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社会保険・福利厚生

外国人が日本企業で受けられる健康診断とは?

日本特有の福利厚生とも言われている「健康診断」。外国人ITエンジニアからすると、どんな検査を行うか不安になるはずです。そこで、健康診断の内容を詳しく解説し、日本の素晴らしい福利厚生(健康診断)をご紹介していきます。すべての外国人労働者に関わる日本の健康診断事情年々、深刻な人手不足が進行している日本。外国人労働者の受け入れを積極的に行う企業も増えています。外国人労働者を採用する際には、継続的な就労が可能であることを証明するために、健康診断の実施と健康診断書の提出が必要とされています。これは、日本の安全衛生法が適用されるためであり、企業側が労働者の健康を確保するという責任のもと実施しています。そのため、外国人労働者の方たちは母国と日本の文化や法律の違いを把握し、健康診断に対する知識を高める必要があります。会社が健康診断を行う目的と義務日本企業では当たり前のように実施されている健康診断。日本人でも外国人でも関係なくすべての従業員が診断を受ける必要がある目的や義務についてご説明します。健康診断を行う目的企業が従業員に対して健康診断を行う目的は、生活習慣病などの病気を早期に発見して治療することや、病気を未然に予防するため。また、健康診断を定期的に実施することにより、日常生活の中で自覚していない症状や、今後発症するリスクのある病気を発見できる可能性があります。企業が健全な経営を行うためにも、従業員の健康維持は最重要テーマのひとつといえるでしょう。健康診断を行う義務労働安全衛生法により、企業は健康診断を実施する義務があります。人材を雇用して利益を上げているため、従業員の健康や身体の安全を管理する「使用者責任」のもと、労働環境に配慮しなければなりません。近年、働き方改革により過度な残業などは減少していますが、健康を損なうような過酷な業務や長時間労働をさせた結果、従業員が病気や事故に陥ってしまうと、企業側は安全配慮義務を怠ったとして責任を負うことになる。つまり、従業員の健康を守ることが、企業を守ることに繋がるのです。会社が実施する健康診断の内容労働安全衛生法第66条に基づき、事業者(企業)は従業員に対して定められた健康診断を実施する義務がありますが、具体的にどのような診断内容があるのでしょうか。ここからは、健康診断の種類や費用などについて解説していきます。健康診断の種類健康診断には大きく分けて「一般健康診断」と「特殊健康診断」があります。・一般健康診断常時使用する労働者を対象にした、すべての企業と職種に実施が義務付けられている健康診断。雇入れ時健康診断や毎年1回行う定期健康診断をはじめ、6カ月以上の海外派遣労働者が対象となる健康診断、給食従業員の検便などがあります。・特殊健康診断労働安全衛生法で定められている有害業務に従事する労働者を対象にした健康診断。対象となるのは、「高気圧業務」「放射線業務」「特定化学物質業務」「石綿業務」「鉛業務」「四アルキル鉛業務」「有機溶剤業務」の7つの業務になります。健康診断の費用負担は誰?厚生労働省の通達によれば、健康診断の費用は法律で事業者に実施の義務を課している以上、事業者が負担すべきものであるとされています。そのため、日本企業では会社負担で健康診断を受診することが一般的であり、健康診断を受けるためにかかった交通費も含まれます。そのため、診断に関わる従業員の費用負担はありません。健康診断の時間の目安病院までの移動時間や待ち時間、検査時間をすべて含めた場合、企業・病院ごとによって健康診断の所要時間は異なります。それらを踏まえた上で、平均的な目安としては最大で半日、診断がスムーズにいけば1時間程度。ただし、病院の混雑状況や女性の場合や検査項目の数によって、診断時間が長引くケースがあるので、余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう。「雇入れ時健康診断」の詳細雇入れ時健康診断とは、企業に入社する際に実施される健康診断のこと。労働安全衛生規則第43条の「事業者は、常時使用する労働者を雇い入れるときは、当該労働者に対し、医師による健康診断を行わなければならない。」という内容に基づき、企業側の義務として定められています。外国人の技能実習生の場合は、配属される前後3ヶ月以内に健康診断の実施が必要であり、母国で健康診断を行っていたとしても日本国内の医療機関で実施しなければなりません。本来は企業への配属後に健康診断が実施されますが、配属前であっても研修センターなどで健康診断を実施することが可能です。「定期健康診断」の詳細定期健康診断とは、企業側が1年以内に1回の頻度で定期的に実施する健康診断のこと。対象となるのは、正社員をはじめアルバイトやパートなどを含む1年以上継続勤務している方、または継続勤務が見込まれる方となります。さらに、1週間の所定労働時間が正社員の4分の3以上の方も対象となります。外国人の技能実習生の場合は、雇入れ時健康診断が実施されてから1年以内に再度健康診断の実施が必要とされているので注意が必要。定期健康診断は、労働者側にも受診する義務があるため、受診を拒否すると就業規則などの定めにより懲戒処分の対象になります。最低限実施が必要な検査11項目「雇入れ時健康診断」と「定期健康診断」は、共に最低限実施しなければならない検査項目があります。その労働安全衛生規則(43条)で定められた11項目は次の通りです。・既往歴及び業務歴の調査・自覚症状及び他覚症状の有無の検査・身長、体重、腹囲、視力、聴力の検査・胸部エックス線検査・血圧測定・貧血検査(血色素量及び赤血球数)・肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)・血中脂質検査(LDLコレステロール,HDLコレステロール、血清トリグリセライド)・血糖検査・尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無の検査)・心電図検査転職しても健康的に働こう母国から離れ、ただでさえ異文化ストレスを感じやすい外国人労働者にとって、健康維持はとても重要です。これまで培ってきた知識やスキルをフルに発揮するためにも、日本企業が必ず実施する健康診断をセルフメディケーションの一環と捉えて、転職後の健康的なワークスタイルを築いていきましょう。新入社員の健康管理も大切にする日本だから転職も安心働き方改革の推進により、今まで以上に従業員の労働環境が改善されつつある日本。その中で、法律により定められた健康診断の実施は、従業員の健康管理を重要視する企業を育むことにも繋がっています。また、先進国の中でも日本は医療技術が進んでおり、健康診断を受診することによって病気の早期発見や生活習慣に関する指導を受けられます。企業負担で実施される定期的な健康診断をしっかりと受診することは、病気で働けなくなるリスクを軽減すると共に「安心」を得ることができるのです。まとめ国籍問わず、従業員が健康であり続けるために企業側が実施する健康診断。海外では日本のような法律がなく、任意や自己負担で検診を行っている国もあるため、日本の保険制度は充実しているといえます。ダイバーシティにより、労働者を取り巻く環境が今後も大きく変化していく中で、ストレスによる病気や脳・心臓疾患などのリスクが増える可能性は大いにあります。日本企業での就職を考えている外国の方たちにおいても、定期的に企業が実施する日本の健康診断は、自身の健康状態を把握しながら本来の能力を発揮し続けるために役立つことでしょう。

