアの架け橋となる人材も併せて採用する日本語の話せない外国人エンジニアを採用することに、積極的でない企業もまだまだ多いです。しかし、それではいつまでたっても優秀な外国人材を雇い入れることはできません。言語の壁が心配であるのならば、英語でコミュニケーションが取れるブリッジ人材を合わせて採用しましょう。ブリッジ人材とは、外国人人材と日本人人材の間に入る橋渡しをする人材のことです。言語だけでなく、日本の就労文化やコミュニケーション方法などさまざまなギャップを埋めてくれる役割があります。参考:ブリッジ人材の役割と必要性|海外進出における課題と人材採用のコツ/Talent Clip Times会社側が日本の労働文化にとらわれないようにするIT業界やエンジニアの労働環境では、出社が必要ないリモートの働き方や複数社と契約して業務をするパラレルキャリアが認められている場合があります。日本古来の労働文化に囚われ、リモート環境の整備や柔軟な働き方への理解が遅れてしまうと、優秀な人材から見放されてしまうかもしれません。優秀な外国人エンジニアの獲得のためには、柔軟な働き方を広げることが大切です。参考:外国人エンジニアを採用するメリットとデメリット【需要と日本語】/グローバル採用ナビ外国人エンジニアを採用する方法外国人エンジニアの採用にはメリット・デメリットどちらも存在しますが、優秀なエンジニアを確保するためにも外国人エンジニアを雇いたいと考える方は多いのではないでしょうか。外国人エンジニアの具体的には採用方法には、以下の4つが挙げられます。自社サイトのリクルートページで募集する外国人エンジニアのSNSからアプローチする外国人エンジニアに特化したエージェントに相談する外国人エンジニアに特化した求人サイトを活用する自社サイトのリクルートページで募集する自社独自の採用サイトを用意することで、リクルートページから外国人の人材を募集できます。ただし、この方法は外国でも名の知れた企業でのみ獲得率が高いです。名の知られていない企業であれば、そもそもリクルートページすら見られない可能性も多くあります。リクルートページで採用活動を行う場合、英語での情報記載や採用の問い合わせに対する返答を英語で回答するなどコミュニケーションコストがかかることも理解しておきましょう。優秀な外国人エンジニアを確保するためには、外国人エンジニアにとって魅力的な待遇を準備することも大切です。参考:【外国人採用】応募者が集まらないときに見直したい自社求人サイト/YOLO WORK外国人エンジニアのSNSからアプローチする外国は日本よりも転職の文化が発達しているため、転職用のSNSであるLinkedInのプロフィールページを充実させているエンジニアが多いです。LinkedInを利用すれば自社が求める人物像にマッチするエンジニアを見つけ、直接アプローチすることが可能です。ただし、この方法でも自社で外国人とのコミュニケーションがとれる人材を用意したり就労ビザの手配をしたりといったコストがかかる点に気をつけましょう。参考:LINKEDINで外国人エンジニアを採用するには?/ONETECH外国人エンジニアに特化したエージェントに相談する外国人エンジニアの採用に特化したエージェントに相談することで、企業にあった外国人エンジニアを効率よく採用することが可能です。ほとんどの転職エージェントは日本で働くことに興味のある外国人エンジニアのデータベースや就労ビザ取得のノウハウを持っているため、これまで外国人採用の実績がない企業は相談することで悩みや問題を解決することができるでしょう。ただし、エージェントを利用する場合には採用が決定した際にエージェントに支払うコストが発生します。採用の予算を考慮し、転職エージェントの利用を検討しましょう。参考:採用手法として転職サイトを使う際のメリット・デメリットとは/株式会社アールナイン外国人エンジニアに特化した求人サイトを活用する採用のための予算が少ない場合には、外国人エンジニアに特化した求人サイトを利用するのがおすすめです。転職エージェントを利用するよりも低コストで採用活動を勧められ、多くの外国人エンジニアにリーチできるといったメリットがあります。『GitTap』は、外国人エンジニアに特化した求人サイトです。グローバル環境で働きたい外国人エンジニアが多く登録しているため、初めての外国人エンジニア採用をお考えの企業様はぜひ一度ご登録を検討ください。専門性のある外国人エンジニア求人なら『G Talent』外国人エンジニアの採用をお考えなら、外国人IT人材に特化した転職エージェントの『G Talent』をご利用ください。『G Talent』はIT技術者やバイリンガルの即戦力外国籍ITエンジニアにフォーカスしているため、効率よく優秀な外国人エンジニアを獲得できます。就労ビザやコミュニケーションのサポートも行なっているため、初めて外国人エンジニアを採用する企業でも安心です。外国人エンジニアを採用するメリット・デメリットを把握し、事業拡大を目指そう!この記事では、外国人エンジニアを採用する際に知っておきたいメリットとデメリットをご紹介しました。外国人エンジニアを採用することで、国籍を問わず世界中から優秀な人材が確保できグローバルな事業展開の架け橋になるなどメリットがあります。しかし、日本文化との違いに気を配ったりコミュニケーションコストがかかったりするなどのデメリットもあるので注意が必要です。今回紹介した外国人エンジニア採用時のポイントを押さえ、後悔のない採用活動をしましょう。 外国人エンジニアの採用を検討している方は、外国人ITエンジニアに特化した転職エージェント『G Talent』をご利用ください。日本で働きたい外国人ITエンジニアの就職・転職活動をバックアップしている『G Talent』では、IT知識が豊富なバイリンガルコンサルタントが企業とエンジニアのマッチングを力強くサポートします。

Career Development

Leveraging his specialty and strengths to find the perfect match【Series of Interviews with Successful GTalent Candidates】

At G Talent, our bilingual career advisors who are well versed in the IT industry will assist IT engineers from around the globe with their career change. We have many interesting stories to tell from our past candidates who were successful with their job hunting through our support and today we interviewed Mr. G.S to share his experience. Coming to Japan after building a career as an infrastructure engineer ―Could you briefly tell us about your background? After graduating from university, I worked for eight years at the same university as an infrastructure engineer. At the same time, I also worked as a freelancer for a biotech company in the Netherlands and took a part in a couple of start-ups in my local city. I was responsible for building pipelines and automating different parts of infrastructure, as well as operating and maintaining Linux servers as a Linux engineer.To be able to grow faster I wanted to work in a larger team and also