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セキュリティ・クラウド・AI!日本企業が求めるITスキル

日本国内では、年々ITエンジニアが不足しています。なかでもAIや5Gなどに関わる「先端IT人材」、サイバーセキュリティなど高い専門性をもつ人材が深刻に不足しています。エンジニアが特に不足している分野では、外国籍ITエンジニアが高給与・好待遇で転職しやすくなっています。ビジネススキル・日本語スキルより、ITスキルが重視される傾向にあるためです。ご自身の能力を評価してもらいやすいでしょう。本記事では、今後日本企業に必要とされるITスキルを紹介します。転職活動を有利に進め、キャリアアップを目指しましょう。2022年!今、日本企業はこの分野のIT人材を求めているサイバーセキュリティ新型コロナによるオンライン化や世界情勢の影響で、サイバーセキュリティに関するスキルがますます必要とされています。2021年の市場規模は、ツールとサービスを合わせて1兆1357億円。市場成長率は13.4%となっています。セキュリティエンジニアを求める企業は、今後さらに増えていくと考えられます。セキュリティエンジニアには、就職・転職チャンスが多い状況です。セキュリティエンジニアに役立つ資格情報処理安全確保支援士試験(SC)IPAが提供する、情報セキュリティ専門家の資格です。手続きを行うことで「情報処理安全確保支援士」の国家資格を取得できます。情報セキュリティマネジメント試験未経験の方、セキュリティエンジニアを目指したい方に役立つ資格の一つです。情報セキュリティに関する基本的なスキルが問われます。CISSP(ISC)² (International Information Systems Security Certification Consortium)による、情報セキュリティ専門家の資格です。参照:International Information System Security Certification Consortium (https://japan.isc2.org/cissp_about.html)クラウドインターネットサービスはすっかりクラウド化しました。このクラウドに関する分野も、今日本国内で人材需要が急増しているIT分野の一つです。市場規模は2020年に2兆8750億円となり、前年と比べて22%増えました。なかでも、SaaSやIaaSといったパブリッククラウドの普及・成長は急速に広がっています。もはや国内でクラウドサービスを提供する企業のうち、半数以上は「AWS」を利用しています。AWSのほかにも、GCP、Azureなど、Web開発におけるクラウドインフラは、これから需要が高まる一方と言えるでしょう。参照:株式会社MM総研 (https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=500)クラウドエンジニアに役立つ資格AWS認定資格AWSに関する知識やスキルを認定する資格です。クラウド全般の知識を問う種類と、ネットワーク・データ・機械学習など専門分野に特化した種類があります。Google Certified Professionalグーグルクラウドプラットフォームに関するスキルを認定する資格です。機械学習機械学習を活用したプロダクト・サービスも、もはや社会にすっかり浸透しました。あらゆるものがインターネットに繋がり、様々なことが自動化・パーソナライズ化されています。こうした自動化プラットフォームの分野では、売上が著しく増加しています。2019年度には、市場規模が前年と比べて95.0%増加しました。機械学習はあらゆる産業に普及していき、それらに関する求人は、今後ますます増えていくはずです。AIエンジニアに役立つ資格E検定日本ディープラーニング協会(JDLA)が提供する資格です。ディープラーニングの応用スキルを証明できます。Python3エンジニア認定データ分析試験一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が提供する、Pythonの基礎知識やデータ分析に関する資格です。ゲームゲームも近年マーケットが急速に拡大している分野の一つです。新型コロナの影響もあり、ゲームプロダクトの売上も急拡大が続いています。特に成長しているのは、オンラインプラットフォーム上で利用されているプロダクトです。スマホアプリやPCゲームなどの開発分野では、就職・転職チャンスが多い状況がまだまだ続くと言えるでしょう。ゲーム開発に携わるには、C#、C++、Unity、JavaScript、Ruby、Swiftなどがメジャーであり、加えてUnityなどのスキルも求められています。クラウドやアプリ開発など、今後需要が高まる分野のスキルもあると人材価値がより高まっていくはずです。参照:PR TIMES (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008865.000007006.html)5GIDCによると、2020年から2027年までの国内5G市場の年間平均成長率は80.3%と予測されます。今後成長が期待される分野です。5G関連のキャリアとしては、組み込み開発エンジニアやネットワークエンジニア、IoTエンジニア等があります。5G技術や機器の開発に携わるには、組み込みシステム開発や通信に関する知識が欠かせません。開発に携わるために必要なスキルは、下記記事で詳しく解説しています。5G and Its Impact on the IT Industry in Japan参照:IDC(https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ47845921)日本企業が求めるプログラミング言語・開発ツール外国籍ITエンジニア向けの求人を多数掲載している転職プラットフォーム「GitTap」の調査によると、現在募集が多いITスキルとしては以下があげられています。AWSPythonJavaScriptです(2022年1月)。AWS(Amazon Web Services)は、システム開発やサーバ構築などを行うためのクラウドコンピューティングサービスです。日本国内では、クラウドサービスを提供する日本企業の半数がASWを利用しています。クラウド市場は拡大しており、今後さらに需要が高まる言語の一つです。PythonやJavaScriptをはじめとした「学んでおくといいプログラミング言語」については、下記の記事で詳しく解説しているのでご覧ください。プログラミング言語ランキング!日本で高年収の言語はコレ日本企業が求めるITスキルまとめ  日本国内ではIT人材、特に高いスキルをもつ先端IT人材が不足しています。全般的にITエンジニアの需要が高まっているとはいえ、特に需要が高い分野では、より一層スキル重視の採用が多く、外国籍ITエンジニアが高い就業条件で就職・転職しやすくなっています。ハイスキルIT人材向け求人の例 Pythonエンジニア 概要:数理モデルの実装や最適化アルゴリズムの開発、ソフトウェアテスト。大学教授や社外顧問などと連携し、数理モデルを構築/改良。 年収目安:700万~ この求人を詳しく見る プロダクト開発エンジニア(自動化プロダクト)概要:システム運用の自動化プラットフォームの開発・改修。新規プロダクトの開発。 年収目安:700万~この求人を詳しく見る 最高技術責任者概要:金融システム開発の最高技術責任者。年収目安:800万~この求人を詳しく見る GitTapは、ハイスキル外国籍ITエンジニア向けの採用プラットフォームです。セキュリティからAIや5Gまで、高いスキルが求められる求人を豊富に掲載しています。応募・スカウト・カジュアル面談を利用でき、ご自身に合った方法で企業にアプローチできるのが特徴です。サービスの詳細は、下記からご覧ください。 GitTapを見る またG Talentは、外国籍ITエンジニア向けの人材紹介サービスです。バイリンガルITコンサルタントが、あなたにぴったりの求人をご紹介します。サービスの詳細は、下記からご覧ください。 G Talentを見る

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IT未経験からWEBアプリケーションエンジニアになる方法