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日本企業のWEBアプリケーション開発手法~海外比較~

近年、日本企業ではWEBアプリケーションを開発する際、スクラム開発を含むアジャイル開発が多く見受けられるようになりました。外国人ITエンジニアの転職エージェントでもあるGTalentにおいても、クライアント企業から依頼がある求人にスクラム開発経験者の要件が増えてきております。今回の記事では、実際に「どのくらいアジャイル型開発が日本で普及されているのか?」、「海外と比べてどの手法が主に使われているのか?」など、海外と比較した日本のアジャイル開発の普及状況を説明したいと思います。ITエンジニアで転職をお考えの方で日本企業の開発手法のトレンドを確認したい方やスクラム開発の日本における使用状況などを知りたい方、ぜひご参考にしてみて下さい。WEBアプリケーション開発手法まずは、現在日本のシステム開発現場で主に使用されている開発手法に関してご説明したいと思います。ウォータフォール型開発ウォーターフォール型開発は、エンジニアの間で一番古くから用いられている開発手法の一つです。アプリケーションに追加される機能全てを以下のような流れで段階1つずつ確認しながら次の工程に進む手法であります。企画 ⇒ 設計 ⇒ 実装 ⇒ テスト ⇒ 納品このようにシステムを1つ作る時に工程で全て分けられているため、修正などが必要な場合には後戻りができないのが最大な特徴であると言えます。この特徴により、スピードよりも、最初からクオリティーが求められるような場合に用いられることが多いです。例えば、業務システムや大規模サービスなど大掛かりなシステム開発で仕様が完璧に決められており、途中で変更する可能性が低いプロダクトや、予算や納期などが定まっていて変更できないプロジェクトなどに使われるケースが多いです。アジャイル型開発ウォーターフォール型とは違い、アジャイル型開発は柔軟な開発方法です。この方法では、プロダクトをできるだけはやくリリースし、そこからどんどん改修を行なっていくことを目的にしています。参照画像:VES(株式会社ヴェス)コラム「アジャイル型開発の重要性とは」アジャイル型では、仕様をある程度決定したら、その後の要件変更や改修を見越して、ビジネスのニーズに合わせて、上記のプロセスを数回繰り返すことによって商品を完成させていくことが最大の特徴であります。スクラム型開発スクラム型開発はアジャイル開発の中でも一番有名な開発手法であり、スクラム開発=アジャイル開発となっているのが日本の企業では一般的です。スクラム型開発はアプリケーション開発で「無駄」をなくすために提案されたアジャイル型開発の一つのフレームワークになります。スクラム型開発の要素スクラム型開発の主な流れを以下に簡潔にまとめてみました。プロダクトの優先順位を決めその順番に従って開発を進める固定の期間(1~4週間、「スプリント」と呼ばれる)で開発を区切り、プランニングを行うデイリーで開発メンバーでタスク管理を行い、スプリント単位でステークスホルダーへレビューを行う①~③を繰り返し、その都度ステークスホルダーに確認・修正点を明確化する納品先ほど述べたように、アプリケーション開発の「無駄」をなくすために用いられている開発方法ですので、プロダクトの終了期間が読みにくいことが特徴であります。日本と海外の開発手法の状況IT関連のシステム開発では全世界で同じ手段が使われていると思っている方が多いかもしれません。日本で使われている開発手法が海外では異なったり、もちろん海外の手法が日本より遅れているケースも少なくありません。これからは、日本と海外におけるアプリケーション開発の手法で何が主流になっているかを述べていきたいと思っています。日本の開発手法ガートナージャパンが行った調査では、日本企業の43%はアプリケーション開発でウォーターフォール型の開発手法を用いられています。この理由としては、日本企業が結果だけにフォーカスするだけではなくて、過程も重視するため、アジャイル型よりウォーターフォール型の方が期間や予算を把握しやすいため選ばれていると思います。ただし、多い人数のエンジニアを確保して作業を行うため、現在ITエンジニアが不足している日本においては、ウォーターフォール型の開発手法を見直す大企業も増えてきています。参照:ガートナー / アプリケーション開発に関する調査海外の開発手法ビジネス向けのカスタムソフトウェア開発を行っているLvivityによると、海外では日本と異なって主流となっているのはビジネスサイドの要望に柔軟に対応できるアジャイル型開発となっています。アジャイル型の中で最も使われいるフレームワークは、顧客や社内のビジネスサイドとチームを組んで定期的なフィードバックを頂くスクラム型開発であります。米国などでは自社内で開発を行っているケースが多いためソフトウエアの変更がしやすい方法が選ばれていると思われます。参照:Lvivity / Software Development Methodologies写真:情報処理推進機構 / 非ウォーターフォール型開発の普及要因の調査まとめ現在、日本と海外で主な開発方法は違いますが、日本でアジャイル型を用いられている企業が年々増加しています。その傾向を考えると、エンジニアとしてキャリアを構築するためには、スクラム型の開発手法を経験しておくことが重要になると考えられます。日本でアプリケーションエンジニアやIT関係への就職・転職を検討される外国人の方がいらっしゃいましたら、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会G Talent (ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で就職活動をサポートいたします。

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オンライン日本語学習!人気サービスのメリット・デメリット

「日本の文化に興味がある」、「自身のキャリアのために日本の企業で働いてみたい」、「日常会話の日本語は全く困らないがビジネス的な日本語には自信がない」、などなど、日本語を勉強しようと思っている方は多くいらっしゃると思います。この記事では、最近増えてきたオンライン日本語学習サービスに関して、そのメリットやデメリット、おすすめのオンライン日本語サービスを紹介していきたいと思います。オンライン学習サービスのメリット・デメリット近年、日本で働く外国人や留学生が増えたことにより、オンライン学習サービスを提供している企業が徐々に増加しています。まずは、オンラインで学習する上での様々なメリットやデメリットをご案内したいと思います。メリット以下にオンライン学習サービスの主な4つのメリットについて説明していきたいと思います。授業料が安い基本的にマンツーマンレッスン講師を自分で選択可能時間の自由度授業料が安い実物の学校はないため、運営側のコストが安く、生徒に安い授業料で学習サービスを提供できます。日本にある語学学校は授業料が高いため、安い授業料で勉強をしたい方にはオススメです。基本的にマンツーマンレッスン新しい言語を習得するコツとして「話してみる」ことが結構重要ではあります。グループや団体での学習の場合ではレッスンの時間やそのグループの人数にもよりますが、発言できるケースがマンツーマンの場合と大きく違ってきます。レッスン中に講師を独占し、多く発言することによってグループレッソンより短期間で効率よくレベルアップすることができるのはマンツーマンのメリットです。講師を自分で選択可能日本語学校や日本語スクールでは、一般的に自身の語学レベルに基づいて講師を割り当てられます。レベルに基づいているとは言え、必ず講師と相性が合うとは限りません。これは、語学スクールに通えなくなったり、勉強に対する意欲が低下したりする原因の一つになることもあります。マンツーマンの学習ではこの「トラブル」を無くすことができます。オンライン語学サービスでは、基本的に講師の、顔写真、性格、キャリア、学習方法、などが講師のプロフィールに含まれております。受講者が興味を持った講師とレッスンを受けることができます、万が一、相性が合わなかった場合には次のレッスンの際には他の講師を選べることができるのはまたオンラインサービスの魅力の一つです。時間の自由度日本語を勉強したいけど語学スクールへ通う時間がない、せっかく覚えた日本語を練習したいけど会社に勤めてるため語スクールに通えない、などの語学スクールに通えない理由が他にも多数あると思います。日本語をオンラインで学習することによって、早朝から深夜までの時間帯でも予約できることができます。つまり、学校へ行く前や会社帰りでも日本語のレッスンを受けることができます。デメリットもう一方では、オンライン学習サービスの主な3つのデメリットについて説明をさせていただきます。所属講師の質対面の会話ではない持続の難しさ所属講師の質オンライン学習サービスを提供している企業の中では採用率の低さなどをアピールしますが、実際にプロの意識をもって指導してくださる講師もいれば、残念ながらそうでない講師も少なからず存在するかもしれません。サービスを提供する側がもちろんこのような現象が起きないように改善すべきではありますが、オンラインであるからこそ、このような講師にあたってしまった場合には他の講師を予約すれば大丈夫です。対面の会話ではないオンラインでの日本語学習の懸念点は、「対面での会話とは違う」と言われています。相手を目の前にすることで味わえる雰囲気がやはり画面越しの講師と話すのと話すときの雰囲気は違います。情報をインプットできる場とアウトプットの練習ができる場であるオンライン学習で多くの情報を吸収して、対面での会話の時に自分自身が思うように物事を伝えられるようにするのが理想かと思います。持続の難しさ好きな時間で予約できるなどのポジティブな面もありますが、これも受講者が続ける意欲を沸かない原因の一つでもあります。一般的な語学スクールでは曜日や時間が定まっているため、自分でアクティブに学習ができないタイプの方でも、強制的にでも持続することが可能です。オンラインのサービスの場合、フレキシビリティがある分、ご自身でモチベーションを維持しながら学習をすることが求められます。オンライン日本語学習サービスを選ぶ基準コンテンツの充実さ講師やレッスン方法だけではなく、それら以外のコンテンツで何を提供してくれているかを確認するようにしましょう。例えば下記で記載しているZIPAN / 高品質ビジネス日本語は日本語学習の他にもビジネスマン向けの面接対策やビジネスコミュニケーション、日本語のメールや資料のチェックなどのサービスも提供しています。講師の数オンライン学習をやる上では自分で受講時間とその講師を予約しなければなりません。手間がかかるものではありますが、その他に講師の予約がいっぱいで予約が中々取れないっていうケースがよく見られます。そのため、オンライン日本語学習サービスを選ぶ際には、予約が取れやすい講師の数が少なすぎないようなサービスにしましょう。おすすめオンライン日本語学習サービスここでは、おすすめのオンライン日本語学習サービスを紹介していきたいと思っています。是非、ご参考にしてみて下さい。Zipan  オンラインで学ぶ 「高品質」ビジネス日本語 | Zipanオンラインで学ぶ 「高品質」ビジネス日本語 | Zipanhttps://www.zipan.jp日本で働きたい世界中の人たちが、日本のビジネスで活躍できるようにZipanは、ビジネス経験豊富なトレーナーのサポートを受けながら、ビジネスプロセスや文化を学べるオンライン日本語会話スクールです。オンラインで学ぶ「高品質」日本語ならZipan  ビジネス特化オンライン英会話No.1のビズメイツが提供するオンライン日本語学習サービスです。オンラインで学ぶ「高品質」日本語というキャッチコピー通り、トレーナー全員がビジネスパーソンである特徴を持ち、日本の職場で話す丁寧な日本語からビジネスマナー、効果的なコミュニケーション、日本のビジネスプロセスや文化を学べるオンライン日本語会話スクールです。その方の日本語レベルに応じて授業が用意され、ビジネスでも使える日本語を学ぶ場合には、オススメのサービスになります。J-OS  new-hp 2 pocketsオンライン日本語学校 | ジャパンオンラインスクール | 法人・企業用トップページhttps://www.jos-corp.com外国人社員への日本語研修はオンライン日本語学校ジャパンオンラインスクールへ。WBSや日経産業新聞でも紹介され、外国人スタッフの内定者研修、入社前研修、ビジネス日本語研修など、上場企業での導入実績も多数。お問い合わせ、見積依頼はお気軽にどうぞ。TEL045-550-3199  外国人向けのオンライン日本語学習サービスでありながら企業向けの日本語研修などのサービスも提供しているオンライン日本語会話スクールです。多くの日本企業でも外国人従業員向けに使われており、JLPTなどの日本語資格試験にも対応できるコースが用意されています。Japaneasy  jpnsy.com日本語学習オンラインレッスン | Japaneasy(ジャパニージー)https://jpnsy.com/jp/index.htmlJapaneasy(ジャパニージー)は、世界中で活躍する日本語教師が教えるオンラインの日本語学習プログラムです。豊富な経験を有する日本語教師がマンツーマンの日本語レッスンを提供します。ビジネス日本語、日本語能力試験(JLPT)、日本語でのコミュニケーション能力の向上等をサポートします。お気軽にお問い合わせください!  キッズから大人向けまでのコンテンツを持つオンライン日本語会話スクールです。また、就職活動やビジネス面での日本語のサポートも充実しているサービスとなります。まとめ今回ご紹介させていただいたオンライン日本語学習サービス以外にも、対面形式の日本語学校など多数のスクールが存在します。日本語をオンラインで学ぶことによってメリットもデメリットもありますが、大切なことはこれらのメリットを最大限に活かすことです。自分が目指している日本語のレベルや日本語を自身のキャリアにどう影響させたいかを改めて考え、相応しい日本語会話スクールに出会うことを心より祈っております。また、これらから日本語をビジネスで使って仕事をしたいという方で、IT関連の仕事で働く機会をお探しの場合、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会G Talent (ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で就職活動をサポートいたします。

