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在宅勤務時間はいつまで?テレワークで快適に働くポイント

以前の「日本でテレワーク・在宅勤務ができる仕事とは?」の記事で記載したように、「テレワーク」や「在宅勤務」を導入されている企業はコロナウィルスの影響で急速に増加しました。そして、緊急事態宣言が解除され、オフィスへの出社を再開した方々の姿が少しずつ目撃するようになりました。しかし、この記事を作成している時点(2020年6月)では、まだまだ以前のようにオフィス出勤している方々はまだ戻ってきておりません。そこで、この記事では今後も在宅勤務やテレワークの働き方が続く方々向けに、「在宅勤務やテレワークではいつからいつまでが労働時間になるのか」など働く上で注意すべき点や快適に働くためのポイントをご説明をしていきたいと思います。緊急事態宣言解除後の日本における在宅勤務・テレワークの状況2020年5月25日に緊急事態宣言が解除されて以来、オフィス出社を再開した方々は徐々に増えてきておりますが、解除後に実際どのくらいの方々がオフィス出社を開始したのでしょうか。2020年5月29日〜6月2日に実施されたパーソル研究所の調査結果によると、緊急事態宣言後の2020年4月10日〜12日のテレワーク実施率が27.9%に対して、緊急事態宣言が解除された後の調査では実にまだ25.7%の企業が在宅勤務・テレワークを継続しているようです。もちろん、業種や職種によって異なると思いますが、新型コロナウィルス収束後も約70%の方々は在宅勤務の継続を希望しており、第2波のリスクの可能性を考えると、今後も在宅勤務・テレワークはしばらく続くと予想されます。参照:パーソル研究所 / 緊急事態宣言が解除された後のテレワーク実施率快適な在宅勤務・テレワークをするためにそれでは、これからは在宅勤務・テレワークを快適に取り組むためのポイントにを説明していきたいと思います。労働時間を明確にして管理をするオフィスの場合はオフィスにいた時間が基本的に労働時間となるため、労働時間の範囲がわかりやすいですが、在宅勤務の場合はいつからいつまでが労働時間としてカウントされるのかがわかりにくくなります。そのため、必ず会社側(上司)と事前に残業や労働時間に関する取り決めを行い、無駄なサービス残業などが発生しないようにしておきましょう。例えば、遅い時間にメールやコミュニケーションツールなどで連絡が入り、それに対して返信をしたりすると、それは労働時間に含まれることになります。在宅になってしまうと、プライベートと仕事の境目がわかりにくくなり、オフィス勤務の時よりも在宅勤務になって労働時間が増えている方々も多く発生しているようです。本来は会社側が管理をすることですが、中にはまだ在宅勤務における労働時間の管理がうまく整備されていない会社も多々あります。そのような場合、在宅勤務によって労働時間が無駄に増えてしまう可能性があるので、労働時間が終わればPCはシャットダウンして仕事の連絡はしないようにする等、自発的に労働時間を管理し、会社側ともコミュニケーションを図るようにしましょう。企業向けになりますが、参考として厚生労働省が作成した在宅勤務での適正な労働時間管理の手引を一度読んでみてはいかがでしょうか。在宅勤務における労働時間の考え方の理解が深まると思います。また、労働時間を適切に管理すると同時に、仕事の生産性が下がらない工夫が必要になります。在宅というリラックスした環境で業務を行うことによって、集中力が切れたり、業務に取り組む時間が長くなったりなど、生産性が減少してしまうことがあります。そうならないためには、事前にタスクやスケジュールの整理が重要となってきます。最近では様々なビジネス向けのタスク管理ツールが無料で使えるので、これを機にタスクやスケジュール管理を厳密に行なっていくと良いでしょう。「報・連・相」を小まめにすること在宅勤務により、メンバー内や上司とのコミュニケーションが欠けてしまうことはよくある話です。コミュニケーションの理解不足により、仕事のアウトプットが間違ってしまったり、自分が仕事に取り組んだプロセスがうまく伝わらないケースが増えてきます。最悪の場合、仕事の評価が下がってしまうリスクもあります。このような失敗を避けるためには、仕事の進捗を上司にこまめに報告し、アウトプットに間違いながないか確認をしながら、それと合わせて自分の仕事のプロセスも理解してもらうようにしましょう。※報・連・相 → 報告、連絡、相談を示しますオンとオフの切り替え在宅勤務やテレワークを導入することによって通勤時間の削減や満員電車に乗らずに仕事に取り組めることは大きなメリットであります。その一方では、1日中自宅にいるため、オンとオフがうまく切り替えすることが難しくなります。オンとオフの切り替え方 身だしなみを整える外から見えない、家から出ない、など理由をもとに寝巻や部屋着で仕事を開始してしまう人もいるのではないでしょうか。そうすると、仕事のスイッチが入らず、生産性が下がってしまうリスクがあります。そうならないためには、面倒かもしれませんが、人に見られても良い服装をすることをオススメします。プライベートで在宅するのとは違う格好をすることで、「これから仕事をする」という意識が持ちやすくなリます。 作業スペースと生活スペースを分けるこちらも身だしなみと同じですが、プライベートと仕事を分けるためにも、作業スペースと生活スペースを分けることで、仕事へのスイッチを入れやすくなります。ただし、1人暮らしの方はワンルームが多いため、違う部屋で仕事をするのは難しいかもしれません。そのような場合は、同じ部屋の中でも良いので、仕事するスペースを決め、プライベートではその仕事をするスペースには座らない等をすることで、仕事する空間とプライベート空間を分けてみてはいかがでしょうか。 定期的に短い休憩を入れる定期的に短い休憩をとることは集中力の向上につながります。1つの業務を終了した時点で5分間席を離れ、ストレッチなどを行うことによって次のタスクに向けての切り替えに良いかもしれません。まとめ緊急事態宣言が解除されてからも在宅勤務やテレワークを続けている企業はまだまだあります。メリットもありますが、デメリットになってしまっている方も少なからずいらっしゃいます。今回の記事を参考に、在宅勤務を高い生産性で快適に過ごしていただけると幸いです。この機会に、在宅でできるIT関連のお仕事に興味がある、または、就職・転職を検討さえれている外国人ITエンジニアがいらっしゃいましたら、是非、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会G Talent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で転職活動をサポートいたします。

社会保険・福利厚生

外国人が日本企業で受けられる健康診断とは?