wanted to try different areas, so I started working in a hosting company with a team of great SRE engineers. I worked there for a year before coming to Japan in May 2022. It was a meaningful time for me. I can definitely say that I learned a lot during that time. ―What made you decide to work in Japan in the first place? My wife is Japanese. We met in Russia and lived there for quite some time, but we wanted to try living in another country. New Zealand was initially on the top of our list of places to move to, but after some discussion, we decided to try moving to Japan, my wife’s home country.  Reliable, considerate, and supportiveThat’s how my career consultant was like at G Talent ―Could you tell us why you chose G Talent?Actually, I was not actively looking for a job when we first came to Japan in May 2022 because I had a part-time job. But after living in Japan for a while, I decided to open my profile on LinkedIn. Various recruitment agencies immediately contacted me, including G Talent, which I already knew as a professional IT recruitment agency that helps foreign IT engineers find professional jobs in Japan. What was really appealing to me about G Talent was the professionalism of the career consultant who contacted me. As an IT-savvy bilingual career consultant, she paid close attention to my experience and desire to find a job that would allow me to make the most of my skills in Japan. This is the main reason I decided to register with G Talent. She answered my questions carefully, one by one, and was very considerate and supportive. Because of her, I was able to move forward with my job change with peace of mind. Thanks to all her efforts and support, I was able to find the perfect company for myself. Inspiring passionate team members and the company’s future vision ―What factors made you decide to join the current company?Out of four companies that I received offers from, I chose the one that is a leader in its area and has a team of very passionate engineers. I met with them in person and found them to be very friendly. I also thought the relaxed atmosphere in the office suited me.Another major factor was that the company’s technical direction matched the skill areas I wanted to enhance from then on. I signed on with them on September 1, 2022, thinking that the company would enable me to grow further as an engineer while learning new technologies.―Tell us about your current job and work environment.As a Linux Server Engineer, I am primarily responsible for the maintenance of Linux servers. If there are any additional management requests or user issues which need to be resolved, working closely with my team members, I also help in identifying potential issues.The current company introduces a hybrid work style that combines working from home with coming to the office. Currently, I work from home once a week and come to the office four days a week. But starting next year, I will be working from home three days a week and coming to the office only two days a week. The company’s official language is Japanese, including most of the documents. So, it is sometimes a little difficult for me because my Japanese is not very good yet. However, whenever I don’t understand something, people around me explain it in English. Thanks to their support, I have been able to proceed with my work smoothly. Before joining the company, I met with my current team and was told, “Language is not a problem. You can always communicate in English if you have difficulty with Japanese.”