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日本に留学する理由やメリット、人気の大学を解説

近年、日本に留学をする外国人の学生がますます増加しています。この記事では、現在日本の大学へ留学を考えている外国人学生に向けて、日本の大学に留学する理由やメリット、日本のどの大学に留学生が多いのかを説明していきたいと思います。※英語でこの記事をご覧になりたい方はこちら(English Here!)。なぜ日本に留学?多くの国の中で、なぜ日本を留学先に選ぶのか。まずは、日本が留学先に選ばれるいくつかの理由をあげたいと思います。高い教育水準日系企業でのキャリアップ学生の金銭的なサポート高い教育水準どこの国も教育に力を入れていますが、OECDが進めているPISA(Programme for International Student Assessment)と呼ばれる国際的な学習到達度に関する調査によりますと、日本は上位10位以内に保っているため、一部の国を除いて、世界的にも教育水準が高い国と言えるでしょう。つまり、日本語という語学以外でも、日本で勉強するメリットは大きいと言えます。参照:国立教育政策研究所/2018年調査の結果日本語を学びながらキャリアップ日本企業の中でグローバル化が進んでいることによって、多くの日本企業が世界中に拠点を持っており、特に中華圏や東南アジアなどのアジア圏に子会社を持つ企業が多くあります。留学生が、日本で習得をした日本語スキルを活かすことによって、母国の日系企業に入社をすると、語学スキルがない学生よりも、高いポジションや待遇を得られる期待ができます。また、そのまま日本に残って、日本企業に働くことで、先端技術を習得したり、母国よりも高い給与を得られる可能性もあります。学生の金銭的なサポートそもそも大学などの学費はどの国でも安いものではありません。しかも、日本の大学で勉強するということは海外留学をすることであり、母国で大学に通うよりも、とても高価なものではないかと思っている方は多いのではないでしょうか。現在、日本政府や日本の大学は、積極的に留学生を受け入れているため様々な奨学金を設けています。日本学生支援機構のホームページに奨学金の内容が細かく記載されていますのでご興味のある方、是非参考にしてみて下さい(日本学生支援機構 / 奨学金)。もしかしたら、奨学金を得ることにより、母国よりも安く大学に通える可能性があります。奨学金の内容は、大学によって異なる場合もありますので、気になる大学のホームページで確認することをお勧めします。留学生が多い国立大学2018年5月1日現在の日本学生支援機構のデータによりますと国立大学の中で留学生が多い大学は以下に記載しているものになります。 学校名留学生数東京大学3,853人大阪大学2,480人筑波大学2,457人京都大学2,387人九州大学2,313人北海道大学2,101人東北大学2,087人名古屋大学1,981人東京工業大学1,689人広島大学1,659人参照:日本学生支援機構/外国人留学生受入数の多い大学留学生が多い私立大学2018年5月1日現在、私立大学の中で留学生が多い大学は以下の通りとなります。 学校名留学生数早稲田大学5,412人東京福祉大学5,133人日本経済大学3,348人立命館アジア太平洋大学2,867人立命館大学2,446人慶應義塾大学1,908人明治大学1,506人同志社大学1,397人上智大学1,395人東洋大学1,375人日本大学1,277人日本ウェルネススポーツ大学1,275人城西国際大学1,210人拓殖大学1,067人関西大学1,060人参照:日本学生支援機構/外国人留学生受入数の多い大学まとめ日本に留学を考えている方は、今回の記事を参考に、ぜひご自身で色々と調べ、自分に合う大学を見つけましょう。日本に留学することで、ご自身が望むキャリアを構築されることを心よりお祈りしております。また、日本に留学をし、そのまま日本でIT関連の仕事に就職したいという方は、是非、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会G Talent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で就職活動をサポートいたします。