WEBアプリケーションエンジニアとは、Webブラウザ上で動作するWEBアプリケーションを設計・開発するエンジニアのことを指します。 具体的なWEBアプリケーション例としては、 ・TwitterやFacebookのようなSNSアプリケーション ・Gmail・Yahoo!メールのようなメールアプリケーション ・ECサイトのようなオンラインショッピングサイト などがあります。WEBアプリケーションエンジニアとは、これらの設計・開発に携わるエンジニアのことです。 また、Webアプリケーションエンジニアの中でも、サーバーサイドを中心に開発する「バックエンドエンジニア(またはサーバーサイドエンジニア)」と、UI/UXを考慮しながらユーザーが実際に使う画面を構築していく「フロントエンドエンジニア(またはクライアントサイドエンジニア)」が存在します。 WEBアプリケーションエンジニアは、現在、ITエンジニアの中でも非常に需要が高まっている職種ですので、もし今この記事を読んでいるあなたがITエンジニアリング未経験なのであれば、目指してみる価値のある職種です。 本記事では、未経験からWEBアプリケーションエンジニアになるためのロードマップを解説いたします。 フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違い 先ほど、WEBアプリケーションエンジニアには、「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」が存在すると紹介しました。 両者の違いをざっくりと説明をすると、 フロントエンドエンジニアの役割:WEBの画面を作る バックエンドエンジニアの役割:WEBの裏側の機能や構造を組む なります。 下記の表に、「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」の特徴をまとめました。 ◆「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」の特徴 フロントエンドは表側に関わるため「デザイン」と深い関わりがあり、バックエンドは裏側であるため「機能や構造」と深い関わりがあります。 「ECサイト」を例に業務を解説するならば、「フロントエンドエンジニア」はユーザーが直接目にするサイトのデザインを作り(UI/UX改善も該当する)、「バックエンドエンジニア」は、サイトの裏側の機能や構造を作るというような違いがあります。 同じWEBアプリケーションエンジニアでも、特性が異なる業務を担当することとなるので、自分はどちらに興味があるのかをしっかりと考えて、キャリアを選択しましょう。 WEBアプリケーションエンジニアの目指すべき道は「管理職」か「専門職」 エンジニアになるためのロードマップを解説する前に、WEBアプリケーションエンジニアのキャリアパスを紹介いたします。キャリアパスについて、下記の図にまとめたので、まずはご覧ください。 ◆WEBアプリケーションエンジニアのキャリアパス例 ① プログラマー(PG):設計書に従い、プログラムを作成する ② システムエンジニア(SE):顧客の要望を聞き、システム開発の提案、設計を行う ③ プロジェクトリーダー(PL):プロジェクトの工数管理や進捗管理を行う ④ プロジェクトマネジャー(PM):プロジェクト全体の責任者としてチームを統括する ※ スペシャリスト(SP):ITやプログラミングの技術的な知識を極めて業務にあたる WEBアプリケーションエンジニアとしてキャリアをスタートする場合、まずはプログラマーになることが多いです。ここで求められることは、設計書に基づき忠実にプログラムを作成することです。プログラマーとして業務をこなしつつ、技術や知識、経験を積んでいきます。 プログラマーとして経験を積んだ後は、システムエンジニアの役割を担えるようになります。システムエンジニアは、要件定義を行いシステムの仕様書を設計することが仕事です。そのため、「仕様書への理解」や「システムなどに関する業務知識」が必要になってきます。 システムエンジニアの次のキャリアとして、プロジェクトリーダーがあります。プロジェクトリーダーは、プロジェクトの工数管理や進捗管理を行う役割があります。また、プログラマーやシステムエンジニアを束ねる役割を求められることもあります。より、「プロジェクトマネジメント能力」が必要になり、責任も重くなってきます。 プロジェクトマネジャーは、プロジェクト全体の責任者のことです。プロジェクト全体の工程を検討しつつ、進捗状況も把握する役割が求められます。プロジェクトにおいてさまざまな場面で判断を求められる役割であるため、幅広い業務・業界知識が必要になります。 スペシャリストは、ITやプログラミングの技術的な知識を極めた専門家的な役割です。高いレベルの知識や技術、過去の様々な経験をもとに、難しいプロジェクトなどに対応できることが求められます。トップレベルの「専門分野や技術の動向についての知識」やさまざまなプロジェクトに対応できる幅広い経験値が求められます。 上記のように、WEBアプリケーションエンジニアとしてキャリアを積んでいく場合、最終的には、「管理職」に進むのか「専門職」に進むのかで分かれるケースが多いです。どちらの道も豊富な開発経験や知識が要求されますが、一般的に、チームとして仕事を進めることにより魅力を感じるのであれば「プロジェクトマネジャー」、プレーヤーとして技術を極めたいのであれば「スペシャリスト」というように考えられています。 企業規模などにもよりますが、キャリア的に、プロジェクトリーダーまでは、目の前のことをコツコツと進めていくことで、ステップアップしていけることが多いです。ただ、プロジェクトリーダーの次のキャリアの「プロジェクトマネジャー」や高水準の知識や技術を持つ「スペシャリスト」になるには大きな壁があります。 その先に進むためには、「マネジメント能力」や「突出した技術的なスキルや知識」、また時には、この人に仕事を任せたいと思われる「人柄」なども必要になってきます。こちらも企業規模にもよりますが、年収的には、プロジェクトリーダーまでは500万円台が上限で、「プロジェクトマネジャー」や「スペシャリスト」になれば700万円以上を目指せるようになるため、ここがキャリアにおける分岐点になります。 IT未経験からWEBアプリケーションエンジニアになるためのロードマップ ここからは、「フロントエンドエンジニア」と「サーバーサイドエンジニア」のキャリア別に、IT未経験から転職を行うまでのロードマップを解説します。 結論から言うと、どちらも最終目標は、「ポートフォリオを作成すること」です。 ポートフォリオ:WEBサイトやWEBサービス、アプリケーションをまとめた作品集 ポートフォリオについてまだイメージがつかない方は、下記の記事を参考にしてみてください。プログラミングスクールに通っていた方が、作成したポートフォリオ作品がまとめられています。 参考記事:Webエンジニア転職に成功した2021年下半期ポートフォリオ5選(GLOCAL MISSON TIMES) ポートフォリオは自分のスキルを紹介する営業資料のようなものです。未経験で実務経験がない人であれば、自分のアピールするための実績を作成する必要があります。また、そもそもポートフォリオがないと面接を受けられない企業も存在します。 WEBアプリケーションエンジニアは技術職であるため、自分には熱意だけではなく確かなスキルがあることを証明するために、自身の実績をまとめたポートフォリオは作成しましょう。クオリティの高いポートフォリオを作成することができれば、転職の成功確率を高められるだけでなく、給与のアップにつながっていきます。 それでは、最終目標であるポートフォリオ作成を行うためのロードマップを見ていきましょう。 フロントエンドエンジニアのロードマップ ◆フロントエンドエンジニアになるための5つのステップ(ロードマップ) ①HTML/CSSについて学習する まずは、HTML/CSSの基礎学習を行いましょう。HTMLは、WEBページに表示される文字や画像を表示させる、ページの骨組みを作るものです。CSSは、文字の色や太さ、ページの背景色など、ページを装飾するものです。 HTML/CSSの知識があれば、簡単なWEBページが作成できるようになります。HTML/CSSの学習を行うのであれば、本を購入して学ぶのも良いですが、「Progate」や「Udemy」などのオンライン学習サービスを利用するのもおすすめです。 ②WEBサイトを模写する HTML/CSSの基礎知識が身についたら、実際に世にあるWEBサイトを模写してみましょう。実際に知識があっても、それが使えなければ意味がないので、学んだ知識を生きたものとするために、模写を行っていくことが有効です。ただ、模写したものは、ポートフォリオとしては提出できないことを念頭に入れておきましょう。 WEBサイトの模写については、下記の記事が分かりやすくまとめられているので、ぜひあわせてご覧ください。 