日本特有の福利厚生とも言われている「健康診断」。外国人ITエンジニアからすると、どんな検査を行うか不安になるはずです。そこで、健康診断の内容を詳しく解説し、日本の素晴らしい福利厚生(健康診断)をご紹介していきます。すべての外国人労働者に関わる日本の健康診断事情年々、深刻な人手不足が進行している日本。外国人労働者の受け入れを積極的に行う企業も増えています。外国人労働者を採用する際には、継続的な就労が可能であることを証明するために、健康診断の実施と健康診断書の提出が必要とされています。これは、日本の安全衛生法が適用されるためであり、企業側が労働者の健康を確保するという責任のもと実施しています。そのため、外国人労働者の方たちは母国と日本の文化や法律の違いを把握し、健康診断に対する知識を高める必要があります。会社が健康診断を行う目的と義務日本企業では当たり前のように実施されている健康診断。日本人でも外国人でも関係なくすべての従業員が診断を受ける必要がある目的や義務についてご説明します。健康診断を行う目的企業が従業員に対して健康診断を行う目的は、生活習慣病などの病気を早期に発見して治療することや、病気を未然に予防するため。また、健康診断を定期的に実施することにより、日常生活の中で自覚していない症状や、今後発症するリスクのある病気を発見できる可能性があります。企業が健全な経営を行うためにも、従業員の健康維持は最重要テーマのひとつといえるでしょう。健康診断を行う義務労働安全衛生法により、企業は健康診断を実施する義務があります。人材を雇用して利益を上げているため、従業員の健康や身体の安全を管理する「使用者責任」のもと、労働環境に配慮しなければなりません。近年、働き方改革により過度な残業などは減少していますが、健康を損なうような過酷な業務や長時間労働をさせた結果、従業員が病気や事故に陥ってしまうと、企業側は安全配慮義務を怠ったとして責任を負うことになる。つまり、従業員の健康を守ることが、企業を守ることに繋がるのです。会社が実施する健康診断の内容労働安全衛生法第66条に基づき、事業者(企業)は従業員に対して定められた健康診断を実施する義務がありますが、具体的にどのような診断内容があるのでしょうか。ここからは、健康診断の種類や費用などについて解説していきます。健康診断の種類健康診断には大きく分けて「一般健康診断」と「特殊健康診断」があります。・一般健康診断常時使用する労働者を対象にした、すべての企業と職種に実施が義務付けられている健康診断。雇入れ時健康診断や毎年1回行う定期健康診断をはじめ、6カ月以上の海外派遣労働者が対象となる健康診断、給食従業員の検便などがあります。・特殊健康診断労働安全衛生法で定められている有害業務に従事する労働者を対象にした健康診断。対象となるのは、「高気圧業務」「放射線業務」「特定化学物質業務」「石綿業務」「鉛業務」「四アルキル鉛業務」「有機溶剤業務」の7つの業務になります。健康診断の費用負担は誰?厚生労働省の通達によれば、健康診断の費用は法律で事業者に実施の義務を課している以上、事業者が負担すべきものであるとされています。そのため、日本企業では会社負担で健康診断を受診することが一般的であり、健康診断を受けるためにかかった交通費も含まれます。そのため、診断に関わる従業員の費用負担はありません。健康診断の時間の目安病院までの移動時間や待ち時間、検査時間をすべて含めた場合、企業・病院ごとによって健康診断の所要時間は異なります。それらを踏まえた上で、平均的な目安としては最大で半日、診断がスムーズにいけば1時間程度。ただし、病院の混雑状況や女性の場合や検査項目の数によって、診断時間が長引くケースがあるので、余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう。「雇入れ時健康診断」の詳細雇入れ時健康診断とは、企業に入社する際に実施される健康診断のこと。労働安全衛生規則第43条の「事業者は、常時使用する労働者を雇い入れるときは、当該労働者に対し、医師による健康診断を行わなければならない。」という内容に基づき、企業側の義務として定められています。外国人の技能実習生の場合は、配属される前後3ヶ月以内に健康診断の実施が必要であり、母国で健康診断を行っていたとしても日本国内の医療機関で実施しなければなりません。本来は企業への配属後に健康診断が実施されますが、配属前であっても研修センターなどで健康診断を実施することが可能です。「定期健康診断」の詳細定期健康診断とは、企業側が1年以内に1回の頻度で定期的に実施する健康診断のこと。対象となるのは、正社員をはじめアルバイトやパートなどを含む1年以上継続勤務している方、または継続勤務が見込まれる方となります。さらに、1週間の所定労働時間が正社員の4分の3以上の方も対象となります。外国人の技能実習生の場合は、雇入れ時健康診断が実施されてから1年以内に再度健康診断の実施が必要とされているので注意が必要。定期健康診断は、労働者側にも受診する義務があるため、受診を拒否すると就業規則などの定めにより懲戒処分の対象になります。最低限実施が必要な検査11項目「雇入れ時健康診断」と「定期健康診断」は、共に最低限実施しなければならない検査項目があります。その労働安全衛生規則(43条)で定められた11項目は次の通りです。・既往歴及び業務歴の調査・自覚症状及び他覚症状の有無の検査・身長、体重、腹囲、視力、聴力の検査・胸部エックス線検査・血圧測定・貧血検査(血色素量及び赤血球数)・肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)・血中脂質検査(LDLコレステロール,HDLコレステロール、血清トリグリセライド)・血糖検査・尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無の検査)・心電図検査転職しても健康的に働こう母国から離れ、ただでさえ異文化ストレスを感じやすい外国人労働者にとって、健康維持はとても重要です。これまで培ってきた知識やスキルをフルに発揮するためにも、日本企業が必ず実施する健康診断をセルフメディケーションの一環と捉えて、転職後の健康的なワークスタイルを築いていきましょう。新入社員の健康管理も大切にする日本だから転職も安心働き方改革の推進により、今まで以上に従業員の労働環境が改善されつつある日本。その中で、法律により定められた健康診断の実施は、従業員の健康管理を重要視する企業を育むことにも繋がっています。また、先進国の中でも日本は医療技術が進んでおり、健康診断を受診することによって病気の早期発見や生活習慣に関する指導を受けられます。企業負担で実施される定期的な健康診断をしっかりと受診することは、病気で働けなくなるリスクを軽減すると共に「安心」を得ることができるのです。まとめ国籍問わず、従業員が健康であり続けるために企業側が実施する健康診断。海外では日本のような法律がなく、任意や自己負担で検診を行っている国もあるため、日本の保険制度は充実しているといえます。ダイバーシティにより、労働者を取り巻く環境が今後も大きく変化していく中で、ストレスによる病気や脳・心臓疾患などのリスクが増える可能性は大いにあります。日本企業での就職を考えている外国の方たちにおいても、定期的に企業が実施する日本の健康診断は、自身の健康状態を把握しながら本来の能力を発揮し続けるために役立つことでしょう。

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日本のIT市場規模2019年版・世界と比較した日本の現状

グローバルIT人材の転職エージェントGTalentが日本のIT業界の市場規模などを各種データからまとめました。世界と比較した日本のIT業界の市場規模やIT技術者数、今後3年間で成長するIT分野など、2019年6月時点でわかっている情報やデータを元にまとめられたものなので、今後日本のIT業界に就職・転職を希望する方は是非ご参考にされてみてください。※こちらの記事を英語でご覧になりたい方は、こちら(English Here!)になります。日本のIT業界の市場規模まずは日本のIT業界の市場規模と今後3年間でIT投資が拡大する分野を見ていきたいと思います。国内民間企業のIT市場規模(ハード・ソフト・サービス含む)は、2018年度が前年度比2.8%増の12兆4,930億円と推計した。今後は、2019年度が前年度比3.4%増の12兆9,180億円、2020年度は同1.6%増の13兆1,240億円、2021年度は同1.5%増の13兆3,200億円と予測する。2018年度はワークスタイル変革に関する取組みが引き続き堅調に推移した他、民間企業の収益力の高まりなどから、大規模システムの更改も目立った。また、2020年1月に予定されているWindows7のサポート終了に向けたWindows10への買い替え需要も旺盛である。これらの流れは2019年度も続くと予測する。参照:国内企業のIT投資に関する調査(2019年)/矢野経済研究所ご覧の通り、日本のIT市場規模は年々増加をしており、2019年の市場規模は12兆9,180億円(約100 billion dollors)となり、日本の産業の中でも非常に大きな規模を誇ります。日本で今後3年間でIT投資が増加する分野今後3年間でIT投資が増加するソフトウェアはERPが8年ぶりに首位に。法人を対象としたアンケート調査においては、毎年、今後3年間でIT投資が増加するソフトウェアについて尋ね、回答を得ている。2019年調査(回答社数482社、最大3つまで複数選択可能)では「ERP(基幹業務統合管理)」が41.9%で8年ぶりにトップに立ち、これまでトップであった「セキュリティ関連ソフトウェア」と同率1位となった。ERPがトップになった背景には、経営環境の変化にあわせて基幹システムを更新する動きが進んでいることや、ERPパッケージのクラウド化が進んでいること、SAPのERP保守サポート期限が2025年に迫っていることなどがあると考える。参照:国内企業のIT投資に関する調査(2019年)/矢野経済研究所世界のIT業界の市場規模との比較参照:Gartner Says Global IT Spending to Reach $3.8 Trillion in 20192019年の世界IT支出予測は前年比3.2%で金額規模が約3.8兆ドル(日本円約400兆円)となっています。全ての分野において前年から成長をしており、特に企業向けのソフトウェアなどの伸びが顕著になっています。働き方の見直し含め企業の業務効率向上ができる分野への投資ニーズの高さが見て取れます。しかし、この統計は2019年1月に発表されたものであるため、2019年1月からのコロナウィルス感染拡大により、2020年以降の市場規模に関しては大きく見直しが行われると考えられます。ただし、全てにおいて市場規模が下方修正されるのではなく、リモートワークの推進により、分野によってはむしろ成長率が上がることも予想されます。これらの市場規模データを見ると、日本のIT業界市場規模は世界の約3.3%を占めるという結果となっています。日本のGDPシェアが世界の約5.7%(2018年)ということを考えると、日本の産業全体に占めるIT業界の割合はまだまだ低く、今後も成長性が高いと言えるかもしれません。参照:日本のGDPシェア、最低の5.7% 18年推計/日本経済新聞世界と比較した日本のIT技術者数2020年3月にヒューマンリソシアが実施した調査結果では、1位アメリカ(477万人)、2位は中国(227万人)、3位はインド(212万人)と4位は日本(109万人)となっております。日本はトップ5には入っておりますが、3位のインドと比較してみると、技術者の数は日本の倍になっております。技術者の数だけと見ると、IT先進国と言われるアメリカや中国、インドと比べると大きな差がありそうに見えますが、各国の人口を考えると、アメリカ、中国、インドは日本の数倍の人口となるため、IT技術者の割合にはそこまで大きな差はないかもしれません。参照:ヒューマンリソシア / 世界各国のIT技術者数 ~米国・中南米編~ヒューマンリソシア / 世界各国のIT技術者数 ~アジア・オセアニア編~まとめ日本のIT産業は世界の約3.3%を占めているということを考えると、非常に大きな市場規模と言えるでしょう。しかし、GDP比などで考えると、さらに成長が見込める業界と言えます。成熟している日本市場の中で、IT業界は数少ない成長分野となるため、今後日本で就職・転職をお考えの方は選択肢の一つとしてIT業界を考えてみてはいかがでしょうか。もし日本でIT業界に就職・転職を希望している場合、グローバルIT人材の転職エージェントGTalent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で転職・就職活動をサポートいたします。