その他

日本のIT市場規模2019年版・世界と比較した日本の現状

グローバルIT人材の転職エージェントGTalentが日本のIT業界の市場規模などを各種データからまとめました。世界と比較した日本のIT業界の市場規模やIT技術者数、今後3年間で成長するIT分野など、2019年6月時点でわかっている情報やデータを元にまとめられたものなので、今後日本のIT業界に就職・転職を希望する方は是非ご参考にされてみてください。※こちらの記事を英語でご覧になりたい方は、こちら(English Here!)になります。日本のIT業界の市場規模まずは日本のIT業界の市場規模と今後3年間でIT投資が拡大する分野を見ていきたいと思います。国内民間企業のIT市場規模(ハード・ソフト・サービス含む)は、2018年度が前年度比2.8%増の12兆4,930億円と推計した。今後は、2019年度が前年度比3.4%増の12兆9,180億円、2020年度は同1.6%増の13兆1,240億円、2021年度は同1.5%増の13兆3,200億円と予測する。2018年度はワークスタイル変革に関する取組みが引き続き堅調に推移した他、民間企業の収益力の高まりなどから、大規模システムの更改も目立った。また、2020年1月に予定されているWindows7のサポート終了に向けたWindows10への買い替え需要も旺盛である。これらの流れは2019年度も続くと予測する。参照:国内企業のIT投資に関する調査(2019年)/矢野経済研究所ご覧の通り、日本のIT市場規模は年々増加をしており、2019年の市場規模は12兆9,180億円(約100 billion dollors)となり、日本の産業の中でも非常に大きな規模を誇ります。日本で今後3年間でIT投資が増加する分野今後3年間でIT投資が増加するソフトウェアはERPが8年ぶりに首位に。法人を対象としたアンケート調査においては、毎年、今後3年間でIT投資が増加するソフトウェアについて尋ね、回答を得ている。2019年調査(回答社数482社、最大3つまで複数選択可能)では「ERP(基幹業務統合管理)」が41.9%で8年ぶりにトップに立ち、これまでトップであった「セキュリティ関連ソフトウェア」と同率1位となった。ERPがトップになった背景には、経営環境の変化にあわせて基幹システムを更新する動きが進んでいることや、ERPパッケージのクラウド化が進んでいること、SAPのERP保守サポート期限が2025年に迫っていることなどがあると考える。参照:国内企業のIT投資に関する調査(2019年)/矢野経済研究所世界のIT業界の市場規模との比較参照:Gartner Says Global IT Spending to Reach $3.8 Trillion in 20192019年の世界IT支出予測は前年比3.2%で金額規模が約3.8兆ドル(日本円約400兆円)となっています。全ての分野において前年から成長をしており、特に企業向けのソフトウェアなどの伸びが顕著になっています。働き方の見直し含め企業の業務効率向上ができる分野への投資ニーズの高さが見て取れます。しかし、この統計は2019年1月に発表されたものであるため、2019年1月からのコロナウィルス感染拡大により、2020年以降の市場規模に関しては大きく見直しが行われると考えられます。ただし、全てにおいて市場規模が下方修正されるのではなく、リモートワークの推進により、分野によってはむしろ成長率が上がることも予想されます。これらの市場規模データを見ると、日本のIT業界市場規模は世界の約3.3%を占めるという結果となっています。日本のGDPシェアが世界の約5.7%(2018年)ということを考えると、日本の産業全体に占めるIT業界の割合はまだまだ低く、今後も成長性が高いと言えるかもしれません。参照:日本のGDPシェア、最低の5.7% 18年推計/日本経済新聞世界と比較した日本のIT技術者数2020年3月にヒューマンリソシアが実施した調査結果では、1位アメリカ(477万人)、2位は中国(227万人)、3位はインド(212万人)と4位は日本(109万人)となっております。日本はトップ5には入っておりますが、3位のインドと比較してみると、技術者の数は日本の倍になっております。技術者の数だけと見ると、IT先進国と言われるアメリカや中国、インドと比べると大きな差がありそうに見えますが、各国の人口を考えると、アメリカ、中国、インドは日本の数倍の人口となるため、IT技術者の割合にはそこまで大きな差はないかもしれません。参照:ヒューマンリソシア / 世界各国のIT技術者数 ~米国・中南米編~ヒューマンリソシア / 世界各国のIT技術者数 ~アジア・オセアニア編~まとめ日本のIT産業は世界の約3.3%を占めているということを考えると、非常に大きな市場規模と言えるでしょう。しかし、GDP比などで考えると、さらに成長が見込める業界と言えます。成熟している日本市場の中で、IT業界は数少ない成長分野となるため、今後日本で就職・転職をお考えの方は選択肢の一つとしてIT業界を考えてみてはいかがでしょうか。もし日本でIT業界に就職・転職を希望している場合、グローバルIT人材の転職エージェントGTalent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で転職・就職活動をサポートいたします。

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外国人ITエンジニア向け!日本の就職・転職のコツ

日本で就職・転職を希望している外国人ITエンジニア向けに、日本におけるITエンジニアの仕事の探し方をまとめました。すでに日本で働いているITエンジニアの皆さん、海外から日本で仕事探しをしているITエンジニアの皆さん、こちらの記事を参考に仕事探しをしてみてください。求人サイト日本で一番利用されている仕事探しの方法は求人サイトの求人広告となります。ここでは、外国人のITエンジニア向けの求人が多い求人サイトをご紹介いたします。外国人ITエンジニアの求人が多い求人サイトDaijob.com  www.daijob.com 20 tweets148 users121 pockets外資系・グローバル企業の転職・求人サイト | [Daijob.com]https://www.daijob.com日本最大級バイリンガル人材向けの外資・グローバル転職サイト「ダイジョブ・ドットコム」。英語を活かせる仕事や海外求人も多数!過去51万人利用、延べ3000社掲載実績。外資系企業からスカウトが届く!  外国人の登録者数No.1を誇る日本最大級のバイリンガル向け求人サイトです。外国人だけではなく、英語を話せる日本人もターゲットにしている求人が多くあります。日本語・英語どちらでも求人を探すことができ、ITエンジニアの求人も多くあります。また、スカウトサービスに登録することで、企業や人材紹介会社からスカウトを受けられます。Career Cross  キャリアクロス 1 tweet143 users31 pocketsグローバル求人多数https://www.careercross.com外資系への転職・就職なら「キャリアクロス」。英語求人満載!外資系・グローバル企業で働きたい方や、海外で就職したい方必見の満足度No.1バイリンガル向け転職サイト。  Career CrossもDaijob.comと並ぶ日本最大級のバイリンガル向け求人サイトです。ミドル〜ハイクラス向けの人材紹介会社であるJAC Recruitmentのグループであるため、Daijob.comよりもハイクラスの求人が多い印象に見受けられます。日本語・英語どちらでも求人を探すことができ、スカウトサービスもあります。LinkedIn www.linkedin.com 28929 tweets881 users3641 pocketsWorld’s Largest Professional Network | LinkedInhttps://www.linkedin.com  皆さんご存知の世界最大のビジネスSNSです。日本では他の国と比べてLinkedInは採用に使われる頻度は少ないですが、外国人のホワイトカラーを採用するときには良く使われます。そのため、外国人をターゲットにした求人が多く、ITエンジニアの求人もたくさんあります。求人に関しては、日本語か英語かどちらかで掲載されています。TalentHub  TalentHub(タレントハブ) 3 users1 pocket外国人エンジニア採用情報サイトhttps://talenthub.jpApply to jobs in Japan for foreigners, all online. Find work in Japan as a software developer, engineer, or in IT, animation and design.  外国人ITエンジニア向けの求人サイトです。ベトナム人のITエンジニアが多数登録をしており、完全にITエンジニアに特化した求人ばかりが掲載されています。ただし、求人数としてはDaijob.comやCareer Crossと比較すると少ないようです(2020年3月時点)。GaijinPot  GaijinPot Jobs 2 tweets2 users11 pocketsGaijinPot Jobshttps://jobs.gaijinpot.com/index/index/lang/ja日本最大の外国人向け総合求人サイトガイジンポットジョブズ英語、その他外国語での求人情報多数。英会話講師、通訳・翻訳など語学力を活かした求人情報から、外国人留学生やバイリンガルの日本人の方向けの転職情報まで、幅広い求人情報を網羅  GaijinPotは日本に住む外国人向けの情報メディアとして有名です。その中に求人サイトのカテゴリーがあり、たくさんの求人が掲載されています。ただし、英語教師の求人が多く、ITエンジニアの求人はそこまで多くはありません。求人サイトを使うメリット求人サイトを使うメリットとしては、以下のようなものがあります。自分の希望条件に沿った求人を検索することができる求人の数が多い文章だけではなく、写真や動画などの情報量が豊富求人サイトを使うデメリットと注意点求人サイトは人材を募集している企業が直接求人を掲載しているため、情報が主観的になる傾向があります。客観的な情報ではないため、実際に働いてみるとイメージと違うこともあります。そのため、面接の中で必ず確認しておくべきことは質問をするようにしましょう。就職・転職に使われる採用企業の口コミサイト企業から直接聞く情報だけではなく、実際に働いていた人達の客観的な情報を知りたい場合は、就職や転職するときに採用企業の口コミを確認できる口コミサイトがオススメです。ただし、どれも日本語になります。OpenWorkhttps://www.vorkers.com/転職会議https://jobtalk.jp/口コミがない企業もありますが、それなりの規模の会社であれば大体口コミがありますので、それを参考にすると良いでしょう。ただし、あくまで口コミをする人が個人的に感じている情報であるため、全面的に信用はせずに、参考までにするのが良いでしょう。人材紹介会社求人サイトの次に良く使われる仕事探しのサービスは人材紹介会社になります。ここでは外国人ITエンジニアの就職や転職をサポートしている人材紹介会社をご紹介します。G Talenthttps://www.gtalent.jp/この記事を作成している外国人ITエンジニア専門の人材紹介会社G Talentです。大手グローバル企業からスタートアップまで多くの求人があり、IT専門のコンサルタントが英語・日本語・中国語・韓国語の4ヶ国語でサポートが可能です。G TalentのWebsiteには外国人ITエンジニアのみで常に数百の求人が掲載されており、自分に合う求人を探して応募することも可能です。Robert Half  www.roberthalf.jp 9 users25 pockets人材紹介のスペシャリスト | ロバート・ハーフhttps://www.roberthalf.jp/jaロバート・ハーフは、日本で専門性の高い人材の求人と求職サービスに特化しております。今すぐサービスの詳細をご覧ください。  世界最大級の人材紹介会社の1つです。日本ではバイリンガルの日本人や外国人の転職サポートをしています。IT専門ではありませんが、ITエンジニアも利用可能です。RGF  www.rgf-professional.jp 8 tweets4 users9 pockets外資系・グローバル企業への転職ならhttps://www.rgf-professional.jp外資系への転職、グローバル企業への転職ならRECRUITのグローバルブランドRGFの日本拠点RGF Professional Recruitment Japanにご相談ください。グローバル人材の転職をチーム体制でサポート。正社員、派遣・契約社員の非公開求人、語学力を活かせる求人多数!  日本最大の人材会社リクルートグループの人材紹介会社です。グループのネットワークを生かして多くの求人を取り扱っています。人材紹介会社は上記以外にもたくさんあるので、自分に合いそうな人材紹介会社を複数使ってみるのが良いかと思います。人材紹介会社の場合、その企業の客観的な情報を得られることも多く、またビザや住まいなどの相談もできるケースも多いので、日本で仕事探しを始めてする方にはおすすめです。その他その他には以下のような方法でも仕事探しは可能です。企業の採用サイトから直接応募知人紹介企業によっては、求人サイトに求人を掲載していないケースもあるため、自分が興味ある企業があれば、直接その企業の採用サイトで応募するのも良いでしょう。ただし、企業の採用サイトは一般的に求人サイトの情報よりも情報量が少ないため、面接の中で質問をして情報収集をしたり、自分でインターネットなどで色々と情報収集をする必要があります。また、もし日本ですでに働いている知人がいれば、知人経由で外国人ITエンジニアを探している企業を紹介してもらうのも良いでしょう。その企業の情報に関しても、より深い情報を得られる可能性もあります。ただし、必ずしも知人が紹介する企業が良いとは限らないので、どちらにせよ情報収集は欠かせません。まとめ今回ご紹介させていただいた方法やサービス以外にも、仕事探しの方法はたくさんあります。今回ご紹介したのは良く使われている方法になりますので、あくまで参考として、自分が一番探しやすい方法を試してみてください。日本で働く外国人ITエンジニアの方々が自分にあった職場に出会えることを心より祈っております。