. Our team has non-Japanese members, including myself. We communicate with each other using whatever language (English or Japanese) is suitable at the time. We also have a lot of interaction within the team, such as going out to eat sushi together after work.In terms of living, Japan and Russia have many cultural differences, so I had to get used to that. It was fun to learn new things one at a time. It has been about eight months since we moved to Japan, and I have been enjoying a fulfilling life with a good work-life balance. Dedicated to further growth as an engineer ―Where do you see yourself in the future?I think there are two main career paths for IT engineers. One can either switch to management after gaining experience, or specialize in a particular field as an engineer. From now on, I aim to grow as an engineer by acquiring various new skills and knowledge, rather than driving the team as a project manager. Although I don’t have a specific goal, I want to develop my skills in automation, virtualization and cloud, and eventually become an engineer well-versed in those areas. The company provides us with access to an online learning platform where we can learn the skills we want to acquire through videos, and I plan to use it proactively.ーFinally, do you have a message for foreign IT engineers considering a career in Japan?Based on my experience, I can tell you that G Talent is one of the most reliable recruitment agencies for finding jobs in Japan’s IT industry. As I mentioned earlier, their career consultants carefully pay attention to your experience and desires, and evaluate the company culture, desired conditions, and other fine details to find the optimal match for you. You don’t have to be afraid if you’re not good at Japanese. There are more options to leverage your abilities than you can imagine. So, just follow your passion! After the interview What did you think? We hope that this article will be of help to those who are looking for a new career in Japan, and for those who are currently working in Japan, considering a career change.G Talent/GitTap supports global talents with their job search. Please click the banner below to learn more about our services. Please feel free to contact us as well.

キャリア開発

専門分野と強みを活かして、理想的な企業への転職を実現【転職成功者インタビュー】

G Talentでは、IT業界に精通しているバイリンガルのキャリアドバイザーが、外国籍ITエンジニアの転職を支援させていただいております。外国籍の方たちの日本でのキャリアにはさまざまな興味深いストーリーがあります。本特集ではそんなストーリーを、G Talentで転職成功した方たちにインタビュー。今回は、G・S様にお話を伺いました。 インフラエンジニアとして経験を積んだのち、来日することに ―これまでのご経歴について教えてください。 ロシアの大学を卒業後、同大学の事務局でインフラエンジニアとして8年間勤務しました。同時に、オランダのバイオテックスタートアップ企業でフリーランスのエンジニアとして働いたほか、地元のスタートアップ企業数社の案件にも参画していました。Linuxエンジニアとして、パイプラインの構築やインフラのさまざまなパーツの自動化、Linuxサーバーの運用・保守を担当しました。その後、より早く成長するために、もっと大きなチームで働きたい、色々な分野に挑戦してみたいという思いから、優秀なSREエンジニアたちのいるホスティング会社で働き始めました。2022年5月に来日するまで、そこで1年間働いたのですが、私にとって有意義な時間でしたね。その間に実に多くのことを学びました。 ―来日するきっかけは何だったのですか? 私の妻は日本人です。私たちはロシアで出会い、長らくロシアに住んでいましたが、他の国での生活も試してみたくなりました。当初はニュージーランドが移住先として候補に挙がっていたのですが、話し合った結果、妻の母国の日本に住んでみることに決めました。 安心して転職活動を進められたのは、親身なサポートがあってこそ ―G Talentにご登録いただいた理由をお聞かせください。2022年5月に来日した当初は、先にお伝えしたオランダのスタートアップ企業の案件に携わっていたので、積極的な転職活動は行っていなかったのですが、日本に住んでしばらくしてから、LinkedInのプロフィールを公開してみることにしました。驚いたことに、さまざまな人材紹介エージェントからすぐにコンタクトがあって、その中にはG Talentからの連絡も含まれていました。G Talentが、外国人ITエンジニアの転職を支援するIT専門の転職エージェントであることは知っていましたが、G Talentに登録しようと思った一番の理由は、連絡をくださったキャリアコンサルタントの方のプロフェッショナルな対応でした。ITに精通したバイリンガルのキャリアコンサルタントとして、持ち得るスキルを活かせる仕事を探すために、私の経験や希望に真摯に耳を傾けながら、私の質問に一つひとつ丁寧に答えてくださいました。親身になってサポートしてくださったおかげで、安心して転職活動を進められましたし、自分にとって理想的な企業を見つけることができました。 入社の決め手は、チームメンバーの情熱&会社が思い描くビジョン ―現在の会社に入社を決めた理由は何ですか?オファーを受けた4社の中から、その分野のリーディングカンパニーであり、情熱を持って仕事に取り組むエンジニチームのいる会社を選びました。実際にお会いして皆さんと話したのですが、とてもフレンドリーで、社内のリラックスした雰囲気も自分に合っていると感じました。