参考記事:【初心者必見】模写コーディングのやり方(Blogly) ③JavaScriptについて学習する JavaScriptは、WEBサイトに動きを付けることができるものです。例えば、数秒ごとに画像がスライドしているものなどが該当します。JavaScriptの学習についても、HTML/CSS同様に、オンライン学習サービスを上手に活用することをおすすめします。 ④開発環境を整える HTML/CSS/JavaScriptを扱えるようになったら、いよいよポートフォリオの作成に移りますが、その前に開発環境を整える必要があります。 まずは下記のツールを用意しましょう。これらをきちんと整えることで効果的な開発環境を作っていくことができます。 Visual Studio Code:プログラミングのコードエディタ Git/GitHub:プログラムのソースコードを管理する(共有する)もの React:フレームワーク(開発するために必要な機能があらかじめ用意された骨組み) Linter:ソースコードが問題ないかを判断してくれるツール npm/webpack/babel:JavaScriptの開発ツール ⑤ポートフォリオを作成する 開発環境を整えることができれば、いよいよポートフォリオの作成に着手していきます。ここでは、模写ではなく、自分で考えたWEBサイトを作りましょう。ポートフォリオを作成する上で重要な点は、「ただ自分の作りたいものを作るのではなく、相手(採用担当者など)に自分のどんなスキルをアピールするか、という観点から作る」ことです。 例えば、技術について興味があるということをアピールしたい場合は、最新のプログラミング技術を使ってWEBサイトを作る必要があります。デザインについて興味があることをアピールしたい場合は、デザインやUI/UXに力を入れたWEBサイトを作ります。 ただ、自分がアピールしたい箇所と、転職したい企業が求めていることが違った場合は、企業が求めている内容をアピールできるWEBサイトを作る必要があります。 いかがでしょう?これがフロントエンドエンジニアになるためのロードマップです。それでは続いて、バックエンドエンジニアになるためのロードマップを見ていきましょう。 バックエンドエンジニアのロードマップ ◆バックエンドエンジニアになるための5つのステップ(ロードマップ) ①HTML/CSSについて学習する まずは、HTML/CSSの基礎学習を行いましょう。HTMLは、WEBページに表示される文字や画像を表示させる、ページの骨組みを作るものです。CSSは、文字の色や太さ、ページの背景色など、ページを装飾するものです。 HTML/CSSの知識があれば、簡単なWEBページが作成できるようになります。HTML/CSSの学習を行うのであれば、本を購入して学ぶのも良いですが、「Progate」や「Udemy」などのオンライン学習サービスを利用するのもおすすめです。 ②WEBサイトを模写する HTML/CSSの基礎知識が身についたら、実際に世にあるWEBサイトを模写してみましょう。実際に知識があっても、それが使えなければ意味がないので、学んだ知識を生きたものとするために、模写を行っていくことが有効です。ただ、模写したものは、ポートフォリオとしては提出できないことを念頭に入れておきましょう。 WEBサイトの模写については、下記の記事が分かりやすくまとめられているので、ぜひあわせてご覧ください。 参考記事:【初心者必見】模写コーディングのやり方(Blogly) ③Python/PHP/Rubyについて学習する こちらについては、全てを学習する必要はなく、どれか一つのプログラミング言語を選択して学習する形で大丈夫です。それぞれの言語の特徴を下記の表にまとめました。 ◆ Python/PHP/Rubyの特徴 選び方は、自分の興味のある企業が扱っている言語か?という観点で選ぶので良いかと思います。これらの言語の学習方法についてもオンライン学習サービスをうまく利用することをおすすめします。 ④開発環境を整える バックエンドエンジニアもフロントエンドエンジニアと同様に、まずは環境開発を整える必要があります。 下記のツールについての知識を付けることができれば、開発環境を整えることができます。 Visual Studio Code:プログラミングのコードエディタ Git/GitHub:プログラムのソースコードを管理する(共有する)もの Rails/Laravel:フレームワーク(開発するために必要な機能があらかじめ用意された骨組み) Linter:ソースコードが問題ないかを判断してくれるツール MySQL/SQL:データベース(データを蓄積するために必要) AWS:クラウドサーバー(ポートフォリオをインターネット上に公開する際に必要) ⑤ポートフォリオを作成する バックエンドエンジニアも、開発環境を整えることができれば、いよいよポートフォリオ作成に着手していきます。こちらについても、フロントエンドエンジニアと同様で、自分はどういう点をアピールしたいのか?企業から求められているものは何なのか?を念頭に置いてポートフォリオを作成しましょう。 以上が、WEBアプリケーションエンジニア未経験から転職するまでのロードマップです。エンジニアとしての転職・就職を目的とする場合、どちらも最終的には、ポートフォリオを作成することを目標とすることが望ましいです。 しかし、ただポートフォリオを作成しただけで、質の低いもの(エラーが出る、デザインが崩れている、コードが汚い)を作成すれば、逆にマイナス評価を受けてしまうので、そういった点は注意しながら作成しましょう。 WEBアプリケーションエンジニアになるためには、まず所属する企業業態を選ぶ 先ほど、ポートフォリオを作成する際は、興味のある企業が求めているものを念頭に置いて作成すると解説いたしました。しかし、そもそも転職する企業はどのように選べばよいのかを悩んでいる方もいると思います。 結論から言うと、WEBアプリケーションエンジニアとしてなりたいのであれば、まずは所属する「企業業態」選びから始めましょう。当たり前のことではありますが、入った企業先によって、その先のキャリアが大きく変わってきますので、この選択は非常に重要です。 ◆WEBアプリケーションエンジニアが所属する主な企業業態 Sler:企業のシステム構築を請け負った業務を行う SES:顧客先の企業に派遣され、そこで業務を行う 自社開発:自社サービスを開発して提供する業務を行う WEBアプリケーションエンジニアが活躍する企業形態を簡単に分けると、上記のようになります。これら各企業業態の特徴をまとめました、下記の表をご覧ください。 ◆WEBアプリケーションエンジニアが所属する主な企業業態の特徴 WEBアプリケーションエンジニアとしてどういったキャリアを進みたいのか、また自分の価値観といった観点から、どこを選択するのかを決めましょう。とりあえず未経験も募集しているからという理由で、企業を決めてしまうと後で後悔する可能性があります。よく考えて選びましょう。 「未経験歓迎」は注意が必要?転職する企業の選び方 入りたい企業の方向性を決め、ポートフォリオを作成すれば、いよいよ転職活動が始まります。しかし、ここで注意が必要なのは、「未経験歓迎」の企業です。一概に言えませんが、「未経験歓迎」の企業は、ふたを開けてみれば、開発のテスト業務や営業の同行といった、プログラミングスキルがあまり求められない業務ばかり対応することになるケースもあります。 プログラミングスキルがいらないからこそ、「未経験歓迎」になっているわけなので、そういった点はしっかりと見極める必要があります。 では、どういった企業がおすすめかというと、狙うべきは「未経験者」を募集していない企業です。そもそも募集していないのに、応募できないのでは?と諦める前に、興味があるのであればまずは応募してみることから道が拓ける場合もあります。 「未経験者」を募集していない企業には、「未経験者」も募集してしまうと応募が多くなり、採用担当者が対応できなくなるから、という理由で行なっていない企業もあります。ですので、実際に応募してみると、評価次第では面接に対応してくれるという企業も一定数存在するのです。 「未経験者」を募集していない企業の方が、開発業務に携われる可能性が高くなるので、気になる企業があるのであれば、臆せずチャレンジしてみましょう。 WEBアプリケーションエンジニアの平均年収は? WEBアプリケーションエンジニアに転職するとなった際に、気になるのは年収ではないでしょうか?人材サービス大手dodaが公表しているデータによると、WEBアプリケーションエンジニアの平均年収は440.4万円です。 ◆WEBアプリケーションエンジニアの年収分布 出典:アプリケーションエンジニア(doda) 年収分布を見ると、300~500万円未満に集中しています。500万円以上になると徐々に割合は減っていき、年収700万円以上の割合は8%となり、1割を切っています。この分布図から分かる通り、500~600万円付近の間に壁があります。 この壁を超えるためには、ただ何となくキャリアを進めていくだけでは難しく、ITの知識やプログラミング能力、マネジメントスキルなどを磨いていく必要があります。 また、一般的には、同じWEBアプリケーションエンジニアでも、「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」では年収の水準が多少異なり、「バックエンドエンジニア」の方が100万円近く年収が変わることも多いため、どちらのキャリアを選ぶかによっても、年収が変わってきます。 フリーランスは、年収が低いか高いかの2極化している? WEBアプリケーションエンジニアとしてのキャリアを考える際、一度は、企業に属するのではなくフリーランスでやっていくということを考えたことがある方も多いのではないでしょうか? 実際に、フリーランスの方が稼げるという声はよく聞きますが、未経験からいきなりフリーランスになっても、そもそも案件を取れずに稼げないことがほとんどではないでしょうか。 下記の図を見てみると、正社員に比べて、フリーランスの方が、「300万円未満」と「1,000万円以上」の割合が高くなっています。 ◆正社員とフリーランスの年収分布 出典:IT業界フリーランス実態調査第1弾を公開(PR TIMES) 正社員の方が、中間地の割合が高くなっているので、「安定した収入が欲しい」「ある程度収入が欲しい」と考えている方は、正社員になった方が無難であるといえます。 もし、「時間に縛られずに自由に働きたい」といった考えが強いのであれば、フリーランスは良い選択ではあります。しかし、「稼ぎたい」と考えてフリーランスになるのであれば、ある一定以上の知識や経験、実績が必要になります。 WEBアプリケーションエンジニアは人材不足!需要が高まっている理由とは 最後に、現在WEBアプリケーションエンジニアの需要が高まっている理由について解説いたします。ここには大きく分けると3つの背景があります。 ①IT技術の進化 ②IT人材の慢性的な不足 ③日本のIT教育の遅れ ①IT技術の進化 現在の社会では、IT人材技術の進化によりどんどんWebサービスが増加しています。身近なWEBサービスで言えば、オンラインバンキングやオンラインチャットといったWEBを介して利用するサービス、家電などのIoT(モノをインターネットでつなぐこと)が例として挙げられます。 IT技術を利用したいという点では企業も同じで、「DX推進」を行いたいと考えている企業が増えてきています。「DX推進」とは、IT技術データやデジタル技術を駆使して事業改革を行うことです。 「DX推進」は以前からよく耳にする機会が多いですが、下記グラフの「東京都の中小企業におけるDX実態」によると、東京都内の57.3%の中小企業が「DXを推進できていない」と回答しています。 ◆DX推進の状況 出典:東京の半数以上の企業「DX推進できていない」 予算不足と人材不足がネックに(Ledge.ai)より筆者加工 また、DX推進が進んでいない理由に、「人材が不足している」との回答が2番目に上がっています。 ◆DX推進が進んでいない理由 出典:東京の半数以上の企業「DX推進できていない」 予算不足と人材不足がネックに(Ledge.ai) このように、IT技術はどんどん進化していますが、それを上手く活用できる人材は不足しているというのが実情です。 ②IT人材の慢性的な不足 人材不足については、上記の話とも繋がってきますが、まずは経済産業省が2019年3月に出した「IT人材需給に関する調査」報告書から引用した下記の表をご覧ください。 ◆2030年にはIT人材が最大79万人不足する! 参考: IT人材需給に関する調査(経済産業省)より筆者加工 この報告書では、2030年にはIT人材が最大79万人不足するとなっています。先ほど「人材が不足している」という回答がありましたが、2030年にはここまでのIT人材が不足する可能性があるのです。 こちらは、やはり少子高齢化による影響が大きいといえます。少子高齢化による労働人口の減少は、ITエンジニア業界にも大きく影響しています。 グラフを見ると、IT人材の供給はほぼ横ばいで推移していますが、不足人数は右肩上がりで上昇しています。日本では労働人口が減少している中、供給数をキープしているため、実質エンジニアなどのIT人材を職種として選ぶ人口の割合は増えていますが、まだまだ供給が追い付いていません。 下記グラフの「doda社」が出している求人倍率の推移をご覧ください。 ◆2021年7月の転職マーケット 出典:転職求人倍率レポート(2021年7月)(doda)より筆者加工 「IT・通信」の求人倍率は群を抜いて高いです。一時期は業界全体で求人倍率が落ちてきているものの、それも徐々に回復傾向にあります。こちらからも分かる通り、IT人材は深刻な人手不足が続いているのです。 ③日本のIT教育の遅れ 下記の内閣府のデータによれば、そもそも15歳の日本人の科学的・数学的リテラシーは欧米諸国よりも高く、ICT(情報通信技術)においては、日本のポテンシャルは低くないといえます。 参考データ:日本の学校教育の課題 内閣府 しかし、学校でICT(情報通信技術)を使う経験が少ないため、日本のIT教育水準は、諸外国に比べて低くなっています。日本人はITの基礎知識となる理数系の能力が高いですが、学生時代にITを使う経験に乏しいために、大人になった時に、ITが使えないという人が多い、というわけです。 ついに2020年から日本の小学校でもプログラミング教育が必須科目となりましたが、そもそも教える教師がICT教育に慣れていないため、日本のIT教育は世界各国と比べると、かなり遅れています。 しかし、進研ゼミ小学講座が実施した「2021年の出来事や将来に関する小学生の意識調査」の結果によると、「小学生がなりたい職業」の第4位に「プログラマー」がランクインしています。教育はまだまだ追いついていない中ですが、ITへの興味関心はどんどん浸透してきているといえるかもしれません。 ◆小学生がなりたい職業ランキング 出典:小学生がなりたい職業ランキング2021、ユーチューバーが総合1位に 僅差で2位は女子で1位のあの職業(ベネッセ 教育情報サイト) WEBアプリケーションエンジニアのまとめ WEBアプリケーションエンジニアは、継続的に非常に需要が高まっている職種です。あらゆる業界がIT人材の確保に乗り出しているため、IT人材の獲得競争が激化しています。このことで、金融業界や医薬品業界などのもともと給与水準が高い企業の採用数も増加しています。中には、年収200万~300万円アップを果たしたITエンジニアの転職事例もあります。 参考記事:転職で年収アップするITエンジニアが増加中、需要拡大が背景に(日経クロステック) しかし、WEBアプリケーションエンジニアとして年収1,000万円以上を目指すのであれば、ITやプログラミングの知識やスキル以外にも、+αのスキルを身に付ける必要があります。年収を上げるためにフリーランスになる、というのも1つの手段ですが、やはり未経験からフリーランスになるのは難しいでしょう。 これはどの職業、職種にも言えることですが、目の前の業務経験をどんどん積んでいくというのが、WEBアプリケーションエンジニアとしてキャリアを進めるうえで重要なことです。何はともあれ、まずはエンジニアとして働くための転職を成功させなければ、キャリアは開けないので、転職を考えている方はぜひこの記事を参考にしていただければ幸いです。 最後に、弊社ではITエンジニアのための転職エージェントサービス「GTalent(ジータレント)」、企業と直接繋がることができるスカウト・求人情報サイト「GitTap」を提供しています。日本で働く外国人ITエンジニア、グローバルな環境を求める日本人ITエンジニアの方のために、様々な採用案件を取り扱っていますので、ぜひ「G Talent」「GitTap」のサービスページもご覧ください。 外国人ITエンジニアの転職・求人なら G Talent(ジータレント) 外国籍ITエンジニアに特化した採用プラットフォーム GitTap(ギットタップ)

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【ITエンジニア】需要が高まるDevOpsエンジニアになるには?