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日本に住むなら知っておきたい!外国人向け住宅・家賃補助

外国人が日本で就業するにあたっては、「どこの会社で働くか?」も重要ですが、「どこに住むのか?」ということも重要なポイントになってきます。会社に通いやすい場所にマンション・アパートを借りるのが一般的ですが、それ以外の選択肢もあり、会社によっては独自の福利厚生制度によって住宅費の負担を軽減できる場合もあります。今回は、日本に住むなら知っておきたい「住まいに関する会社の福利厚生」について解説していきましょう。住宅費の負担を軽減する日本の住宅補助制度住宅費は生活費の多くを占める出費です。初めて日本に暮らす外国人の方は家賃相場なども分からないので、様々な不安が生じることと思います。参考までに一都三県の家賃相場をご紹介しましょう。東京・神奈川・埼玉・千葉の家賃相場「平成30年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計」(令和元年9月30日 総務省統計局)によると、一都三県の「1ヶ月あたりの家賃・間代」は以下のようになっています。・東京都:81,001円・神奈川県:68,100円・埼玉県:59,358円・千葉県:57,421円東京都が8万円台と頭一つ抜けており、次に高いのが神奈川県で約68,000円、埼玉県、千葉県が5万円台後半というデータが出ています。多くの企業が東京都に集中しているので、「職住近接」を望む方はある程度の家賃出費は覚悟しておいたほうがいいでしょう。もちろん、神奈川・埼玉・千葉に住んで東京の会社に通う日本人も少なくありません。家賃を抑えたい外国人や、住まいの広さや間取りを優先したい外国人は、隣接3県で住まいを探すのも一つの手です。住宅補助制度がある会社が安心!日本の会社は、福利厚生の一環として「住宅補助制度」を設けているところが多くあります。たとえば、「月収30万円&住宅補助なしのA社」と、「月収27万円&住宅補助として家賃の半額が支給されるB社」では、どちらの会社が魅力的でしょうか?中長期的な目で見たら「B社を選んだほうがお得」と判断できるかもしれません。日本で会社選びをする際は、給与額だけでなく、住宅補助制度の有無やその内容も含めて判断するようにしましょう。具体的にどんな住宅補助制度があるの?日本の会社の住宅補助制度は、会社が定める条件を満たす社員に毎月一定額が支給される形が一般的ですが、この他にもいくつかのパターンがあります。一般的な住宅補助制度について解説していきましょう。01:家賃補助(住宅手当)もっとも一般的な住宅補助制度が、家賃補助(住宅手当)です。家賃補助とは、会社が社員の住宅費の一部を手当として支給する福利厚生のこと。賃貸住宅に住んでいる社員の家賃を補助したり、持ち家に住んでいる社員の住宅ローンを補助したりする目的で支給されます。家賃補助の制度がある場合でも、会社によって支給条件や支給金額は異なります。02:借り上げ社宅借り上げ社宅とは、会社が借りた住宅に社員が住む制度のこと。会社が賃貸物件を借り入れて、入居する社員から家賃の一部を徴収するのが一般的です。会社が一定の割合で家賃を負担するため、社員自身が賃貸する場合より安く住めるのがメリットだと言えます。従来は、会社が一棟丸ごと賃貸して各戸を社員に貸し出すのが一般的でしたが、最近は社員自身が条件の範囲内で物件を探して、会社名義で借りるケースも多くなっています。なお、上述した家賃補助の場合は、毎月の給料に上乗せされて支給されるため、そのぶん社員の税負担や保険料負担が増えることになります。一方で、借り上げ社宅は社員が会社に一定の家賃を支払う形になるため、税負担や保険料負担が増えることはありません。03:社員寮社員寮とは、社員の居住用として会社が所有している建物のこと。家具・家電が備え付けられている社員寮や、食事が付いている(食事が安く提供されている)社員寮もあります。入居する場合は一定額の家賃を支払いますが、近隣の物件を自分で借りるより大幅に安い金額で利用できます。しかしながら、社員寮があっても利用しない社員が増えていることや、高度経済成長期に建てられた物件が多く老朽化が進んでいることなどから、近年は社員寮が減少傾向にあります。そのため、社員寮のある会社を見つけるのは難しいかもしれません。日本の会社の住宅補助事例住宅補助制度は、あくまで会社が独自に設けている法定外福利なので、当然ながら制度そのものがない会社もあります。「平成27年度就労条件総合調査」(厚生労働省)によると、何らかの住宅手当を支給している会社は全体の45.8%というデータが出ています。産業別ではIT関連など情報通信業が56.0%と、半分以上の会社が住宅手当を支給していることが分かります。もちろん、住宅補助制度を設けている場合でも、その内容などは会社によって異なります。参考までに、住宅補助制度の支給条件や支給額などの事例を掲載しておきます。家賃補助(住宅手当)の支給条件「会社から◯km圏内に住む社員には毎月◯円を支給する」というように、会社からの「距離」を家賃補助の支給条件としているケースは多くあります。会社からの距離は、1.5km、2km、3km、5kmなど会社によって様々です。また距離ではなく、「会社の最寄り駅から◯駅圏内」というように、「駅数」を条件にしている会社もあります。その他、住んでいる場所にかかわらず「入社3年以上」というように「勤続年数」を家賃補助の支給条件としている会社もあります。家賃補助(住宅手当)の支給額「平成27年度就労条件総合調査」(厚生労働省)によると、一人あたりの住宅手当の平均支給額は17,000円というデータが出ています。産業別ではIT関連など情報通信業が25,312円と、平均を大きく上回っています。実際の支給額は15,000円、30,000円、50,000円など、会社によって幅広く設定されています。また、「家賃の5割」というような定め方をしている会社もあります。ただし、このケースでは上限額が決められていることがほとんどです。近年のIT業界は人材不足が常態化していることもあり、優秀な人材を獲得するため、家賃補助の制度を新たに導入したり、家賃補助の支給額を増額したりする会社も増えているようです。借り上げ社宅や社員寮の広さ・間取り借り上げ社宅や社員寮の広さ・間取りは会社によって異なります。通常は、入居する社員が独身なのか既婚なのかによってまったく変わってきます。独身社員が入居する借り上げ社宅・社員寮は、ワンルームや1K、1DKの間取りで、居室の広さが6畳~8畳(10㎡~14㎡)の物件が一般的です。既婚社員が家族3~4人で入居する借り上げ社宅・社員寮は、2DK~3LDKくらいの間取りが一般的です。平均は19.4㎡である。平均は23.4㎡である。まとめ初めて日本で働く外国人の方は、仕事が軌道に乗って暮らしが安定するまでは、できるだけ出費を抑えたいものです。その意味で、家賃補助(住宅手当)や借り上げ社宅・社員寮などの制度がある会社なら、家賃負担を軽減することができます。日本の会社をリサーチする際は、福利厚生のなかに住宅補助制度があるかどうかをチェックするようにしましょう。もし、家賃補助(住宅手当)の制度がある場合は、支給条件の確認を忘れずに。たとえば、「勤続3年」が条件になっていると当面は補助を受けられませんし、「世帯主であること」が条件になっていると恋人・友人とルームシェアをしている人は支給対象にならないケースがあります。不明点があれば、必ず人事担当者に確認するようにしましょう。