また、技術面において会社が目指している方向性と、自身が今後磨いていきたい領域がマッチしていたことも、入社を決めた大きな要因の一つです。新しい技術を学びながら、エンジニアとしてさらに成長できる会社だと思い、2022年9月1日に入社しました。―現在のお仕事や職場環境について教えてください。現在私は、Linuxサーバーエンジニアとして、主にLinuxサーバーの管理・開発を担当しています。また、管理面での追加要望やユーザーからの問題提起があれば、チームメンバーとともに潜在的な問題を洗い出す役割も担っています。この企業では、在宅勤務と出社を組み合わせたハイブリッドなワークスタイルを導入しています。現在、週1回は在宅勤務で、週4日出社していますが、来年からは週3日在宅勤務で、出社は週2日程度となる予定です。社内公用語は、大半のドキュメントも含めて日本語なので、日本語がまだあまり上手ではない私にとっては、少し大変なこともあります。でも、分からないことがあると、周りの人が英語で説明してくれるんです。そのおかげで、スムーズに業務を進めることができていて、ありがたい限りです。入社前に現在のチームメンバーと面談した際、「言語は問題ではありません。日本語が苦手なら、英語でコミュニケーションを取ればいいですから」と言われて、とても安心したことを覚えています。私たちのチームには、自身を含め外国人のメンバーもいます。その時々に合った言語(英語か日本語)で意思疎通を図っています。また、仕事を帰りに一緒に寿司を食べに行くなど、チーム内の交流も活発です。生活面に関しては、日本とロシアとではさまざまな文化の違いがあるので、慣れる必要がありました。新しいことを一つずつ学んでいくのは、楽しいものでしたね。日本に暮らし始めて8ヶ月ほどになりますが、ワークライフバランスを保ちながら充実した毎日を過ごしています。 エンジニアとしてさらなる成長をめざして、一意専心 ―今後の展望についてお聞かせください。ITエンジニアのキャリアパスは、大きく分けて2つあると思います。経験を積んでマネジメントに転向するか、あるいは、エンジニアとして特定の分野に特化してスキルアップを図っていくかです。今後私は、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーとしてチームをけん引するよりも、さまざまな新しいスキルや知識を身につけて、エンジニアとして成長することを目指しています。明確なゴールはありませんが、自動化や仮想化、クラウドのスキルを習得し、ゆくゆくはこれらの領域に精通したエンジニアになりたいと思っています。身につけたいスキルや知識を動画で学べるオンライン学習プラットフォームを会社が提供してくれているので、積極的に活用していこうと思っています。ー最後に、日本での転職を検討されている外国籍ITエンジニアの方にメッセージをお願いします。私の経験から断言できるのは、日本のIT業界で転職するなら、G Talentは最も信頼できる転職エージェントの一つだということです。先ほどもお伝えしたように、キャリアコンサルタントの方は、転職希望者一人ひとりの経験や希望を丁寧にヒアリングし、社風や希望条件など、細かい部分まで見極めた上で、それぞれに最適な企業とのマッチングを実現してくださいます。日本語があまり得意でなくても、ひるむ必要はありません。自分の能力を活かせる選択肢は想像する以上に多くあります。情熱を持って探してみてくださいね! インタビューを終えて いかがでしたでしょうか?新たに日本でのキャリアを目指す人、現在日本で働きながら転職を考えている人、本記事がそういった人たちのご参考になれば幸いです。G Talent/GitTapでは、グローバル人材の転職活動をご支援しております。各サービスの詳細は、下記バナーからご覧いただけます。お気軽にご相談ください。

Career Development

Finally achieving the long-awaited career move by utilizing knowledge and skills【Series of Interviews with Successful GTalent Candidates】

At G Talent, our bilingual career advisors who are well versed in the IT industry will assist IT engineers from around the globe with their career change. We have many interesting stories to tell from our past candidates who were successful with their job hunting through our support and today we interviewed Mr. K.H to share his experience. “I wanted to acquire advanced skills from the leading source of technological advancement in Asia.” ―Could you briefly tell us about your background? After graduating from a Bangladeshi university, I came to Japan in May 2006 and studied Japanese at a Japanese language school in Hyogo Prefecture for two years. This was followed by further education at an IT vocational school, and in 2014, I graduated from the Graduate School of Applied Information Science at Hyogo Prefectural University.In April of that year, I joined a company in the same prefecture and worked as a web director for two years. In 2016, I wanted to further utilize the skills and knowledge I had cultivated, so I moved to a system development company based in Ibaraki Prefecture, where I was involved in web application development for about six years. In October 2022, I joined a company that provides technical human resource services. ―What made you decide to work in Japan in the first place? I first became interested in Japan when I learned about Japanese culture at school as a child. I often wondered what kind of country it would be like. The main reason I decided to come to Japan was very simple – I wanted to acquire advanced skills from the leading source of technological advancement in Asia.Japan and Bangladesh have completely different cultures, so I had a very difficult time acclimating to the new living environment. In the beginning, the hardest part was the