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日本企業の面接対策!面接の質問と答え方のポイント

英語で日本企業の面接対策を学びたい方はこちら(English here!)にお願いします。日本で就職・転職活動をされている外国人の方々、日本企業の面接では何を重視されているかご存知でしょうか。日本企業の採用には独特のルールがあり、面接で質問される内容や企業が面接重視する内容も他の国と違って独特のものがあります。そこで、この記事では日本で就職や転職活動をする外国人の方々向けに、日本企業が面接で行う質問やその答え方などの面接対策をアドバイスしたいと思います。面接をする目的面接対策を考える上で、まず最初に「なぜ面接を行うのか」という面接の目的を理解する必要があります。面接の目的は、企業にとっては自社で募集するポジションに合う人材であるかどうかを見極める場であります。そして、応募者にとっては、自分が募集するポジションに合う人材であることを証明する場であり、企業のことをより深く知る場でもあります。そのため、応募者にとっては、面接で自分のことを売り込むこと、要は企業に募集ポジションに合うと思ってもらえることが重要になります。企業が応募者に期待すること日本企業の面接に臨む前に、日本企業が応募者に期待をすることを理解しましょう。日本企業が応募者に期待することは主に以下の3点になります。募集ポジションで活躍できる経験やスキルを持っているか組織で活躍できるマインドやキャラクターを持っているか長期的に働いてもらえるか1の「募集ポジションで活躍できる経験やスキルを持っているか」や2の「組織で活躍できるマインドやキャラクターを持っているか」はどの国においても企業が人材を採用する時に一番重視することになります。それに加えて、日本企業は3の「長期的に働いてもらえそうか」を重視しています。どんなにスキルが高くても、長く働いてもらえるイメージを持てなければ、日本企業は採用をしない傾向があります。そのため、面接においては転職理由や志望理由などを通して、長く働いてもらえそうかを細かく確認する傾向にあります。日本企業のよくある質問とそのポイント解説転職理由や志望理由についての質問まずは必ず面接で聞かれる転職理由や志望理由に関する質問に対する答え方のポイントをご案内します。長期的に働いてもらえるか、事業に対してモチベーション高く働いてもらえるかを判断される質問になりますので、必ず事前に考えて面接に臨みましょう。【質問】転職・退職理由を教えてください<答え方のPoint>日本は1社で働く期間が他の国と比べて長いため、転職を何度も繰り返すしている場合、企業側は「またすぐに転職をしてしまうのではないか」とネガティブに思われてしまう可能性があります。そのため、日本企業は「なぜ転職(退職)をするのか」という理由を非常に気にします。以下のポイントを抑えて、企業側が納得できる転職理由を準備しましょう。 すぐに辞めてしまうと思われないように、できる限りポジティブな内容を伝える転職を軽く考えているのではなく、しっかりと考えた上で決断をしていることを伝える前職もしくは現職企業を悪く言ない(あなたの印象が悪くなる可能性があります)転職理由は応募先の企業で解決できるものにする例)給与が低くて転職をしたい場合そのまま伝えるのではなく、「活躍や貢献をすることで、しっかりと評価をされ、キャリアアップができる環境に転職したい。今の会社だと周りの先輩を見ても、成果を残しても次のチャンスやキャリアアップにどうしても時間がかかってしまう」等に言い換えるようにしましょう。転職理由の答え方をもっと詳しく学びたい方はこちらの記事もご覧ください。転職・退職理由の質問の答え方 | 日本企業の面接対策【質問】志望理由を教えてください<答え方のPoint>興味を持った理由を具体的にわかりやすく伝える企業のことを事前に詳しく調べてきたということが伝わるようにする転職理由と志望理由の内容は一致させる自分の経験、スキルが応募ポジションにフィットしていることを伝える志望理由では、あなたが高い興味を持っていることが企業へ伝わり、そしてその企業で自分が活躍できるということが伝えられることが重要です。【質問】当社でやってみたいことはありますか?<答え方のPoint>自分がやりたいことだけを伝えるのではなく、応募企業の事業やビジョンに合っている内容を伝えるようにしましょう。スキルや経験についての質問【質問】自己紹介をお願いします(あなたの職務経歴を教えてください)<答え方のPoint>応募したポジションに合う経験やスキルをアピールする2~3分でわかりやすく伝えられるように事前に伝える内容を考えておくこと「自己紹介をお願いします」の場合は、あなたの名前や出身国、いつ日本に来たかなどを最初に伝え、その後に職務経歴を伝えるようにしましょう。ここでは、企業側があなたの経歴をわかりやすく理解でき、あなたが応募したポジションで活かせるスキルや経験を持っていると感じてもらうことが大事です。【質問】応募しているポジションであなたが発揮できる強みは何ですか?<答え方のPoint>このような質問で自分の技術面と性格上での強みが募集ポジションと合致していることをアピールする場であります。企業とマッチしそうな「自分の強み」を把握しましょう。そして、できる限り具体的な経験や事例を交えて伝えることで、説得力が更に増します。【質問】これまでで一番の成功体験は何ですか?<答え方のPoint>成功体験の凄さではなく、目標を成し遂げるために工夫や改善をしているかの方が重要です。成功体験を伝えるだけではなく、成功するための課題、その課題をどのように解決したか、を伝えられるように事前に準備しましょう。応募した企業でも同じような成功体験が再現できると企業側に感じてもらうことが大事です。【質問】仕事で失敗をしたエピソードを教えてください<答え方のPoint>企業としては、失敗に対しての考え方を見ています。失敗のエピソードを伝えるだけではなく、失敗をした要因や改善点なども考えておくようにしましょう。将来に関する質問【質問】いつまで日本にいる予定ですか?<答え方のPoint>来日のきっかけとしては「アニメが好き」などの日本文化への興味で構いませんが、そこから長く日本に住みたいと感じた理由が大事です。企業としては、すぐに母国へ帰ってしまうのではないかという不安があるので、長く日本でキャリアを構築していきたいということを伝えるようにしましょう。【質問】将来のキャリアプランをお聞かせください<答え方のPoint>将来の目標やキャリアプランが応募している企業や仕事と関連性がなければ、企業は長く働いてもらえるイメージが持てなくなるので、応募しているポジションと関連付けた上で、ご自身のキャリアプランを伝えるようにしましょう。その他良くされる質問【質問】希望年収を教えてください。<答え方のPoint>希望年収を伝えるだけではなく、「あくまで希望なので御社の給与規定に従います」という一言も伝えましょう。企業側が希望年収でオファーすることが難しいと判断すると、その時点で選考が不合格となる可能性があります。【質問】他の応募企業と比べて当社の志望順位を教えてください<答え方のPoint>企業側が選考を進める上で、やはりオファーを出したら入社してもらえる可能性が高い人材を優先して進めたいという意向があります。そのため、もし他の企業の方が優先順位が高い場合でも、それをそのまま伝えるのではなく、応募している企業にも興味があるということをしっかりと伝えましょう。まずは、内定(オファー)を獲得することが大事です。【質問】何か質問はありますか?<答え方のPoint>質問がないと、企業への関心が低いと思われてしまう可能性があります。しっかりと企業のことを調べた上で、事前に質問することを準備しておきましょう。また、面接の場は直接企業から話を聞けるチャンスなので、できる限り業務に関する質問をすることで、その企業での仕事のイメージを付けるようにしましょう。面接に臨む上で意識することこれまでは面接で良く聞かれる質問の答え方を記載してきました。ただし、質問の回答内容以外にも、面接において好印象を残すために意識しておくべき重要なことが3つあります。質問と回答にズレが無いように、論理的にわかりやすく伝えること笑顔を交えながらリラックスして話をすること清潔感ある身だしなみを心がけることこれからこの3点に関して説明をしていきます。質問と回答にズレが無いように、論理的にわかりやすく伝えること面接で良く見られる失敗として、「質問に対しての回答になっていない」というケースが良く見られます。回答するときの話が長くなりすぎて、質問に対しての回答と違うことを言ってしまい、論理性や理解力が不足していると判断されてしまう応募者が多々います。質問に対しては、必ず最初に回答を伝え、その後にその回答を伝えた理由を伝えるようにしましょう。もし、面接官の質問の意味がわからなければ、必ず質問を再度聞き直して、質問の意味を理解した上で回答するようにしましょう。笑顔を交えながらリラックスして話をすること日本企業は仕事を進めていく上で社内のコミュニケーションを大事にします。そのため、話しやすい人柄である方が面接では好印象に繋がる傾向にあります。緊張してしまうと、表情が硬くなり、早口になってしまい、話しにくい印象を与えてしまう可能性があります。企業が「一緒に働きたい」と思えるように、いつも以上に笑顔を意識し、ゆっくりとしたスピードで話すようにしましょう。清潔感ある身だしなみを心がけること初めての人と会うときは、第一印象というのが非常に大事です。面接は30分〜1時間程度しかないため、見た目の印象というのは非常に重要になってきます。特に顧客との接点が多い仕事の場合、スーツを着用した方が望ましいでしょう。顧客など外部と接点がなく、服装はカジュアルでも問題ない場合でも、最低限ジャケットは着用するなど、できる限り清潔感がある服装を心がけましょう。まとめ日本で就職や転職活動をする場合、日本企業の面接文化をしっかりと理解する必要があります。日本では大学を卒業するときに一斉に就職活動が行われるため、どの企業でも面接で聞かれる質問や評価をするポイントは似ている傾向にあります。そのため、しっかりと対策をして臨めば良い結果を得られる可能性は高いです。しかし、逆に何も対策をしなければ、どの企業の面接も通らない可能性もあります。面接に行く場合は、ぜひ事前に対策を行なった上で面接に臨みましょう。もし、ITエンジニアで転職をお考えの方で、面接対策などをしっかりと受けて転職活動をしたいという場合は、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会社G Talent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で転職活動をサポートいたします。