キャリア開発

日本に留学する理由やメリット、人気の大学を解説

近年、日本に留学をする外国人の学生がますます増加しています。この記事では、現在日本の大学へ留学を考えている外国人学生に向けて、日本の大学に留学する理由やメリット、日本のどの大学に留学生が多いのかを説明していきたいと思います。※英語でこの記事をご覧になりたい方はこちら(English Here!)。なぜ日本に留学?多くの国の中で、なぜ日本を留学先に選ぶのか。まずは、日本が留学先に選ばれるいくつかの理由をあげたいと思います。高い教育水準日系企業でのキャリアップ学生の金銭的なサポート高い教育水準どこの国も教育に力を入れていますが、OECDが進めているPISA(Programme for International Student Assessment)と呼ばれる国際的な学習到達度に関する調査によりますと、日本は上位10位以内に保っているため、一部の国を除いて、世界的にも教育水準が高い国と言えるでしょう。つまり、日本語という語学以外でも、日本で勉強するメリットは大きいと言えます。参照:国立教育政策研究所/2018年調査の結果日本語を学びながらキャリアップ日本企業の中でグローバル化が進んでいることによって、多くの日本企業が世界中に拠点を持っており、特に中華圏や東南アジアなどのアジア圏に子会社を持つ企業が多くあります。留学生が、日本で習得をした日本語スキルを活かすことによって、母国の日系企業に入社をすると、語学スキルがない学生よりも、高いポジションや待遇を得られる期待ができます。また、そのまま日本に残って、日本企業に働くことで、先端技術を習得したり、母国よりも高い給与を得られる可能性もあります。学生の金銭的なサポートそもそも大学などの学費はどの国でも安いものではありません。しかも、日本の大学で勉強するということは海外留学をすることであり、母国で大学に通うよりも、とても高価なものではないかと思っている方は多いのではないでしょうか。現在、日本政府や日本の大学は、積極的に留学生を受け入れているため様々な奨学金を設けています。日本学生支援機構のホームページに奨学金の内容が細かく記載されていますのでご興味のある方、是非参考にしてみて下さい(日本学生支援機構 / 奨学金)。もしかしたら、奨学金を得ることにより、母国よりも安く大学に通える可能性があります。奨学金の内容は、大学によって異なる場合もありますので、気になる大学のホームページで確認することをお勧めします。留学生が多い国立大学2018年5月1日現在の日本学生支援機構のデータによりますと国立大学の中で留学生が多い大学は以下に記載しているものになります。 学校名留学生数東京大学3,853人大阪大学2,480人筑波大学2,457人京都大学2,387人九州大学2,313人北海道大学2,101人東北大学2,087人名古屋大学1,981人東京工業大学1,689人広島大学1,659人参照:日本学生支援機構/外国人留学生受入数の多い大学留学生が多い私立大学2018年5月1日現在、私立大学の中で留学生が多い大学は以下の通りとなります。 学校名留学生数早稲田大学5,412人東京福祉大学5,133人日本経済大学3,348人立命館アジア太平洋大学2,867人立命館大学2,446人慶應義塾大学1,908人明治大学1,506人同志社大学1,397人上智大学1,395人東洋大学1,375人日本大学1,277人日本ウェルネススポーツ大学1,275人城西国際大学1,210人拓殖大学1,067人関西大学1,060人参照:日本学生支援機構/外国人留学生受入数の多い大学まとめ日本に留学を考えている方は、今回の記事を参考に、ぜひご自身で色々と調べ、自分に合う大学を見つけましょう。日本に留学することで、ご自身が望むキャリアを構築されることを心よりお祈りしております。また、日本に留学をし、そのまま日本でIT関連の仕事に就職したいという方は、是非、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会G Talent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で就職活動をサポートいたします。

キャリア開発

日本企業のWEBアプリケーション開発手法~海外比較~

近年、日本企業ではWEBアプリケーションを開発する際、スクラム開発を含むアジャイル開発が多く見受けられるようになりました。外国人ITエンジニアの転職エージェントでもあるGTalentにおいても、クライアント企業から依頼がある求人にスクラム開発経験者の要件が増えてきております。今回の記事では、実際に「どのくらいアジャイル型開発が日本で普及されているのか?」、「海外と比べてどの手法が主に使われているのか?」など、海外と比較した日本のアジャイル開発の普及状況を説明したいと思います。ITエンジニアで転職をお考えの方で日本企業の開発手法のトレンドを確認したい方やスクラム開発の日本における使用状況などを知りたい方、ぜひご参考にしてみて下さい。WEBアプリケーション開発手法まずは、現在日本のシステム開発現場で主に使用されている開発手法に関してご説明したいと思います。ウォータフォール型開発ウォーターフォール型開発は、エンジニアの間で一番古くから用いられている開発手法の一つです。アプリケーションに追加される機能全てを以下のような流れで段階1つずつ確認しながら次の工程に進む手法であります。企画 ⇒ 設計 ⇒ 実装 ⇒ テスト ⇒ 納品このようにシステムを1つ作る時に工程で全て分けられているため、修正などが必要な場合には後戻りができないのが最大な特徴であると言えます。この特徴により、スピードよりも、最初からクオリティーが求められるような場合に用いられることが多いです。例えば、業務システムや大規模サービスなど大掛かりなシステム開発で仕様が完璧に決められており、途中で変更する可能性が低いプロダクトや、予算や納期などが定まっていて変更できないプロジェクトなどに使われるケースが多いです。アジャイル型開発ウォーターフォール型とは違い、アジャイル型開発は柔軟な開発方法です。この方法では、プロダクトをできるだけはやくリリースし、そこからどんどん改修を行なっていくことを目的にしています。参照画像:VES(株式会社ヴェス)コラム「アジャイル型開発の重要性とは」アジャイル型では、仕様をある程度決定したら、その後の要件変更や改修を見越して、ビジネスのニーズに合わせて、上記のプロセスを数回繰り返すことによって商品を完成させていくことが最大の特徴であります。スクラム型開発スクラム型開発はアジャイル開発の中でも一番有名な開発手法であり、スクラム開発=アジャイル開発となっているのが日本の企業では一般的です。スクラム型開発はアプリケーション開発で「無駄」をなくすために提案されたアジャイル型開発の一つのフレームワークになります。スクラム型開発の要素スクラム型開発の主な流れを以下に簡潔にまとめてみました。プロダクトの優先順位を決めその順番に従って開発を進める固定の期間(1~4週間、「スプリント」と呼ばれる)で開発を区切り、プランニングを行うデイリーで開発メンバーでタスク管理を行い、スプリント単位でステークスホルダーへレビューを行う①~③を繰り返し、その都度ステークスホルダーに確認・修正点を明確化する納品先ほど述べたように、アプリケーション開発の「無駄」をなくすために用いられている開発方法ですので、プロダクトの終了期間が読みにくいことが特徴であります。日本と海外の開発手法の状況IT関連のシステム開発では全世界で同じ手段が使われていると思っている方が多いかもしれません。日本で使われている開発手法が海外では異なったり、もちろん海外の手法が日本より遅れているケースも少なくありません。これからは、日本と海外におけるアプリケーション開発の手法で何が主流になっているかを述べていきたいと思っています。日本の開発手法ガートナージャパンが行った調査では、日本企業の43%はアプリケーション開発でウォーターフォール型の開発手法を用いられています。この理由としては、日本企業が結果だけにフォーカスするだけではなくて、過程も重視するため、アジャイル型よりウォーターフォール型の方が期間や予算を把握しやすいため選ばれていると思います。ただし、多い人数のエンジニアを確保して作業を行うため、現在ITエンジニアが不足している日本においては、ウォーターフォール型の開発手法を見直す大企業も増えてきています。参照:ガートナー / アプリケーション開発に関する調査海外の開発手法ビジネス向けのカスタムソフトウェア開発を行っているLvivityによると、海外では日本と異なって主流となっているのはビジネスサイドの要望に柔軟に対応できるアジャイル型開発となっています。アジャイル型の中で最も使われいるフレームワークは、顧客や社内のビジネスサイドとチームを組んで定期的なフィードバックを頂くスクラム型開発であります。米国などでは自社内で開発を行っているケースが多いためソフトウエアの変更がしやすい方法が選ばれていると思われます。参照:Lvivity / Software Development Methodologies写真:情報処理推進機構 / 非ウォーターフォール型開発の普及要因の調査まとめ現在、日本と海外で主な開発方法は違いますが、日本でアジャイル型を用いられている企業が年々増加しています。その傾向を考えると、エンジニアとしてキャリアを構築するためには、スクラム型の開発手法を経験しておくことが重要になると考えられます。日本でアプリケーションエンジニアやIT関係への就職・転職を検討される外国人の方がいらっしゃいましたら、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会G Talent (ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で就職活動をサポートいたします。