food. As I’m a Muslim, I don’t eat any pork or drink any alcohol. But just before leaving for Japan, I was disappointed to hear from a friend that there are many foods in Japan that contain pork. During the first three days, I could not eat anything. After that, I subsisted only on milk and bread until I adjusted to my situation. After living in Japan for almost 17 years, this experience has become a fond memory. Nothing is more reassuring than receiving support from an IT-savvy professional in both languages ―Could you tell us why you chose G Talent?I found out about G Talent when I was starting to think about changing jobs, and I looked at its website. I was very interested to know about the support I would receive from their bilingual career consultants who are well-versed in the IT industry. I have lived in Japan for a long time, but since Japanese is not my mother tongue, I sometimes have difficulty in understanding when it comes to complicated topics. There are times communicating in English is so much easier. I thought it would be a great help if I could get support in both languages, so, I decided to contact them.The career consultant at G Talent exceeded my expectation. Not only did she explain everything in detail switching between Japanese and English depending on my level of understanding, she was also able to read between the lines and showed a deep understanding of what I was trying to say. I was pleasantly surprised, and at the same time, I decided to register with G Talent, thinking that with her support, I could proceed with my career move with confidence.I was also grateful for the fact that she remembered me even after a period of time had passed. To tell you the truth, I had my first meeting with her in February 2021 and was referred to several companies for interviews, but I had to pass on the opportunity as we couldn’t reach an agreement for several reasons. After that, I took a break from career change for a while. However, when I received a New Year’s greeting e-mail from her, I made a promise to myself, “In 2022, I will definitely work on a career move once again”. When I called her a while later, there was another surprise. Even though it had been more than six months since we last spoke, she remembered me immediately, just by giving my name, and I was so thrilled. It made me even more determined to do my best. Subsequently, I managed to get an official job offer from the company I wanted to join. It happened only two months after the phone call. Thanks to her extraordinary support, everything went so smoothly this time. The decisive factors were: a work environment that allows skill improvement & work location ―What factors made you decide to join the current company?Among the job offers that I received from three companies, I decided to join the current company that focuses on the technical human resource services business for two reasons. First, the company could provide an environment where I could enhance my skills and knowledge in the software field while making use of them.Another deciding factor was the work location, which also affected my decision t change jobs. There was no international school for my five-year-old child in the vicinity of my former workplace and home. I did a lot of research and found a suitable school in Kanagawa Prefecture that I really wanted to send my child to. It would be great to move and work for a company near there if possible, and surprisingly, G Talent’s career consultant found me a perfect position that matched my background and skills in the same area. With a lot of luck coupled with happy coincidences, I was finally able to join my current company.