DevOpsエンジニアとは、アプリケーションやシステムの開発スピード向上とサービスの安定運用の両方を実現するための仕組みづくりをするエンジニアのことを指します。開発と運用の両方に関わることから、アプリケーションやシステムの開発・改善から、クラウドなどのインフラ環境の構築・運用まで、幅広い業務をこなすことが求められます。 そもそも「DevOps(デブオプス)」とは何かというと、「Development(開発)」と「Operations(運用)」を合わせた造語です。端的に言うと、開発側と運用側が協力し、アプリケーションやシステムの開発スピードを担保しつつ、サービスの安定運用も実現させるという考え方です。 開発スピードを上げるという点からアジャイル開発と混同されやすい考え方ですが、こちらは後ほど解説いたします。 DevOpsエンジニアは、ITエンジニアの職種の1つとして挙げられますが、ITエンジニア未経験からいきなり目指せる職種ではなく、幅広いスキルの獲得や豊富な経験を積む必要があります。その分、年収は500万円~1500万円が相場であり、ITエンジニアの平均年収452万円(※doda社調べ)と比較すると高い傾向があります。 今後、システムの複雑化やインフラ環境がクラウドなどへの移行により専門的な分野が増えていくことが予想されるため、ますますDevOpsエンジニアの需要は高まると考えられます。 この記事では、今注目されているDevOpsエンジニアの概要に触れつつ、どのようにしたらDevOpsエンジニアになれるのかを解説していきます。 DevOpsエンジニアは開発に関わるという点でインフラエンジニアと異なる DevOpsエンジニアは、ITエンジニアの職種の中でもあまり聞きなれない職種ですが、インフラエンジニアと比較されることが多いです。理由としては、どちらもサーバー管理などに携わる職種であるためです。 DevOpsエンジニアとインフラエンジニアの違いを簡単に表にまとめましたので、まずは下記を参考にしながら、DevOpsエンジニアのイメージを掴んでください。 ◆DevOpsエンジニアとインフラエンジニアの違い DevOpsエンジニアとインフラエンジニアの違いを端的に言うと、アプリケーションやシステム開発まで携わるかどうかという点です。DevOpsエンジニアとインフラエンジニアのどちらもネットワークやサーバーに関する業務を行いますが、DevOpsエンジニアはそれにプラスして、アプリケーションやシステム開発まで関わります。 つまり、DevOpsエンジニアはインフラエンジニアの先のキャリアだと考えるとイメージしやすいでしょう。そのため、DevOpsエンジニアはインフラエンジニア以上に、知識や経験が求められる職種です。 DevOpsエンジニアが担う役割はズバリ自動化! ここからは、DevOpsエンジニアに求められる役割を解説していきます。先ほど解説したように、DevOpsとは、開発の「高速化」とシステムの「安定運用」実現するために生まれ経考え方ですが、実際にそれを実現するDevOpsエンジニアはどんな役割を求められるのでしょうか? ここからは、DevOpsエンジニアの役割について具体的に説明いたします。 システムを安定運用させるために必須「インフラのコード化」 インフラのコード化とは、コードでインフラ設定を記載しておき、システムやソフトウェアの実行環境や開発環境の構築作業を自動化することです。 インフラ構築における、用意した設計書にしたがってコマンドを打っていくという作業は、規模が大きくなればなるほど非常に手間がかかり、莫大なコストと工数が必要になります。また、人の手で作業を行う場合、どうしてもヒューマンエラーが起こりやすいという問題点もあります。 仮に、インフラ設定を一度コードで記述してしまえば、あとはコード実行するだけでインフラ環境を自動で構築できます。また、同じコードを実行するので、大量のサーバーを構築する際にもヒューマンエラーもなく、同じ環境を作ることができるのです。複数のサーバーで同じ環境を再現できることとで、インフラ設定の差異に起因した問題が起きづらくなります。 システムの「安定運用」を実現させたい、DevOpsエンジニアにとって、インフラ構築時の工数削減とヒューマンエラーをなくすことのできる、「インフラのコード化」は押さえておくべき重要スキルです。 ただし、インフラのコード化を行うためには、インフラ構築のためのスキルが必要で、スキル習得などの学習コストがかかります。さらにインフラエンジニアとしての業務経験が必要となる場合があります。 開発を高速化させる「CI/CDパイプラインの構築」 アプリケーションやシステム開発の「迅速化」を目指すDevOpsエンジニアにとって、CI/CDパイプラインの構築は最重要スキルです。 CI/CDパイプラインとは、CI/CDを実践するために必要な一連のステップを自動化したものです。このCI/CDとは、ソフトウェア開発を高速化するため、ビルドやインテグレート、テストなどを自動化し、すぐに本番環境にリリース可能な状態にする手法のことです。 CI(継続的インテグレーション)とは、コードに変更があると、ビルドからテストまで自動化する手法。 CD(継続的デリバリー)とは、テストを通過したソフトウェアを自動で本番環境にリリースできる状態にする手法。   ◆CI/CDパイプライン つまり、CI/CDパイプラインを構築することで、 ビルド → インテグレート → テスト → リリース → デプロイ の一連のステップを自動化することができます。コードに変更があると、ビルド~テスト~デプロイまでのステップが自動化されるため、開発プロセスのリードタイムを短くすることができます。 このことで、開発側の担当者全員が構築したパイプラインを活用することでソフトウェアのリリースを高速化できます。 CI / CDツールにはオンプレミス型とクラウド型があり、オンプレミス型ではJenkins・Drone、クラウド型ではTravis CI・CircleCIなどがあります。DevOpsエンジニアは、用途に合わせてツールを使い分け、CI/CDパイプラインを構築する必要があります。 管理コストや作業時間の削減につながる「マネージドサービスの知見」 マネージドサービスとは、サーバーの運用管理・保守などの一部をアウトソーシングできるサービスを指します。 サーバーを安定的に運用するためには、ハードウェアの調達から、機器・回線の管理、トラブル対応まで非常に幅広い業務が発生しますが、サーバーの運用管理・保守には専門的な知識を要するため、専門人材が必須でコストや負担が多くかかります。 この負担を抑えられるのが、マネージドサービスです。マネージドサービスを使いこなすことができれば、障害対応やセキュリティ対策といったことに割く人員を減らすことができるので、業務の効率化が図れるため、結果的にシステムの安定運用につながります。 