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日本企業の面接対策2弾!転職・退職理由の答え方

前回は「日本企業の面接対策!面接の質問と答え方のポイント【外国人の就職・転職】」の記事で外国人の方々向けに、日本企業の面接対策についてご案内いたしました。今回は日本企業の面接で絶対に聞かれる「転職・退職理由」の考え方や面接における答え方について詳しく説明をしていきたいと思います。日本で転職活動をする外国人の方から見ると、あまり重要なことではないように見えても、採用した人材に長く働いてほしいと考える日本企業にとっては、この転職・退職の理由が面接において一番重要なものであると言っても過言ではありません。日本の企業が転職・退職理由で何を判断しているのか、ということを理解しながら、転職活動の面接で必ず聞かれる転職・退職理由の質問に対して、うまく答えられるようにしましょう。転職・退職理由を通して日本企業がチェックしていることまずは、なぜ日本企業がここまで転職・退職理由を気にするのか、企業側が転職(退職)理由を通して何を見ているのかを理解しましょう。日本企業が転職・退職理由を通して見ていることはポイントは主に以下3点となります。長く働いてもらえるか(入社しても直ぐに辞めてしまわないか?)モチベーション高く働いてもらえるか自分のキャリアや成長に対して真剣に考えているかそれではこの3点について詳しく説明していきたいと思います。①長く働いてもらえるか1つ目の「長く働いてもらえるか(入社しても直ぐに辞めてしまわないか」については、日本企業は採用する人材には長期的に働いて欲しいと考えているケースが多いため、非常に重要なポイントになります。企業側は、応募者が今の会社を転職する理由を聞くことで、「嫌なことがあったある直ぐに辞めてしまわないか」「同じような理由で当社も辞めてしまうのではないか」をチェックしています。そのため、面接においては、応募先の企業がしっかりと納得を示し、長く働いてもらえるというイメージを持ってもらえるような答え方が必要です。②モチベーション高く働いてもらえるか2つ目の「モチベーション高く働いてもらえるか」については、現在の会社(もしくは前の会社)を転職したいという理由が、しっかりと解決され、不満や不安がなく働けるかという点を見ています。仕事のパフォーマンスを高める上で、モチベーションは非常に重要な要素です。働いてる会社に不満や不安があると、モチベーションはなかなか上がらないと思います。転職・退職理由を考えるときは、応募している企業に転職をすることで、現在の会社(もしくは前の会社)を辞めたいと感じた理由が解決できるという視点で考えましょう。③自分のキャリアや成長に対して真剣に考えているか3つ目の「自分のキャリアや成長に対して真剣に考えているか」については、そもそもキャリアや成長に対する意識が低く、どの会社で働いても直ぐに辞めてしまう人材ではないか、ということをチェックしています。キャリアや成長に対する意識が低いということは、仕事における積極性や自発性が低いと見られてしまう可能性があります。転職・退職理由を考えるときは、将来の自分の目標やどのようにキャリアアップをしていきたいのか、ということを改めて考えるようにしましょう。転職・退職理由を考えるポイント転職・退職理由を通して、何を日本企業がチェックしているかを理解できたと思います。ここでは、日本企業がチェックしていることを踏まえて、転職・退職理由を考えるためのポイントを説明いたします。転職・退職理由を考えるポイントは主に以下の4つとなります。事実を伝えること転職は現状をより良く改善する行為のため、ポジティブに考えること具体的な事例を踏まえて考えること現在の会社(もしくは前の会社)のことを悪く言わないことそれではこの3点について詳しく説明していきたいと思います。①事実を伝えること転職の目的は「現状をより良く改善すること」であり、ただ仕事を見つけることではありません。現在の会社を転職しようと思った理由が解決できなければ、そもそも転職をする理由が無くなります。すでに退職をして転職活動している方に関しても、仕事を選ぶ上で何でも良いわけではありませんよね。前の会社を退職した理由が解決される仕事に就かなければ、また同じように退職をしてしまう可能性があります。事実を伝えると、ネガティブなものになってしまうとお考えになるかもしれませんが、転職の目的を「現状をより良く改善すること」と考えれば、どのような理由でも、ある程度ポジティブに表現することは可能です。②転職は現状をより良く改善する行為のため、ポジティブに考えることすでにお伝えした通り、転職の目的は「現状をより良く改善すること」であります。転職理由を考えるとき、多くの人が転職を考えた“出来事”や“きっかけ”にだけ目を向けてしまいます。そうではなく、転職理由を考えるときは、転職を考えた出来事やきっかけが、どうすれば“改善”できるのかということに目を向けて考えてみましょう。例えば、「上司と関係が上手く行ってない、上司から評価をされない」ということをきっかけに転職を考えたとき、それをそのまま伝えると企業側にネガティブに捉えられる可能性があります。このような場合、要因(なぜそれが起こっているのか)改善策(どのようにすれば改善できるか)を考えるようにしましょう。先ほど上げた例(上司と関係が悪く、評価されない場合)の要因であれば、上司が求める仕事の成果と自分が求める仕事の成果が違う(上司はプロセスを評価し、自分は結果を重視するなど)全てを言われた通りにやらなければならず、自分はある程度の自己裁量を持ちながら仕事をしたいなど様々なことが考えられます。そして、それに対して転職という改善策を考えるます。改善策としては、結果を評価してもらえる環境で働くことで、もっと多くのチャンスが得られ、自分を成長させたい自分で考えながら仕事ができる環境に行くことで、自分のスキルアップや多くの経験をして、自分を成長させたいなどが改善策として考えられ、これが転職理由になってきます。改善をすることは基本的にポジティブな行為であるため、この改善策を転職理由でしっかりと伝えることで、転職理由がポジティブに伝えるようになります。③具体的な事例を踏まえて考えること転職理由を伝える時だけではなく、何かを人に説明するときは具体的な事例があるのが一番説得力があります。例えば、今の会社が年功序列で成果を残しても昇格や昇給も少ないために転職を考えている場合、それをそのまま伝えると、あなたのパフォーマンスが低いだけと思われてしまうかもしれません。そうではなく、活躍して評価が高い先輩などでも昇給や昇格のチャンスが少ないということを伝えることで、その会社自体が年功序列の考え方をしているということが伝わるようになります。転職理由を考える場合は、具体的な事例を交えることで、面接官が納得できるものになります。④現在の会社(もしくは前の会社)のことを悪く言わないこと現在の会社(もしくは前の会社)がどんなに悪くても、面接の場で会社を悪く言ってしまうと、自分の印象を下げる可能性がありますし、考え方自体がネガティブに見えてしまう恐れがあります。面接する企業側としても、自分の会社も辞めるときに悪く言われてしまうのではないかと考えてしまいます。どのような悪い経験でも、それを次の成長や改善に繋げられている方が、素直で成長意欲が高いように見受けられます。短い期間で転職(もしくは退職)をしてしまった場合短い期間で転職(退職)をしてしまった場合、嫌なことがあったら直ぐに辞めてしまう人材として見られる可能性があります。そう思われないためにも、転職理由を伝えるとき時には、以下2つのポイントを押さえましょう。短い期間で辞めてしまうリスクを考えた上で決断をしていることむしろ短い期間であることが、あなたにとっても、採用してくれた企業側にとっても良いことであること短い期間で退職をしてしまう場合、ほとんどが入社する前と入社した後の大きなイメージギャプであることが多いです。