キャリア開発

オンライン日本語学習!人気サービスのメリット・デメリット

「日本の文化に興味がある」、「自身のキャリアのために日本の企業で働いてみたい」、「日常会話の日本語は全く困らないがビジネス的な日本語には自信がない」、などなど、日本語を勉強しようと思っている方は多くいらっしゃると思います。この記事では、最近増えてきたオンライン日本語学習サービスに関して、そのメリットやデメリット、おすすめのオンライン日本語サービスを紹介していきたいと思います。オンライン学習サービスのメリット・デメリット近年、日本で働く外国人や留学生が増えたことにより、オンライン学習サービスを提供している企業が徐々に増加しています。まずは、オンラインで学習する上での様々なメリットやデメリットをご案内したいと思います。メリット以下にオンライン学習サービスの主な4つのメリットについて説明していきたいと思います。授業料が安い基本的にマンツーマンレッスン講師を自分で選択可能時間の自由度授業料が安い実物の学校はないため、運営側のコストが安く、生徒に安い授業料で学習サービスを提供できます。日本にある語学学校は授業料が高いため、安い授業料で勉強をしたい方にはオススメです。基本的にマンツーマンレッスン新しい言語を習得するコツとして「話してみる」ことが結構重要ではあります。グループや団体での学習の場合ではレッスンの時間やそのグループの人数にもよりますが、発言できるケースがマンツーマンの場合と大きく違ってきます。レッスン中に講師を独占し、多く発言することによってグループレッソンより短期間で効率よくレベルアップすることができるのはマンツーマンのメリットです。講師を自分で選択可能日本語学校や日本語スクールでは、一般的に自身の語学レベルに基づいて講師を割り当てられます。レベルに基づいているとは言え、必ず講師と相性が合うとは限りません。これは、語学スクールに通えなくなったり、勉強に対する意欲が低下したりする原因の一つになることもあります。マンツーマンの学習ではこの「トラブル」を無くすことができます。オンライン語学サービスでは、基本的に講師の、顔写真、性格、キャリア、学習方法、などが講師のプロフィールに含まれております。受講者が興味を持った講師とレッスンを受けることができます、万が一、相性が合わなかった場合には次のレッスンの際には他の講師を選べることができるのはまたオンラインサービスの魅力の一つです。時間の自由度日本語を勉強したいけど語学スクールへ通う時間がない、せっかく覚えた日本語を練習したいけど会社に勤めてるため語スクールに通えない、などの語学スクールに通えない理由が他にも多数あると思います。日本語をオンラインで学習することによって、早朝から深夜までの時間帯でも予約できることができます。つまり、学校へ行く前や会社帰りでも日本語のレッスンを受けることができます。デメリットもう一方では、オンライン学習サービスの主な3つのデメリットについて説明をさせていただきます。所属講師の質対面の会話ではない持続の難しさ所属講師の質オンライン学習サービスを提供している企業の中では採用率の低さなどをアピールしますが、実際にプロの意識をもって指導してくださる講師もいれば、残念ながらそうでない講師も少なからず存在するかもしれません。サービスを提供する側がもちろんこのような現象が起きないように改善すべきではありますが、オンラインであるからこそ、このような講師にあたってしまった場合には他の講師を予約すれば大丈夫です。対面の会話ではないオンラインでの日本語学習の懸念点は、「対面での会話とは違う」と言われています。相手を目の前にすることで味わえる雰囲気がやはり画面越しの講師と話すのと話すときの雰囲気は違います。情報をインプットできる場とアウトプットの練習ができる場であるオンライン学習で多くの情報を吸収して、対面での会話の時に自分自身が思うように物事を伝えられるようにするのが理想かと思います。持続の難しさ好きな時間で予約できるなどのポジティブな面もありますが、これも受講者が続ける意欲を沸かない原因の一つでもあります。一般的な語学スクールでは曜日や時間が定まっているため、自分でアクティブに学習ができないタイプの方でも、強制的にでも持続することが可能です。オンラインのサービスの場合、フレキシビリティがある分、ご自身でモチベーションを維持しながら学習をすることが求められます。オンライン日本語学習サービスを選ぶ基準コンテンツの充実さ講師やレッスン方法だけではなく、それら以外のコンテンツで何を提供してくれているかを確認するようにしましょう。例えば下記で記載しているZIPAN / 高品質ビジネス日本語は日本語学習の他にもビジネスマン向けの面接対策やビジネスコミュニケーション、日本語のメールや資料のチェックなどのサービスも提供しています。講師の数オンライン学習をやる上では自分で受講時間とその講師を予約しなければなりません。手間がかかるものではありますが、その他に講師の予約がいっぱいで予約が中々取れないっていうケースがよく見られます。そのため、オンライン日本語学習サービスを選ぶ際には、予約が取れやすい講師の数が少なすぎないようなサービスにしましょう。おすすめオンライン日本語学習サービスここでは、おすすめのオンライン日本語学習サービスを紹介していきたいと思っています。是非、ご参考にしてみて下さい。Zipan  オンラインで学ぶ 「高品質」ビジネス日本語 | Zipanオンラインで学ぶ 「高品質」ビジネス日本語 | Zipanhttps://www.zipan.jp日本で働きたい世界中の人たちが、日本のビジネスで活躍できるようにZipanは、ビジネス経験豊富なトレーナーのサポートを受けながら、ビジネスプロセスや文化を学べるオンライン日本語会話スクールです。オンラインで学ぶ「高品質」日本語ならZipan  ビジネス特化オンライン英会話No.1のビズメイツが提供するオンライン日本語学習サービスです。オンラインで学ぶ「高品質」日本語というキャッチコピー通り、トレーナー全員がビジネスパーソンである特徴を持ち、日本の職場で話す丁寧な日本語からビジネスマナー、効果的なコミュニケーション、日本のビジネスプロセスや文化を学べるオンライン日本語会話スクールです。その方の日本語レベルに応じて授業が用意され、ビジネスでも使える日本語を学ぶ場合には、オススメのサービスになります。J-OS  new-hp 2 pocketsオンライン日本語学校 | ジャパンオンラインスクール | 法人・企業用トップページhttps://www.jos-corp.com外国人社員への日本語研修はオンライン日本語学校ジャパンオンラインスクールへ。WBSや日経産業新聞でも紹介され、外国人スタッフの内定者研修、入社前研修、ビジネス日本語研修など、上場企業での導入実績も多数。お問い合わせ、見積依頼はお気軽にどうぞ。TEL045-550-3199  外国人向けのオンライン日本語学習サービスでありながら企業向けの日本語研修などのサービスも提供しているオンライン日本語会話スクールです。多くの日本企業でも外国人従業員向けに使われており、JLPTなどの日本語資格試験にも対応できるコースが用意されています。Japaneasy  jpnsy.com日本語学習オンラインレッスン | Japaneasy(ジャパニージー)https://jpnsy.com/jp/index.htmlJapaneasy(ジャパニージー)は、世界中で活躍する日本語教師が教えるオンラインの日本語学習プログラムです。豊富な経験を有する日本語教師がマンツーマンの日本語レッスンを提供します。ビジネス日本語、日本語能力試験(JLPT)、日本語でのコミュニケーション能力の向上等をサポートします。お気軽にお問い合わせください!  キッズから大人向けまでのコンテンツを持つオンライン日本語会話スクールです。また、就職活動やビジネス面での日本語のサポートも充実しているサービスとなります。まとめ今回ご紹介させていただいたオンライン日本語学習サービス以外にも、対面形式の日本語学校など多数のスクールが存在します。日本語をオンラインで学ぶことによってメリットもデメリットもありますが、大切なことはこれらのメリットを最大限に活かすことです。自分が目指している日本語のレベルや日本語を自身のキャリアにどう影響させたいかを改めて考え、相応しい日本語会話スクールに出会うことを心より祈っております。また、これらから日本語をビジネスで使って仕事をしたいという方で、IT関連の仕事で働く機会をお探しの場合、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会G Talent (ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で就職活動をサポートいたします。