社内にいるエンジニアの全員が、インフラに関する知識が豊富なわけではないので、上手くマネージドサービスを活用して、管理コストや作業時間を削減するというのもDevOpsエンジニアに求められる役割の一つです。 DevOpsエンジニアに求められる役割は、自分で手を動かして作業をするというよりは、開発側や運用側が、より業務を遂行できるための仕組みづくりを担うことです。 2021年版: DevOpsエンジニアになるためのロードマップ ここからは、実際にDevOpsエンジニアになるためには何をすべきかを解説していきます。 なおこちらで記載する内容は、「2021年版: DevOpsエンジニアになるためのRoadmap」の記事を参考にさせていただきました。ぜひこちらの記事もご覧ください。 では早速、DevOpsエンジニアになるためのロードマップを解説していきます。全部で9工程あります。 ◆DevOpsエンジニアになるためのロードマップ 1.プログラミング言語を学ぶ システム開発を行うには、プログラミング言語を習得しておく必要があります。できれば、Java・Python・Rubyのどれか一つは押さえておきましょう。 それぞれの言語の特徴として、Javaは基本的にどんな環境でも使える、Pythonは比較的シンプルで理解しやすい、Rubyは日本発祥のプログラミング言語のため、日本語での情報収集がしやすい、コードがシンプルで読みやすいことから初心者でも始めやすいといったことがあります。 2.OSのさまざまなコンセプトを理解する これは「Operations(運用)」の領域です。従来は、OSやハードウェアに関してはシステム運用管理者やサポート担当者だけが責任を持っていましたが、DevOpsエンジニアは、システムやインフラの両方に関わるため、OSなどの分野の知見も要求されます。 プロセス管理やメモリストレージとファイルシステムなど重要なシステムについては勉強しておく必要があります。 3.サーバー管理を学ぶ サービスを安定的に運用するためには、サーバーを構築してシステムや環境を作る必要があります。 具体的には、アプリケーションやサービスの稼働状況、CPU やメモリなどリソースの使用状況のモニタリングから、システムのアップデートや、改善すべきプログラムの修正、障害発生時の対応などを行う必要があるため、サーバーに関する全般的な知識を身に付けておく必要があります。 4.ネットワークとセキュリティに関して学ぶ 技術の進化によりさまざまなものと繋がれるようになった分、昨今はセキュリティ被害も増加の一途にあります。セキュリティ対策が不十分であれば、顧客情報などの重要データの流出につながるため、ネットワークとセキュリティに関しても学んでおきましょう。 DNS、FTP、SSLなどの、基本的ですが必要不可欠なものについては必ず押さえておきましょう。 5.ミドルウェアを理解しセットアップする方法を学ぶ ミドルウェアとは、コンピューター内のアプリケーションとOSの中間的な処理を行なうソフトウェアのことです。Webサーバーやアプリケーションサーバー、データベース管理サーバーがミドルウェアに該当します。 ◆ミドルウェアについて Webサーバーやアプリケーションサーバーの構造を理解し、さらに立ち上げる(セットアップする)方法を学ぶことで、システムについての理解が深まります。そうすることで、システム運用の効率化やインフラ環境構築の自動化を考えるステップに進んでいくことができます。 6.インフラのコード化を学ぶ インフラのコード化は、先ほど説明した通り、コードでインフラ設定を記載しておき、システムやソフトウェアの実行環境や開発環境の構築作業を自動化することです。 インフラをコード化するメリットとして、「別環境を作る際にまた手動で同じ作業を行う必要がなくなる」「現在のインフラやサーバーの構成を把握することが容易になる」「手順書管理をしなくてもよくなる」というメリットがあります。 7.CI/CDパイプライン構築ツールを学ぶ こちらも先ほど説明した通り、CI/CDとは、ソフトウェア開発を高速化するため、ビルドやインテグレート、テストなどを自動化し、すぐに本番環境にリリース可能な状態にする手法のことです。 CI/CDパイプラインを構築するためのツールは、オープンソースから商用のものまで色々ありますが、CI/CD全てを1つのツールで自動化することは難しく、開発工程に合わせてツールを組み合わせてCI/CDパイプラインを作るのが一般的であるため、複数のツールの使い方を覚える必要があります。 8.ソフトウェアとインフラの監視手法を学ぶ ミドルウェアのセットアップやデプロイメント以外に、ソフトウェアとインフラの監視もDevOpsエンジニアの重要な役割です。 監視とは、具体的に、アプリケーションやネットワーク、サーバー、OS、ミドルウェアの機能に異常や問題がないかを常時確認することです。 監視を行うためのツールはすでに様々なものが提供されているので、DevOpsエンジニアはその中から適切なツールを、会社のニーズに合わせて選択できるようになる必要があります。 9.パブリッククラウドについて学ぶ パブリッククラウドとは、企業や個人など不特定多数のユーザーに対し、インターネットを通じて、サーバーやストレージ、データベース、ソフトウェアなどのクラウドコンピューティング環境を提供するサービスのことを指します。具体的には、AWS(Amazon Web Services)やIBM Cloud、GCP(Google Cloud Platform)などが該当します。 自社でサーバーを保有する必要がないため、昨今、パブリッククラウドの利用が急速に普及しており、すでに多くの会社が、サーバーをクラウド環境に移行しています。DevOpsエンジニアにとってパブリッククラウドに関する基礎知識を学んでおくことは非常に重要です。 有名どころの、AWS、GCPはチェックしておきたいパブリッククラウドです。 以上が、2021年版のDevOpsエンジニアになるためのロードマップです。DevOpsエンジニアはITエンジニアの一種であるため、もちろんプログラミング言語を習得しておく必要がありますが、それだけでなく、さまざまなツールの扱い方やインフラ(特にクラウド)の知識が求められます。 記事冒頭で説明した通り、DevOpsエンジニアは幅広い知識や豊富な経験が必要となるため、アプリケーションエンジニアやインフラエンジニアの先につながる職種といえます。その分目指しがいのある職種なのではないでしょうか? 「DevOps」は仕組み、「アジャイル開発」は開発手法 先ほど紹介したように、「DevOps」とは、「Development」と「Operations」を合わせた造語です。