―Tell us about your current job and work environment.I am currently working as a reverse engineer and have two main roles. One of them is to convert an existing desktop application into a web application. The other is to decipher the desktop application program and create a basic design document in Japanese.Basically, every application has a basic design document, and engineers use it as a basis for coding and other tasks. But this desktop application doesn’t have one. I never thought I would be in charge of this project, and it is so challenging to write everything in Japanese, but I am finding it very rewarding. In parallel with these tasks, I also share the knowledge of web applications that I acquired through previous jobs for many years with other IT engineers.I am very satisfied with the work environment. Employees are friendly and helpful, and if I have any questions or concerns, they are always willing to be of assistance. I am especially grateful to my boss, the group leader, for taking great care of me from day one so that I can work with peace of mind. As for working style, each employee can decide at his own discretion. I like the fact that I can flexibly make my own decisions, such as coming to the office if I want to and working from home if I prefer to do so. Aiming to be an IT engineer who can complete the entire software development process alone ―Where do you see yourself in the future?As an IT engineer specializing in software, my primary goal is to be able to complete the entry-exit process of software development on my own. In the future, I would also like to work for a Japanese company that is expanding into the global market.What I find attractive about Japanese companies is that the people working there all have a spirit of harmony. People at the Japanese companies I have worked for so far have all fostered an attitude of mutual respect for differences in position and values while working together to achieve a common goal. I thought it was wonderful that even when cleaning the office, the CEO himself proactively participated in the activity with employees.I would like to take the next step when I am able to fulfill my duties at my current company and make significant progress as an IT engineer. At that time, I would be happy to consult with the career consultant at G Talent again.ーFinally, do you have a message for foreign IT engineers considering a career in Japan?When you catch a cold or feel unwell, you go to the hospital. If you don’t describe your symptoms, the doctor will not be able to determine the cause. The same is true of the relationship between a recruitment agency and a job seeker. If you don’t tell the truth about your skills and background, there will be a mismatch between you and the company, and this could lead to a major problem. I think the first step to a successful job change is to draw a clear line between what you can do and what you cannot do, and to present your true self without trying to make yourself look good. At the same time, I think it is very important to clarify what you want to do in your new job and tell your career consultant about that. After the interview What did you think? We hope that this article will be of help to those who are looking for a new career in Japan, and for those who are currently working in Japan, considering a career change.G Talent/GitTap supports global talents with their job search. Please click the banner below to learn more about our services. Please feel free to contact us as well.