転職・キャリア開発ナレッジ

日本企業の面接対策2弾!転職・退職理由の答え方

前回は「日本企業の面接対策!面接の質問と答え方のポイント【外国人の就職・転職】」の記事で外国人の方々向けに、日本企業の面接対策についてご案内いたしました。今回は日本企業の面接で絶対に聞かれる「転職・退職理由」の考え方や面接における答え方について詳しく説明をしていきたいと思います。日本で転職活動をする外国人の方から見ると、あまり重要なことではないように見えても、採用した人材に長く働いてほしいと考える日本企業にとっては、この転職・退職の理由が面接において一番重要なものであると言っても過言ではありません。日本の企業が転職・退職理由で何を判断しているのか、ということを理解しながら、転職活動の面接で必ず聞かれる転職・退職理由の質問に対して、うまく答えられるようにしましょう。転職・退職理由を通して日本企業がチェックしていることまずは、なぜ日本企業がここまで転職・退職理由を気にするのか、企業側が転職(退職)理由を通して何を見ているのかを理解しましょう。日本企業が転職・退職理由を通して見ていることはポイントは主に以下3点となります。長く働いてもらえるか(入社しても直ぐに辞めてしまわないか?)モチベーション高く働いてもらえるか自分のキャリアや成長に対して真剣に考えているかそれではこの3点について詳しく説明していきたいと思います。①長く働いてもらえるか1つ目の「長く働いてもらえるか(入社しても直ぐに辞めてしまわないか」については、日本企業は採用する人材には長期的に働いて欲しいと考えているケースが多いため、非常に重要なポイントになります。企業側は、応募者が今の会社を転職する理由を聞くことで、「嫌なことがあったある直ぐに辞めてしまわないか」「同じような理由で当社も辞めてしまうのではないか」をチェックしています。そのため、面接においては、応募先の企業がしっかりと納得を示し、長く働いてもらえるというイメージを持ってもらえるような答え方が必要です。②モチベーション高く働いてもらえるか2つ目の「モチベーション高く働いてもらえるか」については、現在の会社(もしくは前の会社)を転職したいという理由が、しっかりと解決され、不満や不安がなく働けるかという点を見ています。仕事のパフォーマンスを高める上で、モチベーションは非常に重要な要素です。働いてる会社に不満や不安があると、モチベーションはなかなか上がらないと思います。転職・退職理由を考えるときは、応募している企業に転職をすることで、現在の会社(もしくは前の会社)を辞めたいと感じた理由が解決できるという視点で考えましょう。③自分のキャリアや成長に対して真剣に考えているか3つ目の「自分のキャリアや成長に対して真剣に考えているか」については、そもそもキャリアや成長に対する意識が低く、どの会社で働いても直ぐに辞めてしまう人材ではないか、ということをチェックしています。キャリアや成長に対する意識が低いということは、仕事における積極性や自発性が低いと見られてしまう可能性があります。転職・退職理由を考えるときは、将来の自分の目標やどのようにキャリアアップをしていきたいのか、ということを改めて考えるようにしましょう。転職・退職理由を考えるポイント転職・退職理由を通して、何を日本企業がチェックしているかを理解できたと思います。ここでは、日本企業がチェックしていることを踏まえて、転職・退職理由を考えるためのポイントを説明いたします。転職・退職理由を考えるポイントは主に以下の4つとなります。事実を伝えること転職は現状をより良く改善する行為のため、ポジティブに考えること具体的な事例を踏まえて考えること現在の会社(もしくは前の会社)のことを悪く言わないことそれではこの3点について詳しく説明していきたいと思います。①事実を伝えること転職の目的は「現状をより良く改善すること」であり、ただ仕事を見つけることではありません。現在の会社を転職しようと思った理由が解決できなければ、そもそも転職をする理由が無くなります。すでに退職をして転職活動している方に関しても、仕事を選ぶ上で何でも良いわけではありませんよね。前の会社を退職した理由が解決される仕事に就かなければ、また同じように退職をしてしまう可能性があります。事実を伝えると、ネガティブなものになってしまうとお考えになるかもしれませんが、転職の目的を「現状をより良く改善すること」と考えれば、どのような理由でも、ある程度ポジティブに表現することは可能です。②転職は現状をより良く改善する行為のため、ポジティブに考えることすでにお伝えした通り、転職の目的は「現状をより良く改善すること」であります。転職理由を考えるとき、多くの人が転職を考えた“出来事”や“きっかけ”にだけ目を向けてしまいます。そうではなく、転職理由を考えるときは、転職を考えた出来事やきっかけが、どうすれば“改善”できるのかということに目を向けて考えてみましょう。例えば、「上司と関係が上手く行ってない、上司から評価をされない」ということをきっかけに転職を考えたとき、それをそのまま伝えると企業側にネガティブに捉えられる可能性があります。このような場合、要因(なぜそれが起こっているのか)改善策(どのようにすれば改善できるか)を考えるようにしましょう。先ほど上げた例(上司と関係が悪く、評価されない場合)の要因であれば、上司が求める仕事の成果と自分が求める仕事の成果が違う(上司はプロセスを評価し、自分は結果を重視するなど)全てを言われた通りにやらなければならず、自分はある程度の自己裁量を持ちながら仕事をしたいなど様々なことが考えられます。そして、それに対して転職という改善策を考えるます。改善策としては、結果を評価してもらえる環境で働くことで、もっと多くのチャンスが得られ、自分を成長させたい自分で考えながら仕事ができる環境に行くことで、自分のスキルアップや多くの経験をして、自分を成長させたいなどが改善策として考えられ、これが転職理由になってきます。改善をすることは基本的にポジティブな行為であるため、この改善策を転職理由でしっかりと伝えることで、転職理由がポジティブに伝えるようになります。③具体的な事例を踏まえて考えること転職理由を伝える時だけではなく、何かを人に説明するときは具体的な事例があるのが一番説得力があります。例えば、今の会社が年功序列で成果を残しても昇格や昇給も少ないために転職を考えている場合、それをそのまま伝えると、あなたのパフォーマンスが低いだけと思われてしまうかもしれません。そうではなく、活躍して評価が高い先輩などでも昇給や昇格のチャンスが少ないということを伝えることで、その会社自体が年功序列の考え方をしているということが伝わるようになります。転職理由を考える場合は、具体的な事例を交えることで、面接官が納得できるものになります。④現在の会社(もしくは前の会社)のことを悪く言わないこと現在の会社(もしくは前の会社)がどんなに悪くても、面接の場で会社を悪く言ってしまうと、自分の印象を下げる可能性がありますし、考え方自体がネガティブに見えてしまう恐れがあります。面接する企業側としても、自分の会社も辞めるときに悪く言われてしまうのではないかと考えてしまいます。どのような悪い経験でも、それを次の成長や改善に繋げられている方が、素直で成長意欲が高いように見受けられます。短い期間で転職(もしくは退職)をしてしまった場合短い期間で転職(退職)をしてしまった場合、嫌なことがあったら直ぐに辞めてしまう人材として見られる可能性があります。そう思われないためにも、転職理由を伝えるとき時には、以下2つのポイントを押さえましょう。短い期間で辞めてしまうリスクを考えた上で決断をしていることむしろ短い期間であることが、あなたにとっても、採用してくれた企業側にとっても良いことであること短い期間で退職をしてしまう場合、ほとんどが入社する前と入社した後の大きなイメージギャプであることが多いです。そうなったときに、直ぐに転職や退職ということではなく、そのイメージギャップが本当に埋められないものであるかを考えることが重要です。例えば、その入社した企業とそのイメージギャップの解消について話したり、今はギャップがあっても働き続けると解消できるものかを考えます。その結果、そのイメージギャップは解消できない場合は、短い期間で転職をした方が、自分にとっても、企業側にとっても良いでしょう。そして、短い期間ので転職(もしくは退職)をする場合は、上記のポイントを押さえて転職理由を伝えることが重要です。まとめ世界中を見ても、「転職・退職理由」をここまで面接で重視する国は珍しいと思います。その理由としては、ご説明した通り日本企業の人材に対する考え方が起因となっています。せっかく素晴らしいスキルやキャリアを持っても、転職・退職理由で面接を落ちてしまう方もいますので、しっかりと事前に転職・退職理由は考えた上で面接に臨みましょう。転職理由に限らず、日本企業の面接対策に関して学びたい場合は、以下の記事もご覧ください。日本企業の面接対策!面接の質問と答え方のポイントもし、ITエンジニアで転職をお考えの方で、面接対策などをしっかりと受けて転職活動をしたいという場合は、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会社G Talent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で転職活動をサポートいたします。