開発側のアプリケーションやシステムを迅速に開発したいという目的と運用側のシステムを安定的に稼働させたいという目的が相反するという背景から、DevOpsという考え方が生まれました。 つまり、開発側は、システムをより良いものにしていくために、一般的には「新機能の追加、既存機能のアップデートをしていこう」という方針をとります。これに対して、運用側は、ユーザーがいつでも安心してサービスを利用できるようにするため、システムや機能にトラブルが発生することをなるべく避け、「安定して稼働しているものは、なるべくそのままの状態にしておく」という方針をとることが多いのです。 この矛盾を解消するために生まれたのが「DevOps」という概念です。 そして「アジャイル開発」とは、「素早い」や「機敏な」という意味があり、具体的には、アプリケーションやシステム開発を行う際、「計画→設計→実装→テスト」という開発工程を短い期間で何度も繰り返す手法です。 作りたいシステムを大まかに決めた後は「計画、設計、実装、テストの反復(イテレーション)」を繰り返し、比較的早期にシステムをリリースします。システムのリリース後は、ユーザーやクライアントからのフィードバックをもとに、システムの改良を繰り返して行う流れであり、臨機応変・柔軟にシステムを作っていけることがメリットです。 このアジャイル開発は、「ウォーターフォール開発」と対をなす開発手法です。ウォーターフォール開発は、「設計→開発→実装→テスト」という開発工程を、各工程に分けて段階的に開発していく手法です。ウォーターフォール開発の大まかな手順は、システムに搭載する機能や細かな仕様をすべて決めてから開発がスタートし、その後、1つひとつの工程をしっかりと完了させながら行う、というものです。「前の工程には戻らないこと」を前提に開発が進行するので、すべての工程が完了した後に、晴れてシステムやソフトウェアがリリースされる仕組みです。以前までは多くの企業がこの手法で開発を行っていました。 しかし、システムやアプリケーションをリリースした際に、リリース後に改善点を発見したり、ユーザーからもっとこうしてほしいというフィードバックを受けることは日常茶飯事であり、ウォーターフォール開発で時間をかけて開発を行っても、後々、改修作業はどうしても発生します。 このことから、「計画→設計→実装→テスト」を短期間で何度も繰り返すアジャイル開発は、ユーザーニーズに対応しやすいという観点から、この開発手法を取り入れる企業が増えています。そしてアジャイル開発は、開発スピード向上とサービスの安定運用の両方を実現する「DevOps」と非常に相性がいいです。 アジャイル開発を取り入れることで、DevOpsエンジニアは、「開発スピード向上」させつつ、開発側と運用側が協力できる仕組みを作り「サービスの安定運用」を実現することができるため、現在需要が高くなっているのです。 ◆アジャイル開発とウォーターフォール開発の違い 出典:アジャイルとDevOpsの品質保証と信頼性 ちなみに、DevOpsはという言葉が使われるようになったのは、2009年に開催されたオライリー社主催の「O’Reilly Velocity 09」というカンファレンスです。 このカンファレンスに登壇した、当時写真共有サービスFlickrのエンジニアであるJohn Allspaw氏とPaul Hammond氏が発表したプレゼンテーション「10 Deploys a Day:Dev and Ops Cooperation at Flickr」の中で、DevOpsが使用されていました。 このプレゼンテーションの内容は、「開発側と運用側が共通の目的に向かって協力することで、1日に10回以上デプロイするような高速な開発を実現できる」というものでした。 (※デプロイとは、簡単に説明するとプログラムを使える状態にすることです。) ITの進展やDX推進により、ますます需要が高まるDevOpsエンジニア DevOpsエンジニアは現在需要がどんどん高まっている業種です。 理由としては、ITの進展やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進とともにシステムなどの開発における開発期間の短縮、変更等への柔軟な対応が求められる傾向が強まっているからです。 先ほども解説しましたが、現在はサービスをリリースした後も、ユーザーからのフィードバックを受けながらサービスをより良くしていくことが求められる時代であるため、開発だけでなく改善スピードも「高速化」しつつ運用の「安定化」に貢献できるDevOpsエンジニアの需要は高まっています。 こちらの「日立製作所に聞く、大規模開発におけるDevOpsやDevSecOpsの現在地」の記事よると、日立製作所でもDevOpsという考え方が取り入れられることもあるようです。 記事によると、DevOpsが注目されている背景として、日本でも多くの企業や組織が取り組み始めたDXがあるとされています。一般的にDXは新規ビジネスが主目的であり、新しいものを作るためにビジネスモデルが明確でなく、システムの仕様も固定的ではありません。 そのため、開発後リリースしてからも、浮き彫りになった課題点を改善していき、安定した運用を行う必要があるため、DevOpsという考え方が採用されています。このように昨今では、大手企業・中小ベンチャー企業を問わず、DevOpsという考え方は注目され始めています。 今後は、AWSやGCPといったパブリッククラウドの需要も伸びていることからも、そういった分野に精通しつつ、開発側にも関わることのできるDevOpsエンジニアはより一層されることが予測されます。 まとめ この記事では、DevOpsエンジニアについて解説してきました。幅広い知識に精通しているかつ、豊富な経験が求められることから、DevOpsエンジニアになるための道のりは険しいです。 DevOpsエンジニアになるための方法に正解はありません。しかし、ITエンジニア未経験者がDevOpsエンジニアを目指すのであれば、インフラエンジニアやWEBアプリケーションエンジニアで経験を積んだ後にステップアップするというのが、比較的なりやすい方法でしょう。 弊社ではITエンジニアのための転職エージェントサービス「GTalent(ジータレント)」、エンジニアが企業と直接繋がることができるスカウト・求人情報サイト「GitTap」を提供しています。日本で働く外国人ITエンジニア、グローバルな環境を求める日本人ITエンジニアの方のために、さまざまな採用案件を取り扱っていますので、ぜひ「G Talent」「GitTap」のサービスページもご覧ください。 外国人ITエンジニアの転職・求人なら G Talent(ジータレント) 外国籍ITエンジニアに特化した採用プラットフォーム GitTap(ギットタップ)

その他

ITエンジニアの採用に欠かせない「カジュアル面談」とは?