キャリア開発

念願の転職成就のカギは、 長年培ってきたソフトウェア開発の知見とスキル【転職成功者インタビュー】

G Talentでは、IT業界に精通しているバイリンガルのキャリアドバイザーが、外国籍ITエンジニアの転職を支援させていただいております。外国籍の方たちの日本でのキャリアにはさまざまな興味深いストーリーがあります。本特集ではそんなストーリーを、G Talentで転職成功した方たちにインタビュー。今回は、K・H様にお話を伺いました。 アジアを代表するテクノロジー先進国で、高度なスキルを身につけたい ―これまでのご経歴について教えてください。 バングラデシュの大学を卒業後、2006年5月に来日しました。兵庫県の日本語学校で2年間、日本語を学んだのち、IT専門学校を経て、兵庫県立大学大学院 応用情報科学研究科で学び、2014年に卒業しました。同年4月、同県の企業に就職し、Webディレクターとして約2年間勤めましたが、これまで培ってきたスキルや知識をさらに活かしたいと思い、2016年、茨城県に拠点を構えるシステム開発会社に転職し、6年ほどウェブアプリケーションの開発に携わってきました。2022年10月、技術系人材サービス事業を展開する企業に入社し、現在に至ります。 ―来日するきっかけは何だったのですか? 日本に興味を持った最初のきっかけは、子供の頃に学校で日本文化について学んだ時でした。「どんな国なんだろう?」と、幼心に想像をめぐらせていましたね。来日することを決めた一番の理由は、至ってシンプルです。アジアを代表するテクノロジー先進国の日本で高度なスキルを身につけたいと思ったからです。日本とバングラデシュとでは文化が全く異なるので、慣れるまでは苦心しました。当初、大変だったのは食事です。私はムスリムですので、豚肉は一切食べないですし、アルコールも摂取しません。日本に経つ前に友人から、「日本には、豚肉を使った食べ物がたくさんある」と聞き、最初の3日間は、何も口にすることができませんでした。その後、慣れるまでは牛乳とパンのみで過ごしたのですが、来日17年目の今となっては、懐かしい思い出です。 ITに精通したキャリアコンサルタントから日本語と英語でサポートを受けられるほど、心強いことはない ―G Talentにご登録いただいた理由をお聞かせください。転職を考え始めていた頃にG Talentの存在を知って、ホームページを見てみました。IT業界に精通したバイリンガルのキャリアコンサルタントの方によるサポートが受けられるとのことで、大変興味を持ちました。私は長く日本に暮らしていますが、日本語は母語ではないので、込み入った話になると理解できないこともあります。加えて、英語の方がコミュニケーションを取りやすい場合もあるので、両言語でサポートしていただけるなら、これほど心強いことはありません。早速連絡してみることにしました。G Talentのキャリアコンサルタントは、期待した以上に素晴らしい方でした。私の理解度に応じて、日本語と英語を切り替えながら、丁寧に説明してくださるだけでなく、私が言わんとしていることの行間を読み取り、深く理解を示してくださったのです。驚くと同時に、この方がサポートしてくださるなら、安心して転職活動を進められると思い、登録することに決めました。もう一つ嬉しかったのは、期間が空いても、私のことをちゃんと覚えてくださっていたことです。実を言うと、2021年2月に、コンサルタントの方と最初の面談を行い、いくつかの企業をご紹介いただいて面接まで進んだのですが、折り合いがつかず、その時は見送ることになりました。それからしばらく転職活動をお休みしていたのですが、コンサルタントの方から年末年始のご挨拶メールが届いた時、「2022年はもう一度、転職にチャレンジしてみよう」という気持ちが沸いてきました。その後しばらくしてから電話をかけてみると、最後にお話してから半年以上の時が経っているにも関わらず、名前を伝えただけで、「あのカビルさんですよね!」と言ってくださって感激しました。頑張ろうという気持ちがさらに強くなりましたね。その電話からわずか2ヶ月後に、入社を希望していた会社から内定をいただくことができました。スムーズに事が運んだのは、G Talentキャリアコンサルタントの方がお力添えしてくださったおかげです。 「スキルアップを図れる職場環境」と「勤務地」が入社の決め手に ―現在の会社に入社を決めた理由は何ですか?3社から内定をいただいていましたが、技術系人材サービス事業を主軸とする企業への入社を決めた理由は2つあります。