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日本の面接対策3弾!志望動機の答え方【外国人の就職】

これまで、外国人の方向けに日本企業の面接対策として、「日本企業の面接対策!面接の質問と答え方のポイント」や「転職・退職理由の質問の答え方」をご紹介してきました。今回は、日本企業の面接において、転職理由と同じように必ず質問される「志望動機」の考え方や答え方のポイントについて詳しく説明をしていきたいと思います。日本で転職活動をする外国人の方から見ると、あまり重要なことではないように見えても、採用した人材に長く働いてほしいと考える日本企業にとっては、この志望動機が面接において非常に重要なものになります。日本の企業が志望動機で何を判断しているのか、ということを理解しながら、面接で必ず聞かれる志望動機の質問に対して、うまく答えられるようにしましょう。志望理由を通して日本企業がチェックしていることまずは、なぜ日本企業がここまで志望動機を重視するのか、企業側が志望動機を通して何を見ているのかを理解しましょう。日本企業が志望理由を通して見ていることはポイントは主に以下2点となります。高いモチベーションや興味を持って働く明確な理由があること応募者がやりたいことに会社が求めていることにズレがないことそれではこの2点について詳しく説明していきたいと思います。①高いモチベーションや興味を持って働く明確な理由があること1つ目の「高いモチベーションや興味を持って働く明確な理由があること」については、日本企業以外でもそうですが、仕事において成果へのコミットメントや高いモチベーションで会社にもメンバーにも好影響を与えられる人材はどの企業からも高い評価を受けます。そして、日本企業は採用する人材には長期的に働いて欲しいと考えているケースが多いため、その会社で働く理由が明確にあることは非常に重要です。そのため、面接においては、応募先の企業も納得できるような、明確な志望動機を伝えることが必要です。②応募者がやりたいことに会社が求めていることにズレがないこと2つ目の「応募者がやりたいことに会社が求めていることにズレがないこと」については、転職理由にもつながりますが、応募者がやりたいことが転職先でも実現できることで、長く働いてもらえるイメージが企業側も持てます。自分がやりたいと思うことが、その会社も期待するようなものと違えば、「他の会社に転職した方がいいのでは」と企業側も思われてしまう可能性があります。事前に求人や企業のことを調べた上で、自分のやりたいことと会社側が期待することが一致するように考えましょう。志望動機を考えるポイント志望動機を通して、何を日本企業がチェックしているかを理解できたと思います。ここでは、その点を踏まえて、志望理由を考えるためのポイントを説明いたします。志望動機を考える時は以下の順番で考えてみましょう。応募する企業や仕事を様々な観点から理解する自分のやりたいことやスキルにフィットするものを選ぶフィットするものに対して具体的な理由と事例を考える転職理由と一致しているかを確認するそれではこの4つの順番について詳しく説明していきたいと思います。①応募する企業や仕事を様々な観点から理解する“様々な観点から理解する”というのは、その会社や仕事内容について色々な観点で理解することになります。具体的には以下のような例があげられます。どのような製品やサービスを扱っているかどのようなビジョンや経営理念を持っているかどのような従業員が働いているか社風や人事制度はどのようなものか仕事に求められるスキルは何かどのような成果を求められるかどのようなチームで働くか上記以外にも様々な観点があります。②自分のやりたいことやスキルにフィットするものを選ぶ応募する企業や仕事内容を様々な観点で理解した後は、その中で自分のやりたいことやスキルとフィットするものを選びましょう。志望動機を考える場合は、応募する企業に対してユニークなものであればあるほど、応募企業への入社意欲の高さにつながります。その場合、1つの観点だけだと他の会社と同じような志望理由になってしまいますが、いくつかの観点から考えることで、総合的に考えて応募企業に興味を持っているということが言えます。③フィットするものに対して具体的な理由と事例を考える志望動機を伝える時だけではなく、何かを人に説明するときは具体的な事例があるのが一番説得力があります。例えば、応募する会社の製品やサービスに興味があった場合、実際にユーザーとして使った上で興味を持ったということが伝わる方が説得力がありますよね。他にも、応募する会社の働いている従業員や社風に興味があった場合、自分が仕事で経験してきた中で、どのような環境が自分のモチベーションを高められたかを伝えた上で、その応募企業の従業員や社風に興味を持てたことを伝える方が、より具体的なものになります。④転職理由と一致しているかを確認する最後に、志望動機と転職理由が一致していることを確認しましょう。転職理由で伝えたものと、志望理由で伝えていることが異なると、本当のことを言ってないように見えてしまいます。転職理由と志望動機は完全に同じである必要はありませんが、志望動機が転職理由を解決できているものであることは必要です。まとめ世界中を見ても、「志望動機」をここまで面接で重視する国は珍しいと思います。場合によっては、スキルや経験よりも重視する企業もあります。その理由としては、ご説明した通り日本企業の人材に対する考え方が起因となっています。せっかく素晴らしいスキルやキャリアを持っても、志望理由で面接を落ちてしまう方もいますので、しっかりと事前に志望動機は考えた上で面接に臨みましょう。志望理由に限らず、日本企業の面接対策に関して学びたい場合は、以下の記事もご覧ください。日本企業の面接対策!面接の質問と答え方のポイント日本企業の面接対策2弾!転職・退職理由の答え方もし、ITエンジニアで転職をお考えの方で、面接対策などをしっかりと受けて転職活動をしたいという場合は、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会社G Talent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で転職活動をサポートいたします。