ITエンジニア不足が深刻化する中、売り手市場が続いています。ITエンジニアの求人倍率は、2019年12月時点では4.7倍。新型コロナウイルスの流行により、2020年には2.5倍前後に低下したものの、2021年6月には3.1倍と再び上昇しています。ITエンジニアの採用が難しくなる中、SNSやダイレクトリクルーティングなどをはじめとした、企業からアプローチする採用方法が増えています。従来の「待ち」の採用では、候補者を集めにくくなっているためです。企業からアプローチする採用方法の中でも、注目を集めているのがカジュアル面談です。ITエンジニアと接触するまでのハードルが低く、候補者を集めやすいのが特徴です。しかし「本当に採用につながるのか」「進め方がわからない」など、疑問を抱える採用担当者様が多いのではないでしょうか。本記事ではカジュアル面談の基礎知識から具体的な進め方、成功のポイントをご紹介します。参照:【2021年8月】ITエンジニア採用のための最新動向情報!新規求人倍率・転職者の応募状況 (https://topics.type.jp/type-engineer/engineer-job-market-trend/2021-08/)「カジュアル面談」とは?カジュアル面談とは採用担当者とITエンジニアが気軽に参加できる、必ずしも選考を前提としない面談です。カジュアル面談が広まった背景には、ITエンジニアの採用難があります。激しい人材獲得競争の中採用を成功させるには、従来の採用方法だけでは十分ではありません。企業から人材にアプローチする「攻め」の採用方法を取り入れる必要があります。具体的な方法として、SNS採用・ダイレクトリクルーティング・リファラル採用・カジュアル面談などがあります。特にカジュアル面談は「応募まで至らないエンジニア」と接触できたり、職種にとらわれない採用ができるので、候補者を集めやすいのが特徴です。カジュアル面談で注意すること就職意欲が低いITエンジニアに面接同様の質問をすると、「面談なのに選考された」とマイナスな印象を抱かせてしまいます。カジュアル面談に参加するITエンジニアの多くは、社員と話して企業・仕事に関する情報を収集したいと考えています。一方的に質問をするのではなく、会話を通して情報を聞き出すのが重要です。またITエンジニアごとに異なる、参加目的にも留意しましょう。例えば外国籍ITエンジニアには、採用に進むためのネットワークづくり、OB・OG訪問としてカジュアル面談に参加する方が多くなっています。就職意欲が高いITエンジニアならその場で採用したり、特別な選考フローに案内した方が、少ない工数で確実に採用できます。各ITエンジニアに合わせた柔軟な対応が、カジュアル面談では重要です。参考:Background Information About Informational Interviews (https://www.livecareer.com/resources/interviews/prep/information-background)ITエンジニアのカジュアル面談の進め方&ポイント  ここでは準備から面談の流れ、カジュアル面談の成功ポイントを解説します。準備カジュアル面談を成功させるには、ITエンジニアのニーズに合わせた柔軟な対応が欠かせません。まずはカジュアル面談の目的を明確にし、ITエンジニアのニーズを理解することからはじめましょう。1. 目的を明確にする「応募に至っていないITエンジニアに接触する」「カルチャーフィットを見極める」など、カジュアル面談の目的を明確にしましょう。具体的に決めておけば募集がスムーズです。 例)応募に至っていないwebエンジニアを採用するために、SNSの求人投稿に「いいね」したエンジニアの中で、3年以上の経験がある人材とカジュアル面談をする 2. 募集する 求人広告・公式HPなどの応募用フォームや採用プラットフォーム、SNSなど自社に合ったチャネルを選びましょう。 最近は、カジュアル面談機能をそなえた採用プラットフォームが増えています。従来の方法と組み合わせてカジュアル面談を取り入れられ、効果的に採用を進められます。 なかでもGitTapは、外国籍ITエンジニアに特化した採用プラットフォームです。求人広告はもちろん、カジュアル面談・スカウト機能がそろっています。スキル・日本語力が共に高いエンジニアが多数登録しており、即戦力エンジニアを採用したい企業に適しています。サービスの詳細は、下記よりご確認ください。 GitTapを詳しく見る 資料請求はこちら 3. 計画する アポがとれたら、まずはITエンジニアの経歴や希望職種を調べます。やり取りする機会があれば、カジュアル面談で知りたいことを聞いておくのも効果的です。 次にプロフィールを元に「誰と」「どこで」「いつ」面談するかを決定します。特にポイントとなるのが、「誰と」面談するかです。ITエンジニアは面談する相手との会話を通して、業務内容はもちろん、 どんな人と働くのか 社員がどんな志をもって仕事をしているか どんなキャリア設計が可能か を判断します。 人格・スキル共に優れた人物に同席してもらいましょう。ITエンジニアは、専門性が高い職種です。ITエンジニアからの質問に十分に回答できる、現場のエンジニアに面談してもらうのがよいでしょう。 次に、面談で聞きたい質問をリストアップしておきます。カジュアル面談では、質問の仕方をITエンジニアに合わせて調整します。すでに応募があったITエンジニアと面談をするなら、志望理由・経歴などを聞いてもOKです。「応募の前に一度会ってみたい」と考えているITエンジニアには、会話を通した魅力付けを優先しましょう。 質問例:働き方・志望理由を知りたい今の仕事のどんなところが好きですか。弊社にご興味をもっていただいたきっかけは何ですか。あなたにとって優秀なITエンジニアとは、どんな人物ですか?どんな人と働いてみたいですか。最近学んだ言語はありますか? 質問例:経歴・実績を知りたい 今どんな仕事をされていますか。 これまで印象に残っているプロジェクトは何ですか。 5年後はどんな仕事をしていたいですか? ○○(プロダクト名)をより良くするには、何が必要でしょうか。 面談をする 次に、面談の進め方をステップごとに解説します。各セッションの順番や時間は、ITエンジニアに合わせて適宜調整しましょう。 アイスブレーク まずは自己紹介からはじめます。会話を通して相手の緊張を解くのが大切です。また「面接ではないのでリラックスして話してほしい」など、面談の方向性を伝えましょう。面談に参加したきっかけや転職・就職活動の状況を聞いておくと、効果的な面談を行えます。 会社説明 ITエンジニアに合わせて会社説明をします。基本的にカジュアル面談では、採用担当者の発話が全体の6割~7割となるのが理想です。 しかし外国籍ITエンジニアをはじめ、積極的な対話・逆質問から情報を得たいITエンジニアには、解説が多くなりすぎると逆効果です。ITエンジニアに合わせて、発話の割合を5:5程度に調整しましょう。この場合魅力付けで重要になるのは、質問への回答や社員の人的魅力です。 逆質問&質問 ITエンジニアによっては、カジュアル面談に際して多くの逆質問を用意しています。こちらからの質問だけでなく、質問の回答も十分に準備しておきましょう。 ITエンジニアからの逆質問例 現在はどんな仕事をされていますか? 開発環境について教えてください 自分の仕事で誇りに思うことは何ですか? このポジションに就くなら、知っておくべきトレンド・課題は何ですか? どんなキャリアプランを描いていますか? このポジションに就きたいITエンジニアに、どんなアドバイスをしますか? 最も重要なスキルは何ですか? これまでのキャリアについて教えてください。 もしこれまでのキャリアで何かやり直せるとすれば、何をしますか? クロージング採用したいITエンジニアには、選考ステップをできるだけ早く案内しましょう。面談を終えるときに「ぜひ正式な選考に進んでいただきたいと思いました。いかがでしょうか?」など、声をかけておくのが理想です。メールで連絡する場合は、できるだけ当日中に送りましょう。双方の意向によってその場で採用を決めたり、特別な選考フローに案内することも可能です。また「今すぐは採用できない」「ITエンジニアの転職意向が高くない」場合は、今後も連絡を取りたい旨を伝えましょう。ITエンジニアの採用に欠かせない「カジュアル面談」とは?まとめ ITエンジニアの採用難が続く中、候補者を集めるには企業からアプローチする「攻め」の採用が欠かせません。カジュアル面談はITエンジニアとのタッチポイントを作りやすく、応募が集まらず悩んでいる企業に適しています。 カジュアル面談を成功させるポイントは、ITエンジニアのニーズ理解と柔軟な対応です。ITエンジニアの参加目的に合わせて、面談する社員や質問への回答など、念入りに準備をしましょう。 また採用担当者の負担を抑えてカジュアル面談を導入するには、採用プラットフォームが便利です。求人掲載・カジュアル面談・スカウトなどを組み合わせ、効果的な採用ができます。 GitTapは、ハイスキル外国籍ITエンジニアに特化した採用プラットフォームです。「Let’s talk」ボタンをITエンジニアのプロフィール画面で押すだけで、簡単にカジュアル面談を設定できます。さらに求人広告掲載・スカウト機能もそろっています。完全成果報酬型で、無料でご利用いただけます。今後のITエンジニア採用をスムーズに進めるために、新しいエンジニア採用をはじめてみませんか。 サービスの詳細は、下記よりご覧ください。 GitTapの詳細を見る