そうなったときに、直ぐに転職や退職ということではなく、そのイメージギャップが本当に埋められないものであるかを考えることが重要です。例えば、その入社した企業とそのイメージギャップの解消について話したり、今はギャップがあっても働き続けると解消できるものかを考えます。その結果、そのイメージギャップは解消できない場合は、短い期間で転職をした方が、自分にとっても、企業側にとっても良いでしょう。そして、短い期間ので転職(もしくは退職)をする場合は、上記のポイントを押さえて転職理由を伝えることが重要です。まとめ世界中を見ても、「転職・退職理由」をここまで面接で重視する国は珍しいと思います。その理由としては、ご説明した通り日本企業の人材に対する考え方が起因となっています。せっかく素晴らしいスキルやキャリアを持っても、転職・退職理由で面接を落ちてしまう方もいますので、しっかりと事前に転職・退職理由は考えた上で面接に臨みましょう。転職理由に限らず、日本企業の面接対策に関して学びたい場合は、以下の記事もご覧ください。日本企業の面接対策!面接の質問と答え方のポイントもし、ITエンジニアで転職をお考えの方で、面接対策などをしっかりと受けて転職活動をしたいという場合は、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会社G Talent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で転職活動をサポートいたします。

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日本の面接対策3弾!志望動機の答え方【外国人の就職】

これまで、外国人の方向けに日本企業の面接対策として、「日本企業の面接対策!面接の質問と答え方のポイント」や「転職・退職理由の質問の答え方」をご紹介してきました。今回は、日本企業の面接において、転職理由と同じように必ず質問される「志望動機」の考え方や答え方のポイントについて詳しく説明をしていきたいと思います。日本で転職活動をする外国人の方から見ると、あまり重要なことではないように見えても、採用した人材に長く働いてほしいと考える日本企業にとっては、この志望動機が面接において非常に重要なものになります。日本の企業が志望動機で何を判断しているのか、ということを理解しながら、面接で必ず聞かれる志望動機の質問に対して、うまく答えられるようにしましょう。志望理由を通して日本企業がチェックしていることまずは、なぜ日本企業がここまで志望動機を重視するのか、企業側が志望動機を通して何を見ているのかを理解しましょう。日本企業が志望理由を通して見ていることはポイントは主に以下2点となります。高いモチベーションや興味を持って働く明確な理由があること応募者がやりたいことに会社が求めていることにズレがないことそれではこの2点について詳しく説明していきたいと思います。①高いモチベーションや興味を持って働く明確な理由があること1つ目の「高いモチベーションや興味を持って働く明確な理由があること」については、日本企業以外でもそうですが、仕事において成果へのコミットメントや高いモチベーションで会社にもメンバーにも好影響を与えられる人材はどの企業からも高い評価を受けます。そして、日本企業は採用する人材には長期的に働いて欲しいと考えているケースが多いため、その会社で働く理由が明確にあることは非常に重要です。そのため、面接においては、応募先の企業も納得できるような、明確な志望動機を伝えることが必要です。②応募者がやりたいことに会社が求めていることにズレがないこと2つ目の「応募者がやりたいことに会社が求めていることにズレがないこと」については、転職理由にもつながりますが、応募者がやりたいことが転職先でも実現できることで、長く働いてもらえるイメージが企業側も持てます。自分がやりたいと思うことが、その会社も期待するようなものと違えば、「他の会社に転職した方がいいのでは」と企業側も思われてしまう可能性があります。事前に求人や企業のことを調べた上で、自分のやりたいことと会社側が期待することが一致するように考えましょう。志望動機を考えるポイント志望動機を通して、何を日本企業がチェックしているかを理解できたと思います。ここでは、その点を踏まえて、志望理由を考えるためのポイントを説明いたします。志望動機を考える時は以下の順番で考えてみましょう。応募する企業や仕事を様々な観点から理解する自分のやりたいことやスキルにフィットするものを選ぶフィットするものに対して具体的な理由と事例を考える転職理由と一致しているかを確認するそれではこの4つの順番について詳しく説明していきたいと思います。①応募する企業や仕事を様々な観点から理解する“様々な観点から理解する”というのは、その会社や仕事内容について色々な観点で理解することになります。具体的には以下のような例があげられます。どのような製品やサービスを扱っているかどのようなビジョンや経営理念を持っているかどのような従業員が働いているか社風や人事制度はどのようなものか仕事に求められるスキルは何かどのような成果を求められるかどのようなチームで働くか上記以外にも様々な観点があります。②自分のやりたいことやスキルにフィットするものを選ぶ応募する企業や仕事内容を様々な観点で理解した後は、その中で自分のやりたいことやスキルとフィットするものを選びましょう。志望動機を考える場合は、応募する企業に対してユニークなものであればあるほど、応募企業への入社意欲の高さにつながります。その場合、1つの観点だけだと他の会社と同じような志望理由になってしまいますが、いくつかの観点から考えることで、総合的に考えて応募企業に興味を持っているということが言えます。③フィットするものに対して具体的な理由と事例を考える志望動機を伝える時だけではなく、何かを人に説明するときは具体的な事例があるのが一番説得力があります。例えば、応募する会社の製品やサービスに興味があった場合、実際にユーザーとして使った上で興味を持ったということが伝わる方が説得力がありますよね。他にも、応募する会社の働いている従業員や社風に興味があった場合、自分が仕事で経験してきた中で、どのような環境が自分のモチベーションを高められたかを伝えた上で、その応募企業の従業員や社風に興味を持てたことを伝える方が、より具体的なものになります。④転職理由と一致しているかを確認する最後に、志望動機と転職理由が一致していることを確認しましょう。転職理由で伝えたものと、志望理由で伝えていることが異なると、本当のことを言ってないように見えてしまいます。転職理由と志望動機は完全に同じである必要はありませんが、志望動機が転職理由を解決できているものであることは必要です。まとめ世界中を見ても、「志望動機」をここまで面接で重視する国は珍しいと思います。場合によっては、スキルや経験よりも重視する企業もあります。その理由としては、ご説明した通り日本企業の人材に対する考え方が起因となっています。せっかく素晴らしいスキルやキャリアを持っても、志望理由で面接を落ちてしまう方もいますので、しっかりと事前に志望動機は考えた上で面接に臨みましょう。志望理由に限らず、日本企業の面接対策に関して学びたい場合は、以下の記事もご覧ください。日本企業の面接対策!面接の質問と答え方のポイント日本企業の面接対策2弾!転職・退職理由の答え方もし、ITエンジニアで転職をお考えの方で、面接対策などをしっかりと受けて転職活動をしたいという場合は、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会社G Talent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で転職活動をサポートいたします。