一つは、私が専門とするソフトウェア領域でのスキルや知見を活かしながら、スキルアップを図れる環境が備わっていたことです。もう一つ、決め手になったのは勤務地でした。今回、転職しようと思ったきっかけでもあるのですが、前職の勤務地と自宅の近隣には、5歳になる私の子供が通えるインターナショナルスクールがありませんでした。色々と探してみたところ、神奈川県内に、ぜひ通わせたい学校が見つかりました。できればその近くにある企業に転職したいと思っていたところ、同市内に、私の経歴やスキルにマッチする募集ポジションがあったんです。もちろん、探してくださったのはG Talentのキャリアコンサルタントの方です。色んなご縁と嬉しい偶然が重なって、今の会社に入社するに至りました。―現在のお仕事や職場環境について教えてください。現在私はリバースエンジニアとして、主に2つの役割を担っています。その一つは、既存のデスクトップアプリケーションをウェブアプリケーションに変更することです。そして、もう一つは、デスクトップアプリケーションのプログラムを解読して、基本設計書を日本語で作成することです。基本的には、どんなアプリケーションにも基本設計書があり、エンジニアはそれを元にコーディングなどの作業を行いますが、このデスクトップアプリケーションには、それがありませんでした。まさか自分が担うことになるとは思っておらず、日本語での作成で大変なことも多いですが、大きなやりがいを感じています。これらの業務と並行して、長年携わってきたウェブアプリケーションの知見を他のエンジニアの方たちに教えたりもしています。職場環境には、非常に満足しています。社員の方たちは親切で、分からないことや困ったことがあれば、親身になって丁寧に教えてくださいます。私の上司であるグループリーダーにおいては、入社1日目から私が安心して働けるよう、色々と気遣ってくださって、ありがたいかぎりです。働き方に関しては、会社が決めるのではなく、各自に裁量が委ねられています。オフィスに出社したければ出社し、在宅勤務の方が好ましい時は在宅勤務という風に、柔軟に自分で決めることができる点も気に入っています。 ソフトウェア開発の全行程を一人で完結できるITエンジニアをめざして ―今後の展望についてお聞かせください。一番の目標は、ソフトウェアを専門とするITエンジニアとして、ソフトウェア開発の入り口から出口までのプロセスを一人で完結できるようになることです。もう一つは、先々の話になりますが、グローバル市場に進出している日本企業で働きたいと考えています。私が日本企業に魅力を感じるのは、そこで働く人々が皆、和を尊ぶ心を持って働いていることです。企業それぞれのスタイルがあるので一概にそうとは言えませんが、これまで私が勤めてきた日本企業では、お互いの立場や価値観の違いを尊重しながら、共通の目標のために力を出し合う姿勢が醸成されていました。業務ではもちろんのこと、オフィスの掃除をする時でさえ、社長自ら、社員の方たちと同じように手を動かされていて素晴らしいと思いました。今の会社で職務を全うし、ITエンジニアとして一回り大きく成長することができた暁には、次なるステップを目指していきたいです。その時はまた、G Talentのキャリアコンサルタントの方にご相談させていただけたら嬉しく思います。ー最後に、日本での転職を検討されている外国籍ITエンジニアの方にメッセージをお願いします。風邪を引いたり、体調が優れない時には病院に行きますよね。その際、自分の症状を正しく伝えなければ、医師は原因を突き止めることができません。転職エージェントと求職者の関係もそれと同じで、自分のスキルや経歴について、嘘偽りなく伝えなければ、企業との間でミスマッチが起きるでしょうし、大きな問題に発展してしまうことがあるかもしれません。よく見せようとせず、自分ができることとできないことの線引きをしっかり行い、等身大の自分を伝えることが、転職成功への第一歩だと思います。それと同時に、転職先でやりたいことを明確にして、キャリアコンサルタントの方に伝えることも非常に重要だと思います。 インタビューを終えて いかがでしたでしょうか?新たに日本でのキャリアを目指す人、現在日本で働きながら転職を考えている人、本記事がそういった人たちのご参考になれば幸いです。G Talent/GitTapでは、グローバル人材の転職活動をご支援しております。各サービスの詳細は、下記バナーからご覧いただけます。お気軽にご相談ください。