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日本企業の面接対策!面接の質問と答え方のポイント

英語で日本企業の面接対策を学びたい方はこちら(English here!)にお願いします。日本で就職・転職活動をされている外国人の方々、日本企業の面接では何を重視されているかご存知でしょうか。日本企業の採用には独特のルールがあり、面接で質問される内容や企業が面接重視する内容も他の国と違って独特のものがあります。そこで、この記事では日本で就職や転職活動をする外国人の方々向けに、日本企業が面接で行う質問やその答え方などの面接対策をアドバイスしたいと思います。面接をする目的面接対策を考える上で、まず最初に「なぜ面接を行うのか」という面接の目的を理解する必要があります。面接の目的は、企業にとっては自社で募集するポジションに合う人材であるかどうかを見極める場であります。そして、応募者にとっては、自分が募集するポジションに合う人材であることを証明する場であり、企業のことをより深く知る場でもあります。そのため、応募者にとっては、面接で自分のことを売り込むこと、要は企業に募集ポジションに合うと思ってもらえることが重要になります。企業が応募者に期待すること日本企業の面接に臨む前に、日本企業が応募者に期待をすることを理解しましょう。日本企業が応募者に期待することは主に以下の3点になります。募集ポジションで活躍できる経験やスキルを持っているか組織で活躍できるマインドやキャラクターを持っているか長期的に働いてもらえるか1の「募集ポジションで活躍できる経験やスキルを持っているか」や2の「組織で活躍できるマインドやキャラクターを持っているか」はどの国においても企業が人材を採用する時に一番重視することになります。それに加えて、日本企業は3の「長期的に働いてもらえそうか」を重視しています。どんなにスキルが高くても、長く働いてもらえるイメージを持てなければ、日本企業は採用をしない傾向があります。そのため、面接においては転職理由や志望理由などを通して、長く働いてもらえそうかを細かく確認する傾向にあります。日本企業のよくある質問とそのポイント解説転職理由や志望理由についての質問まずは必ず面接で聞かれる転職理由や志望理由に関する質問に対する答え方のポイントをご案内します。長期的に働いてもらえるか、事業に対してモチベーション高く働いてもらえるかを判断される質問になりますので、必ず事前に考えて面接に臨みましょう。【質問】転職・退職理由を教えてください<答え方のPoint>日本は1社で働く期間が他の国と比べて長いため、転職を何度も繰り返すしている場合、企業側は「またすぐに転職をしてしまうのではないか」とネガティブに思われてしまう可能性があります。そのため、日本企業は「なぜ転職(退職)をするのか」という理由を非常に気にします。以下のポイントを抑えて、企業側が納得できる転職理由を準備しましょう。 すぐに辞めてしまうと思われないように、できる限りポジティブな内容を伝える転職を軽く考えているのではなく、しっかりと考えた上で決断をしていることを伝える前職もしくは現職企業を悪く言ない(あなたの印象が悪くなる可能性があります)転職理由は応募先の企業で解決できるものにする例)給与が低くて転職をしたい場合そのまま伝えるのではなく、「活躍や貢献をすることで、しっかりと評価をされ、キャリアアップができる環境に転職したい。今の会社だと周りの先輩を見ても、成果を残しても次のチャンスやキャリアアップにどうしても時間がかかってしまう」等に言い換えるようにしましょう。転職理由の答え方をもっと詳しく学びたい方はこちらの記事もご覧ください。転職・退職理由の質問の答え方 | 日本企業の面接対策【質問】志望理由を教えてください<答え方のPoint>興味を持った理由を具体的にわかりやすく伝える企業のことを事前に詳しく調べてきたということが伝わるようにする転職理由と志望理由の内容は一致させる自分の経験、スキルが応募ポジションにフィットしていることを伝える志望理由では、あなたが高い興味を持っていることが企業へ伝わり、そしてその企業で自分が活躍できるということが伝えられることが重要です。【質問】当社でやってみたいことはありますか?<答え方のPoint>自分がやりたいことだけを伝えるのではなく、応募企業の事業やビジョンに合っている内容を伝えるようにしましょう。スキルや経験についての質問【質問】自己紹介をお願いします(あなたの職務経歴を教えてください)<答え方のPoint>応募したポジションに合う経験やスキルをアピールする2~3分でわかりやすく伝えられるように事前に伝える内容を考えておくこと「自己紹介をお願いします」の場合は、あなたの名前や出身国、いつ日本に来たかなどを最初に伝え、その後に職務経歴を伝えるようにしましょう。ここでは、企業側があなたの経歴をわかりやすく理解でき、あなたが応募したポジションで活かせるスキルや経験を持っていると感じてもらうことが大事です。【質問】応募しているポジションであなたが発揮できる強みは何ですか?<答え方のPoint>このような質問で自分の技術面と性格上での強みが募集ポジションと合致していることをアピールする場であります。企業とマッチしそうな「自分の強み」を把握しましょう。そして、できる限り具体的な経験や事例を交えて伝えることで、説得力が更に増します。【質問】これまでで一番の成功体験は何ですか?<答え方のPoint>成功体験の凄さではなく、目標を成し遂げるために工夫や改善をしているかの方が重要です。成功体験を伝えるだけではなく、成功するための課題、その課題をどのように解決したか、を伝えられるように事前に準備しましょう。応募した企業でも同じような成功体験が再現できると企業側に感じてもらうことが大事です。【質問】仕事で失敗をしたエピソードを教えてください<答え方のPoint>企業としては、失敗に対しての考え方を見ています。失敗のエピソードを伝えるだけではなく、失敗をした要因や改善点なども考えておくようにしましょう。将来に関する質問【質問】いつまで日本にいる予定ですか?<答え方のPoint>来日のきっかけとしては「アニメが好き」などの日本文化への興味で構いませんが、そこから長く日本に住みたいと感じた理由が大事です。企業としては、すぐに母国へ帰ってしまうのではないかという不安があるので、長く日本でキャリアを構築していきたいということを伝えるようにしましょう。【質問】将来のキャリアプランをお聞かせください<答え方のPoint>将来の目標やキャリアプランが応募している企業や仕事と関連性がなければ、企業は長く働いてもらえるイメージが持てなくなるので、応募しているポジションと関連付けた上で、ご自身のキャリアプランを伝えるようにしましょう。その他良くされる質問【質問】希望年収を教えてください。<答え方のPoint>希望年収を伝えるだけではなく、「あくまで希望なので御社の給与規定に従います」という一言も伝えましょう。企業側が希望年収でオファーすることが難しいと判断すると、その時点で選考が不合格となる可能性があります。【質問】他の応募企業と比べて当社の志望順位を教えてください<答え方のPoint>企業側が選考を進める上で、やはりオファーを出したら入社してもらえる可能性が高い人材を優先して進めたいという意向があります。そのため、もし他の企業の方が優先順位が高い場合でも、それをそのまま伝えるのではなく、応募している企業にも興味があるということをしっかりと伝えましょう。まずは、内定(オファー)を獲得することが大事です。【質問】何か質問はありますか?<答え方のPoint>質問がないと、企業への関心が低いと思われてしまう可能性があります。しっかりと企業のことを調べた上で、事前に質問することを準備しておきましょう。また、面接の場は直接企業から話を聞けるチャンスなので、できる限り業務に関する質問をすることで、その企業での仕事のイメージを付けるようにしましょう。面接に臨む上で意識することこれまでは面接で良く聞かれる質問の答え方を記載してきました。ただし、質問の回答内容以外にも、面接において好印象を残すために意識しておくべき重要なことが3つあります。質問と回答にズレが無いように、論理的にわかりやすく伝えること笑顔を交えながらリラックスして話をすること清潔感ある身だしなみを心がけることこれからこの3点に関して説明をしていきます。質問と回答にズレが無いように、論理的にわかりやすく伝えること面接で良く見られる失敗として、「質問に対しての回答になっていない」というケースが良く見られます。回答するときの話が長くなりすぎて、質問に対しての回答と違うことを言ってしまい、論理性や理解力が不足していると判断されてしまう応募者が多々います。質問に対しては、必ず最初に回答を伝え、その後にその回答を伝えた理由を伝えるようにしましょう。もし、面接官の質問の意味がわからなければ、必ず質問を再度聞き直して、質問の意味を理解した上で回答するようにしましょう。笑顔を交えながらリラックスして話をすること日本企業は仕事を進めていく上で社内のコミュニケーションを大事にします。そのため、話しやすい人柄である方が面接では好印象に繋がる傾向にあります。緊張してしまうと、表情が硬くなり、早口になってしまい、話しにくい印象を与えてしまう可能性があります。企業が「一緒に働きたい」と思えるように、いつも以上に笑顔を意識し、ゆっくりとしたスピードで話すようにしましょう。清潔感ある身だしなみを心がけること初めての人と会うときは、第一印象というのが非常に大事です。面接は30分〜1時間程度しかないため、見た目の印象というのは非常に重要になってきます。特に顧客との接点が多い仕事の場合、スーツを着用した方が望ましいでしょう。顧客など外部と接点がなく、服装はカジュアルでも問題ない場合でも、最低限ジャケットは着用するなど、できる限り清潔感がある服装を心がけましょう。まとめ日本で就職や転職活動をする場合、日本企業の面接文化をしっかりと理解する必要があります。日本では大学を卒業するときに一斉に就職活動が行われるため、どの企業でも面接で聞かれる質問や評価をするポイントは似ている傾向にあります。そのため、しっかりと対策をして臨めば良い結果を得られる可能性は高いです。しかし、逆に何も対策をしなければ、どの企業の面接も通らない可能性もあります。面接に行く場合は、ぜひ事前に対策を行なった上で面接に臨みましょう。もし、ITエンジニアで転職をお考えの方で、面接対策などをしっかりと受けて転職活動をしたいという場合は、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会社G Talent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で転職活動をサポートいたします。