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日本で働く外国人ITエンジニアの副業について

「副業解禁」の社会の流れに合わせて、副業を希望する外国人ITエンジニアも増えています。ところで、外国人ITエンジニアの副業はもともと法制度から可能なのか、もし可能である場合、会社の中での手続きや、在留制度からそれぞれどういう条件があるか、ご存じでしょうか。細かい手続きなどもありますので、外国人ITエンジニアが副業をする際の条件・注意点について、この記事でまとめてわかりやすくご紹介します。1.外国人ITエンジニアの副業外国人エンジニアが副業をしようとする場合、ハードルは2つあります。・会社の就業規則で許されるか・在留資格上、許されるか 「資格外活動」にあたらないか?それぞれ問題になります。これら2つのハードルを超えられるときには、外国人ITエンジニアの副業も可能になりますが、就業規則・在留資格、それぞれの注意点と、手続きを解説します。2.外国人ITエンジニアの副業 就業規則では副業は許可?禁止?外国人ITエンジニアの皆さんは、就業規則で副業に関する規定があるのを確認したことがあるでしょうか。就業規則とその違反の効果就業規則は、会社の従業員のルールブックであり、副業の規定も就業規則にあります。当然ですが、外国籍あるかどうかなどとの区別にかかわらず、会社の従業員には適用されます。就業規則には、違反すると、懲戒されることがあります。具体的には、副業を行ったことから就業規則に違反した場合、懲戒処分は厳重注意から、減給・解雇まで、会社との信頼関係の破壊の度合いに応じた処罰があります。会社との信頼関係がどれだけ壊されるかは、適用される就業規則の各条文の内容によります。副業 かつては「禁止」が多数派だった 現在「許可制」が大半副業に関する日本の就業規則の規定は、「従業員には職務専念義務があり、副業はしてはならない」とするのが伝統的な内容です。このように、副業について就業規則でいまだに解禁していない職場の場合には、副業は困難です。しかし、今増えている就業規則は、「副業は許可制で認める。ただし、条件が指定される」というもので、一律に副業を禁止する例は徐々に少なくなってきています。法制度も副業がしやすくなるための改正をしています。副業の許可条件として就業規則に規定される内容の例ところで、条件としてよくある例は次の通りです。例えば、副業の条件には、次のようなものが指定されることがあります。許可制なので、申請を出すこと競業避止義務違反はないこと(ライバルを利するようなビジネス・市場が競合する会社での副業はだめ)本業を圧迫するような時間を使わないこと副業として何をするのか、会社に届出る。時間や就労先など、届出内容が決められているのでそれにしたがう。定期的に副業に関する報告を入れる*上記の内容は、代表的なものであり、個別の内容は在籍先の会社の就業規則をご参照ください。就業規則で副業の条件が指定されている場合、条件をすべてクリアしないと、副業は就業規則違反となり、懲戒の対象になります。特に、ライバル会社を利するような副業をするなどというのは、会社との信頼関係を破壊しますから、懲戒処分でも解雇などの重い処分が考えられます。3.外国人エンジニアの副業 在留資格から可能なもの?外国人エンジニアの副業は、在留資格から可能なものでなければなりません。「資格外活動」になるケースに注意外国人エンジニアの大部分は「在留資格」が「技術」になっています。在留資格が、「日本人の配偶者」など、日本でできる活動に制約がない例外的ケースを除いては、外国人エンジニアは、原則として、自分の保有している在留資格内の業務に就くことしか認められていません。そして外国人労働者全般、資格内の業務ではない副業を行う場合は、「資格外活動申請」をしなければならないことになっています。しかし、在留資格内の業務であれば、何社に所属するか、何時間仕事に就くか、といったことは制限がありません。また、在留資格である「技術」の範囲であれば、他の仕事に就くことは必ずしも禁止されていません。そこで、以下に挙げる、副業が同一資格内の業務であるとして認められる例と、認められない例をご参照いただき、資格外活動許可申請が必要かどうか、ご検討ください。在留資格「技術」で認められる副業の例・エンジニアが、プログラミングを週1回教える講師を行う=>技術業務の範囲内の就労として、在留資格の範囲内となります・エンジニアが、最新の技術情勢について、定期的に寄稿する=>上記の講師の例と同様認められています・エンジニアがボランティアで子供向け電子工作教室のアシスタントをする(無償)=>無償のボランティア活動は、資格内活動と認められています在留資格「技術」で認められない副業の例・エンジニアが独立起業する=>起業をすることは、経営管理ビザで認められる活動であり、在留資格の範囲外の活動と考えられます。そこで、資格外活動の許可申請をする必要があります。・エンジニアが、土日コンビニのバイトの手伝いをする=>外国人の単純労働は原則禁止になっており、その上、現状の在留資格でも認められていません。さらに、在留資格を取得した際に届出た勤務先をやめる場合、3か月以内に同一資格内の業務で再就職し、届出を14日以内に行わないと、最悪の場合、在留資格が失効することにも注意が必要です。このことから、副業を行うときは、在留資格の維持の観点から、資格内の職についておくことも必要とされます。4.資格外活動の申請について例えば、ITエンジニアが、語学学校の講師を行う場合、語学学校講師は「国際業務」なので、資格外活動申請を行ったうえで申請すると許可を受けることができます。資格外活動許可申請の手続きには、以下のものが必要です。資格外活動許可申請書パスポート在留カード資格外活動許可申請書は出入国在留管理局で入手・または、出入国在留管理庁のホームページからダウンロードできます。申請許可の条件は、以下の条件に当てはまることです。在留資格外の許可を受ける際には、本業を辞めないこと本業の妨げにならないこと単純労働でないこと外国人エンジニアの副業が認められるポイントのまとめ副業が認められるには、以下1もしくは2のどちらかを満たすことが条件となります。 就業規則で認められる範囲であり在留資格内の副業であること(在留資格外の副業は、申請し許可を受ける必要がある)在留資格外活動許可を受けること。 ※以下3つの条件を満たすと許可される。元の仕事を辞めないこと元の仕事の妨げにならないこと単純労働でないこと5.外国人エンジニアの副業 困ったときは?以上の説明を理解しても、外国人エンジニアが、自身で始めたい副業についてよくわからないときは、よくルールを知っている人、よくルールを知っている専門家に相談すると、時間も節約できて、大変助かります。そこで、以下の専門部署・専門家に相談しましょう。就業規則のことは、会社の人事部へ在留資格・ビザのことは、行政書士へ人事部も、また外国人登録やビザの専門の行政書士も現在はバイリンガル対応している事業所・事務所が多くなっていますので、相談しやすいでしょう。まとめ以上にご説明したように、副業を許す就業規則があると、本業を圧迫しない程度の副業は認められることが多いと考えられます。もちろん、在留資格は問題になりますが、現在の資格内での活動をする場合、あるいは、資格外活動であっても申請の条件がそろう場合は、許可も他に特別な事情でもない限り下ります。ただし、人事部への届出・入国管理局への届出等、手続きが多くなりますので、その点には注意が必要です。入国管理局への届出は在留資格の取得の場合と同様、行政書士が専門に扱っているので、時間があまりない・事務仕事を減らしたい、という場合は、副業についても行政書士に依頼するのもよい考えでしょう。